2013年(前半) 竹の学校 活動報告

 53  竹林日記  「第6回 定例総会」   2013.06.29(土)  山本 律
 52  竹林日記  「雨でも頑張っています」   2013.06.26(水)  稲岡利春
 51  竹林日記  「梅雨の最中の夏至」   2013.06.22(土)  山本 律
 50  竹林日記  「久しぶりに雨の音」   2013.06.15(土)  山本 律
 49  竹林日記  「台風がそれての から梅雨」   2013.06.12(水)  山本 律
 48  竹林日記  「カラ梅雨とキヌガサ茸」   2013.06.08(土)  山本 律
 47  竹林日記  「80歳がスタートと思えば
    人生がおもしろくなる」
 
 2013.06.05(水)  山本 律
 46  竹林日記  「最後尾を歩く者」   2013.06.01(土)  山本 律
 45  竹林日記  「奇特な方がいらっしゃる」   2013.05.29(水)  山本 律
 44  竹林日記  「情報労連の竹林ボランティア作業」   2013.05.25(土)  山本 律
 43  竹林日記  「竹林作業は老化防止にうってつけ」   2013.05.22(水)  山本 律
 42  竹林日記  「いなごの佃煮」   2013.05.18(土)  山本 律
 41  竹林日記  「葵まつり」   2013.05.15(水)  山本 律
 40  竹林日記  「スマホかタブレットPCか」   2013.05.11(土)  稲岡利春
 39  竹林日記  「立夏をすぎての強風」   2013.05.08(水)  山本 律
 38  竹林日記  「ファミリーサービスデー」   2013.05.05(日)  山本 律
 37  竹林日記  「そろそろ終わり・・・」   2013.05.04(土)  山本 律
 36  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「五月晴れの筍掘り」   2013.05.01(水)  山本 律
 35  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「標題を何とつけようか、
   やっぱり筍掘り…」
 
 2013.04.29(月)  山本 律
 34  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「筍も盛りを過ぎたか」   2013.04.27(土)  山本 律
 33  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこ一休み」   2013.04.22(月)  山本 律
 32  竹林日記  「今里のたけのこ」   2013.04.20(土)  稲岡利春
 31  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「時節柄 作業はたけのこ掘りだけ」   2013.04.17(水)  山本 律
 30  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「今日も筍掘り」   2013.04.15(月)  山本 律
 29  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこ日和」   2013.04.13(土)  山本 律
 28  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「今年の筍のでき具合」   2013.04.10(水)  山本 律
 27  竹林日記  「雨後のタケノコ」   2013.04.08(月)  世良田芳弘
 26  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「強風と大雨?の中の筍掘り」   2013.04.06(土)  山本 律
 25  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「春の嵐」   2013.04.03(水)  山本 律
 24  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「桜が満開」   2013.03.30(土)  山本 律
 23  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「いたるところに
  竹串が林立している」
 
 2013.03.27(水)  山本 律
 22  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこの初掘り」   2013.03.23(土)  山本 律
 21  竹林日記  「タケノコ初ホリ/予行演習」   2013.03.20(水)  世良田芳弘
 20  竹林日記  「運搬車が2台」   2013.03.16(土)  稲岡利春
 19  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこが頭を出すのを待つ日々」   2013.03.13(水)  山本 律
 18  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「3日連続登校」   2013.03.10(日)  山本 律
 17  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「3/8・9・10 NHKのカメラが入る」   2013.03.06(水)  山本 律
 16  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「竹林の呼び方」   2013.03.02(土)  山本 律
 15  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「今日で2月の竹林日記は終り」   2013.02.27(水)  山本 律
 14  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「今日も筍を目前に控えた農閑期」   2013.02.23(土)  山本 律
 13  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「筍を目前に控えた農閑期」   2013.02.20(水)  山本 律
 12  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「粉雪降りしきる竹林」   2013.02.16(土)  山本 律
 11  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「雨上がりの竹林」   2013.02.13(水)  山本 律
 10  竹林日記【特別編】  「ヒレンジャク」   2013.02.12(火)  稲岡利春
 09  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「今日は初午」   2013.02.09(土)  山本 律
 08  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「2月― いよいよ春
 しかし暖かい寒の明け」
 
