2012年(後半) 竹の学校 活動報告

 48  傘寿の 竹林独り言   「仕事納めと忘年会」  2012.12.22(土) 山 本  律
 47  傘寿の 竹林独り言   「冷たいと寒いは違う」  2012.12.19(水) 山 本  律
 46  竹林日記   「やはり土入れの土は人力がええ」  2012.12.15(土) 稲岡 利春
 45  傘寿の 竹林独り言   「土入れにはじまって土入れに終る」  2012.12.12(水) 山 本  律
 44  竹林日記   「森林ボランティアリーダー安全講習会報告」  2012.12.11(火)市嶋 航
 43  竹林日記   「雪降る中の土入れ作業」  2012.12.08(土)世良田芳弘
 42  傘寿の 竹林独り言   「コンサート会場跡の土入れと
             上段の藁敷き完了」
 2012.12.05(水) 山 本  律
 41  傘寿の 竹林独り言   「藁敷き、土入れ本格化」  2012.12.01(土) 山 本  律
 40  傘寿の 竹林独り言   「施肥、藁敷き、土入れ そして藁の保存」  2012.11.28(水) 山 本  律
 39  傘寿の 竹林独り言   「施肥と藁敷きと土入れの同時並行」  2012.11.24(土) 山 本  律
 38  傘寿の 竹林独り言   「小春日の竹林」  2012.11.21(水) 山 本  律
 37  傘寿の 竹林独り言   「長岡京市環境フェア」  2012.11.17(土) 山 本  律
 36  竹林日記   「土入れ作業準備」  2012.11.16(金) 世良田芳弘
 35  傘寿の 竹林独り言   「今冬初めての冬日」  2012.11.14(水) 山 本  律
 34  竹林日記   「体力が欲しい!と思うのですけれど・・・」  2012.11.10(土) 稲岡 利春
 33  傘寿の 竹林独り言   「立冬の竹林」  2012.11.07(水) 山 本  律
 32  竹林日記   「城陽市 稲わら回収」  2012.11.03(土) 稲岡 利春
 33  傘寿の 竹林独り言   「立冬の竹林」  2012.11.07(水) 山 本  律
 31  傘寿の 竹林独り言   「竹林作業本番前の穏やかさ」  2012.10.31(水) 山 本  律
 30  竹林日記   「法隆寺 稲わら回収」  2012.10.27(土) 稲岡 利春
 29  傘寿の 竹林独り言   「表題をつけるのに苦労する」  2012.10.24(水) 山 本  律
 28  傘寿の 竹林独り言   「いつもの竹林に戻った」  2012.10.20(土) 山 本  律
 27  傘寿の 竹林独り言   「閑散とした雨模様の竹林」  2012.10.17(水) 山 本  律
 26  傘寿の 竹林独り言   「長岡京 竹あそび」  2012.10.13(土) 山 本  律
 25  傘寿の 竹林独り言   「穏やかな竹林作業」  2012.10.10(水) 山 本  律
 24  傘寿の 竹林独り言   「今日も竹灯篭つくり、間伐と枯竹燃やし」  2012.10.06(土) 山 本  律
 23  傘寿の 竹林独り言   「長岡京市から表彰」  2012.10.03(水) 山 本  律
 22  傘寿の 竹林独り言   「竹灯篭つくりの真っ最中」  2012.09.29(土) 山 本  律
 21  傘寿の 竹林独り言   「暑さ寒さも彼岸まで」  2012.09.26(水) 山 本  律
 20  傘寿の 竹林独り言   「乙女の丘の間伐はじまる」  2012.09.22(土) 山 本  律
 19  傘寿の 竹林独り言   「肥料入れ始る」  2012.09.19(水) 山 本  律
 18  傘寿の 竹林独り言   「天王山・西山合同フォーラム」  2012.09.15(土) 山 本  律
 17  傘寿の 竹林独り言   「千里の道も一歩より始る」  2012.09.12(水) 山 本  律
 16  傘寿の 竹林独り言   「チェーンソー操作の資格」  2012.09.08(土) 山 本  律
 15  傘寿の 竹林独り言   「竹灯篭造りの準備が始った」  2012.09.05(水) 山 本  律
 14  傘寿の 竹林独り言   「きょうから9月」  2012.09.01(土) 山 本  律
 13  傘寿の 竹林独り言   「管理の意味」  2012.08.29(水) 山 本  律
 12  傘寿の 竹林独り言   「暑いけれども秋」  2012.08.25(土) 山 本  律
 11  傘寿の 竹林独り言   「夏休みが終って2学期始る」  2012.08.22(水) 山 本  律
 10  傘寿の 竹林独り言   「夏休みもそろそろ終り」  2012.08.18(土) 山 本  律
 09  傘寿の 竹林独り言   「夏休みに入る」  2012.08.03(金) 山 本  律
 08  傘寿の 竹林独り言   「今日から8月」  2012.08.01(水) 山 本  律
 07  傘寿の 竹林独り言   「猛暑日 37℃」  2012.07.28(土) 山 本  律
 06  傘寿の 竹林独り言   「"蒸"のついた暑さ」  2012.07.25(水) 山 本  律
 05  傘寿の 竹林独り言   「第5回定例総会」  2012.07.21(土) 山 本  律
 04  傘寿の 竹林独り言   「暑い の一語に尽きる」  2012.07.18(水) 山 本  律
 03  傘寿の 竹林独り言   「泥と汗の中を220本の竹材搬出」  2012.07.14(日) 山 本  律
 02  傘寿の 竹林独り言   「二回分の竹林日記」  2012.07.11(水) 山 本  律
 01  傘寿の 竹林独り言   「蒸暑くて汗まみれの竹林作業」  2012.07.04(水) 山 本  律

 


 

 

48 傘寿の 竹林独り言   「仕事納めと忘年会」

 2012.12.22(土)山 本  律

 

竹林日記 「仕事納めと忘年会」'12・12・22 (土)曇

 参加者 : 竹 林 山本、川路、尾崎、松本、野本、原、世良田、大西、小椋、
          林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、市嶋、梶原。 [15名]

     忘年会 山本、塚崎、杉谷、川路、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、原、
          世良田、荒木、大西、小椋、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。 [21名]



 昨日の夕刊の天気予報は開いた傘で降水確率100%だったが、今朝起きると道は濡れているが雨は降っていなかった。

 竹林に入ると、いつ雨が降り出してもおかしくない曇り空の中を、15名の人が上の段の土入れをしていた。昨夜の雨で
土が水を含んで重い上に地面がぬかるんで歩きにくくて重労働もいいところである。それでも11時を過ぎるまでたっぷり
2時間半ほどその重労働をして今年の仕事納めになった。



 続いて1時からJR長岡京西口 バンビオ2階の「庄や」で忘年会。杉谷さんが出てこられた。
 竹林作業とは違った意味で和気藹々の中で、予定の3時までのところを4時近くまで楽しく過ごした。
 これで2012(平成24)年の竹林作業は完了。やれやれお疲れさまでした。どうぞよいお年を。来年もよろしく。



 前回の竹林日記で、来年から「傘寿の」という標題を変えようと思う、何かいい標題はありませんかと書いたところ2,3人の方から「傘寿プラス1」あるいは「傘寿アフター1」でええやんか、というご提案をいただいた。
 いつまでも私(山本)が竹林日記を担当するわけではないから全く違った標題にしてもよい、したほうがよいと思うが、プラス1、アフター1なら、1、2、3…と続けられる利点はある。もう少し私なりに考えます。



                   山 本 律


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

 昨夜の天気予報だと、全員欠席のはずですが、さすが「竹の学校」です。いつものメンバーが定刻前?より作業を初めていました。他のNPOの活動状況は分かりませんが、メンバーの熱心さには頭が下がります。

 雨上がりの後の土入れでしたが、ブルーシートのかぶせ方が良かったのか、土が乾燥していたので足元が悪かったにかかわらず能率があがりました。けれども、来年に持ち越してしまいましたが、本当にお疲れ様でした。


・最後に残った「太陽の丘」の土入れです。全員でかかっているので、活気があります。




・いつものミーティングと焼却場です。



・後片付けです。めずらしく女性陣が泥だらけになった運搬車のキャタピラを
 掃除しています。
・残ったのはこの部分だけです。

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【午後からの忘年会です】~ Inaoka

 久しぶりに前理事長も出席され、いつもの「庄や」さんで楽しく過ごしました。

 今年は理事長の交代がありましたが、皆様のご協力と、強力な2名の新人生(年齢?)のおかげで、無事に終えることが出来ました。来年も、よろしくお願いします。

・今日の写真の皆様の表情、すごく良いです。良いお年を。 




・幹事様、お疲れ様でした。

  


 

 

47 傘寿の 竹林独り言   「冷たいと寒いは違う」

 2012.12.19(水)山 本  律

 

竹林日記 「冷たいと寒いは違う」 '12・12・19 (水)氷雨がぱらつく晴

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、澤、世良田、荒木、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [11名]



 昨日あたりから天気が冬型になって北西のいわゆる季節風が吹いて冷えこみがきつい。手がかじかんで鼻水が出て、
早く焚火にあたりたいとそればかり考えて竹林に入ると火が燃えていた。何はともあれ手を火にかざしているうちに、今朝は寒いことも寒いがそれよりも風が冷たいと思った。

 冬山で凍死するのは気温が低くて体温が下がるためだという。もちろん冷たい風に吹かれて体温が奪われるのだが、冷たいと寒いは違うような気がする。ともかく今朝は冷たかった。



 乙女の丘の土ならしが済んで今日から上の段の土入れが始る。
 私(山本)も土ならしをしようと思っていると野本さんが
「山本さんは土入れはいいから、ここに竹の根株を埋める穴を掘ってくれ」
 と竈の奥の崖を指差して言った。竈の横に崖の土を崩すときに出た大きな根株が二つ転がっていて、ミーティングの場所をふさいでいる。

 それならツルハシとスコップを用意しようと資材置き場に行くと枯竹の焼却炉でも枯竹が燃えていた。私の姿を見てそれまで枯竹を燃やしていた世良田さんが現場を離れた。私にすればもっけの幸いである。野本さんには申し訳ないがツルハシとスコップで穴を掘るより焼却炉で火を燃やすほうが楽だし楽しい。それよりも、竹を燃やしている焼却炉を無人にするわけにいかない。結局穴掘りはせずに枯竹の焼却で時間をすごした。

 野本さんに「穴は必ず掘るから」と申しわけを言うと「かまへん、穴はきょう掘らんでもええ」と言ってくれた。今度の土曜日、忘年会が始まるまでに掘ろうと思う。穴といっても井戸を掘るわけでないから、窪みを作ればよい。



 いまの竹林日記の標題は「傘寿の…」だが、傘寿は去年の話である。いまはすでに傘寿プラス一歳になっている。傘寿はこの12月で終りにして、来年から別の標題にしようと思う。どんな標題にしようか。

 先日いっしょに土ならしをしていた高橋さんに
「81歳やから九九八十一で、九九を苦々にして、苦々八十一歳とでもしよかと思う」
 と言ったら、言下に
「もっと楽しい標題にして」
 と言われてしまった。ごもっともです、何かいい表題はありませんか。


             山 本 律


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【本日の作業風景】 ~ichijima

 今日も土入れ・土入れ・土入れの日でした!!
 雨で濡れている濡れていないものはあるでしょうけれど、色や粘り気など「土」にも違いがあることをあらためて実感した今日の竹林。
 ちょっと土が厚めかもしれませんが、藁が見えるよりはこっちの方がいいのかなぁという気がしています。

 今年の活動も残り1日!!
 怪我のないようにしたいですねー♪♪

・太陽の丘の土入れです


・大切な「ホリ」を砥ぎに出す準備中です

  


 

 

46 竹林日記   「やはり土入れの土は人力がええ」

 2012.12.15(土)稲岡 利春

 

竹林日記  「やはり土入れの土は人力がええ」 '12・12・15 (土)曇

 参加者 : 野本、林、梶原、稲岡、川路、池田、原、大西、稲岡(喜) [9名]


 昨夜は理事会(稲岡、世良田、野本、小椋)で、世良田さんに原案を準備頂いた、高台放置竹林の所有者との覚書の確認をしました。
 1年間契約であること、無償の作業であること、竹林への立ち入りと竹材、たけのこの処理は竹の学校の判断でできること、作業安全を大切にすること等です。伐採竹の焼却も地元の同意を得て出来ることになっていますが、理事の話し合いで、住宅地に近いことや消火の確認が困難なことから焼却はしないこと等を話し合いました。

 先週の写真の通り、伐採に入るには、まず朽ちた竹を取り除くことから始めなければなりません。農繁期を除く月1回位の活動を考えています。



 理事会では明日は雨で作業は出来ないだろうということでしたが、朝起きると雨は上がっているし、少しずつ明るくなってくる気配の上、なにより寒くなかったので、竹林に登校しました。着くとすでに運搬車のエンジン音が・・・。林さんと梶原さんがトイレ前の小竹林に土入れを開始していました。昨夜からの雨で土が湿っていたので、西の資材置き場横の縦壁を人力で崩して乾いた土を採りだしていました。

 そうしているうちに、大阪から川路さん、池田さん、原さん、大西さんが不安げな顔で登校してきましたが、作業をしているのを見て安心されたようです。足元が良くないので、比較的平坦な乙女の丘の上のほうから土入れを始めました。遅れて様子を見に来た野本さん、続いて稲岡(喜)が登校、小竹林の土入れも終わったので、全員で乙女の丘での作業になりました。

 乙女の丘の土置き場の土はブルーシートをかけていたにかかわらず、結構湿っており土を均すと土団子状になって能率が上がりません。そこで、西の資材置き場横の縦壁から乾いた土を運搬車で運びあげることになり、「やはり土は人力がええ」とユンボ担当の野本さんの弁。よく分からんけれど、私は結局一日土採り仕事になりました。50肩は60歳のときに経験済みですので大丈夫ですが、右腕の筋肉痛と首が張ってます。

 例年のことながら、厳しい季節です。春のたけのこを楽しみに頑張れるのでしょうか。春のエコツアーを楽しまれる皆さんにも、この時期から竹林に入って体験して頂き、竹林整備のごほうびを分かちあって竹林に親しんでもらえるようになると良いですね。



 年末・年始の予定の、最終決定を連絡します。

 12月22日(土) 仕事納め 忘年会13:00~ 於:「庄や」

  1月 9日(水) 仕事始め

  1月12日(土) 新年会(於:竹林)

 足元の悪い中、「年末までに土入れを」の思いで、頑張って頂きありがとうございました。
 休憩時のミーティングで、土入れ作業を分散せずに全員で同じ場所でしたほうが、目に見えて土入れ面積が増えて、嬉しいとの意見に多くの方が賛同しました。残り作業は少ないですが、今年のやり方を続けていきましょう。


               稲岡 利春


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

・本日の土採り場です
・昨夜の雨で、椎茸はまだ採れます
・乙女の丘の土入れです

・乙女の丘の土は湿っていました
・土均しよりも靴の土取り?

・この後、乾いた土に・・・
・後片付けです。お疲れ様でした。


  


 

 

45 傘寿の 竹林独り言 「土入れにはじまって土入れに終る」

 2012.12.12(水)山 本  律

 

竹林日記 「土入れにはじまって土入れに終る」 '12・12・12(水)晴

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、錦織、澤、世良田、小椋、竹内、稲岡(喜)、高橋、梶原。 [12名]



 今日は年号から日付まで全部12で揃った。しかも参加者までが12名。偶然とはいえ面白い。昨年も11年11月11日が、11・11・11と1ばかり並んで新聞の話題になった記憶がある。偶然とはいうが、1年は12ヵ月だから、今後はこういう数字の並び方は二度と出てこない。こんな稀な日付の竹林日記を書くのも我が人生でこれが最初で最後である。



 私(山本)は、年甲斐もなく竹切りの鋸の使いすぎで右腕を痛めて、先週の土曜日も休んだし今日も1時間遅刻した。竹林に入るとA竹林の通称"乙女の丘"の土入れがすでにはじまっていた。私も土ならしをしようと思ったが、体のどこかに具合のわるいところがあると、さあやろう という気力が湧かない。遅刻した上に焚火の周りでぐずぐずしているうちに、
休憩の時間になってしまった。

 "乙女の丘"は、土を取る場所が近い上に高低差が少ないために、土運びも土ならしも、はかどり方が早い。私を除いた参加者全員が土を運んだり土をならしたりしたので、午前中で乙女の丘の3分の2ほど土ならしを終った。そんなことで恥かしいが私は結局土ならしをせずに焚火の番をしただけだった。

 だがA竹林の上の段は、藁敷きは終ったが土入れは手つかずのままである。年内はあと3回を残すのみ。無理をしないよう気をつけながら気張ります。



 私が鋸の使いすぎて腕を痛めたと聞いた女性のメンバーが言った
「わたしも肩が痛くて整形で診てもらったら、五十肩ですね、と言われてガックリきました」
 それを受けて私が言った
「そんなら僕も五十肩や。よかった、それ聞いて元気が出た」


        気だけは若いつもりの 山 本 律


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44 竹林日記 「森林ボランティアリーダー安全講習会報告」

 2012.12.11(火)市嶋 航

 

竹林日記 「森林ボランティアリーダー安全講習会報告」2012.12.11(火) 晴れ


先日参加させて頂いた講習会の報告です。

9:30~長岡京市立図書館3階で勉強会

森林ボランティア作業時の事故や、山林作業の時に実際に起こった事故を実例とともにお話頂き、危険性を学ぶ時間でした。京都府京都林務事務所の方からお話を伺いました。みどりのボランティア安全11ヶ条を中心に要点をまとめて報告します。

【みどりのボランティア安全11ヶ条】
①リーダーの説明や合図をよく聞こう
※体や意識をリーダー(指示出す人)に向けて話を聞くこと!!

②救急病院や自宅などの緊急連絡先をあらかじめ確認しておこう
※応急処置講習や、AED講習も受けておくと良い!!

③正しい服装で作業しましょう
※ハチ・ケムシなどの害虫、マムシ、またウルシなど有害な動植物の危険から身を守る!!
※ハチは黒い服によってくる、香水などの刺激臭はハチを興奮させるので注意!!

④作業前に準備体操をしよう
※特に冬場は体がこわばるので大切!!

⑤刃物を持ち歩く時は、必ずカバーをつけよう

⑥足場を確認して、安定した姿勢で作業をしよう
※雨や雨上がりは特に滑りやすいので注意が必要!!

⑦作業をする時は、他の人と十分離れよう
※倒木などの場合特に組み作業が多いので、接近作業には十分に注意すること!!

⑧斜面の上下に重なって作業することは避けよう
※作業時に株や石・枝を落とす可能性があるので注意!!万が一斜面上から何かモノを落とした場合は、大声で周囲に知らせること!!

⑨木を倒す時には笛や大声で合図をし、周囲の安全を確認しよう

⑩刃物をむやみに振り回すのはやめよう
※周囲に気配りし意識を持つ大切さ!!
※刃物を中心に、使う前に用具の点検をしっかりする!!

⑪無理をせず、疲れたらすぐに休もう
※午後の時間帯のケガが多いようです。午前中からの作業活動で疲れが出る午後は注意が必要!!体調の確保!!無理をしない!!

慣れてきた時に、こういう安全への意識が薄れていってしまうので、いつ何時でも作業する時は意識して取り組みましょう!!

以上が勉強会の要点報告です。



次に、午後は柳谷観音近くの森林に移動して、チェーンソーの説明と作業講習会の報告です。

13:00~森林内現地での安全作業講習会

各団体さんが持ってこられたチェーンソーを比較したり、動かしてみたりして、チェーンソーの違いや普段の管理で注意しなければいけないことなどを、西田林業所の方から伺いました。

※チェーンソーについてまったくわからない僕にとっては中々に難解な話も多かったです…。ただ、やはり取扱には細心の注意が必要で、竹の学校では徹底されていますが、使用者は講習会や勉強会などに参加した上で使用するようにした方が良いという話でした。またボランティアでチェーンソーを使うような大変な作業をして頂くことには悩ましさもあるという声も林務事務所の方からありました。作業の効率はあがりますが、やはり使用するかどうかや、使用する場合でも十分な注意と知識を持つ必要性を感じました。

西田さんによる伐木デモンストレーションも見せて頂きました。悪い例を見せると言うのは難しいことなのでしょうが、それを見せて頂き感じたことは、大きな木を切るプロの技術はさすがにすごいということと、作業時の頭上確認の大切さ、かかり木への注意の大切さでした。

竹林内でもそうですが、折れかかったものなどが、枝などにひっかかっている場合が多いので、常に作業時には頭上の様子を確認しなければいけませんね。また体験活動中に起こった事故もお話頂き、普段作業しない方を招いて一緒に作業したりする時は事前にしっかりと活動場所の確認を行う必要があると勉強させて頂きました。体験型活動の良さの反面、危険な活動になる事を学びました。

また森林作業においてかかり木(伐採や自然に折れた木が、倒れきらずに別の木によりかかっている状態)を起因とする事故が非常に多いことも勉強になりました。こちらは多くの死亡事故実例もお話頂き、それへの十分な注意の大切さもお話くださいました。事前の確認とともに中途半端な状態で作業を終えないことを教えていただきました。

その後、竹の伐採講習会と広葉樹の伐採講習会の二手に分かれ、世良田さんと梶原さんが広葉樹の、僕が竹の講習会に参加しました。

竹の講習会ですが、今まで竹の学校で教わった竹の切り方などの復習みたいな内容でした。切り方なんかは特別な技術の話などはありませんでしたが、紐の結び方などは教えていただくことができました。林務事務所の方から、まず最初にその放置竹林を整備してどのような形に戻すのかを確認して作業を開始した方が良いというお話がありました。タケノコ畑に戻すのか、雑木林に戻すのか、それによって作業が変わるのでというお話でした。西田さんからは、斜面下の様子など、作業場周囲の様子をしっかり調べてから活動した方が良いというお話を伺いました。見えないような離れた斜面下でも、道路や民家があるかもしれない。万が一切り株や石が落ちたら大事故につながる可能性もあるので十分下調べをするようにというお話でした。

最後に全員で座談会。今までの活動を通して感じた「ヒヤリ、ハット」を全員で共有するという内容でした。世良田さん、梶原さんもお話されていましたが、安全が第一で、絶対に無理をしないこと、これにつきると思います。僕も体験談として話をさせて頂きましたが、ちょっとの油断で切った竹が跳ね返ってきて体にぶつかることや斜面をすべり落ちる経験をされている方も多かったので、慢心せず、しっかり安全確認をした上で作業にあたるようにしなければならないと再度確認させられた講習会でした。

参加させて頂きにありがとうございました
また関係者の皆様、貴重な場を作って頂き、本当にありがとうございます。


            市嶋 航


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【本日の講習会風景】 ~ichijima






  


 

 

43 竹林日記   「雪降る中の土入れ作業」

 2012.12.08(土)世良田芳弘

 

竹林日記 「雪降る中の土入れ作業」'12・12・08(土)曇り 一時小雪

 参加者 :塚崎、川路、尾崎、池田、松本、野本、澤、原、
        梶原、荒木、林、竹内、稲岡、市嶋、世良田。 [15名]


 今日も寒くたき火が恋しくなり、竹林に着くなり、竹内さんと準備に取り掛かかりました。
 普段なら山本さんが準備してくれていたのですが、山本さんが前回に竹を切りすぎて肩を痛めてお休みされてしまいました。

 御身体大切に。



 A竹林の土入れ作業を開始しました。梶原さんが休日出勤で一部に土入れされたところがあり、感謝、感謝です。

 その場所を全員で作業を開始して半分ぐらい終わることができました。この調子で行けば年内で作業が終了するかもしれません。遅くとも1月半ばに終わると思います。

 午後、稲岡さんと高台の放置竹林に行き、地主さん、市役所の井ノ上主幹に立ち合いしていただき、境界線の確認と覚書を交わす旨の打ち合わせをしました。高台住人の山本さんも来ていただき確認しました。
 作業は1月から開始出来れば良いのですが。

 竹林は10年以上放置されていて、枯れた竹で足の踏み場もないほどに荒れているので、やりがいのありそうな場所です。



 今後の予定

 12月11日(火)森林ボランティアリーダー安全講習会 9時30分から15時 長岡市役所大会議室
          参加 市嶋さん、梶原さん、(世良田)

 12月11日(火)鹿島建設と竹材の打ち合わせ。 稲岡さん、小椋さん、世良田

 12月22日(土)作業納め のち忘年会

  1月 9日(水)作業初め

  1月12日(土)新年会予定

  1月 竹炭作り、高台竹林作業開始

12月は皆さん何かと忙しいので無理をせず、身体と相談して作業活動してください。


      世良田芳弘


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【本日の作業風景】 ~今日の活動写真です!! 早退したので写真はこれだけ・・・ Inaoka

・A竹林乙女の丘の土入れと土運びです。ここは人力壁崩しが要らないようですが・・・。


【高台の放置竹林の状況】 ~Inaoka

・当初のA竹林もこんなのだったのでしょうか。枯れ竹の処理からですね。


  


 

 

42 傘寿の 竹林独り言 「コンサート会場跡の土入れと
               上段の藁敷き完了」

 2012.12.05(水) 山 本  律

 

竹林日記 「コンサート会場跡の土入れと上段の藁敷き完了」 '12・12・05(水)曇

 参加者 : 山本、塚崎、野本、窪田、錦織、荒木、竹内、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [11名]



 長法稲荷に入るところにある竹林で、80歳を過ぎたご夫婦が土入れをしておられれた。
 「おはようございます。土入れはしんどい仕事ですなあ」
 「はあ、これはえろうて」
 そんな挨拶をして竹林に入った。



 我々のほうも藁敷きと土入れの真っ最中である。それに水曜日はいつも参加者が少ない。のんびりと枯竹を燃やしているときではない。私(山本)も枯竹の焼却を中断して、一輪車で土運びをするのは後期高齢者の悲しさ体力に自信がないから土ならしをしよう。

 コンサート会場跡に入ると、奥の崖を野本さんと市嶋君がツルハシとスコップで掘り崩して、塚崎さんと梶原さんが一輪車で土を運んでいて高橋さんが土ならしをしている。私もいっしょに土ならしをした。私は「ホウ」という鉄製の熊手のようなもので土をならしたが高橋さんは平鍬で土をならしている。それを見て、去年は、はじめのうちはホウを使ったが途中から平鍬に代えたことを思い出した。平鍬のほうが仕事の能率が上るのである。一年たつとそんなことはきれいさっぱり忘れている。それはともかくコンサート跡の土ならしはこれで完了した。

 上の段は藁敷きの真っ最中である。上の段は広いから、ちょっとやそっとの作業ではない。それでも、作業が終ってミーティング場に戻ると竹内さんが「藁敷きが全部終った。次の土曜から土入れができる」と晴れやかな顔で言った。今度は私も平鍬で土ならしをしよう。



 帯状疱疹で身動きできないほど痛いと言っていた荒木さんが顔を見せた。かなりよくなったから出てこられたのだと思うが、見たところはそれほどやつれた様子もなく元気そうである。幸いなことに私はなったことがないが、とにかく痛いらしい。母親がこれになって、ひどく痛がった。痛さというのは、いくら口で言っても他人にはわからないだけに厄介である。どうぞお大事に。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~今日の活動写真です!! Ichijima

本日の活動は大きく分けて二つ。
A竹林東側(長法稲荷側)の土入れとA竹林上の段の稲藁敷きです。
それぞれ作業前→作業の様子→作業後の竹林という感じの写真を選んでみました。

【A竹林東側(長法稲荷側)】
土入れ作業完了しました!! 土を一輪車に載せる作業をずっとしてましたが…疲れました(;;´O`)=ε3 塚崎さんはじめ皆さんに「一番それが大変な作業やからなぁ。お疲れ様」と言って頂けたので元気アップ↑でした。初めて一輪車の運搬もしましたが、こちらも十分な力仕事。特に坂を上るのは大変ですね…。皆さんお疲れ様でした!!


【A竹林上の段の稲藁敷き】
こちらも全面稲藁敷き作業は完了したようです!!一面綺麗に敷かれている風景は疲れた体を癒してくれました\(≧∇≦)/ 皆さんお疲れ様でした!!土曜日からはこちらの土入れ作業ですね!傾斜が急なところもあるので一輪車での土運搬も注意が要ると野本さんから教えて頂きました。竹を敷いて車輪止めをするとか工夫しながらケガのないように頑張っていきましょー!!
※荒木さんの作業しておられる様子を見ていたのですが、荒木さんの背中って職人さんの背中ですよねー!!


【ミーティング】
火が入ったので、ミーティングもそこそこにみんな火の回りに集合でした♪
作業中は暑いのですが、ちょっとでも止まると体が冷えますね。。。
火の有り難さを知る、そんな今日の竹林でした!!
あとお菓子がたくさん食べられるのが竹の学校のいいところですよね!!
いつもありがとうございます!!

そうそう、なんだかちょこちょこ季節はずれのタケノコ発見報告がありました!!

  


 

 

41 傘寿の 竹林独り言 「藁敷き、土入れ本格化」

 2012.12.01(土) 山 本  律

 

竹林日記 「藁敷き、土入れ本格化」 '12・12・01 (土)晴 一時小雨

 参加者 : 山本、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、原、世良田、
       荒木、小椋、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋。村山(てくてく)。[19名]



 今日から12月。師走。いまでは「師が走る(ほど忙しい月)」と書くが、「為果つ(しはつ)仕事をすべてし終える」が語源だとも言う。このほうが年末にふさわしい。だから仕事納めと言うのだろう。でも我々は仕事をまだ全部し終えていない、どころかこれからが忙しい。だから仕事納めが為果つ「しわす」なのだ。新仮名遣いと言うのは「は」を「わ」と読んだりするから意味がとれなくなる。

 それはそれとして今朝は風が冷たかった。まさに師走の風である。そして空が晴れているのに冷たい雨が風に流されて降ってきた。北のほうの山は、ひと目で雪雲とわかる雲で覆われている。花背、広河原のあたりは雪が降っているのではないか。



 この師走の風の中で藁敷きと土入れが本格化した。女性メンバー5人も加わってA竹林のほぼ全域で藁敷きと土入れがはじまった。この調子なら22日の忘年会までに終るのではなかろうか。そして忘年会が同時に仕事納めになる。

 そんなことを考えながら、何年か前、長法稲荷の年末掃除に来た農家の老人が言った言葉を思い出した
「このごろは皆せっかちになってしもて。わしらが若いころは年が明けてから土入れをしたもんや」
 そういえば私(山本)の住まいの近くには、まだ藁にブルーシートをかぶせてある竹林がある。この様子では年内には藁敷きを終えるだろうが、土入れは年が明けてからになりそうな気がしないでもない。

 一方、枯竹の焼却はこの間の水曜日で完了したと思っていたら、今朝も焼却炉に火が入っていた。そして、どこからか枯竹が運ばれている。ミーティング場の窯はまだしつらえられていないから、きょうは寒い一日になりそうだと覚悟していたのがあてが外れて、正直言ってほっとした。竹の学校の竹林の北側にある、竹の学校と関係はあるが別のグループが管理している竹林に放置してある枯竹を運んできたのだという。おかげでここしばらくは枯竹の焼却が引続いてできる。



 昨日(11月30日)中央公民館で「竹カフェ」主催のリレー講演会『竹取物語』の世界 が催された。
 講師は滋賀県立大学人間文化学部教授 京楽 真帆子さん。

 話の内容は竹取物語の文学的講演ではなく、竹取物語に関連した絵巻に出てくる竹風景と竹製品の説明だった。 聞いていて面白かったのは、竹取物語は不老不死の世界を描いたもので、竹がキーポイントになっている。
 つまり①竹は常緑植物 ②タケノコに象徴される春の再生、成長 という話だった。同時に月も欠けては満ちる再生のシンボルというのも、なるほどと思った。

 竹の学校から、杉谷さん、稲岡さんご夫妻、世良田さん、高橋さん、梶原さん、山本の7名が出席した。全部で50人
近い出席者だったが、一番まとまって出席したのは竹の学校だったように思う。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

・声を掛けたので記念写真?
 になってしまいました。
・旧物置跡の土入れ中です。
 一日でなんとか終了できました。
・土取り場です。一番低い旧物置跡の
 土入れが終わったのでここは終了。



・わらの一時保管場所を太陽の丘に
 移動しました。
・坂の上の一時置き場がすっきりしました。
 荒木さんに隠されているのは誰でしょう?
・トイレ付近のわら敷きです。

・太陽の丘のわら敷きです。
・椎茸コーナー付近のわら敷きです。


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【管理人より】 本年11月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 5,502
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +514
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

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【おまけです】~12/02 Inaoka

 12月2日(日)長岡京市でのNHKのど自慢の入場券が当たりましたので、市民文化会館にいってきました。 

 申し込みが1万人もあったことで、参加申し込みよりも競争率が高かったらしいです。市制40周年記念ということで、挨拶のあった市長さんの表現によると「運の良い人」ということでした。

 9人も合格するというレベルの高いのど自慢で、京都市から出た人が多かったですが長岡京市在住の人も4名?も合格して楽しく聞かせて頂きました。

 放送開始前でも拍手の練習や、バンドの登場でリーダーが転ぶ演出等で楽しめました。放送終了後も、チャンピオンの人の1コーラスとゲスト大川栄策さんと天童よしみさんが2曲ずつサービスがあったり、知らなかった「のど自慢」も楽しめました。私の席が、中央カメラの前付近だったため、何シーンかに写っているようですが・・・。

  
 


 

 

40 傘寿の 竹林独り言 「施肥、藁敷き、土入れ そして藁の保存」

 2012.11.28(水) 山 本  律

 

竹林日記 「施肥、藁敷き、土入れ そして藁の保存」 '12・11・28 (水)晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、錦織、澤、
       世良田、小椋、林、竹内、稲岡、高橋、市嶋、梶原。 [15名]


 ゆうべの冷えこみようから、明日は寒いぞ、と覚悟していたが、風がないせいか思ったより寒くない。それでも竹を燃やしにかかると何人かが焼却炉のまわりに集まった。


 6月の半ばから始った枯竹の焼却が、まる5ヵかけて今日で終った。後から運び入れた間伐竹がわずかに残っているが、焼却炉のまわりがガランとしている。野山竹林には枯竹がまだ残っているというが、それはそれでいずれ焼却することにしよう。それよりも藁敷きと土入れを急がねば。A竹林の旧称乙女の丘は藁の運び入れは済んだが、上の段は手つかずのままである。

 竹内さんが運搬車に藁束を山のように積んで何度も往復している。いよいよ上の段の藁敷きが始ったのかと思ったが、それらしい様子はない。「この藁束はどこに運ぶの」と聞くと「来年使う藁を保存してんのや」とのことだった。

 見ると上の段の東のはずれの筍があまり採れない場所に藁束が積み上げられていてブルーシートがかぶせてある。

 竹林コンサートの観客席跡では土まきをしている。ミーティング場にあった土の山がなくなって後ろの崖をツルハシとスコップで掘り崩した土を一輪車で運んでいる。焼却場では当分の間、枯竹を燃やさないから、ここに竈を復活しないと火の気がなくて寒い。さっき焼却炉のまわりにきた人たちはそれだったのだ。



 帰りがけに世良田さんが「山本さんの近くの竹林を見に行こうか」と言った。私の家からも見える竹林というより竹薮だし帰り道でもあるので世良田さんの車で、地名でいうと高台4丁目の裏の竹薮に入った。私は35年高台に住んでいるがここに入るのは初めてだった。

 ものすごい文字どおりの放置竹林だ。枯れた竹が縦横に倒れていてまともに歩くこともできない惨憺たる状況である。間伐はもちろん必要だが、それよりもこの枯竹をどう処理するかが、さし当っての問題である。焼却する以外にないが、ここでは燃やせない。野山竹林と同様、長法寺竹林まで運んで燃やすしかないか。

 すぐ横の家は籔が目の前に迫っていて、2階は雨戸を閉めたままになっている。私の家のすぐ近くにこんな放置竹林があるとは、迂闊にも気づかなかった。その隣の家の奥さんと世良田さんが話をしている。奥さんは私を見て、山本さんがなんでこんなところに、といった顔で挨拶された。

 いずれにしても年が明けてからだが、長岡京市と打ち合わせをしてこの放置竹林の整備に入ることになると思う。「野山竹林もこんなふうやったんか」と世良田さんに聞くと「枯竹はこれほど多くなかった」と言った。それでもそれを燃やすのに5ヶ月かかっている。これを燃やすには何ヶ月かかることか。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~今日の活動写真です!! Ichijima

※本日、市嶋主に土取り作業をしていたので写真が偏っています。ご了承下さいませませ!!

■土取り場
先週の活動で悪戦苦闘していた竹の株をみなさんの協力で発掘完了!!
根のない土は簡単に掘れるのでいいのですが、残った根の部分はなかなか崩れず上と下から掘り作業。が今日の所は崩れず。「雨が降ったら崩れるかも」という状況なので、土曜日まで残っていたら活動に参加される方はご注意下さい。

■稲藁
法隆寺の田んぼから運び込んだ稲藁は竹林内に敷いた分と置いた分以外は竹内さん中心に作って頂いたA竹林上段の置き場に運搬して置き場は空になりました。発酵が進んでいるものもあるのでそういう稲藁を優先的に今年使うように竹林内に配置。また有効利用される竹枝に付いていた葉を集めるとかなりの量になるので稲藁の代用にするとのことです。稲藁が土に還るまで6ヶ月かかるそうなので、出来るだけ薄く広く敷くようにしましょうという話になりました。

■土入れの状況
A竹林東側(長法稲荷側)は稲藁敷きは完了し、一部は土入れも終えています。土曜日以降は全面の稲藁敷きと、本日完了したこのA竹林東側から土入れをしていく感じだと思います。こちらで使う土は上段に置いてある土を使うそうです。ですので、今日まで行っていた土取り作業は一旦終了だと思います。足りなければまた掘ります!!

今回は作業報告もまとめてみました。どうでしょうか??