 2013.02.02(土)  山本 律
 07  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「竹炭の窯出しと
 高台竹林で初の竹の焼却」
 
 2013.01.30(水)  山本 律
 06  竹林日記  「認知症を知ろう」   2013.01.26(土)  稲岡利春
 05  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「久しぶりの竹炭造り」   2013.01.23(水)  山本 律
 04  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「風の花」   2013.01.19(土)  山本 律
 03  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「土入れが終っても
  仕事はいくらでもある」
 
 2013.01.16(水)  山本 律
 02  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「土入れに併せて新年会」   2013.01.12(土)  山本 律
 01  傘寿を越えた老人の竹林独り言  「放置竹林整備余談」   2013.01.09(水)  山本 律


 

53 竹林日記   「第6回 定例総会」 

 2013.06.29(土) 山 本  律

 

竹林日記  「第6回 定例総会」 2013・6・29(土) 晴

 これが梅雨かと思う青空の下、第6回定例総会が バンビオで行われた。 出席20名、委任状9名で総会成立。
 多田久美子さん、島田忠一さん、吉田勇さん、安田由夫さんなど、ふだん滅多にお目にかからない方が見えられて、和気藹々とした中で議事が進められた。
 議題が審議される毎に議長の錦織さんが「何かご異議はありませんか」と言われたが、異議のあろうはずはなく、次々と議題が承認された。

 詳細は議事録が発表され次第お知らせする。



 ということで、例によって竹林日記とは全く関係のないことを書きたいように書く

 明日 6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)。
 いまは梅雨のまっ最中だが、旧暦の6月晦日は新暦の8月上旬、今年は8月6日に当る。
 夏の暑さが終って夏の穢れを祓う儀式だという。宮中ではこの日に、冬の間に蓄えておいた雪に「あまづら(甘葛)」の汁をかけて食べるという。いまでも京都の西賀茂に氷室神社があって、近くに雪を囲った「氷室」の跡がある。

 夏の盛りに、冬に囲っておいた雪を食べるなど、贅沢の限りを尽した行事だが、後世になって庶民が、その雪の形をまねて菓子を作った。6月になると京都の菓子屋に出る「水無月」は、その名残である。水無月は6月の異称である。
いまでは京都だけでなく各地に「水無月」があるが、本来は京都にしかない菓子だったらしい。

 6月は、かつては夏だった。
 七夕といい夏越の祓といい、古来からの行事を機械的に新暦に当てはめると、おかしなことになる。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の総会~会員の方へ】 Inaoka

~今日はNPO法人を設立して5年、第6回総会を迎えることが出来ました。理事をはじめ会員の皆様の普段の活動のおかげです。ありがとうございました。
 今回は理事の改選はなく、当日お願いした司会の荒木さん、同じく突然指名された議長の錦織さんのおかげで、順調に議案(事業報告・決算報告)が承認されて無事終了しました。

 お疲れ様でした。

 ただ、来年は理事の改選があるので、5年・10年先を考えてスムーズな改選システムを1年間議論をして準備することを提案しました。杉谷さんが作られた「竹の学校」に恩返しをしようと考えて頂ければ良いのです。その恩返しをしようとする時の敷居を低くするために、任期は倍になりますが、半数ずつ改選する案(たたき案)を提示しました。会員の皆様も、良い提案をお願いします。

 ボランティア団体の理事ってボランティアみたいなものです。究極のボランティアの2乗ですね・・・。


・総会風景①です。普段は見られない、緊張した雰囲気です。司会は荒木さん。


・議長の錦織さんと野本さんの事業報告です。
・小椋さんの決算報告です。
・竹内さんの監査報告です。


・稲岡の事業計画と来期理事の相談です。
・総会風景②です。こちらも普段は見られない、緊張した雰囲気です。


・総会後の「源輝家(げんきや)」での食事会の記念写真です。久しぶりに元会長の杉谷さんが来られました。



・美女に囲まれて、ご機嫌の杉谷さんです。


 

52 竹林日記   「雨でも頑張っています」 

 2013.06.26(水) 稲岡利春

 

竹林日記  「雨でも頑張っています」 2013・6・26(水) 雨

 ようやく本格的な梅雨となって、今日も雨が降っています。6/19(水)と今日6/26(水)と、休業日になり一息ついている会員の方も多いのではと思います。
 が、理事会の方は、この2日ともに会議がありましたので、竹林日記を発行することにしました。

 6/19(水)午前中、長岡京市農林振興課課長の井ノ上さん・北川さんと「市長とのまちかどトーク」のテーマについて相談しました。放置竹林とボランティア活動のあり方、市役所と竹の学校でお互いにメリットのある活動とは?など、いろいろお話しした結果、最終的に『みんなの手で美しい竹林のまちを守るためには』というテーマに決めて頂きました。7月の広報長岡京に案内が掲載される予定です。

 8/3(土)が「市長とのまちかどトーク」のため、長岡京市在住会員は予定を空けておいて下さい。



 今日6/26(水)午前中は、鹿島建設グループ長の中江さん、高野竹工 部長の増田さん・課長の西田さんと「立命館中高の新学舎の内装材の竹材提供」について打ち合わせをしました。

 提供する竹の仕様(サイズ・長さ・外観等)、出荷要領(出荷本数・回数・完納日等)を協議して、以下の内容で合意に至りました。

【供給竹材の仕様】
①付け根の最低直径9cm
②長さ 2.7m(1.2×2+0.3)×260本
③節のピッチの狭い付け根付近は使わない
④経年3年以上の竹であること
⑤キズは浅いものなら可
⑥若干の色あせ可
⑦曲がりは極力ストレートの物を選別
⑧伐採から出荷まで最長2週間以内を目標

【出荷について】
①盆明けからスタート
②完納 11月末
③出荷単位 60本/回
④出荷日(暫定) 8/31 9/14 9/28 10/26 11/9以降予備日

 上記日程を原則とするが、60本まとまり次第竹の学校より高野竹工様に連絡する。

 水・土曜日の搬出の場合、竹の学校は積み込み応援する。 

【確認事項】
○竹材は無償提供とし、立命館様に覚書により提供。
○提供竹材の引き取り・運送は高野竹工様で担当いただく。



 こちらの方も、新学舎の一部の建物の内装材に地元の竹材が使われることになり、開校が楽しみです。
 竹あそびに供給する竹灯篭製作作業の前後で、忙しいですが伐採しますので、会員の方はよろしくご協力願います。



 今日の夕刻、再びこらさに集合して、総会資料チェックのため、理事会を開きました。
 事業報告・事業計画・作業担当について見直し箇所を協議し、稲岡が修正することになりました。活動報告は野本さん、事業会計関係は小椋さんのおかげでバッチリ準備完了です。


   総会が近づいて落ち着かない  稲岡 でした。


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【本日の竹林風景】 ~雨のため作業は中止です。 Inaoka


 

51 竹林日記   「梅雨の最中の夏至」 

 2013.06.22(土) 山 本  律

 

竹林日記  「梅雨の最中の夏至」 2013・6・22(土) 晴

 参加者 : 山本、高田、松本、野本、窪田、錦織、辻井、世良田、小椋、竹内、稲岡、
        稲岡(喜)、高橋、梶原。 村山(てくてく) 。 [15名]



  晴れた日は何日続いても気にならないが、雨は三日も続くと、晴れた日の挨拶は
「よう降ったなあ」
「やっぱり梅雨やなあ」
 になる。

 ということで、今日は一週間ぶりの作業日。
 しかしこの時期は、何度も言うが竹林の農閑期。差し迫った作業がないので参加者は皆思い思いの作業をしている。楽しんでしているといってよいぐらいである。だが、こういう時期はあってよい。ないと困る。