・土取り場の株根と格闘中→→→→→→ようやく陥落?
・土取りはまだまだ続くです。

・ミーティングです。
・焚き火用の焚き竹?の準備?
・保管用のわら置き場です。

・土入れとわらと竹林の風景です。



  


 

 

39 傘寿の 竹林独り言 「施肥と藁敷きと土入れの同時並行」

 2012.11.24(土) 山 本  律

 

竹林日記  「施肥と藁敷きと土入れの同時並行」'12・11・24 (土)晴

参加者 : 山本、高田、松本、野本、窪田、錦織、世良田、大西、林、竹内、
      稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。     [15名]



 風があるから底冷えとは言わないがとにかく寒い。この秋になってはじめて手がかじかんだ。早く竹を燃やして手を温めたい。しかしこの間の水曜日は小春日というのは今日のような天気を言うのかと思うほど風がなくて暖かだった。これを繰り返して冬になる。この冬は暖冬ではない、と昨日の新聞に出ていた。あとひと月で冬至だが、そのころには凍てつくような寒さになるのだろうか。暑いより寒いほうがよいとはいうが、鼻水が凍るほどの寒さはごめんだ。



 朝、竹林に入ると、まだ誰もいない中で市嶋君が藁束を運搬車に積んでいた。間もなくメンバーが次々に入ってきて
市嶋君が運搬車に藁を積んでコンサート会場跡に運んだ。同時に上の段では肥料まきが始った。その中で私(山本)は枯竹を焼却している。昨年のこの時期も、皆が土運びに全力でかかっているときに私が竹を燃やしていて野本さんから注意された。「竹を燃やすのも必要だが、いまは土運びのほうが大事だ」
 私はあの言葉が忘れられない。

 今年もその時期に入った。枯竹も残り少なくなったことだし、間もなく上の段の土入れが始る。来週の水曜あたりを
最後に枯竹の焼却は中断したほうがよい。水曜日に燃やせるだけ燃やしてしまおう。



 一方では女性メンバーが総がかりで、競馬場に運び入れる竹枝の整理をしている。誰かが言った
「この竹枝を競馬場は何に使うのか見学したい」
 私もそう思っていた。競馬場と竹の枝…どう考えても結びつかない。へえ

 竹の枝がこんなことに使われているのかと驚くような使い方がされているのではないか。はっきり聞いた話ではないから自信はないが、馬の走りの練習場所に敷くと聞いたように思う。いきなりコースに出るのではなく一種の足慣らし、ウォーミングアップだろうか。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~土入れが忙しく、作業終了間際の写真しか撮れませんでした。 Inaoka 
              11/25 Ichijimaさんの撮影写真を追加しました。

・一輪車に土を載せています。
・土入れ、土均しです。

・狭くなったミーティング風景。
・運搬車で肥料やわらを丘の上に運びます。


・ミーティング場の崖の土を使いきりました。人力で崖を崩すと、竹の根株が・・・。楽しんでいる少年?もいますが・・・。


・競馬場行きの竹枝を整理しています。競馬場でどのように使われるのか、興味深々・・・


・土入れ道具の後片付けです。
・給食パンではありません。今日も椎茸.。
 ・わらを敷き終わったところ。
 
・入り口前のツマブキです。 

・竹垣と長法稲荷と紅葉です。 
・竹行灯の下絵を意識しました。


  


 

 

38 傘寿の 竹林独り言   「小春日の竹林」

 2012.11.21(水) 山 本  律

 

竹林日記  「小春日の竹林」'12・11・21 (水)晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、荒木、竹内、市嶋、梶原 [12名]



 いきなり帰り道の話になる。
 毎回といってよいほど梶原さんは私(山本)を家まで送って下さる。梶原さんの帰る方向と私の家は逆なのだが、「10分かそこらの違いです」と言って長岡京の南の端まで車を走らせて下さる。今日もそうだった。

 「きょうみたいな日を小春日というのやろなあ」と言いながら。

 ことほど左様に今日は風がなくて寒さを感じない穏やかな日差しの晩秋初冬だった。



 朝、竹林に入ると、いつもカンファレンスをする場所に土の山ができていた。昨日ユンボが入って崖を崩したのだという。A竹林の上の段にも土の山ができていて、シイタケ畑の東の窪地が広くなっている。

 カンファレンスの場所を早く復活させねば、ということで、竹林コンサートのステージがあった場所の北から東にかけての竹林への肥料散布、藁敷きとカンファレンス用地からの土運びが行われた。

 今年は昨年にくらべて作業が遅れている。昨年は11月23日にA竹林上の段の藁敷き完了、26日から土入れ開始、30日に上の段の半分強の土入れ完了とある。ただし昨年は土が足りずツルハシとスコップを使って人力で掘っている。

 それを思うと今年は土に余裕があるから土入れが案外早く進むかもしれない。2輪の土運車も入ったことだし。
 ともかくやれるだけのことをやろう、それしかない。



 ♪♪ 忘年会のお知らせ第1報
  ・期日 12月22日(土)13時~15時
  ・場所 JR長岡京駅西口「庄や」
  ・費用 3,500円
     前菜三種 にぎり三種 お造り六点盛 鰤の照焼 サラダ 寄せ鍋 雑炊orうどん アイスクリーム
     飲み物は呑みたいだけ個人負担
  ・参加ご希望の方は山本までお申し出ください(現在11名の参加申込があります)


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~11/22  Ichijima 

 今日の活動写真です。初めての土入れ作業参加でしたので写真多めに撮りました。お手数をおかけしますがまた選んで使って下さい!!~働いている写真は落とせませんでしたので15枚も残りました。Inaoka

 土入れ作業、大変だ大変だと聞いていましたが、初めて参加して改めてその大変さが分かりました。
 今日は休憩所確保の為に、その場所に積んであった土をどうしても入れてしまいたいということで、みんなで協力してガーっと作業にあたりました。ちょっとあたふたしてしまって稲藁の量が多めになってしまったかなぁと思います。

 次回からはちょうど良い量になるように、事前の確認通り、
①まずは竹林内に束にした藁を配置する。
②藁をほぐして綺麗に適量敷く。
③厚み・量が均等になるようにチェックする。
という流れで作業にあたれればいいと思います。

 稲藁敷きと土入れを同時にしてしまうと後々藁が足りなくなるかもしれませんので、一つずつ確実にですね!!荒木さんが綺麗に敷くテストをしておられたので、この敷き方を参考にすれば良いと思います♪

 長法稲荷の紅葉は今週末から来週がピークかなぁと話題にあがっていました。今の時期の緑から赤までのグラデーションも素敵ですね♪♪

・藁敷きが始まりました。
・競馬場行きの金目の仕事ですネ。

・藁敷き、肥料撒き、溝作りが同時に進行しています。


・伐採竹の焼却中です。
・ミーティング場の後の崖を崩した土です。早く、使わなくっちゃ場所がな~い。

・土運びです。
・土均しです。

・新しい藁敷きを研究中?です。
・長法稲荷の紅葉だよりです。
 見頃まで、もう少しです。














  


 

 

37 傘寿の 竹林独り言   「長岡京市環境フェア」

 2012.11.17(土) 山 本  律

 

竹林日記 「長岡京市環境フェア」 '12・11・17 (土)雨

 参加者 : 山本、川路、尾崎、松本、野本、澤、池田、原、世良田、荒木、大西、小椋、竹内、
       稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [18名]



 今日は竹林作業ではなく長岡京市主催の「市制施行40周年記念 長岡京市環境フェア」への作品出展である。

 あいにくの雨だったが、たくさんの見学者で賑わった。これが晴天だったらどんな人出だったかと思う。



 「竹の学校」からは、ほかの団体では扱えない「竹の学校」ならではの竹行灯や竹箒などを出展した。

 9月に催された「竹あそび」のときもそうだったが、竹行灯を見る人見る人一様に
「こんなのどうやって作るんですか、機械ですか手ですか」
 と感嘆の目で見ておられた。

 行灯作りの実演では、1ミリほどの孔を手であけるところを食い入るようにして見る人が何人もいた。

 3時半の閉会まで見学者が絶えず、おかげで景品として用意した竹炭粉や竹箸が全部出尽してしまった。作品を出展してくださった方々、実演してくださった方々、展示作業に携ってくださった方々ありがとうございました。

 お疲れさまでした。 


     山 本 律


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【環境フェア展示風景】 ~Inaoka


・開場前です。雨で竹林作業中止のため、作業組も会場に集まりました。


・澤さんが竹行灯製作工程説明用の教材を作られました。

 切り出した青竹
 皮を剥ぎます
 下絵を写します
 穴を開けます
 穴を仕上げます

・製作のための工具です
・教材の展示の全景です
・製作実演の打ち合わせです

・開場です。竹ルーム入り口です。
・製作実演に人が集まっています。熱心な質問も・・・。


・教材も説明のため実演ゾーンに。
・澤さんの新作品の竹行灯と展示全景です




・市嶋さんが2作目に取り組みました。
・かわいいお客様です。記念写真かな
・スタンプラリー受付です。

・松本さんの竹箒です  
・11/10の日記で紹介した竹馬の脚部です
   ・後片付けです。お疲れ様でした。
   
  


 

 

36 竹林日記   「土入れ作業準備」

 2012.11.16(金) 世良田芳弘

 

竹林日記 「土入れ作業準備」 '12・11・16 (金) 晴

 参加者 : 松本、野本、窪田、錦織、荒木、小椋、林、世良田。 [8名]



 今日は活動日ではないが、土入れ用の土を確保するためユンボを入れて4か所土の掘り起こしをしてシャベルで掘りやすくして一輪車に載せてワラを敷き詰めたうえに4㎝高さに土をかぶせる作業をする。この作業が重労働で一番辛い。

 今年は作業が遅れており、まだわら敷きもできていないが、これから2か月で土入れを終える。例年年内で作業を終了していたが1月までかかると思います。会員の参加状態で決まってくるので、多く参加を期待してます。

 今日は土堀場の竹の伐採とたけのこ畑の土を入れたとき土が流れないように柵を松本さん、錦織さん、窪田さんしていました。きれいな柵が出来上がりました。

 21日からわら敷き、土入れ作業をします。 その間に竹炭つくりを入れて竹の処理をして行きたい。
 明日は環境フェアが長岡市立中央公民館で9時30分から15時30分まで開催されますので参加して環境のことを考えてもいいのでは。 


       竹の学校 世良田


  


 

 

35 傘寿の 竹林独り言   「今冬初めての冬日」

 2012.11.14(水) 山 本  律

 

竹林日記 「今冬初めての冬日」 '12・11・14 (水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、
       小椋、林、竹内、稲岡(喜)、市嶋、梶原。     [15名]



 昨日の夕刊の天気予報は、今日の最低気温4℃だった。寒さを覚悟して竹林に入ったが、確かに風は冷たいが、寒さは特にどうということはない穏やかな天気だった。



 今日は3ヵ所で竹の焼却があった。一ヵ所はいつもの焼却窯、ほかの二つはA竹林の上の段。この2ヵ所は間もなく始る藁敷きと土入れの準備作業である。上の段には間伐竹材の、いわば残骸がまだ残っている。それの焼却である。

 どうでもよいことだが私(山本)は青竹を燃やすときの破裂音が嫌いで、節を抜いて燃やすが、上の段から ぼん ぼんという派手な破裂音が聞えてくる。

 一方では土を取る崖の周辺の整備をしている。整備というと大げさだが、枯竹の根を掘り起したり雑草を取り除く作業である。

 それから見ると竹の焼却は極楽だ。焼却炉のそばを通る人は「ここはええなあ」と言って燃え上がる炎に手をかざしてしばしの暖をとってゆく。



 今朝の京都新聞の洛西面に、長岡京市農業委員会が放置竹林の拡大を防ぐ「農地パトロール」を進めている、という記事が出ていた。放置竹林が増える最大の原因は農家の高齢化と担い手の不足だという。

 野山地区の放置竹林整備や、最近になって出てきた金ヶ原(高台)地区の問題はそれと関連があるのかもしれない。

 高台地区の放置竹林は私の家のすぐ近くで、現地にはまだ行っていないが、住まいの軒先まで竹林が迫っているのが見える。しかも竹林は建物の南側にある。あれでは日光も射しこまないだろうから、まるで竹藪の中に住んでいるようなものではなかろうか。築後ほぼ30年、住みはじめたころは決してあんなふうではなかったはずである。

 あの竹林を竹の学校が整備すると決れば私はしばらく自宅から現地に「出勤」することになって、長法稲荷の竹林には入らない、入れないことになりそうである。



 もう少し楽しい話題をしよう。

 忘年会は、12月22日(土)午後1時から、JR長岡京駅西側 バンビオの「庄や」と決りました。
 定価は2時間飲み放題 4,500円ですが、お酒を飲まない人がたくさんいますからアルコール抜きならいくらになるか、 交渉します。詳細決り次第お知らせします。
 なお、竹の学校の年会費(1,000円)まだの方は、当日ご持参ください。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~11/16 Ichijima 

水曜日の活動写真です。※焼却や竹の移動していたので写真が少なく全員写っていません…。

●焼却場所の様子
●A竹林内中央に保管していた竹を端っこに移動させる場所作りの様子
●A竹林上部の排水溝作りの様子
●綺麗に日が差し込んでいたのでその様子

以上です。

シイタケですが本当にたくさん取れています。が、水遣りは今の時期はもう要らないようです…。夏場暑い時期にあまり遣れていなかったので心配ですが、今年菌打ちしたホダ木からもチラホラ出てきています!!

●焼却場所2箇所の様子
●A竹林上部の排水溝作りの様子

●綺麗に日が差し込んでいたのでその様子
●A竹林内中央に保管していた竹を
 端っこに移動させる場所作りの様子












●ミーティングの様子












  


 

 

34 竹林日記  「体力が欲しい!と思うのですけれど・・・」

 2012.11.10(土) 稲岡 利春

 

竹林日記  「体力が欲しい!と思うのですけれど・・・」 '12・11・10 (土) 晴

 参加者:塚崎、松本、野本、澤、竹内、高橋、稲岡(喜)、梶原、村山(てくてく)、稲岡。 [10名]



 今日は、山本さん、世良田さん、小椋さん、林さんがお休みということで、また竹林日記が回ってきました。

 最近は西山が曇りでもないのに霞んだように白く見え、どうも黄砂のようです。セイタカアワダチソウかも知れませんが花粉症の方は敏感に感じられているようで、本当に大変です。
 今日は行楽日和ということで、恒例の休憩ミーティングに焚き火もいりませんでしたが、雲が多く、作業終了間際には雨がちょっぴりちらつくという、気象庁泣かせのお天気でした。晴れは晴れですが。



 作業のほうは、野本さんの指示で、9時に上田竹材店さんが京都競馬場用の竹穂引取りに来られるといことで、竹穂の束(約50本)作りを第一優先に掛かりました。竹材店さんが遅れてきたのと、先に隣の藤下さんが準備されていた竹林の竹穂を引き取られていたので、20束を準備することが出来ました。

 竹材店のお兄さん達2人は、老人達がわら運びで苦労しているわら置き場から坂の下のトラックまで、あっという間に運び終えました。竹材店らしく4WDの小型トラックでしたので坂の上まで登れるのに、この程度なら楽勝とばかり、4束程度を一度に引きずって運んでいました。この体力がボランティアにあればと思いましたが、若いうちは体力を生活設計のために使わなければなあ、などと当たり前のことながら、少し複雑な思いがしました。

 竹材店によると、竹穂はまだまだ需要があるとのことで、野本さんが気を良くしている様子で、手持ちの竹穂がたくさん残っているし、もう少し竹穂の束作りが続きそうです。

 後は来週ユンボが入るので、土壁を崩す場所の整備で堆肥とカブトムシの幼虫の移動、不要の古い竹穂の焼却、ミーティング場横の作業台の移動と竹炭用に持ち込まれた「竹あそび」で使用済みの竹灯篭の移動等の作業をしました。
 女性達は竹林入り口前の花壇の配置の見直しをしています。
 また、藁敷きの準備のため、竹林に立掛けられた伐採竹の内、利用価値の無い今年の竹を焼却場へ移動しました。残りの竹は倉庫の改修材料と土止めに使って、竹林の一等地から移動する必要があるとのことです。

 土入れまでに肥料(油粕2:化成肥料1)撒き、藁敷き作業を進めていくので、これから年末までが大変です。



 ミーティングでは、以下の打ち合わせ・連絡がありました。

・16日(金)ユンボが入りますので、野本さんが対応。
 応援で松本さん、塚崎さん予定。
 8:30集合 都合の付く方は参加下さい。

・17日(土)の環境フェアは昨年同様に対応。竹林組と環境フェア組で別行動。
 前日15:00頃 行灯関係を中央公民館2Fの「竹ルーム」へ搬入・・・澤さん、製作者
 当日 8:30頃 パソコン(市が先約、借用できず別手配要)、プロジェクター持ち込み・・・稲岡
 9:00前 中央公民館2Fで準備開始
 製作者実演、スタンプラリー受付、記念品(?)
 15:30 後片付け開始

・14日(水) 臨時理事会あり。
 市の紹介の山本さん宅の近くの放置竹林の整備対応の可否。
 環境フェアの詳細相談。
 その他。

・9/26の月桂冠プレミアム倶楽部『和組』の取材記事の原稿の紹介

・12/22(土)忘年会予定
 JR駅前案・阪急駅前案などの意見がありましたが、本日参加者少ないせいもあり、立候補者なし。
 どういうわけか、第1案 山本さん、第2案 稲岡(喜)さんということになりました。・・・稲岡が依頼しますのでよろしく

・椎茸がたくさん採れていますので、全員に分配。



 竹林コンサートがなくなっても、年末迄あまり楽になった気がしませんね。計画的なようで計画的でない作業が反省です。寒くなってきますし、落ち着いて進めて行きたいと思います。

 明日は、「長岡京ガラシャ祭り」当日祭です。今日の参加者が少ないのと関係あったのでしょうか。


                 稲岡 利春


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【本日の作業風景】 Inaoka

・竹穂の束作り中です。
・一束50本です。
・堆肥場のカブトムシの幼虫です。

・今日は、参加者が少ない~。
・竹灯篭置き場を作っています。
・椎茸の分配中です。


・竹細工の新兵器?年甲斐も無く竹馬遊びにチャレンジ。
 どちらかが、自分の意思に反して後向きろに動いてい
 ますが、解かります?                      
・この竹馬のスゴイのはここ。
 足を乗せるところも竹製です。
 主脚の節の部分に、半割りした竹の
 Uターン部を薄くして巻きつけています。
 それを、竹のブレースでうまく支えて、大人の
 体重にも耐えるようになっているようです。
 環境フェアで見えるかも?
 
  


 

 

33 傘寿の 竹林独り言   「立冬の竹林」

 2012.11.07(水) 山 本  律

 

竹林日記 「立冬の竹林」'12・11・07 (水) 晴

 参加者:山本、塚崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、
       世良田、荒木、林、竹内、稲岡(喜)、梶原。 [13名]



 今日が立冬。暦の上では冬である。そして11月は霜月という。寒くて当り前といった言葉が並ぶが、今日の天気は風がなくて穏やかで日差しが明るくて、どう見ても冬ではない。しかし小春日というのはきょうのような陽気を言う。小春日と聞くと、日当りのよい縁側で猫が昼寝をしている、のどかな風景が浮ぶ。そういえば近ごろ、日なたぼっこという言葉を聞かなくなったが、縁側がなくなったからだと言われると、なるほどと思う。



 A竹林に藁の山がもう一つできた。先週の土曜日、城陽から運んできた藁である。ミーティングで、これだけの藁は
今季では使いきれないから残りは来季用にまわす、とのことだった。

 A竹林の上の段で乾かしていた枝が集められた。葉が落ちた枝が次々と運ばれてくる。落葉はそのまま肥料になる。そして枝は箒の材料になる。「百姓はものを捨てません」と言われた農家の奥さんの言葉を思い出した。

 一方では藁と土を運ぶための一輪車の整備が行われている。足踏みポンプでタイヤに空気を入れるのだが、ポンプがわるいのかタイヤがわるいのか空気がうまく入らない様子である。塚崎さんが息を切らしてペダルを踏んでいる。



 私ごとになりますが、10日の土曜は、私(山本)は先約があって竹林を休みます。世良田さんも休まれると聞いていますので、竹林日記の作成を稲岡さんにお願いします。申しわけありません。



 竹林とはまるで関係ないことを書く。しかし書いて無駄でないと思う。

 わが家には35年使い続けて故障ひとつしないガスレンジと、30年近く使ってなお健在な洗濯機がある。
 共通するのは故障する部分がないことである。両方とも、いわゆる自動制御「オートマチック」の部分がない。
 ガスレンジは手で種火をつけるし、洗濯機は水を入れるのも止めるのも、脱水機に洗濯物を移すのも、みな手でする。 きょう日はやりのスマホとはおよそ無縁である。
 器具の故障のほとんどはオートマチックの部分で起きる。そしてここでトラブルが起きると、この機種はもう作ってないから買い替えてもらわんと、と言う。わが家のガスレンジを見たガス会社の男性は「こんな会社つぶれまっせ」
 と言った。しかしこのガスレンジのメーカーは100年以上これを作り続けて、つぶれるどころか発展している。
 「シンプル イズ ベスト」という言葉がある。我が家のガスレンジ、洗濯機はまさにシンプル イズ ベストだ。
 81歳になってなお体が動かせる私もシンプル イズ ベストだと、この齢になって思う。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~ 世良田さんの撮影です Inaoka

・椎茸、豊作、大豊作。

・一輪車のタイヤへ空気入れです。
・伐採竹の枝を運んでいます。
  


 

 

32 竹林日記   「城陽市 稲わら回収」

 2012.11.03(土) 稲岡 利春

 

竹林日記 「城陽市 稲わら回収」 '12・11・03 (土)晴

 参加者 : 野本、世良田、小椋、塚崎、窪田、錦織、竹内、林、市嶋、稲岡
      山本、松本、川路、尾崎、大西、村山(てくてく)       [16名]

 来訪者 : 写真学校(東京) 比舎さん



 山本さんが登校されたのですが、竹林の方ではなく「稲わら回収の方の日記を書いて」ということでしたので、私(管理人兼理事長)が書かせて頂きました。

 八条ヶ池の周囲の桜の葉も紅葉し始め、先週に続き今日も爽やかなお天気で、気持ちよく出かけました。



 今日は世良田さんより、「法隆寺」よりわらの量が少ないとのことで、トラック1台(2名)+乗用車3台(8名)の計10名で出発しました。距離も近いこともあってレンタカー借用6時間で楽勝だろう、午前中に終わらせようという考えで8:30集合でした。

 先週は荒木さんが早めにトヨタレンタカーに行ってくれたので手続きを早く済ませましたので、私も7:30に自転車で家を出てトヨタレンタカーに行きました。事務のお嬢さんの出社より早く着いたので、最初に受け付けて貰えて、8:10には竹林に到着することが出来ました。