 昨日(6月21日)が夏至。一年中で昼が一番長い日である。しかしこの時期は梅雨の最中で雨だったり曇だったりで、気温は低いし湿っぽいしで、とても夏至とは思えない毎日なのだが、今年は例年とは逆に、これでも梅雨かと思うほど晴天と青空ばかりだった。だが先週からようやく梅雨らしくなった。昔私がまだ学生だったころにも、かんかん照りの夏至の日があったが、気温が低くて夏至の実感はなかった記憶がある。

 この雨が降らないと米のご飯が食べられないというけれども、雨降りはやはりうっとうしい。
 だが、これも梅雨の間だけで、梅雨が明けると、うだるような暑さになる。祇園祭の後祭りのころだ。
 そして今日から、1日づつ昼が短くなって、あと1週間すると、1年の半分が終って、盆を過ぎると日が短くなるのがはっきりわかって、風の音にぞおどろかれぬるの季節になる。月日の経つのは早いものだ。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日は、お客様が来るということと、雨上がりの伐採作業が危険なため、野山竹林行きは中止になりました。結局、お客人は来なかったので、キヌガサダケを探すことが出来ました。

・物置小屋の雨樋用の竹を半割りしています
・運搬車置き場奥の棚も完成して
います

・新運搬車に緊急停止用カットオフスイッチ
を追加しています
・一月前に切ったタラの芽がこのとおり
・花壇のアジサイがピークです


・お向かいのワイズメンズクラブの管理竹林のキヌガサダケとタマゴ(わかりますか?)です
 斜面に生えたので、残念ながら傾いてしまって、きれいなスカートになってません。


【参考】井ノ内の家庭菜園付近の竹(ハチク)の花です~Kimiko撮影


 

50 竹林日記   「久しぶりに雨の音」 

 2013.06.15(土) 山 本  律

 

竹林日記  「久しぶりに雨の音」 2013・06・15 (土) 曇 ・ 一時小雨

 参加者 :山本、塚崎、松本、野本、錦織、澤、辻井、世良田、荒木、小椋、竹内、稲岡、

       稲岡(喜)、梶原。村山(てくてく)。 [15名]



 今朝の新聞に 京都南部 9時~15時 と書いて、すぼめた傘のマークが出ていた。久しぶりの雨だと期待していたが、曇っていて蒸暑いだけで、雨はいっときぱらついただけだった。

 しかし家に帰ってしばらくすると、木の葉を打つ音が聞えるほど雨が降ってきた。竹林にいる間でなくてよかった、と思った。この雨を喜んでいるのは竹と木だろう。

 だが5時ごろには傘なしで歩く人がいる程度の小降りになった。



 今日は会計監査のため小椋、錦織、竹内の3人がコラサに出向し、野本、世良田、荒木、辻井、梶原、松本の6人が野山竹林に出かけたので、本拠(ボードに"BC"とあるから、ベースキャンプか)には、稲岡夫妻、塚崎、澤、山本、村山の6人が残った。稲岡夫妻、塚崎、澤の4人はサバエ刈、山本と村山は竹の焼却、竹林が閑散としている。

「体を動かしたら暑いし、水飲んだら汗かくし」と澤さん。



 またしても雑談をひとつ。
 先日の新聞に、おもしろい表現が出ていた。「理屈と飯粒はどこにでもつく」

 ある政党を代表する立場の者が、アメリカ海兵隊の司令官に「歓楽街を利用してほしい」と言ったのがきっかけで、日本だけでなくアメリカからも総スカンを喰らって、それに対して自己弁護を喋ったことへのからかいというか皮肉の言葉である。

 彼の方針に理解を示す人もいるらしいからこれ以上は書かないが、それにしても、うまい表現ではないか。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日は、世良田さんの心変わりで始めは行かないと言っていた野山竹林に本隊が行くことになり、私は居残り隊となりました。時間的に余裕がありましたので、花壇の花々や竹林内の野草の写真を撮りました。

 作業の間に、小椋さんはコラサ会議室において本年度の会計監査を、錦織さん竹内さんのご協力を得、昼前に無事了承を頂けたようです。

・本隊のいない休憩時間です
・山本さんが2013年マークをつけた親竹
・椎茸コーナーの管理外の新竹です
 寒冷紗を突き破ってます

・いよいよクサイチゴも終わりです
・C竹林のアザミの類?
・花壇の巨大アマリリス

・花壇のアジサイです






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【追加情報】 Inaoka

 6/16(日)に前理事長の杉谷さん宅を訪問しました。ご夫妻ともに思ったよりお元気そうでした。

 竹の学校へ会員以外での顧問等の立場での復帰依頼については、稲岡が運営しやすいように一任するとのお話でしたので、会員の皆様に了承頂くつもりです。
 愛旬会や、NPO法人の継続について、現在の方針で了解頂けたようです。
 6/29(土)の総会後の親睦会には参加される予定とのことです。

 ツーショット写真は奥様に撮って頂きました。


 

49 竹林日記   「台風がそれての から梅雨」 

 2013.06.12(水) 山 本  律

 

竹林日記  「台風がそれての から梅雨」 2013・06・12 (水) 

 参加者 :山本、塚崎、野本、窪田、辻井、世良田、竹内、稲岡、高橋、梶原、小林。 [11名]



 台風が近づいて雨が降りそうだ、という期待がはずれて、朝のうち小雨がぱらついただけで、雨らしい雨は降らない。湿度が高いだけにかえって蒸暑い。それにしても今年の梅雨は近年まれなほどのから梅雨である。



 参加者11名のうち野本、世良田、稲岡、梶原、小林の5名が野山竹林に入ったので、本拠は6名が倉庫の整理、今年の親竹の年号入れ、サバエ刈などを、のんびりとこなした。

 先月5月15日に竹林の見学にこられた小林さんが、はじめて参加された。あのときはご夫婦でこられたが今日はご主人だけだった。どんな印象を持たれたか、引き続いて参加されることを期待する。



 読んだことはもちろん見たこともないが、天智天皇の事績を書いた『天智記』という記録があることは知っている。
 それに「夏四月漏刻を台(うてな)に置く」とあるという。西暦671年のことである。
 当時は、四月は夏だった。いまの暦に当てはめると六月に相当する。
 その月の十日に、天智天皇は漏刻(水時計)を台に据えて民衆に時を知らしめた。中国の文化を取り入れたのであろう。
 いつの間にか言わなくなったが、かつて6月10日は「時の記念日」だった。
 天智天皇は近江の国に都を置いていたので、大津市の近江神宮は、いまも「時の記念日」の儀式を執り行っている。

 時の記念日と関係はないが、私はスイス国鉄の従業員が携帯する腕時計を使っている。
 余計な装飾が一切ない、しかし装飾がないだけに文字盤が見やすくて、デザインがすっきりしていて、しかも正確で、 これ以外の時計は使う気がしない。

 はじめて電池を入れ替えに、さる百貨店の時計売り場に持って行ったところ、売り場の男性が
 「こんな時計、電池を入れ替えてまで使う時計とちがいまっせ」
 と言った。彼は百貨店の時計売り場に勤めていながらスイス国鉄の時計を知らないのである。

 私がこれを手に入れてすでに25年になるが、電池の入替え以外、時計屋に持って行ったことがない。さすがはスイスだと思って使っている。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日は、風邪がまだ良くならないのでマスクのまま、予定通り野山竹林に入りました。枯葉で覆われた斜面の作業は想像以上に滑ります。トレッキングシューズ程度では、全く役に立ちません。何度も滑りながら、切り株と立ち竹を利用して移動しました。
 竹材置き場と掃った枝の置き場の整理をしたため、10本程度の伐採しかできず、ツバキエマソン殿のすだれ用の竹(5m)は20本確保できただけでした。作業人数を増やした方が良さそうです。