 竹林でベニヤ板、荷造りロープ、ブルーシート、竹ほうき、ショベル、竹(太いもの) 3m 約10本を積み込んで、8:30に出発しました。ショベルは、例によって、トラックが竹林入り口からわら置き場下までの間で2回も後輪が空転したため、念のため持って行く事になりました。竹はわらを提供頂く地主さんが、イチジク畑(?)のわら敷きの後、わらが風で飛ばされないよう、半割りにして重石に使うとのことで、提供させて頂くものです。

 約30分で城陽市の田んぼに到着。この辺の田んぼはみんな手作業で束ねて、わらを立かけて乾燥しています。田んぼ一面に三角錐の帽子がぎっしり並んでいて、法隆寺付近とは違った雰囲気です。わらを頂ける田んぼは道路から遠く、2トントラックでは近づけなかったので、地主さんに軽トラックで4往復も田んぼとトラックを往復頂きました。当方も田んぼでの積み込み組と、軽トラックから2トントラックへの積み込み組に分かれて作業しました。

 ここではすでに2トントラックに7分目くらいの積み込みになってしまいましたが、次の道路際の別の田んぼに移動しました。移動の途中で、積んだわらが荷崩れしたので、ついでにたくさん積み込みできるよう、積みなおしたり、積み増ししたりで、ベニヤ板の側板が上方に広がったのを修正したり、シート掛け、ロープがけで手間取り、2時にレンタカーを返すのが厳しくなってきました。
 みんなで相談して、無理はしないが、なんとかレンタカーを延長しないでやってみようということになりました。
 結局12:30までかかってしまいましたので、出発して、すぐ近くのコンビニでお弁当とおにぎりを購入。運転手はおにぎりを食べながら運転して、車の中で食事を済ませることに。結構、信号待ち停車時間が長くて、あまり苦労はしませんでしたが。

 それでも、竹林に着いたのが1:30過ぎとなったため、トヨタレンタカーに遅れを連絡。特急でトラックからわらを、竹林のわら置き場の坂道の下に、降ろし終わったのが2:10(涙)。トヨタレンタカーに今から返しますと連絡したところ、朝のお嬢さんだったせいか、うまく処理頂けそうだったので、給油もせず返却に行きました。小椋さんも軽油代金をレンタカー代と一括処理できるとご推奨だったので、無事6時間料金で会計終了。

 トヨタレンタカーから竹林へ自転車で折り返し。上りのため、今日一番の重労働(体力的に)でした。竹林に帰ると、坂の下からわら置き場に移動が完了しており、皆様の頑張りに感謝です。私のほうは、わら降ろしで頑張ったせいか手の指がつってきて、帰りに自転車のハンドルが握れなかったりしました。皆さんは大丈夫だったのでしょうか。お疲れ様でした。



 法隆寺の時のように、城陽の田んぼ周りの風景を楽しむ余裕がなく、少し残念でした。

 トラックで移動中、林さんの質問もあり、電気自動車の将来のお話をしましたが、原発事故以降のエネルギー事情の変化もあり、思いの変化を修正する必要もありそうですので、また一度竹林日記に書きたいと思っています。



 竹林を出発した8:30には、集合した全員で出発したため、竹林の方の状況は分かりませんでしたが、山本、松本、村山(てくてく)と大阪の川路さん、尾崎さん、大西さんも登校して頂いたとのことで、お疲れ様でした。
 また来訪者の比舎さん(稲わら回収して竹林に帰ってきたときお見かけしました)は、長岡京の出身なので課題の写真は「竹」だろうということで、たくさん竹林の写真を撮って帰られたようです。これも、何かのご縁ができると良いですね。


            稲岡 利春


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【本日の作業風景】
 トラック運転手と荷台上でのわら積みが忙しく、Inaokaの写真は少しです。
 Ichiさんの撮られたたくさんの写真を追加しました。  11/8
 最後写真の藤下さんちのわら敷きの済んだ竹林、本当に見事ですね。

~城陽市の田んぼです~
・近郊農地の風景です。住宅地と高圧送電塔が見えます。
・最初の田んぼです。

・2トン車の入れない2番目の田んぼです。軽トラックで、ピストン輸送しました。
・3番目の田んぼです。積み直し中。

・後ろ側にも板を立てて最終段階です。
・ブルーシートを掛けています
・後ろの田んぼのわら束に注目
 (トラックの荷台から)

~竹林に帰ってきました~
・今日は運搬車も稼動してます。
・それでも主力は人力です
・時間がないので、わらを荷台下へ

・レンタカーはあわただしく返却に、あとはひらすら稲わらを運び上げます。
・先週に続き、2つめの山積みです。

・新たなわら置き場が出来ました。
・椎茸のホダ木への水遣りです。
・隣のわら敷きのすんだプロの竹林

  


 

 

31 傘寿の 竹林独り言  「竹林作業本番前の穏やかさ」

 2012.10.31(水) 山 本  律

 

竹林日記 「竹林作業本番前の穏やかさ」 '12・10・31(水)晴

 参加者:山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、澤、辻井、世良田、荒木、高橋、梶原。 [12名]



 同じ天気予報でも朝日新聞と京都新聞で精度に差がある。京都新聞は地元紙だけに精度が高い。今日の天気は朝日が午前中雨なのに京都は曇だった。実際はきれいな青空だったからどちらも間違いといえば間違いだが少なくとも朝日の「傘マーク」はおかしい。朝日も京都も京都地方気象台の情報だろうが、取材時刻に差があるのだと思う。京都新聞のほうが遅いことはいうまでもない。いずれにしても暖かくて穏やかな午前中だった。



 竹林に入ってまず気がついたのは、ブルーシートで覆われた稲わらの山だった。

 稲岡さんの「竹林日記」で、トラックはここまで上れなくて、人力で運び上げたと知った。今日のミーティングでもたいへんな重労働だったと聞いた。お疲れさまでした。

 余談だが、こういうときは「ご苦労さま」とは言わないらしい。「ご苦労」というのは上司が部下をねぎらう言葉だと何かで読むか聞いた記憶がある。そういえば戦前の陸軍では上官が部下の兵士をねぎらう言葉が「ご苦労」だった。そう言われた部下の兵士は挙手の礼で応えたという。アホらし…。

 それはどうでもよい。この重労働が11月3日の土曜日もある。11月3日は「文化の日」だが竹林作業には関係ない。そして稲わら敷きが間もなく始る。近いうちにユンボが入って土取りが始ると土撒きが始る。これこそ重労働である。こうして竹林作業の本番ともいうべきたけのこ畑作りがいよいよ始る。今日のようなのんびりした穏やかな竹林風景はしばらく見られなくなる。さあ気張って働きましょう、健康保持にはくれぐれも気を遣って。


     山 本 律


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【管理人より】 本年10月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 5,110
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +418
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

  


 

 

30 竹林日記   「法隆寺 稲わら回収」

 2012.10.27(土) 稲岡 利春

 

竹林日記 「法隆寺 稲わら回収」 '12・10・27 (土)晴

参加者 : 松本、塚崎、野本、窪田、錦織、辻井、世良田、
       荒木、池田、市嶋、稲岡小椋、竹内、澤   [14名]



 遅くなりましたが「法隆寺 稲わら回収」日の竹林日記です。めずらしく山本さんがお休みだったため私(管理人兼理事長)が書かせて頂きました。


 本日は稲わら回収組11名(現地集合1名含む)と竹林組3名に別れて、行動しました。
 ほとんど丸一日作業となって、お疲れさまでした。

 竹あそびの準備から後始末、法隆寺稲わら回収の下準備・稲わら回収作業等のために、強制されたわけでもなく、報酬を求めるわけでもなく、作業日以外の活動やハードなご対応には本当に頭が下がります。杉谷さんの言われた「隠れ里の神々」には道が遠いですが、これこそボランティア活動だと思います。

 来週も城陽市へ稲わら回収に行きます。またユンボが入り次第、藁敷き・土入れに入ります。竹炭作りもあります。また、環境フェアへの参加もあります。
 年末まで、作業が続きますので、よろしくお願いします。
 


【稲わら回収】

 8時にトヨタレンタカーにトラックを借りに行きました。受付はすでに混雑していましたが、事情を知っている荒木さんが早めに行って手続きを済ませくれていたので、10分くらいで出車することが出来ました。最近のディーゼル車はDPF(黒煙除去装置)のススの目詰まりりよる手動燃焼が必要になった時には走行待機(アイドル運転20分くらい?!)が必要な事などの説明を聞いて、普段は乗用車しか乗っていない私には驚きでした。
 9時に2トントラック2台とワゴン1台に分乗して荷造り用にブルーシートやロープ等を積み込んで、竹林を出発しました。

 快調に10時30分頃、法隆寺近くの田んぼに着くと、現地集合の池田さんが一人で、今週の月・火に田んぼに立てた稲束を、かなり道路に運び上げてくれていました。全員で積み込み作業に入りましたが、意外に手間取り、30分の予定が昼食休憩をはさんで3.5時間近くかかってしまいました。
 水曜日の雨で田んぼがぬかるんでいるので長靴で作業したのですが、スボンの膝の上迄泥が掛かってしまいました。それでも、秋らしい爽やかなお天気と、いなかののどかな風景の中で、気持ちの良い作業でした。

 午後2時に法隆寺を出発、4時過ぎに竹林に帰ってきました。竹林では平地から坂の上のわら置き場まで15mくらい上らなくてはなりません。4WDの軽トラックでもあれば楽に登りますが、このダブルタイヤの2トントラックは稲わらフル積載でも、後輪がスリップして坂を上れませんでした。朝の空荷状態では上らないのはしようがないと思っていましたが、涙をのんで人力で運び上げました。
 暗くなり始めた5時に作業終了。レンタカーに給油して、トヨタレンタカーに返却して1日が終わりました。



【竹林】~小椋さんから頂いたメールを元に、掲載しました。

 次回ユンボの入る所の1箇所の整備と、その土の中に静かに潜むカブトムシの幼虫 を20リットル缶に各5~6匹づつ、約50匹くらい椎茸原木の横に移しました。

 そのうち5~6匹は竹林に現れた親子3人連れに竹筒に入れプレゼント、男の子は大喜びでした。   
 父親は、竹の学校の存在はネットを通して、ご存知でしたが、重ねて我々の諸活動の紹介をしました。何らかの形で関心を持って頂けると良いですね。


   稲岡 利春


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【稲わら回収作業風景】 ~ Ichijima&Inaoka(10/30) 

・出発準備中。気合が入ってます。
・いよいよ竹林を出発です。
・法隆寺の田んぼに無事到着です。

・ぬかるみの中、わらを道路まで運びます。いい感じですね~
・トラックへの積み込み中です。

・小休止中です。暑くなってきました。
・かなりわらがかさ張ってきました。
・あと少しです。空元気ですかね?

・積み込み完了です。
・最後の休憩?
・中央の飛行機を撮ったようですが・・・

・田んぼ西側の柿とみかんの木・・・
・遠くに法隆寺の五重の塔が見えます。
・帰りの道の駅でのトイレ休憩

・竹林に帰ってきました。1台目・・・
・竹林のわら置き場に積み上げ中です
・わら置き場手前の中継置き場です
 トラックがこの坂を上れれば・・・












・二台目ももうすぐ終わりです。     
・これでおしまいだ~

・積み上げたわらにブルーシートを被せて
 完了です。お疲れ様。
 ボランティアならではの人海作戦でした。

  


 

 

29 傘寿の 竹林独り言   「表題をつけるのに苦労する」

 2012.10.24(水) 山 本  律

 

竹林日記 「表題をつけるのに苦労する」 '12・10・24 (水)晴

 参加者 : 山本、高田、松本、野本、窪田、錦織、辻井、世良田、荒木、竹内、稲岡(喜)。 [11名]



 表題の意味は別の言い方をすれば「竹炭の材料つくりに終始した」としてもよい。山本と高田さん以外は、全員が竹を細く割って竹炭用の竹材つくりに専念した。とはいえこれも竹の学校の大事な作業なのだ。暇つぶしでしているのでは決してない。言うまでもないが。

 ついでに言うと、この竹炭の材料にしている竹は、先日の「竹あそび」の灯篭の、いわば廃材である。あの灯篭は
きれいにできたものは1本500円だったか200円だったかで商品として売れたという。できがわるくて商品にならないものは竹の学校が引取ったという。それが竹炭の材料として生かされるのである。念のために言うと、竹の学校が作った灯篭は、すべて商品として売れた。私たちが作った灯篭は、ひと目見てその丁寧さがほかのグループの作品と違った。これは昨年の「竹あそび」でも気がついたが誇りにしてよい。



 朝起きて外に出て冷え込みのきつさに驚いた。温度計を見ると8℃。冬から春になるときは気温が10℃を超えると寒さを感じなくなる。これが秋から冬に移るときは10度を切ると寒いと思う。10℃というのは暖かさと寒さの境い目である。もっとも、今朝の寒さは気圧配置が一時的に冬型になったためで、このまま冬になるわけではない。しかしこういうことを繰り返すうちに本当に寒くなる。そして木々が紅葉(黄葉)して枯葉になって冬が来る。



 今日のミーティングで、稲わら運びが話題になった。さっき世良田さんからその詳細がメールで送られてきた。
担当される方ご苦労さまです。


     山 本 律


  


 

 

28 傘寿の 竹林独り言   「いつもの竹林に戻った」

 2012.10.20(土) 山 本  律

 

竹林日記 「いつもの竹林に戻った」 2012・10・20 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、池田、原、

       小椋、林、竹内、高橋、市嶋。 [17名]



 朝、外に出ると空が透き通るほど青くて、吐く息が白く見えた。紅葉にはまだ早いが秋本番の感じだ。

 竹林も「竹あそび」の騒ぎ(?)も終って、いつもの風景に戻った。

 ミーティングの話題からして、藁敷きの段取り、それに先立つ現在陰干しにしている竹枝の整理、土採りのユンボが入る日取りなどでほとんどの時間をとった。

 これに関連して、A竹林上段で竹の焼却が始った。同時にB竹林でも竹を焼却しているから、今日は竹林内の3ヵ所で竹を焼却した。

 竹を焼却するときは消防署に事前に通知するが、消防署が気にするのは火の始末はもちろんだが近隣の住民から煙の苦情が出るためでもある。偶然だが、今日は「住民から煙で苦情が出ないように気をつけてください」と注意があった。

「ご近所の方はみな知っておられて、竹林がきれいになりました、とお礼を言われます」と答えておいた。
 これはウソではない。竹を燃やす煙と直接の関連はないが、昨年の竹林コンサートに草花の鉢植えを寄付してくださった方がある。竹林が整備されて、竹林が明るくなったことは住民の皆さんが気づいておられる。それとも直接私たちには言えなくて消防署に苦情を持込む人がいるのだろうか。そんなことはあり得ないと思うが。

 その一方で、竹炭の材料作りが始った。今日は女性のメンバーが多いので、この人たちは全員竹炭の材料つくりにかかった。

 いつも思うことだが、竹林整備はたけのこを作るばかりではない。たけのこは竹林を整備した「結果」である。



 一昨日18日の木曜日に、高校時代の仲間4人とその奥さんと大阪で食事をした。仲間の一人は囲碁教室の会長を
しているが、それは趣味の世界で、私のように社会に役立つことをしている者はなく、みな暇を持て余している。私はすばらしい老後を送っているとつくづく思う。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~10/20 Ichijima 

今日の活動写真です♪

①作業場では竹炭作りの準備、②A竹林内では稲ワラ敷き・土入れ準備作業が行われていました。
 稲ワラ敷き・土入れ準備作業は、先に間伐していた竹枝は重なっていると葉の落ちが遅いようなので、竹林内に薄く広げました。
③あと、道板の移動と、土入れ場の整理が行われていました。
④澤さんに竹行灯の仕上げをしていただきました♪♪
⑤シイタケ、A竹林上のホダ木からはピョコピョコ出てきています♪
 今日収穫した分は皆で分けました!!

①竹炭用の竹の切り出しと竹の束を作っています。




②A竹林内での稲ワラ敷き・土入れ準備作業です。


③道板の移動と、土入れ場の整理です。


④澤さんの竹行灯の仕上げ(ニス塗り)
⑤A竹林上のホダ木と椎茸です。


  


 

 

27 傘寿の 竹林独り言   「閑散とした雨模様の竹林」

 2012.10.17(水) 山 本  律

 

竹林日記 「閑散とした雨模様の竹林」 2012・10・17 (水) 曇→雨

 参加者 : 山本、松本、野本、辻井、世良田、小椋、梶原。 [7名]



 先日の台風以来の雨である。これに加えて3日間にわたる「竹あそび」の準備、本番、後片付けの疲れもあってか、参加者が少ない。

 考えてみると先週の水曜日以来ほとんど休みなしの一週間だった。ということで、一昨日と昨日に予定していた法隆寺と城陽の藁運びは中止になった。雨模様でもあるし中止して正解だった。

 参加者が少ないこともあって、みな思い思いの作業をしている。
 そのうちに雨が降ってきて、早い目に作業を終えた。車できた人はよいが自転車の人は傘もささずに濡れて帰った。
 台風が近づいているせいもあるが、この雨は秋雨前線の前兆ではなかろうか。秋雨前線は、夏になる前には梅雨前線と言われる。

 秋雨といい梅雨といい、日本だけで見られる現象である。ついでながら、「眺める」は「長雨(ながあめ)」から生れた言葉だという。



 スペースがたくさんあるので久しぶりに雑談を書く。

 きょう(10/18)の朝日新聞の読者の「声」欄に、こんな投稿が載っていた。
 「ドイツに留学中の娘が驚いたのは、ドイツ人の男子学生が食事の後かたづけをすることだという。男性たちは食べ終わると直ちに立って 食器を洗う。ふきんで拭く。棚に収める。ドイツではこれは男性の仕事で、女性の出る幕ではないそうだ」と。

 わたくし事になって申しわけないが、私もこれに似たことをやっている。ただし食事の後かたづけではなく掃除洗濯、夕食の調理である。

 私が得意とする料理は、カレー、ポトフ、まめ鯵の南蛮漬、グリーンアスパラと豚の甜麺醤和えなど。中でもカレーは、3時間ぐらいかけて作る。こんなカレーは、おそらく世界中でわが家でしか味わえないだろうと、ひそかに自信を持っている。5種類のカレー粉で作ったカレーを食べさせるレストランはないと思う。もともとカレー粉というスパイスはないから、みな味と香りが違う。わが家のカレーを食べた人は一様に「こんなカレーどうやって作るの」と聞く。そこでわたしの説明が長々と続く。甘みをつけるのに蜂蜜でなくメープルシロップを少量加えるのもコツの一つである。

 アホくさい、もうやめとけ、という声が聞えそうだから、ここらでやめる。


     山 本 律


  


 

 

26 傘寿の 竹林独り言   「長岡京 竹あそび」

 2012.10.13(土) 山 本  律

 

竹林日記 「長岡京 竹あそび」 2012・10・12(金) / 13(土) / 14(日)

 参加者 12日(金)資材の搬入 : 塚崎、松本、錦織、世良田、荒木、小椋、市嶋、梶原。 [8名]

     13日(土)準備と本番 : 山本、塚崎、川路、尾崎、松本、錦織、澤、原、辻井、世良田、荒木、
               大西、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原、諸橋。 [20名]

     14日(日)あと片付け : 山本、野本、世良田、荒木、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、
               市嶋、梶原、諸橋。 [12名]



 かねてより数々の準備に没頭した(忙殺された?) 「長岡竹まつり」は、準備、本番、後片付けの3日間好天に恵まれて無事終った。

 昨年の経験から、竹灯篭にロウソクを浮べる水の補給に、より大きなポリタンクを現場に運んだのは正解だったし、今年からメンバーに加わった梶原さん、市嶋君の働きもめざましかった。そのほかのメンバー諸氏の活動はいうまでもない。

 今回に限らず、いつも思うが「竹の学校」のメンバーの熱心さ、几帳面さ、礼儀正しさには感心する。人がしたことは感謝するが、自分がしたことを自慢しない。

 これがあるから、よそのグループが思いつかない、そして真似のできない作品が展示できる。竹行灯も竹箒もこれである。



 昨年もそうだったが、竹行灯は見る人見る人みな感嘆して見入っている。
「この教室はどこにあるのですか」と聞く人が何人もいた。そのたびに澤さんが
「教室にしたいけど、私たちのグループは竹林整備とタケノコ栽培が目的で、これだけをしてるわけやないので」と説明していた。

 竹箒は松本さんと梶原さんが担当して、あとで竹内さんが応援に入った。よく売れて途中で材料を補給して、少なくとも30本以上は作ったという。竹箒はそこらの店では扱っていないので、ほしくても手に入らない。これは私(山本)も経験がある。私が住んでいる高台自治会の夏祭りに5本出したのだが、ちょっと目を離している間に売切れてしまった。

 灯篭作り、箒作り、会場設営、後始末と、それぞれ奮闘してくださった方々、お疲れさまでした。



 休むいとまもなく、あすあさって15・16日(月・火)に、稲藁の引取りに奈良の法隆寺と城陽市に出かける。
 現在世良田さんが参加者を探しているので、決り次第お知らせします。


     山 本 律


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【会員の皆様へ お礼と反省です~理事長より】 Inaoka

 12日の資材搬入、13日の準備(竹灯篭・竹行灯・竹林ライトアップ照明器配置、点燈・電源確保、竹箒製作準備等)と本番(竹行灯展示・ナイトツアー対応、竹箒製作体験)と後片付け、14日の後片付けと資材・焼却竹灯篭の搬出等、世良田さんを中心に皆様の特技を生かしてご対応頂きありがとうございました。本当にお疲れされでした。
 3日間連続の作業された方もいますし、さらに、予定されていたとは言え、突然の稲藁の調達に明日・明後日参加いただく方、本当に頭が下がります。

 本番では昨年よりパワーアップした「竹行灯(あんどん)」に多くの方からお褒めを頂いたり、製作してみたいと申し入れ頂いたり、熱心に写真を撮られている方がいましたし、「竹箒の製作体験」ではたくさんの子供たちの参加があり、「竹の学校」に関心を持って貰えて、うれしく、誇らしい気持ちになれたのではと思います。

 反面、運営サイドとのコミュニケーション不足で、作業内容は解かっているつもりでも、目的と心が伝わっておらず、点燈時刻や竹灯篭の処分、搬出トラックの配車等、不満を感じたままに関わらず、懸命の対応を頂き、皆様に申し訳なく思います。
 後で話を聞くと、運営サイドとコミュニケーション不足のボランテア同士のわずかな行き違いで、来年は解決できると思います。

 竹でつなぐ つながる まちづくり の「竹あそび」ですが、竹で盛り上げていくためには「美しい竹林を維持する」ことの大切さをを訴えながら、活動を喜んで頂ける方、竹に関心を持って頂ける方が増えるよう、来年も協力しましょう。

 
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【13日の作業風景】~竹あそびの準備と本番と後始末です。夜の写真は苦手ですみません。 Inaoka
             市嶋さんの撮影分も追加しました。 10/17 Inaoka


・竹灯篭を配置中です。2人1組で束ねでいきます。
・休憩中も竹行灯の最後の仕上げ!!

・竹箒の製作体験です。準備した材料は使い切りました。楽しそう~。
・竹行灯の準備が始まりました。

・竹行灯の明かり用の配線中です。
・初陣製作者その一です。
・初陣製作者その二です。

・竹行灯の準備完了。入り口です。
・出口付近のスタンプラリーのポイント
・さっそくスタンプをもらいにきました♪


夜の部が始まりました。今年は竹灯篭、竹行灯に加え、竹林をライトアップしてみました。


・いい雰囲気です。
・初製作行灯でも(失礼)、この通り”スゴイ(鯉)”です。
・竹灯篭の中です。キレイ

・後片付けが始まりました。
・ライトアップの照明器が役立ってます。
・竹灯篭も倒して随分暗くなりました。


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【会員の皆様へ】 Inaoka

~竹あそび事務局スタッフとしても参加した市嶋さんからです。
  事務局に届いた来場者のメッセージの想いを皆さんと共有できればいいなぁと思って、紹介くださいました。



 皆さんと一緒に作らせていただいた竹行灯。完成し切れなかったことは申し訳なかったですが同じ場所に並べていただき本当に嬉しかったです。本当に本当にありがとうございました!!

あと竹あそび協議会事務局の一人として。

僕の元に届いているインターネットで届いた(書き込んでいただいた)参加者の皆様からの声「長岡京竹あそびの感想」をいくつか紹介します。

●幻想的で素敵な空間で癒されました~次も楽しみにしてます♪

●竹灯篭はすごく幻想的でした。たまたま前を歩いていたトルコ人と話してたら、「この灯を見て、日本に住んで本当に良かったと思うよ」と言ってました。あの幻想世界は外国人も魅了するようです。トルコ人から見ると日本のおじさんおばさんのパワーはすごいらいしです。竹の彫刻をつくったり、こんなお祭りをしたりできる。アクティブでびっくりするとのことでした。

●竹あそび、皆さんの一生懸命さに心打たれた一日でした。

●素敵な空間と時間をありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします。

●一生懸命準備をしてくださる方々がいて、私たちも出演させて頂けるんですね。感謝です!(舞台参加者の方からの声)

などなどです。

また運営に対しての感謝の言葉も届いていますが、これは裏方として様々な準備をしてくださった皆様への言葉と受け止めています。事務局としては不手際もありご迷惑をおかけした点も多くありました。

今年初めて参加したことで得たものを来年に生かせるようしっかりまとめていきます。今後とも宜しくお願い致します。

    市嶋 航


  


 

 

25 傘寿の 竹林独り言   「穏やかな竹林作業」

 2012.10.10(水) 山 本  律

 

竹林日記 「穏やかな竹林作業」 2012・10・10 (水) 晴

参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、辻井、
      世良田、荒木、竹内、高橋、市嶋、梶原。 [15名]



 何年前になるのか忘れたが10月10日は日本で初めてオリンピックが催された開会日である。10月10日は晴の特異日で雨の降らない日とされている。日本で初めて行われるオリンピックの開会日に雨が降ることを避けて、開会日をこの日にしたと聞いている。

 それを記念して10月10日を「体育の日」という国民の休日にしたのだが、休日を連休にするため、いつごろからか直近の月曜日になった。ということで今年も10月6・7・8日と3連休ができた。そのうちに10月10日が忘れられて 「きょうは何で休日なんや」になりそうな気がする。



 それはともかくとして、今日は晴の特異日にふさわしく穏やかな晴天で、気温も高くなく気持のよい一日だった。
 竹灯篭も予定数が全部出来上って、運び出すのを待つだけになった。資材倉庫が竹灯篭の山になっている。
 それにあわせて、13日の「竹あそび」当日の準備が本格化した。

 松本さんは手箒の材料つくりに専念しているし、去年はしなかったが、今年は防火用水を入れるポリタンクを会場まで運ぶのでB竹林からポリタンクを運びおろした。

 12日(金)は資材の運び込み、13日(土)が朝から会場の設営と本番、翌14日は後片づけ。お疲れの出ませんように。



 「竹あそび」と関係はないが、きょうは枯竹の焼却がはかどった。そうでなくてもも枯竹は早く燃えるが、今日は焼却炉に入れるが早いか次から次から燃え尽きて、チェーンソーで切った枯竹のほとんど全部を燃やし終った。
 手つかずの枯竹がまだたくさん残っているが、この調子だと土入れまでにほぼ処分できるかもしれない、という気がする。



 錦織さんが久しぶりに出てきた。ほぼ3カ月ぶりである。見ただけでは具合のわるそうなところはないが、ご本人の言うには老人性不眠症だという。睡眠導入剤を飲んでいるが、これを飲んだら本当に早く寝られるのかと思うとかえって寝つきがわるくなる、という。

 私(山本)は日付の変るころに寝ると9時近くまで目が覚めない。夜は寝床にもぐりこんで深呼吸を数回繰り返すうちに正体もなく寝入ってしまう。私は老人性嗜眠症かもしれない。こんなに寝てばかりいるとボケるのではないかと思う。

 昼寝して宵寝を急ぐ朝寝坊 ときどき起きては居眠りをする という戯れ歌がある。私のことを言っているのではないかという気がする。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~10/16 Ichijima 

今更ながら2012-10-10の活動写真です!!

①シイタケが出来てました♪2ヶ所の栽培所どっちにも♪♪ただし、新しい栽培所の方は立てかけていたホダ木ではなく、横に寝かせて積んであったホダ木からですが…苦笑

②A竹林・B竹林の竹間伐作業 B竹林の間伐、長法稲荷神社のお社に倒れないよう慎重に作業されてました。

③ミーティング風景 お元気そうな錦織さんと歓迎されている皆さんとの楽しそうな様子♪♪

④野本さんの競馬場利用の竹枝規格説明会!!

 ①






 ②

 ③
 ④

  


 

 

24 傘寿の 竹林独り言   「今日も竹灯篭つくり、
                間伐と枯竹燃やし」

 2012.10.06(土) 山 本  律

 

竹林日記 「今日も竹灯篭つくり、間伐と枯竹燃やし」 2012・10・06 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、尾崎、野本、澤、原、辻井、世良田、荒木、大西、小椋、林、

       竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 村山(てくてく)。 [19+1名]



 朝、顔を合わせたときの言葉が 「がたっと涼しなったなあ」。しかしそれも朝のうちだけ、日が高くなるとやはり暑いというか日差しが強くて汗をかく。だが風は涼しい。何といっても10月、秋だもの、涼しくなくてどうするか。



 きょうは女性メンバーの参加が多くて華やかだ。そして竹灯篭作りのピッチが上った。こま切れの竹くずが出るわ出るわ。プラスチック製のケースが5個、焼却場に持ち込まれた。3ケースは燃やしたが、残り2つは次回に持ち越した。燃やして燃やせないことはないが、何分にも青竹なのですぐには燃えない。勢いよく燃やすためには枯竹を8割青竹を2割ぐらいにしなければならない。しかし、おかげで枯竹もたくさん燃やすことができた。

 この間から気がついているが、最初に運びこまれたのではない枯竹が運び込まれている。聞くと、近所の農家が処分に困っている枯竹を持ち込むのだという。あそこに持って行ったら燃やしてくれるということらしい。近所づきあい、地元とのコミュニケーションということもあって、むげに断るわけにいかない事情がある。量的にはそれほどではないから、おおきに、おかげさんで助かったで済むなら協力は惜しまない。

 それはいいのだが、灯篭もこれだけ数が増えると置き場所に困る。ベニヤ板を敷いてその上に並べると、何かのはずみで1本が倒れるとなだれをうって全部が倒れる。文字どおりの「オセロゲーム」である。



 この竹灯篭は、10月13日(土曜日)に長岡天神横の 長岡公園で催される 「竹あそび」 のイベントとして、公園の通路一帯に並べられる竹灯りの一部である。全部で数千本の竹灯篭が並べられるが、「竹の学校」は500本を作る。

 昨年もこれを作って、竹の学校は数十本の竹行灯を出品した。今年も昨年と同様、数十本の行灯を出品する。ぜひ見に来てください。

 同時に、竹のミニ手箒を、松本さんとアシスタントの梶原さんが造ってみせます。

 設営準備を担当される方は、当日9時に長岡天神本殿前にお集り願います。(きょうお配りした 竹あそび実行計画参照)


     山 本 律


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【本日の作業風景】~今日は、竹あそびの最後の準備を察して頂いて、大勢の参加となりました。 Inaoka

・あわただしい雰囲気でのスタートです
・竹筒の搬送の準備(袋詰め)です
・袋詰めした竹筒で物置が一杯です


・増え続ける間伐竹の整理です
・伐採中です。
・竹あそびにこの竹行灯も参加します~。


・集会場の周りの竹も伐採されて、明るくなりました。が、女性陣には日焼けするとかで非難ごうごう。
 ミーティングは竹あそびの当日の打ち合わせ等で、いつになく真剣な雰囲気!?


  


 

 

23 傘寿の 竹林独り言   「長岡京市から表彰」

 2012.10.03(水) 山 本  律

 

竹林日記 「長岡京市から表彰」 2012・10・03 (水) 晴

 参加者 : 山本、高田、松本、野本、窪田、澤、辻井、
        世良田、荒木、小椋、稲岡(喜)、高橋、市嶋。 [13名]



 きょうはもう10月3日。 といって何も変ったことはない。カレンダーの残り枚数が3枚から2枚になっただけである。でも、あと三月でお正月。

 毎年思うが、一月一日 元日というが、別にどうということはない 366日目とちがうんか、とひねくれたことを考える。早く来い来いお正月 は童謡の世界ではないか。もっとも子どもたちはお年玉がもらえて 「お正月や」と嬉しいのかもしれないが。



 朝、きれいな 白いうろこ雲が流れていた。作業がる始るころは、もこもこした雲の塊りになっていたが、空が澄んで日差しが強くて明るい。

そして風が涼しい。体を動かすと汗はかくが、風があって空気が乾いているので体感温度は低い。爽やかな気分で作業ができた。



 9月30日に 長岡京市市制40周年記念行事として各種部門の記念表彰が行われた中で 竹の学校が環境部門の表彰を受けた。

 表彰を受けたことは稲岡さんからのメールで皆さんごすでに存知だと思うが、ホームページに写真が出ているのでご覧ください。



 竹林作業はそれこそ9月も10月もない。前回の仕事の続き、竹灯篭つくり、A竹林(上の段)の間伐と、それから出る枝の整理をしている。

 当然のことだが竹灯篭の数が増えた。作業小屋の机の上には載りきらなくて、資材倉庫を整理して棚をこしらえて並べた上に、それでも足りなくて、資材倉庫にベニヤ板を敷いて べた並べにしてある。市嶋君に 「何本ぐらいできた」と聞くと 「300本以上はあります」と答えが返ってきた。500本まであと一息。

 参考までに、10月12日の金曜日にこれを「竹あそび」の会場に運び出すという。

 それに関連して、10月13日(土曜日)の 「竹あそび」本番の当日は、午前9時に長岡公園(長岡天神の奥)にお集りください。



 月桂冠から、先日の竹林取材のお礼として、超高級清酒が届けられました。

 のどを鳴らしている人がいるらしいですが、忘年会に皆で頂いては、という意見があります。お楽しみに。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~10/6 Ichijima 

大変遅くなりましたが10月3日活動分の写真です。
多種多様な活動があるのが面白くて、本当にすごい方々だなと思っています♪

※写真たくさんあるので使う写真選んでくださ~い。(Inaokaの独断で選びました・・・涙)

①台風の強風で折れた竹
②窪田さんの竹枝敷き
③小椋さんの枝打ち
④辻井さんの竹間伐
⑤荒木さんの竹間伐
⑥高田さんの竹焼却

⑦世良田さんの竹灯篭作り
⑧稲岡(喜)さんと高橋さんと市嶋の竹灯篭数取りと移動
⑨製作済み竹灯篭の整理※今日はご迷惑をおかけしました、野本さん。
⑩山本さんの竹焼却
⑪松本さんの竹箒作り
⑫シイタケ栽培所※これは何キノコなんでしょう…

竹間伐作業は写真よりもやっぱり動画の方が迫力がありますね!!

 
  ②
  ③

 
  ⑤
  ⑥


 ⑦
  ⑧
  ⑨


 ⑩
  ⑪
  ⑫


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竹の学校の皆様へ~理事長より】 9/30夜に配信したメールと同内容です。   Inaoka

 9月30日(日)の台風の中、杉谷さん・世良田さんと共に、長岡京市制施行40周年記念式典に参加してきました。

 多年にわたり環境保全に貢献した環境保全協力団体ということで、市長より環境部門で記念表彰を頂きました。

 杉谷さんをはじめとする旧竹林友の会からスタートされた方々の尽力の賜物と思います。

 これからも竹の学校の全員で、次の世代のために美しい竹林と伝統を守っていきましょう。


・頂いたのは、表彰状と、何故か旧神足小学校前の写真付きの写真立てですが、後日、送られてくる記念写真を入れるためのものかも。

 今日の竹林で話題となったようですが、残念ながら、金一封ではありませんでした。


 ・表彰状と環境部門表彰者リスト
   
・長岡京市の市制施行40周年記念式典の様子
 (長岡京記念文化会館) ~京都新聞HPより  
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【管理人より】 本年9月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 4,721
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 +308
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

  


 

 

22 傘寿の 竹林独り言   「竹灯篭つくりの真っ最中」

 2012.09.29(土) 山 本  律

 

竹林日記 「竹灯篭つくりの真っ最中」 2012・09・29 (土) うす日~薄曇

参加者 : 山本、塚崎、高田、澤、世良田、林、竹内、稲岡、市嶋、梶原、諸橋。 [11名]



 気温は高くないがむしむしする。台風が近づいているからか。作業を始めたとたん、シャツが汗でじっとり濡れた。

 9月の作業日はきょうが終り。次の作業日からもう10月である。思えば暑い9月だった。涼しくなったのは彼岸の中日を過ぎてからである。そして今年は秋も冬も気温が高いらしい。

 前にも言ったが私は寒いほうがよい。鼻水が凍ったり瞬きが渋くなったり、前の晩に飲み残した茶が部屋の中で凍っているほどでなくてもよいが、吐く息が白く見えたり、息をすると鼻がつーんとするぐらいのほうが好きだ。



 今日は、朝から2台の電動鋸がフル回転している。10時のミーティングのとき休憩場所に行くと、作っている途中の灯篭が林立していた。作業小屋の机の上にも載りきらないほど立ててある。こういう作業があと3、4日は続くという。500本というとさすがにハンパな数ではない。

 そのうちに焼却場に灯篭作りで出た竹の切りくずが、どさっと運ばれてきた。もっともこれは切りくずだから数は多いが、一つ一つは小さくて枯竹と一緒に燃やすと、ほぼ1回で処理できる。しかしこれで1日分だから、これがもうあと3回か4回運ばれてくる勘定だ。多々益々弁ず。

 さあきばって燃やしましょう、手持ち無沙汰なんていやです。



 それと作業小屋のボードに、今日の作業計画として「C地区の整備」・「A地区の枯竹の焼却」と書いてあった。B竹林はよく聞くが、C地区、A地区というのは聞いたことがなかった。だが、C地区は長法稲荷の裏手の竹林だと見当はつく。それならA地区というのは、我々がいつも作業をしている竹林としか考えられない。と思って世良田さんに確かめると、そのとおりだった。

 ここでいうA地区は、いつ決ったのか「乙女の丘」とか「太陽の丘」と呼ばれている。ただし、この名前はいまはほとんど使われていない。だったらA地区、B地区、C地区のほうがわかりやすい。今後竹林日記もこの呼び名で書くことにしよう。「地区」がいいか「竹林」がいいかは使う人の好みに任せてもよい。私(山本)は「竹林」を使いたいなあ…。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 今まで通り「A竹林」「B竹林」「C竹林」の呼び方が良いですね。 Inaoka

・いつものミーティングです
・竹の間伐が続いています
・枝払いした竹を作業場へ運びます

・電動鋸で90°と45°に切り分け、竹筒を作ります。どんどん出来てます
・市嶋さんが竹行灯を始めました


  


 

 

21 傘寿の 竹林独り言   「暑さ寒さも彼岸まで」

 2012.09.26(水) 山 本  律

 

竹林日記  「暑さ寒さも彼岸まで」 2012・09・26 (水) 快晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、澤、世良田、竹内、稲岡、市嶋、梶原。 [12名]

 来訪者 : (株)モノリス より7名



 雲ひとつない文字どおり抜けるような青空。そして風が涼しくて、明け方は肌寒いくらいだった。「布団をかぶらんと寒かった」と竹内さん。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものだ。しかしこのまま涼しくなるとは思えない。涼しかったり暑かったりを何度か繰り返して秋になる。こうした中で特に秋を思わせるのは、影が長くなったことと日が短くなったことである。



 今年は「先止め」の時期が早すぎたのか立ち枯れの竹が目立つ。上の段(太陽の丘)に多い。これの伐採にあわせて、上の段の07年の古竹の間伐が進められた。前回も書いたが、今年は間伐竹を積上げずに屋根型に立てかけている。 「あの中で昼寝したらええやろなあ」と誰かが言った。風が通って涼しくて薄暗いから昼寝にはもってこいだが、もちろんそんな怠け者はいない。

 山本が燃やしている枯竹のうち、燃やすに値しないほど腐った竹を細かく砕いて肥料にする作業が先日から行われている。肥料と言えば間伐竹の葉も腐らせて肥料にする。

 以前、五小校区の生涯学習で味噌を作ったことがあるが、豆を採ったあとの豆殻を燃やそうとすると、味噌つくりを指導していた農家の婦人が 「豆殻は腐らして肥料にするから燃やさんといてください。百姓が作ったものでほかすものはありません」と言ったのを思い出す。

 一方でB竹林でも竹の焼却が続いている。担当者二人のうち高田さんは休憩時間もB竹林に留まって焼却作業をしていた。山本が枯竹を燃やしている場所は近くに誰か人がいて目が届くが、B竹林はまわりに人がいないから、火をつけたら目が離せない。



 月桂冠の会誌「和組」が竹を特集するため、株式会社モノリスから7名、取材にきた。稲岡さんの説明と案内で竹林全体を見てまわった。古い竹炭窯で枯竹を燃やす光景が珍しかった(面白かった?)のか、カメラマン2人が写真を撮って行った。


     山 本 律


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【モノリス様の取材風景】 ~Inaoka 

 本日は月桂冠プレミアム倶楽部『和組』の「竹」の特集の取材とのことで、月桂冠株式会社の企画宣伝部の方、株式会社東急エージェンシーの関西支社の方と、製作を担当される株式会社モノリスのディレクターとコピーライター・カメラマンの7名がお見えになりました。
 竹の学校の活動内容の説明と、竹林を見学頂きました。特に竹林での癒しを感じて頂いて、竹林の素晴らしさが伝わったら良いなと思います。そしてこの美しい竹林を守ってやろうと思う方が、1人でも増えると良いなと思います。出来上がりに期待です!