 竹林の秋も終わり、黄色の混ざった竹林が柔らかい緑一色に変化しています。癒されます。ただし、地表の方は、落ち葉に覆われた上に、今年成長した親竹が脱ぎ捨てた竹の皮が散乱して、前理事長が「服を脱ぎ捨てたようだ」と表現した状態になっていますが、竹の学校の竹林はきれい好きの方が多いので、散乱している服はもちろん、来ている服まで剥がれて、きれいになっています。


 夕方、理事会を開催して、総会に向けての資料作りの打ち合わせと、竹の学校の今後の事業方針(タケノコ畑の継続、間伐竹林の維持、放置竹林整備の重み付けetc)を議論しました。高齢化(衰えていく体力)自体の対応もありますが、美しい竹林を効率よく維持していく活動とシステム(行政の応援含む)も考えていく必要があります。

・野山竹林作業の記念撮影です。
・竹材置き場です

・竹材置き場から斜面を見たところ

・野山竹林の右前の市道です
・野山竹林の左前の市道です
・前側の放置竹林です


・柔らかい緑一色になった竹林です。ほんの少し黄色の葉も残ってますが・・・。
・竹の皮が散乱している竹林です


 

48 竹林日記   「カラ梅雨とキヌガサ茸」 

 2013.06.08(土) 山 本  律

 

竹林日記  「カラ梅雨とキヌガサ茸と 」 2013・06・08 (土) 

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、窪田、澤、辻井、荒木、小椋、竹内、稲岡、梶原。村山(てくてく)。 [13名]

 来訪者 : 古澤登美代さん



 今年は観測を始めて以来最少の雨量らしいが、梅雨に入っても雨らしい雨がない。今度の水曜あたりは雨やいうけど、いっぺん竹林を休みたいなあ、という声が出た。今月の半ばあたりまでこの天候が続くという。

 旱(ひでり)に不作なしというが、それは雨が続いて気温が上がらない東北地方のことで、西日本ではあまり言わないのではないか。ともかく、これでも梅雨かと思うほど晴天が続く。しかも秋を思わせるような青空が。



 先日から続いていた肥料(油糟)撒きが完了した。手に手に油糟を入れたバケツと柄杓を持って鍬で竹林に掘った穴に肥料を入れてまわる作業が終った。

 同時に、今年の親竹に年号を書いてまわる作業がはじまった。竹という言葉は「丈たかく生うる」から出たというが、今年の親竹も根元に残った竹皮の「はかま」を見ないとわからないほど丈が伸びている。一本一本「13」と年号を入れて行くうちに、隣に生えている竹がほとんど「08」だと気づいた。5年目に入って子供ができるのだ。そして、あと2年か3年すると筍ができなくなって間伐の対象になる。自然界の竹の一生は、70年か80年たって花が咲いて枯れるまでだが、人間の手にかかるとそれが10分の1になる。

 今年最初のキヌガサ茸が長法稲荷の横に出ている、という報せが入った。見ごろは朝のうちの数時間だから、竹以上に命が短い。だから珍しいのだ。あれが年がら年じゅう生えていたら珍しくもなんともなく見過ごしてしまうだろう。



 最後に雑談をひとつ。

  矛盾という言葉がある。辞書で調べると「事の前後がととのわないこと」「つじつまがあわないこと」と出てくる。
  昔、中国で矛と盾を売る者がいて
 「この矛はどんな盾をも破ることができ、この盾はどんな矛をも防ぐことができる」
  と誇っていたが、それを聞いた人に
 「それなら、お前の矛でお前の盾を破ったらどうなんだ」
  といわれて答えられなかった、という故事による言葉だという。
  最愛の妻がいながら浮気をする男や、口先ばかり達者で実行しない政治家は、このたぐいか。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日は、風邪が良くならないので、ミーティングの後、病院にいくため早退させて頂きました。
 帰る直前、塚崎さんにキヌガサダケが出ていることを教えて頂いたので、なんとか掲載写真が撮れました。
 雨も無いのにちょっと不思議・・・。

・ミーティングの前、道具の手入れ(修理)のため○○○の話で盛り上がっています
 辻井さんの右手、野本さんの左手に注目。解かりますか。
・C竹林にキヌガサダケが出ました


・ロングスカートになる前です。ミニスカというよりバルーンスカート?夕方にはロングになったのでしょうか?