・炭焼き釜を説明する世良田さん
・野本さんのチェンソー作業も見学?
・竹行灯と竹箒も見て頂きました


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【本日の作業風景】 ~Ichijima 

活動写真です♪

①焼却釜の掃除
②腐食竹の肥料作り※さらに細かくして肥料になる!?
③「誰ですか、こんな竹の切り方したの!」
④隣竹林との間の溝掃除
⑤シイタケ畑のお水やり
⑥太陽の丘 竹間伐作業
⑦シイタケホダ木組み換え
⑧澤さんの竹行灯切り出し
⑨竹行灯作りの大切な下ごしらえ
⑩稲岡さんの竹の皮剥き

<チーム“シイタケ”より連絡>
・今シーズン初めてシイタケの水やりをしました。
・西側のホダ木ですが、下に敷いていた木板を抜いて、土に接するように変更。
・南側のホダ木ですが、実験的に色々な置き方をしています。今まで通り土から離して置いたものと、土に接するように置いたものの2通り。※シイタケのホダ木組みですが、時期によって(菌の繁殖を見極めて)変更するようですね。もう少し勉強してみます!!

 ①                                             
 ②
 ③
 ④

 ⑤
 ⑥
 ⑦

 ⑧
 ⑨
 ⑩

 


 

 

20 傘寿の 竹林独り言   「乙女の丘の間伐はじまる」

 2012.09.22(土) 山 本  律

 

竹林日記  「乙女の丘の間伐はじまる」 2012・09・22 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、尾崎、松本、野本、窪田、澤、辻井、
                世良田、荒木、小椋、林、竹内。諸橋。 [14+1名]



 今日は秋分の日。国民の休日だが、土曜日だからもともと休日だし、ことに竹林作業にたずさわる我々にとって別に休日の意味はない。

 念のため今日の日出時刻は5時45分、日没時刻は17時54分。9分の差があってきちっと12時間になっていないのは日本が赤道上にないことと地球が23℃半傾いているからである。秋分というより、私たちには日が短くなったことのほうが秋の実感である。これからはますます日が短くなって、やがて冬至になる。冬至については昨年荒木さんが細かく日出と日没時刻を調べて下さったのでご記憶の方がおられると思う。



 今日から乙女の丘の間伐が始った。間伐は以前から上の段(本当は太陽の丘というらしい)で行われているが、目の前で見るのはこれがはじめてである。近くで作業をしている人を退避させたところへ、ばさりと竹が倒れてくる。

 毎年思うことだが、竹というのは倒してみるとずいぶん丈が高い。立っているときはこんなに高く見えない。竹という言葉は「丈高く生うる」から来ていると言うが、まさにそのとおりだと実感する。「竹」という字は竹の姿の象形文字である。


     山 本 律


  


 

 

19 傘寿の 竹林独り言   「肥料入れ始る」

 2012.09.19(水) 山 本  律

 

竹林日記  「肥料入れ始る」 2012・09・19 (水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、野本、窪田、辻井、世良田、荒木、
         小椋、竹内、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [13名]



 気温はそれほど高くないが、むし暑い。湿度が高くて風がないためである。風は涼しさ、体感温度に影響する。暑いと涼しいは風があるかないかの違いだと思う。



 いよいよ肥料入れが始った。先日来窪田さんが土をならして溝を作っていたのがこれの準備だったのである。肥料は雨で流れないように溝に撒いていく。

 肥料入れは、きょう始ったばかりだが、これが終ると藁敷きが始る。そして土入れ。タケノコ栽培(敢えて「栽培」という)の本番である。

 昼の間は暑い暑いといいながら、朝晩は涼しいし熱帯夜はなくなった。日の暮れも早くなった。秋は粛々と深まっていく。



 一方ではB竹林から竹材が次々と運ばれてくる。中には肩に担いで運びおろす人もいる。10月13日(土)に催される「竹あそび」の会場に並べる竹灯篭の用材である。

 「竹の学校」だけでも500本作るから、ほかのグループの分を合わせると数千本の竹灯篭ができるわけで、それは見事な景観になるが、去年も思ったことだが、その後始末は誰がどうやってするのだろう。ちょっとやそっとの作業ではないはずである。

 でも長岡京市だからできる、長岡京市でないとできない催しなのだからそれは覚悟の上なのだろう。ご苦労さま。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 今日は市嶋さんです。 

 本日の活動写真です。※市嶋B竹林で竹筒用の竹玉切り活動だったので、A竹林作業の写真がほとんどありません。

 ①                      (写真説明)

①枯れ竹焼却!この積まれた枯れ竹のうち、一部を細かくして肥料にしてはという話が出ていました。
②シイタケ水遣り用水タンク→雨水溜まってましたv(。・ω・。)ィェィ♪
③補修された北階段♪
④A竹林では肥料まき!
⑤B竹林に向かう運搬車。この最後の坂が幅も狭く難所です。。。
⑥世良田さんに、切り倒して頂いていた竹を選別してもらい、竹行灯・竹灯ろう用に使えそうな太い竹は、ほぼ玉切りにしてA竹林に下ろしました。
 ~ichi



 ②
 ③

 ④
 ⑤
 ⑥




 


 

 

18 傘寿の 竹林独り言   「天王山・西山合同フォーラム」

 2012.09.15(土) 山 本  律

 

竹林日記 「天王山・西山合同フォーラム」 2012・09・15 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、松本、野本、澤、原、辻井、世良田、

      大西、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、市嶋、梶原。 村山(てくてく)。 [17+1]



 今日は13時半から中央公民館3F 市民ホールで標記のフォーラムが催されるので本来の竹林作業を11時で打切った。時間は短かったがB竹林の間伐竹材の焼却と本来の焼却場所で枯竹の焼却と、シイタケのホダ木の整備をした。

 竹を焼却するときは事前に消防署に連絡する。これは毎回するが、今日は2ヶ所で焼却すると連絡したためか「竹の焼却は煙が出るので消防車が出動することがあります」と注意があった。以前にも同じ注意があったので「それは心得ています」と答えた。竹の学校では消防車が出動したことはないが、消防車が出動するほど煙を出して竹を燃やす竹林があるのだろう。しかし他人ごとと思わずに、注意するに越したことはない。十分注意しましょう。



 このごろはカナ文字言葉が多くて、 「フォーラム」とはどういう意味かわからななくていたが、会場を見て「天王山周辺森林整備協議会」と「西山森林整備推進協議会」が合同で、それぞれに所属する団体が自分たちの自己紹介とPRをする展示会と理解した。

 全部で10団体がフォーラムに参加していたが、出品物といいそれが展示されている場所(会場のステージの上)といい、ほかの団体には失礼だが、「竹の学校」の出品物は、質も量もケタが違う、と思った。ほとんどが大人の参観者で、質問したり説明を求める人が多いことにそれが現れている。

 杉谷さんが見えておられたが、「竹の学校もよくここまで育ちましたねえ」と言っておられた。
 私が 「はじめのころは、タケノコを作るのが目的だと思っていました」と言うと、「その人たちがこの仕事をしてるんですよ」と。
 いいリーダーが、よくぞ集ってくださったものだ、とつくづく思った。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 Inaoka

・水タンクの再配置
 雨水の受けガイドがミソです
・竹あそびの竹筒用の竹材です 
 加工までに湿らせないためです
・今年はこのような立ち枯れが多いです
 芯止めが早かったとの見解も?

・北階段の補修工事です
・電動鋸で竹筒の切り出し中です
・竹筒を綺麗にしています

・竹筒を綺麗にしています
・高田さんが久しぶりに出てこられました
・少し早いリラックスタイムです


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【天王山・西山合同フォーラムの様子です】 Inaoka

 「竹の学校」からは竹行灯の展示と活動プレゼンデータを流しました。展示場所が壇上だったせいか、お客様が少なかったような・・・。次回は道具の数など課題もありますが、製作体験教室を前面に出すことも考えて行きたいですね。

・準備中です
 少し時間が無くて忙しかったです
・準備完了です
 Ichiさんが拝むように見ています
・Haraさんのデモンストレーション
 お客様に関心を持って頂けました

・杉谷さんが出てこられました
 久しぶりですがお元気そうです
・受付です 
 皆で準備した竹林からの贈り物です
・展示風景です。いい感じです
 行灯もパネルもスクリーンもバッチリ

・お客様からの質問の工具を熱く説明 
・オッサン達スタッフの記念撮影です

・展示物の後片付け中です
・活躍したノートPC&プロジェクター
・女性陣のお帰りです。お疲れ様

 


 

 

17 傘寿の 竹林独り言   「千里の道も一歩より始る」

 2012.09.12(水) 山 本  律

 

竹林日記 「千里の道も一歩より始る」 2012・09・12 (水) 晴

 出席者 : 山本、塚崎、野本、窪田、辻井、世良田、荒木、竹内、高橋、市嶋、梶原。 [11名]



 9月の半ばともなると、さしもの暑さも腰くだけになる。といっても、お世辞にも涼しいとは言えない。その上、湿度が低いのか蒸暑さがなく汗で濡れたシャツが風が吹くと乾くのがわかる。



 今朝竹林に入って枯竹の燃やし場に行くと、程よい長さに切った枯竹が山積みになっていた。先週の土曜日にはなかったから、その間に誰か切ってくれた人がいるのだ。量だけでなく切口を見てもチェーンソーで切ったとわかる。世良田さんが切ってしてくれたのにちがいない、と思って聞くと、果して世良田さんだった。手つかずの枯竹の山が、ごっそり低くなっているのが見ただけでわかる。ありがとうございます。

 野山竹林には、まだ枯竹がかなり残っているという。間もなくそれも運ばれてくるから、そのときは枯竹の山が再現する。そしてそのうちに我々の竹林で間伐された竹の焼却作業が始る。枯竹の山の横に青竹の山ができる。

 しかし、いつも思う。1本燃やせば1本減る。それを繰り返せば、そのうちに必ずゼロになる。今日の竹林日記の表題である。

 竹内さんと辻井さんが上の段で、竹と竹に渡した竹に、4,5mに切った竹を立てかけている。『たけやぶにだれかたけたてかけた』という早口言葉を思い出した。それはどうでもよいが、この竹は資材小屋の屋根を葺き替える用材だという。

 何年か前、この上の段の整備が始って間もなくのころ、伐採した竹が山積みになっているのを、高田さんが1本1本焼却場までかついでおろしていた。当時は切倒した竹は燃やすよりほかに処分する方法がなかったのである。それを思うと、「竹の学校」の中だけではあっても伐採した竹の利用方法、範囲が広がったと思う。

 その一方で、焼却場のまわりの土を掘って一輪車で運び出す人がいる。
 いまは古くなった竹炭窯を竹材の焼却用に使っているが、以前はこの場所で竹をじかに燃やしていたから、この一帯の土は、土というより土のようになった竹炭である。

 何に使うのか聞いてみると、作業小屋に入る道が雨が降ると川になるので、その補修をするという。そういわれて思い出した。何年か前、作業小屋がもっと下にあったころ、梅雨の末期の大雨で、この道が川になったことがある。もともとが谷筋だから雨が降れば川になるのは仕方ないが、いまは土中に埋めた水道管が露出するほどえぐれている。それをもとどおり修復するのである。勾配を少しでもゆるくするため途中に何箇所か竹で段をつけるという。あの元焼却場の土なら水はけがよいから雨が降っても泥にならない歩きやすい道になる。



 さらに、間もなく肥料撒きがはじまる。そして10月に入ると藁敷きに入る。藁を敷くといよいよ土入れ。

 考えてみると、いや考えるまでもなく、いまの時期でなければできない作業というのはいくらでもある。まさに竹林整備である。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 今日は市嶋さんです。

 活動の補足です。

世良田さん・塚崎さん・荒木さんが竹筒作り
野本さん・竹内さん・辻井さん・梶原さんが通路補修
窪田さんが肥料撒き準備の溝掘り
高橋さんが竹炭チップのラベル貼りと箱詰め
市嶋が間伐竹の枝払い※辻井さんから新たな枝払い技を教えて頂きました♪

高橋さんがとっても美味しいお菓子の差し入れを下さいました♪
大好評でした!!

黒板が設置されて、本当に学校らしくなってました♪素敵♪♪     ~Ichijima

・竹筒作りです
 


・通路補修です 
・肥料撒き準備の溝掘りです

・ミーティングです
・おいしそうなお菓子です
・懐かしい黒板、黒板消しはあるの?

 


 

 

16 傘寿の 竹林独り言   「チェーンソー操作の資格」

 2012.09.08(土) 山 本  律

 

竹林日記 「チェーンソー操作の資格」 2012・09・08 (土) 晴

 参加者 : 山本、川路、尾崎、松本、野本、澤、池田、原、
         辻井、世良田、林、竹内、稲岡、高橋、梶原。 [15名]



 朝、雨がぱらついて道が濡れていたので傘を持って出たが竹林に着いてみると雨の降った形跡もなかった。どうやら金ヶ原と長法寺では天気が違うみたいである。そういえば最近よく言われるゲリラ雨は降る場所が局限されているという。もっともゲリラ雨はどうかすると水害が起るほどの豪雨だが、今朝の雨はゲリラ雨とはほど遠い、じょうろで撒いたぐらいの雨だった。

 久しぶりに竹内さんが顔を見せた。家庭菜園の土地を交換したので、その手続きなどのため夏休みをとったという。
 これも久しぶりに、女性メンバーが顔をそろえた。いままで男性ばかりだったところに女性が加わって華やかな雰囲気である。



 B竹林から大量の間伐竹材が運びこまれた。すべてほぼ2メートルぐらいに切ってある。

 去年もあったが今年も10月15日に長岡公園で催される 「竹あそび」に出品する竹灯篭の材料である。500個の竹灯篭を作るというから、はんぱな量ではない。これを、節をそろえて50センチほどの長さに切りそろえて、一方を斜めに切り落とす。

 もう少しすると2台のエンジンカッターがうなりをあげて竹を切り揃えたり端を斜めに切る作業が始る。竹灯篭を作るのは「竹の学校」だけでなく、ほうぼうのグループが作る。しかしこれほどきちんと作るのは「竹の学校」だけのように思う。メンバーの几帳面な性格がよく出ている。
 
 世良田さんがB竹林に入る前に、私(山本)が燃やしている枯竹を、チェーンソーで適当な長さに切ってくれた。これを手鋸で切っていたら半日はかかる量を、10分か15分で切ってしまった。

 いまB竹林から運びこまれた竹は、当然ながらチェーンソーで切りそろえてある。とてもじゃないがこの時間で手鋸で切れる量ではない。

チェーンソーの能率のすばらしさと、いま私が燃やしている山積になった枯竹を見て、私もチェーンソーが使えたらええのになあと思ったが、あれの操作には資格が要りそうで、ド素人は扱えそうにない。
「チェーンソーは資格がなくても使えるか」
 と聞くと野本さんが言下に 「あかん」と言った。
「無資格で使って事故を起したらどこも補償してくれへん」
「そうやろなあ、責任だけ負わされて痛い目をするのは自分やなあ」
 ということになった。

 そうには違いないが、私はあの山のような枯竹をチェーンソーで切ってやりたい。無理やろなあ…と思いながら、切り終ったときの満足感、達成感も味わいたい。八十の手習いで講習を受けようか、無理かなあ、と思案している。

 大昔のことだから言っても無駄だが、私は一時期、運転免許を持っていたことがある。免許試験は、構造が100点、運転が85点だった。しかし職場で車に乗る機会もなく、車を買うだけの金もなくそのままにしているうちに、更新期限が過ぎたことに気がつかなかった。

 あとで気がつくなんとか野郎を絵に描いたような話である。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 Inaoka

・ラベル貼り付けの終わった
 竹林の贈り物です
・竹の伐採中です。
 土取り場所を確保します
・倒れる伐採竹の迫力ある写真のはずだったのですが
 ただの傾いた竹にみえます(涙)

・余談
 今回の伐採竹の掃った枝は、なんと京都競馬場のコースの表面を整えるために使われるとのこと。
 本件については、続編があるかもしれません








・竹あそび用の竹カスタネットをゴム紐で繋いでいます
・ミーティングです
 


 

 

15 傘寿の 竹林独り言   「竹灯篭造りの準備が始った」

 2012.09.05(水) 山 本  律

 

竹林日記 「竹灯篭造りの準備が始った」 2012・09・05 (水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、辻井、
            世良田、小椋、稲岡(喜)、市嶋、梶原。 [12名]



 ひところとくらべると朝晩は涼しくなったが、日中は どこが秋や と思うほど暑い。やはり彼岸を過ぎないと秋にならないのか。 



 水を入れたポリタンクを動力運搬車に積んでB竹林に入る人がいる。聞くと、水はB竹林に入るついでに運ぶだけで、すでに伐採してある竹材を運びおろすのだという。

 一方では、乙女の丘の西のはずれの竹を伐採する人がいる。これは同時に、間もなく始る筍畑の土入れのため崖を崩す準備でもある。

 竹の伐採は、いずれも 10月13日(土)に催される 「長岡京たけあそび」に長岡公園一帯に並べる竹灯篭の材料である。500本の竹灯篭作成の依頼が来ている。昨年も同じ依頼があった。

 一口に500本というが、節の位置をそろえて同じ長さに切って先端を斜めに切りおとすのは並大抵の仕事ではない。昨年は動力鋸2台をフル回転して何日もかかって作り上げた。今年も同じことをする。

 竹を伐採すれば、それに伴って枝の処分が必要になる。枝もちょっとやそっとの量ではない。山のように積上げた枝を、枯れるのを待って葉は筍畑の肥料に、枝は竹箒の材料にしたりして最後は焼却せねばならない。

 竹の焼却といえばこの炎天下、野山竹林から運びこまれた枯竹の焼却をする人もいる。とてもじゃないが焼却の現場にはいられないから10メートルほど離れた場所から燃え具合を見ながら、燃やしやすいように短く切った竹を焼却炉に投げ入れていく。このときだけは焼却炉のそばまで行かなけれならない。冬はよいが、この季節の焼却作業はハンパな仕事ではない。

 こうした作業の一方では、先日作った竹炭を袋に詰めてラベルを貼る人がいる。数が数だけに、これも面倒な、かつ細かい作業である。しかし予定していた200袋の袋詰めとラベル貼りが完了した。

 同時に竹林の草取りと整地を一人黙々と続ける人がいる。これはこれで、間もなく始る藁敷きと土入れの準備に欠かせない仕事である。

 何度も言うが、竹林の仕事は筍を作るだけではない。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 今日は市嶋さんです。
 B竹林では、竹灯り用の竹筒裁断。←僕もここで活動
A竹林の詳細はわかりませんが、戻ってきたら辻井さんが竹伐採されてたのでその1枚。
あとはミーティングの様子と野本さんの「鯉に恋する竹行灯作り」の様子です(笑)。~Ichijima

・B竹林の作業組です

・A竹林の作業組です

 ・ミーティングです
 
 


 