 

47 竹林日記   「80歳がスタートと思えば人生がおもしろくなる」 

 2013.06.05(水) 山 本  律

 

竹林日記  「80歳がスタートと思えば人生がおもしろくなる」 2013・06・05 (水) 

 参加者 : 山本、塚崎、松本、野本、窪田、澤、辻井、世良田、荒木、小椋、竹内、稲岡、稲岡(喜)、

       高橋、梶原。 [15名]


 「80歳がスタートと思えば人生がおもしろくなる」

 80歳で3回目のエベレスト登頂を達成した 三浦雄一郎さんがベースキャンプに戻ったときの言葉である。

 世界に例のない、あのようなことを成し遂げた人だから言えることだとは思うが、「わしももう齢やし、あかんわ」はそれを口にすると精神的にも老いぼれてしまうと思う。



 例に出すのも面白くないが、徳富蘆花の『思出の記』に、「わしも本卦還りが近うてな」と言う男が出てくる。
 本卦還りとは、いまでいう還暦である。本卦還りが近い、というからには50歳の後半である。
 1868(明治元年)生れの蘆花が、京都の同志社に入るべく熊本から船で神戸に向う船中での話である。ということは明治20年ごろか。その当時なら60歳は老人だったのであろう。いまでも60歳が定年の会社はいくらでもある。

 いま「竹の学校」のメンバーはほとんどがいわゆる リタイアボランティアだが、どう見ても老人ではないしご本人も老人だとは思っておられない。そういう私も、勤め先を定年で退職したあとの人生のほうが多彩で楽しい。現役のころは定年後にこんな人生が送られるとは想像もしなかった。これこそ”ケセラセラ”なるようになる である。

 三浦雄一郎さんが、日本に帰って何をしたいと聞かれたとき
「まず、すしが食べたい。温泉にのんびり浸かって、ゆっくり日本酒を飲みたい」
 なんと見事な返事ではないか。おそらく、いや間違いなく実行されたと思う。



 余計な話ばっかりして肝心のことを書くのが後回しになりました。
 6月29日の土曜日に「竹の学校」の第6回定例総会がバンビオで開催されます。総会終了後、場所は決っていませんが昼食会を予定しています。

 週明け早々ぐらいに開催案内が届きますからご覧になってください。


   傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日も、太陽の丘の基肥だけにしたので、楽でした。しかし暑~い。空梅雨のせいか、やぶ蚊はまだです。
  皆さん、いろんな作業をしていますが、来週から体力のある方は野山に入りますヨ。

・最近は陰のある集荷場でミーティングです
 少し、ベンチが不足しています・・・
・先週の情報労連さんの成果(半割り竹)です
・入り口の花壇の植え替えです

・太陽の丘の基肥です。来年もたくさんタケノコさんと会えますように。



・運搬車置き場の奥に棚を作っています



 

46 竹林日記   「最後尾を歩く者」 

 2013.06.01(土) 山 本  律

 

竹林日記  「最後尾を歩く者」 2013・06・01 (土) 薄日の射す曇

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、澤、辻井、世良田、荒木、小椋、竹内、

       稲岡、稲岡(喜)、梶原。 [15名]



 日差しはあるが気温が高くないので、体を動かせば汗をかくけれども結構な作業日和である。さつき晴れというのは梅雨の晴れ間をいうが、今日はまさにさつき晴れである。



 日限をきられた急ぎの作業がないので、肥料を撒く穴を掘る人、その穴に肥料を入れる人、動力運搬車の置場を改修する人、間伐したあとの根株を掘起す人、枯竹を燃やす人、皆それぞれの作業にいそしんでいる。