 

14 傘寿の 竹林独り言   「きょうから9月」

 2012.09.01(土) 山 本  律

 

竹林日記 「きょうから9月」 2012・09・01 (土) 晴

参加者 : 山本、松本、野本、澤、小椋、林、稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [11名]



 きょうから9月。暦の上では「二百十日」。ただし今年は閏年のため昨日が立春から210日目になるが、二百十日というと9月1日が浮ぶ。

そして台風を連想する。しかし今日は台風どころか、そよ風も吹かない残暑で、参加者全員汗びっしょりになって作業をした。

 同時に9月1日は1923(大正12)年の関東大震災の日でもあって、現在は「防災の日」になっている。竹林でこの話をすると「いまやったら3月11日にしたほうがええな」となった。確かにそうである。いまとなっては、大正12年の関東大震災を知っている人はいないといってよい。なんできょうが防災の日やね、の人ばかりである。



 今日はしばらく休業状態だった竹工芸を再開しようということで、前回の竹林日記に別紙でお知らせをしたが、出てこられたのは、澤さんと稲岡喜美子さん、高橋さんの3人だった。

 造っている途中の竹行灯を見せてもらったが、こんな繊細な手作業ができるのは世界中で日本人だけではなかろうかと思う作品だった。アジサイの花を透かし彫りにして、アジサイの花そのものが細かい上に、そのまわりを何百個ともしれない2ミリほどの孔で飾ってある。

 私(山本)が「アジサイやったら水色の電球を入れたらええなあ」 と言うと、「人には好みがあって、明りを入れんほうがええ、いう人やら、紙を張ったほうがええ、いう人やら、いろいろあんね」ということだった。

 ともかくあの芸の細かさには敬服する。



 またしても雑談をする。

 吉沢久子さんという94歳の家事評論家が言っておられる。「最近は何かというと「バリアフリー」を言うが、バリアフリーは、小さな子どもの注意力が育たないし、年配のものは注意力が衰える。

 不便さが元気を保つ秘訣でもある」と。

 そういえばそうかもしれない。便利さ楽さばかり求めていては、心も体もアホになってしまう。ものは考えようである。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 今日の主業務は「竹林からの贈り物」~竹粉炭の袋詰め でした。 Inaoka
             市嶋さん撮影分を追加しました。Inaokaの写っているやつです。

・久しぶりの頭を突き合わせての共同作業です



・そのせいか、休憩時間の写真は珍しくコミュニケーション中のものばかりとなりました。


・アイスクリームが振舞われたせいかも・・・。


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【管理人より】 本年8月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 3,829
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +228
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

  


 

 

13 傘寿の 竹林独り言   「管理の意味」

 2012.08.29(水) 山 本  律

 

竹林日記 「管理の意味」 2012・08.29 (水) 曇→小雨

 参加者 : 山本、松本、野本、世良田、稲岡(喜)、市嶋、梶原。 [7名]


 
 気温はそれほど高くないが、風がなくて蒸暑い。

 水曜はいつも参加者が少ないが、きょうは7名。過去の記録を見ると、5月9日(水)5名 というのがある。ただしこれは、前日、前々日と2日続けて臨時の作業日が入っているので、「本当なら休みにしてもよかったのですが」と世良田さんがコメントしている。



 ともかく今日は、これをせんならん、という差し迫った用事がないので、少ない人数で穏やかに作業を進めた。

 乙女の丘の西のはずれに、腐りかかった青竹の廃材が放置してあったり草が生え放題になった部分がある。そこに作業の手が入った。そこの崖を崩すのだという。土取り作業の準備である。そこが終ったら次は枯竹の焼却釜の奥の崖を崩すという。確かめていないが上の段にも土の取れそうな崖がある。いずれその崖も崩すと思う。



 8月の作業は今日が最後、次の作業日はもう9月だ。そのうちに稲藁敷きが始って、それが終ると土入れになる。だが、藁を敷くためには藁を竹林まで運んでこなくてはならない。誰が、いつ、どこへ行って藁を買い求めるか、運んできた藁を、どこに積み上げて保管しておくか、そうしたことをいつごろまでに仕上げてしまわねばならないか。

 考えてみると、ものごとを仕上げるためには、よく言われる『5W1H』を欠かすことができない。

 いつ、誰が、どこで、何を、何のために、どうやってするか、この中のどれか一つでも欠けたら事はうまく運ばない。これをきちんと意識して行動することを「管理」という、と大昔に教わった。

 ふだんやりなれている簡単なことは意識しなくてもできるが、1年に1度しかしないこと、初めてすることに管理は欠かせない。

 さらに、それ以上に大事なことは、仕上げたあとの点検と反省である。これが次の5W1Hにつながる。管理というのは5W1Hの繰り返しと言ってよい。



 えらそうなことを、もの教えがましく言ったお詫びに、たわいもないアホらしい笑い話を一つ。
 お日様とお月様と雷様が旅をしました。
 宿について酒を飲んだ雷様が目を覚ますと、お日様もお月様もとっくに出発したあとでした。雷様が言いました
 「月日のたつのは早いものだ。おれは夕立にしよう」


     山 本 律


【追記】
  今度の土曜日 9月1日は竹細工の日です。
  竹細工担当の方はぜひご参加ください。  


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【本日の作業風景】 

今日の活動写真送りまーす♪
今日は参加された方が少なくてちょっぴり寂しい竹林でした…。
カブトムシの幼虫がいました。
必要なら写真送りますが、結構グロテスク笑        市嶋 航

・ミーティング
・梶原さんの竹割り

・梶原さんのカスタネット(四つ竹)作り
・カブトの家
・野本さんの整理整頓


  


 

 

12 傘寿の 竹林独り言   「暑いけれども秋」

 2012.08.25(土) 山 本  律

 

竹林日記 「暑いけれども秋」 2012・08・25 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、窪田、澤、荒木、小椋、林、稲岡、市嶋、梶原。 [12名]



 空が青く澄んで日差しが強くて、流れる汗を拭きながらの作業だが、風が涼しくて気持がよい。この間からツクツクボウシが鳴きはじめて、稲が穂を出している。いくら暑くてもやっぱり秋なのだ。



 さきほどからエンジンカッターがうなりをあげている。休憩のときに見ると、青竹が10㎝ほどの長さに切刻まれていた。傍らでは切刻んだ竹を5,6㎝幅に割っている。「竹あそび」用のカスタネット作りである。切口をきれいに削って、多分一つ一つ穴を開けて、二つを一組にして紐を通すのだろう。これを50人分、竹片にして100個作るという。簡単だが手間のかかる仕事である。

 一方ではシイタケのホダ木の原木コナラで机を作る準備をしている。シイタケのホダ木は10㎝ほどの太さだが、原木は、どう見ても直径が50センチ以上はある。すでに厚さが10㎝、長さが2メートルほどの板状に加工してあるが、コナラという名前とシイタケのホダ木の太さからはとても想像できない大木なのだろう。

 その大木を伐り倒して、もちろん動力鋸だろうが、いくら動力鋸でも10㎝の厚みの板にするのは、半端な作業ではない。それも2枚や3枚ではない、ざっと見て20枚近くあったと思う。

 板に引くのはそれを専門にする人だろうが、その板を机に造るのは「竹の学校」のメンバーである。そういえば休憩所に置いてあるベンチも机も、多分コナラのベンチであり机であろう。「竹の学校」のメンバーの多士済々ようには恐れ入るしかない。恥ずかしながら私(山本)は枯竹が燃えるのを、タバコをふかしながらただ見ているだけ…。それでも 「山本さんはお箸とボールペンしか持ったことがないんでしょう」と言ってくれる人もいる。そんな私だが、たまに台所に立つとカレーやポトフや八宝菜を3,4時間かけて作ったりもする。人さまざまである。



 またしても余計な話を一つ。

 西京区の桂川沿いに、牛ヶ瀬というところがある。こういっては牛ヶ瀬の人に失礼だが、何の特徴もない大都市周辺地域である。

 いっぽう、イギリスにオックスフォードというところがある。だれ知らぬものはないオックスフォード大学のある街である。考えてみると、オックスは牛、フォードは歩いて渡れる浅瀬。 オックスフォードを日本語で言うと牛ヶ瀬である。オックスフォードも牛ヶ瀬も牛が渡れるほどの浅瀬なのではないか。事実牛ヶ瀬のあたりの桂川は浅瀬である。


     山 本 律


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【本日の作業風景】~本日は多彩です Inaoka

・ミーティング中に何を書いているのかな・・・今日の作業項目でした~感謝
・コナラの乾燥場所を確保しています

・「竹遊び」用カスタネットの製作中
 100個を手作業で作ります
・カスタネットの材料取りに
 使った電動鋸です
 ・本日、依頼先の引き取りを待つ
  「流しソーメン」用竹樋のセットです
 
カブトムシの寝床?用に整地して、古い椎茸のホダ木を
 積み上げています
・秋に向かって、竹行灯の
 製作準備中です 
・今日の空です。この日差し
 に関わらず竹林は涼しい?

  


 

 

11 傘寿の 竹林独り言   「夏休みが終って2学期始る」

 2012.08.22(水) 山 本  律

 

竹林日記 「夏休みが終って2学期始る」 2012・08・22 (水) 晴

 参加者 : 山本、野本、澤、世良田、荒木、小椋、市嶋、梶原。 [8名]



 夏休みは終ったがまだ暑い。やはり 暑さ寒さも彼岸までか。だが秋の彼岸までまだひと月ある。辛抱して待つことにしよう。

 きょう出てきたメンバーは、あれを早く片づけんならん、と言う人たちである。

 まず、MKタクシーから依頼があった そうめん流しの竹樋作り。2mの長さに切った半割竹4本と、それに勾配をつけて支える脚5組など。そうめんをたれに浸すちょこも作るのかと思ったが、それは作ってないみたいだった。

 特に意識して宣伝しているつもりはないが、竹の学校の存在がいつの間にか世に知られるようになったらしい。竹林整備が大事なことは言うまでもないが、その結果がこうして世間の役に立つと思うと楽しい。

 それと、シイタケのホダ木整備。ホダ木にかぶせる遮光ネットの準備は夏休みに入る直前まで続けられていたが、きょう、それがホダ木の上に竹材を渡して屋根を作ってかぶせられた。ホダ木は仮置場に積んであったのを運搬車で運び入れた。気がついたのはホダ木の組み方である。いままでは井桁に組んで重ねてあったが、今度は横に渡した竹材に、向い合わせにして斜めに立てかけてある。このほうがシイタケが育ちやすいし、採るのも採りやすいような気がする。



 ここ2,3日、俄雨が降る。いままで晴れていたと思うと雷が鳴ってどしゃ降りの雨が降る。それで思い出したのが、最近聞かなくなったが「狐の嫁入り」という言葉である。晴れているところに雨が降ってくる、あるいは雨が降っているところに陽が射してくる空模様を言う。

 私はどちらが狐の嫁入りなのかと、つねづね思っていたが、こんな話があるらしい。江戸時代のことだと思う。狐の娘が嫁入り支度で歩いていると俄雨が降ってきた。親か仲人か知らないが 「この雨霽らしてみしょう」と言って、呪文か何かを唱えてその雨を霽らしてしまったという。

 この話を聞いて、「狐の嫁入り」は、雨が降っているのに陽が射すことだと知った。


     山 本 律


【追記】 竹林日記 2012・08・22 に書くのを漏らしていました。

 竹の学校からの贈り物として、ボランティアフォーラム用の竹炭 100袋ができています。
 単なる竹炭ではなく、クラッシャーで2㎜から5㎜に砕いた、プランターの土などに混ぜて使う竹炭です。
 夏休み中に作ってくださった人がいます。

 そのほかにも、「竹あそび」用の カスタネット 100個、灯篭 500個も、期日はもう少し先ですが、作らねばなりません。
 のんびりしている暇はありません。


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【本日の作業風景】 市嶋さんご提供
             ~今後、私の登校できない(水)の写真を担当頂けるとのこと。
               腕もカメラも良さそうなので、乞うご期待。 Inaoka

・流しそうめん用竹樋です。
 凝り性が画面からも伺えます。
・新しい椎茸のホダ木と寒冷紗です。
 ちょっとスケールがでか~い。
・ほんとに暑いのレベルではありません。

  
 


 

 

10 傘寿の 竹林独り言   「夏休みもそろそろ終り」

 2012.08.18(土) 山 本  律

 

竹林日記 「夏休みもそろそろ終り」 2012・08・18 (土) 晴

 夏休みだからといって竹林日記を書いてわるいことはなかろう。思いつくままを書いてみたくなった。



 まず、きょうの暑さ。午後4時の気温が、拙宅の温度計で 36.5℃。空の青さは秋を思わせるし、風も秋の風だが、この暑さは文字どおりの残暑である。残暑というには厳しすぎる。だが風があるのと湿度が比較的低いこともあって何とかしのげる。

 市役所に用事があってバスに乗っていると、梅が丘のバス停から杉谷さんが乗ってこられた。バスのステップを、やっこらしょ というふうに上ってくる人がいるので見たら杉谷さんだった。足元は失礼だがおぼつかない。だが一人でバスに乗って出かける気持をお持ちなら結構なことだ。市役所前で降りるときまだ乗っておられたから 「お一人で出られるなら結構やないですか」と言って別れた。



 市役所に行ったのは、この年寄りに高齢者医療保険の保険料の追加徴収と住民税の値上げを言ってきたので、その説明を聞きに行ったのである。

 原因は労働省(社会保険庁)の、私への年金支給額が14年間も低く算定されていたのを修正した結果である。
 蚊の涙ほどの追加支給だが、ほんのわずかの支給額のために、膨大な支給明細書と追加徴収書を作る手間と、発送する費用を考えると政府の仕事のずさんさをつい思ってしまう。それに振り回された長岡京市もご苦労なことである。



 そんなことを思っていると荒木さんからメールが入った。
 写真を見ると、竹材をそのまま建物の壁に立てかけてある。すだれを作って、と聞いていたので、ヨシズのすだれのようなものを作るのかと思っていたが、竹材で日陰を作っていたのだ。考えてみたら、ビル全体を覆ってクーラーの効率に影響が出るほどのすだれを作る作業は非効率というより不可能といってよい。私の考えが甘かった。

 次の水曜から竹林作業が再開される。またお目にかかりましょう。


     山 本 律


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【番外編です】8/15に川路さんのお供で、平城宮跡から「ツバメの塒入り」と「大文字送り火」を見てきました。 Inaoka

・腕もカメラも悪いなりに頑張って撮りました。ゴミのようなのがツバメ達です。
 現場は夕暮れから、超低空や上空を何百羽も乱舞してすごいです!!
 まるでヒッチコックの「鳥」で、これが「鳩」や「カラス」クラスだと怖いと思います。「ツバメ」で良かった~。




  


 

 

09 傘寿の 竹林独り言   「夏休みに入る」

 2012.08.03(金) 山 本  律

 

竹林日記 「夏休みに入る」 2012・08・03 (金) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、窪田、世良田、林(哲)、竹内、市嶋、梶原。  [10名]


  
 秋を思わせる澄んだ青空だが、それだけに情容赦ないほど陽射しが強くて、したがって暑さが厳しい。

 明日4日(土)が本来の作業日なのだが、明日から夏休みに入るのと三条商店街の「京の七夕」用の竹を用意するため、作業日を今日に振替えた。

 世良田さんがB竹林に入ったのと、私(山本)が以前から気になっていた焼却炉の灰の除去にかかった以外は、七夕の竹の伐採をした。数量は7本と多くないが、七夕に適当な太さの竹を用意するのと、節ごとに2つづつドリルで穴をあける作業や、その穴から塩水を注入して栓をするなど、結構手間のかかる作業である。

 野本さん、林さん、竹内さん、梶原さんの4人が、シイタケのほだ木にかぶせる日覆いのネット作りをするのを見て私は竹林を出た。

 最近の半ば習慣で作業小屋の温度計を見た。なんと30℃。それでこの暑さとは。湿度が高くて汗が乾かないから体感温度が高いのだ。それしか考えられない。それにしても暑い。拭いても拭いても汗が流れる。風があればまだ救われるが、その風もない。ただ暑いだけ。



 明日から18日の土曜日まで夏休みに入る。25日の土曜日にまたお目にかかりましょう。

 私は何をしようかと考えて公民館サークルの「中世文学」の案内を作っていないことを思い出した。しかし「中世文学」は11日の土曜日だ。まだ1週間ある。あすあさってのうちに作ってポストに入れればよい、と思うと気が楽になった。



 先日「極楽のこぼれ風」のことを書いたが、この言葉をご存じない人が案外おられることを知った。そういう私も女房が使うのを聞いて知ったのだが、女房に「極楽のこぼれ風て、どこで知った」と聞くと、京都の中京区に長らく住んでいた友達が言うのを聞いたとのこだった。

 今日(4日)の京都新聞の「凡語」に

『京の習慣である打ち水は本来は「もてなし」の作法で、京都人それを暑さ対策に応用した。中庭に水をまくと気化熱で庭の気温が下がる。さらに温度差で気圧の差が生じ、町家を吹き抜ける微風を起す』

 とあった。

 これを読んで私は「極楽のこぼれ風」は京都で生れた言葉で、京都人といううち、中京あたりの人しか使わない言葉ではないかと思った。いかにも京都らしい、風情のある言葉である。昔私がいた山形では絶対に使わないし、思い浮ばない言葉である。


     山 本 律


  


 

 

08 傘寿の 竹林独り言   「今日から8月」

 2012.08.01(水) 山 本  律

 

竹林日記 「今日から8月」 2012・08・01 (水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、澤、世良田、荒木、竹内、梶原。  [9名]

 来訪者 : 長岡京市観光協会 車田厚子氏とご主人



 8月と聞くと夏も終りに近い気分になるが、月が替っただけで暑さは変らない。今日も午後1時の気温が34℃。猛暑日でないというだけで猛暑日すれすれの真夏日である。しかし台風10号が近づいているため風がある。汗で濡れたシャツを風が吹き通ると体感温度が下がってホッとする。



 この暑さの中で竹を火で炙って油抜きをしている。何を作るのかと思っていると、資材倉庫の屋根から雨水をタンクに引きこむ樋だった。

 私たちが管理している竹林には全部で5個の水タンクがあるが、すべて雨水の貯水槽である。このほかに、縦に二つに切ったドラム缶があるが、これにも一輪車の格納庫の屋根の雨水を入れる計画なのか格納庫の軒下に置いてある。竹林には市の水道も引きこんであるが、ほとんど使ったことがない。まさに、水は天からもらい水である。

 この、天からのもらい水をシイタケのほだ木に撒いている。今日は、夕方から雨になるという予報だが、人間だけでなく、シイタケのホダ木も生き返った気がするだろう。人間もほだ木も雨を待つこと切なるものがある。



 あさって3日(金)は、4日(土)の振替作業日。「京の七夕」に使う竹、7本の伐採。
 そして4日(土)から18日(土)まで、お盆休みをはさんだ夏休み。作業再開は25日(土)。



 昔「ケ セラ セラ」という歌があった。 ―― ケ セラ セラ なるようになるわ 先のことなどわからない…
 これを聞いたとき私は なるようになれ 先のことなどわからない と理解した。

 最近この歌を思い出して気がついたのは、なるようになる と、なるようになれ とは意味が違うことだった。
 なるようになる には、希望というか意欲がある。なるようになれ は、やる気のなさ、捨て鉢、もっと言えば やけくそである。

 あえて言うなら、目標は作るものではなく、できるものである。なるようになる、と思って希望を失わずにいるとそのうちに、自然に目標が できる。目標がありながら、それを放置するのが怠慢であり、やる気のなさである。

 えらそうなことを言ったが、正直言うと私の今日までの人生は、なるようになる の連続だったことに気づいた次第である。

 どんな小さなことでも、問題点が見つかればそれを何とか解決しようと努力することを怠ってはならない。
 これでええやんか、ではなく、こうしたらええやんか、に発想を転換することである。
 しんどいことも確かにあるが、それが解決したとき、実現したときの達成感、満足感は楽しい。やってよかった…。


     山 本 律


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【管理人より】 本年7月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 574 3,829
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 +249
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

  


 

 

07 傘寿の 竹林独り言   「猛暑日 37℃」

 2012.07.28(土) 山 本  律

 

竹林日記 「猛暑日 37℃」 2012・07・28 (土) 晴

 参加者 : 山本、高田、野本、窪田、辻井、世良田、荒木、林、竹内、稲岡、市嶋、梶原。 [12名]



 暑いのは今日に限ったことではないが今日は風がない。竹の葉がそよりとも動かない。うちわの風が唯一の風である。極楽のこぼれ風は望むべくもない。

 この暑さはちょっと異様だと思って拙宅の裏口の温度計を見た。37℃!  見間違いではないかと2回確かめたが、2回とも37℃だった。

体温なら微熱である。いつだったか、金沢で38℃を記録したと聞いたことがある。38度になるとクーラーが効かなくなるという。



 この猛暑の中をB竹林から竹炭を運びおろす人がいた。数えていないが20袋はあったと思う。かと思うと相変らず枯竹を燃やす人がいる。

ただし、さすがに火のそばで作業はできなくて、少し離れたところに折りたたみ椅子を置いて、そこから火の燃え具合を監視していた。



  8月の作業予定が決ったのでお知らせする。
  
  8月3日(金) 「京の七夕」用の竹(7本)の伐採と穴あけ。穴あけは七夕の期間中、竹が枯れないよう塩水を注入するため。

  8月4日(土)~18日(土)の2週間 お盆休みをはさんで夏休み。やれやれか暇をもてあますか。

  8月22日(水)は作業を休みます。どうしても出る必要のある人は出てくださってかまいません。

  通常の水・土に戻るのは9月に入ってから。



 前回は暑さしのぎにビールの話をしたが、今日は趣きを変えて少々ケッタイな話をする。

 タバコを吸わない人はお気づきでないだろうがタバコを吸うと必ず蚊が寄ってくる。タバコの煙に蚊を寄せつける物質が含まれているのかと思っていたが、タバコの煙には炭酸ガスが含まれていることに気がついた。

 蚊は動物の血を求めて寄ってくる。動物は呼吸をするから炭酸ガスを吐き出す。皮膚からも皮膚呼吸で炭酸ガスが出る。炭酸ガスがあるところには血液があることを蚊は知っているのである。タバコの煙に血液はないが、そこまで蚊は知らない。炭酸ガスを感じるとその刺激で羽が動くのである。

 ではなぜ血を吸うのか。卵を作るためである。蚊の体の蛋白質だけでは卵は作れない。動物の血を吸うことによって卵を作るのに必要な蛋白質を得るのである。だから血を吸うのはメスだけである。オスは草の汁を吸っている。オスは文字どおりの草食系である。

 もっとひどいのはカマキリである。カマキリは交尾が終ると、メスはオスを食べてしまう。オスの体の蛋白質で卵を作るのである。

 人間も女性のほうが男性より長生きをするのは、もしかするとこれと関係があるのかもしれない。

 自然界には人間には考えられないむごいことをして種族の維持を図っている生物がいる。

 殺生を戒める宗教というのは人間が創ったものだということをつくづく思わせられる。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

・B竹林の消し竹炭の搬出作業です。暑い中、お疲れさま。B竹林もずいぶんと明るくなっています。

・これこそ、熱中作業です。熱そう~。
・資材倉庫用の棚の材料です。油抜き(炙る)のため竹の節を抜いています。

 


 

 

06 傘寿の 竹林独り言   「"蒸"のついた暑さ」

 2012.07.25(水) 山 本  律

 

竹林日記 「"蒸"のついた暑さ」 2012・07・25 (水) 晴

参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、澤、辻井、世良田、小椋、梶原。 [10名]



 暑いから言うのではないが、私(山本)は暑いより寒いほうがいい。寒いのは厚着をしても体を動かしても凌げるが、暑いのは裸になっても暑い。裸になったらなお暑い。それに湿度が高いとくればもう手のつけようがない。きょうがそれだった。しかもこの蒸暑さは、きょうだけとは限らない。明日もあさっても、その先も続く。誰かが「盆が終るまでこの暑さは続くなあ」と言った。

 そういえば、盆が過ぎるとツクツクボウシが啼きはじめる。あの声(音?)を聞くと、夏の終りを感じる。小学生のころはツクツクボウシの声を聞いて「早よ宿題せんならん」と思ったものである。

 いまは「暑い暑い」の嘆声ばかりだが、あとひと月もしないうちにその季節がやってくる。そして日の暮れが早くなったのがわかる。



 この暑さの中で、乙女の丘に土を運び入れる人がいた。「まだ藁敷も終ってへんのに」と言うと、「竹の落ち葉が藁の代りや」という答えが返ってきた。あとでわかったことだが、ツルハシの置場所を作るために、資材倉庫の奥の崖を削ったのだった。乙女の丘に運び入れた土はそれである。あらためてツルハシ置場を見ると、まるで寸法を計ったようなツルハシの置場ができていた。1本抜けただけでもすぐわかる。



 暑い盛りだからビールの話をする。

 ビールのちょうどよい飲みごろの温度は、ドイツは12度から15度という。アメリカでは何度が飲みごろなのか知らないが、氷の塊りのようなジョッキに、泡も立たないほど冷たいビールを入れてくる。飲んでもただ冷たいだけで味がわからない。

 誰かが言った。
「アメリカには味わって飲むようなビールがないから、ビールというのはこうして飲むものだと、みな思っている」

 それを聞いて思い出した。昔「花嫁の父親」という小説があった。その中に、結婚披露宴に出されたシャンパンが、味がわからないぐらい冷たくて、それを飲んだ男が、「このシャンパンは、これくらい冷やさないと飲めない安物だ」と憎まれ口を叩く箇所があった。

 アメリカは食い物のまずい国と聞いているが、ビールもシャンパンも同じらしい。

 話をドイツに戻すと、ビールは北に行くほど味が濃厚になる。私たちが飲んでいるビールは、ドイツの南端バイエルンの、「バイエリッシュ」である。ミュンヘンでビールといえば1ℓがふつうである。それがケルンでは200ccぐらいのグラスになる。そして味が濃厚になる。

 いま日本で人気の「プレミアムモルツ」は、さらに北の、チェコのピルゼンで造られる「ピルスナー」である。第一次大戦で、ドイツがチェコを占領してドイツ人が喜んだのは、ピルスナーがドイツの値段で飲める、だったという。


     山 本 律


 
 


 

 

05 傘寿の 竹林独り言   「第5回定例総会」

 2012.07.21(土) 山 本  律

 

竹林日記 「第5回定例総会」 2012・07・21 (土) 曇一時雨

参加者 : (順不同) 窪田、野本、世良田、山本、稲岡、小椋、錦織、杉谷、
      高田、市嶋、荒木、林(哲)、梶原、竹内、多田、塚崎、大西、原、
      池田、尾崎、川路、高橋、松本、稲岡(喜)、島田。 [25名]



 NPO法人 竹の学校の第5回定例総会が、10時15分からバンビオを会場にして開かれた。議題および議事内容は後日発行の議事録をご覧ください。



 ということで今日の竹林日記は、文字どおり 傘寿の独り言である。

 さすがに総会というだけあって、委任状の10名を除く会員全員が出席された。タケノコのシーズンでも、ここまで顔が揃うことは稀である

 中には顔を見るなり 「久しぶりやなあ」の言葉から話が始る人もいた。多田久美子さんである。話を聞くと、いいねちゃんが小学生、いいお君(どう書くか、字を忘れた)が中学生、いいなさんが高校生だという。しかも久美子さんは、小・中・高と3つのPTAに関係しておられるから話を聞いただけで忙しさがわかった。ご主人も小・中・高のどれかのPTAの役員で、きょうはそっちの会議に出ているので、子供たちだけで留守番をしているから、と言って懇親会を欠席された。「ほんとなら、わたしもいっしょに飲みたいのに」と笑っておられた。



 杉谷さんが、今季限りで竹の学校を退会される。役員は退かれても、会員として残られるのかと思ったら、竹の学校そのものを退会する、と言われる。たまには顔だけでも出してください、と言っておいた。当り前だが、齢をとるというぐらい平等なことはない。


     山 本 律


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【本日は総会です】 Inaoka

・いつもの作業風景とは違い、緊張感があります。
・杉谷さんの最後の挨拶です。


【総会後の親睦会です】~Inaoka

 理事長の辞任の心の準備が出来なかったせいか、心残りな日でした。
 ご健康やご家庭の事情もあるでしょうが、ここまで竹の学校を育ててきた方だけに、後ろ髪を引かれているのではないかと思います。特に竹林友の会の設立当初からのメンバーの方や、島根県つながりというより、杉谷さんを心のよりどころにしてきたメンバーも複雑な思いだったはずです。

 杉谷様、顧問、相談役、長老、何でも作りますので、これからも「竹の学校」に関わっていただきますよう、よろしくお願いします。





 


 

 

04 傘寿の 竹林独り言   「暑い の一語に尽きる」

 2012.07.18(水) 山 本  律

 

竹林日記 「暑い の一語に尽きる」 2012・07・18 (水) 快晴

参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、辻井、世良田、竹内、稲岡(喜)、梶原。 [11名]



 梅雨が上がったとたんの猛暑日と熱帯夜。夏やもん仕方ない、といえばそれまでだが、それにしても暑い。今年は梅雨の終りが例年より早いし暑さが厳しいという。これからの暑さが思いやられる。いつも言うことだが、暑いより寒いほうが凌ぎやすい。寒いのは厚着をしても、体を動かしても防げるが、暑いのは裸になっても暑い。

 じっとしていても汗が流れる暑さの中で、シイタケのホダ木の整備というより積みなおしや、間伐や、枯竹の焼却や、資材倉庫の棚に使う竹材の油抜きなど、誰もみな汗みどろの作業をしている。最近はやりのように言われる熱中症に、よくならないものだと不思議なくらいだ。

 なったら大変だから、ならなくて幸せだが。皆さん、お互い気をつけましょう。ただ言えるのは、作業をする場所が竹林だ、ということがある。こんな自然に恵まれた場所でできる作業は、どこにでもあるものではない。



 スペースが余っているので、また無駄話をする。

 きのう17日は祇園祭、その前日と前々日が宵山。四条通は歩行者天国どころか歩行者地獄といってよいほど人人人で埋まった。

 毎年そうだが、女性の多くは浴衣を着ている。

 浴衣と書いて「ゆかた」と読む。
 ゆかたは、もともと「湯帷子(ゆかたびら)」から出た言葉だという。昔は風呂に入るとき、といっては間違いだ、湯を浴びるときは、男も女も麻で作った薄衣を身に着けたという。湯を浴びるときに着る帷子だから「湯帷子」なのである。

 後になって、多分江戸時代だと思うが、麻布が糊をきかせた綿布になって、字も浴衣になった。言葉だけは「ゆかたびら」だったようだが、いつの間にかそれも「ゆかた」と略されたらしい。

 湯を浴びるのでなく湯に体を浸すことになって、入浴のときは裸になるのがふつうになると、木綿の単衣(ひとえ)を「ゆかた」と呼ぶようになった。今ではそれがおしゃれ着になった。「浴衣」をなぜ「ゆかた」というのか、の一席である。

 お前はつまらんことを知ってるなあ、と言われそうである。


     山 本 律


 


 

 

03 傘寿の 竹林独り言 「泥と汗の中を220本の竹材搬出」 

 2012.07.14(土) 山 本  律

 

竹林日記 「泥と汗の中を220本の竹材搬出」 2012・07・14 (土) 晴れたり曇ったり

参加者 : 山本、野本、窪田、辻井、世良田、荒木、林(哲)、竹内、
              稲岡、稲岡(喜)、市嶋。梶原。村山。 [11+2名]



 気温はそれほど高くないが湿度が高い。竹林の中を動いているだけで汗が頬を伝って流れる。

 その蒸暑い中を野本、世良田、荒木、林、市嶋、梶原の6人が竹材の運び出しに野山竹林に出かけた。
 竹林に入る農道が荒れているとは聞いていたが、途中の急坂でトラックがスリップして上れず、世良田さんの言うには、メタボメンバー5人がトラックの荷台に乗って辛うじて竹林に入ったという。

 全部で600本の竹材が必要だというが、きょうは220本を3回に分けて搬出して、15時前に今日の作業を終えた。残りの400本は、200本溜ったところで搬出し、その間に竹の穂先の部分を1.3mづつに切って竹材店に引取ってもらって、競馬場で利用する。

 前回も書いたが、これらの作業がすべて無償で行われる。金が動かないと何一つことが進まないきょう日でも、こういう世界があるのだ。NPO法人のあるべき姿こに極まる、といっても過言ではない。敢えて自画自賛しておく。



 ホームグラウンドに残ったメンバーは、シイタケのホダ木の整備とホダ木のまわりに生え放題になっている竹の切取り、筍畑の土ならし、枯竹の焼却をした。目立たない作業だが、いずれもいまの時期にしておかないと後で困る作業ばかりである。



 以後は私(山本)の独り言。

 7月12日で私は81歳になった。傘寿を過ぎたが、ほかに適当な言葉を思いつかないし、どう考えても米寿までは続くまいと思うから表題は「傘寿の 竹林独り言」でいく。

 81歳の誕生日を迎えて女房と娘が、7月13日に京都府民ホール”アルティ”で催された長岡京室内アンサンブルの演奏会に私を招待してくれた。

 学生時代に患った結核の治療で飲んだストレプトマイシンの後遺症で高音障害がある上に老年性難聴が重なって、バイオリンの高音がほとんど聞きとれないというより、とんでもない調子はずれに聞えるが、覚えているメロディーとリズムを頭で聞きながら楽しんだ。

 長岡京室内アンサンブルの代表者 森悠子さんは、かつて梅ヶ丘にお住まいだった。あるとき、阪急長岡天神の駅前の カンパニュラという喫茶店で、たまたま同席して言葉を交わしたことがある。

「いま何をなさっておられます」
「ただ一介の市民でございます」

 そんなやり取りだった。
 そんな些細なことを森悠子さんは覚えてもいらっしゃらないだろうが、私は一市民として覚えている。


     山 本 律


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【本日の作業風景】 Serata & Inaoka

・野山竹林の伐採青竹220本の搬出作業です。雨上がりの地道でトラックを押し上げるのが大変だったとのこと。


・搬出隊のメンバーです。お疲れ様。
 荒木さん、本当にお疲れの様ですネ
・ホームグラウンドの休憩時間です。

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【7/15 竹あかり作品展~於:ひとまち交流館】
  ~澤さんに突然連絡頂いたので、祇園祭の京都市まで見学に行ってきました。
    澤さんのお仲間の作品群です。携帯電話での撮影ですのでお見苦しいですが、ご辛抱下さい。 Inaoka

・2筒で1テーマの作品です。・行灯らしいシンプルさです。 ・写真では、分かり難いで ・辻井さんの奥様の作品です。
 ひらめくものがありました。 なにか惹かれます。      すが、枝に乗っています。 気合が入ってますね。
 
 


 

 

02 傘寿の 竹林独り言   「二回分の竹林日記」

 2012.07.07(土)
 2012.07.11(水) 山 本  律

 

竹林日記 「二回分の竹林日記」 2012・07・07 (土)  07・10 (水)

参加者 : 07・07 (土) 野本、濱上、世良田、竹内、稲岡。梶原。 [5+1名]

      07・10 (水) 山本、塚崎、高田、野本、窪田、澤、辻井、
                  世良田、竹内、高橋、市嶋。梶原。 [11+1名]



 齢をとると、何につけ動作がのろまになって仕事に追われる。ほんとうならその日のうちに作らねばならない竹林日記が二日分も溜って、いまごろお届けする仕儀になった。ごめんなさい。



 7日の土曜日は、前日の天気予報が雨だったので休みにしたのだが、じゅうぶん作業ができる空模様だったので上記の人が出られた。

 野本さん梶原さんは、シイタケのホダ木整備。竹内さんは、ふだんはできない竹工芸の竹削り。稲岡さんは、キヌガサタケを見にきたが、出ていなかった、残念。世良田さんは、資材倉庫の整理。

 なお、8日の日曜日に竹林景観フォーラムのグループ20名が見学に入っている。世良田さんが対応している。



 10日(水)は、窪田さん高橋さんがサバエと雑草の刈取、高田さんがB竹林の間伐竹の焼却、塚崎さんが今年の親竹の年号入れ、山本が本来の枯竹の焼却についた以外は、全員が野山竹林の整備。11時ごろ野山竹林からトラック1台分の枯竹が入った。野山竹林には、まだかなりの枯竹が残っているらしい。



 開け放った窓から風が入って気持がいい。女房が、「ああ涼しい、極楽のこぼれ風や」と呟いた。

 極楽のこぼれ風…忘れるともなく忘れていた言葉である。クーラーだけに頼っている現在は、こういう情緒のある日本語を使わなくなった。

 そういえば「そよ風」という言葉も最近はあまり使わなくなった。日本語の表現が味気なくなっている。ダサイだの、ヤバイだの、ウザイなどという言葉はほとんど無意識に使うが。

 そういえば「眺める」というのは、もともとは降り続く長雨に気が沈んで、ぼんやりしている状態を言う言葉だったという。長雨が「ながめ」になってそれが動詞化して、眺めるになったという。だから、見つめる、目を注ぐ動作を眺めるとはいわない。どこに視点を置くでもなく見るのを「ながめる」というらしい。英語にも see と look があって、英和辞書には「見る」と「視る」の意義の違いに注意とある。言葉を正しく使うのは難しい。


     山 本 律


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【竹林の風景】~7/7(土)の撮影分です。 Inaoka

・残念ながらキヌガサダケのつぼみ  
です。スカートを広げるまで待てない。 
・竹林入り口の花壇のアジサイです。我が家の赤いガクアジサイを
 挿し木したものですが、ずいぶん立派になりました。青いですが・・・。

 


 

 

01 傘寿の 竹林独り言 「蒸暑くて汗まみれの竹林作業」

 2012.07.04(水) 山 本  律

 

竹林日記 「蒸暑くて汗まみれの竹林作業」 2012・07・04 (水) 晴れたり曇ったり

 参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、澤、辻井、世良田、小椋、竹内、稲岡(喜)、市嶋。 [12名]
 来訪者 : 梶原



 朝起きたときは晴れていたが、気がつくと西の空に気味が悪いほど濃いねずみ色の雲が広がって、いまにもどしゃ降りになりそうな気配である。竹林に着いたころちょうどこの雲の下になりそうな予感がしたが、雨は降らなかった。そのうちに雲が消えて薄日が差して、気温が上るにつれて蒸暑くなった。湿度が高いので汗が乾かない。おまけに枯竹の焼却は蒸暑さの援護射撃である。その中で市嶋君が必死になって枯竹を切っては次々と焼却炉に投げこんでいる。そのおかげで私は椅子に腰掛けて竹が燃えるのを見ているのだけが仕事だった。



 上の段の竹林で間伐が続いている。ただし古くなって筍が出来なくなった竹ではなく、若い青竹だから七夕用の竹かもしれない。

 それにあわせて、塚崎さんが今年の親竹の年号書きをしている。塚崎さんは、もともと文字を書くプロである。竹の学校の入口の表示板も塚崎さんの手になるものである。

 その傍らで、サバエと雑草の刈り取りが進められている。これはこれで目立たないが手の抜けない作業である。
 さらにその奥では、長らく手入れをしなかったシイタケのほだ木の整理整頓作業が行われている。
 体を動かさずに出来る竹林作業などあるわけがないが、この蒸暑いさなかに、皆さん汗みどろになって作業を進めておられる。



 先日の「横縞シャツの大流行」の続報である。

 きょうの朝日新聞に、アメリカの囚人服を着た人の写真が出ている。それを見るとアメリカの囚人服は今でも黒と白の横縞である。記事の見出しにも、「横じま囚人服」と出ているから、世界的に見ても特異なデザインなのであろう。

 ただしいわゆる「犯罪者」ではない。不法移民だから法的には犯罪者として扱われるのだろうが、本人も罪を犯したとは思ってないのではないか。だから写真に撮られても平気だし、「エクトルさん」と、さんづけで名前まで出ているところをみると人権侵害でもないのではないか。

 それはともかく、日本の横縞シャツの氾濫ぶりは、少なくともアメリカ人の目には奇異な印象を与えるのではないか。もっとも、アメリカの囚人服はシャツだけでなくズボンも黒と白の横縞である。しかもズボンというよりパジャマの下半分といった感じだからやはりあれは普通の衣服ではない。


     山 本 律


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【管理人より】 本年6月末迄のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月  合計 
2012年 396 471 533 646 642 567 3,255
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +146
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305