 どこで採ったのか、松本さんが クサイチゴを袋にいっぱい入れてきた。子供のころは田んぼの畦にたくさん生えていたが、ヘビイチゴと区別がつかなくて食べるものにしていなかった。だが食べてみると思ったより甘くておいしい。それにあの種のプチプチした歯触りが、また楽しい。



 数日前の新聞に、滋賀と福井の県境の山で、グループから外れて歩いた小学生2人が道に迷って、一晩野宿をしたと
出ていた。

 まだ若かったころ私もよく山を歩いたが、そのとき知ったのは、グループの先頭を歩く者はメンバーを自分より前を歩かせない、最後尾を歩く者は絶対に自分の後ろにメンバーを残さない、だった。当然のこと先頭を歩く者はコースを熟知していなければならず、最後尾を歩く者は、自分の後ろになったメンバーがいたら、その人が自分に追いつくまで動いてはならない、場合によっては、遅れた人と二人だけで歩く覚悟がいる。したがって最後尾も、コースを熟知している必要がある。

 あるとき、同じコースを歩いていた別のグループの中の一人が、私たちと一緒に歩いているのに気づいて、その別のグループが私たちに追いつくまでストップしたことがある。そのグループの先頭を歩いていた人が、ものすごい剣幕でその人を叱りつけていたのを覚えている。叱りつけるのは当然だが、自分の先を歩く人がいることに気がつかなかった先頭も不注意だと思った。団体で山を歩くときのイロハのイをわきまえないリーダがいるのは困ったものだ。

 傘寿を越えた老人のむだ話は、これでおしまい。


    山 本 律


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【本日の竹林風景】 Inaoka

~今日は、太陽の丘の基肥だけにしたので、体力も回復し、後半ようやく撮影する余裕がでました。

・黒板の下に日程ボードが付きました
・帽子掛け?いや鞄掛けの完成です



・2W前に切ったタラの木に早速、新芽が。

・竹の根っ子を掘り出しています
・根っ子を運んでいます
・根っ子の埋め立て地です

・先週の情報労連さんの成果(竹束)です
・下校前のひとときです
・竹林に「アマドコロ」が
 咲いています


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【管理人より】 本年5月末までのHPへのアクセス数です。 Inaoka


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2013年 520 505 602 792 674 3,093
前年比 +124 +34 +69 +146 +32 +405
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305


 

45 竹林日記   「奇特な方がいらっしゃる」 

 2013.05.29(水) 山 本  律

 

竹林日記  「奇特な方がいらっしゃる」 2013・05・29(水) 小雨? 曇?

 参加者 : 松本、世良田、荒木、梶原。[4名]



 朝7時過ぎ小雨がぱらついていたので、今日は休みだ、と決めてかかって私(山本)は竹林に行かなかった。
 あとで聞くと、出ていた人がおられた。「雨が降ってたやろ」と言うと「雨なんか降ってへんで」
 ということで、上記4人のメンバーが竹林に入って、サバエ刈などをしている。
 竹の学校にはこういう奇特な方がいらっしゃる。


                        傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~今日は雨を幸いに風邪でダウンです。スミマセン。  Inaoka


 

44 竹林日記  「情報労連の竹林ボランティア作業」 

 2013.05.25(土) 山 本  律

 

竹林日記 「情報労連の竹林ボランティア作業」 2013.05.25(土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、池田、原、世良田、竹内、稲岡、
       稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。(18名)

      情報労連   34名      長岡京市役所  北川 さん



 今日は標題にふさわしくない、活気に満ち溢れた竹林だった。

 この時期にできる竹林作業の、ほとんどすべての作業が竹の学校の竹林で繰り広げられた。

「人数が多いというのはよろしいなあ、ふだん、しよ思うてもできんことができましたわ」とは、私たち「竹の学校」のメンバーの声である。

 単に人数が多いだけでない、情報労連の方々の、真面目で骨惜しみをしない作業ぶりと礼儀正しさは、敬服に値する。ありがとうございました。

「来年もまた来ます」といって帰られた。我々も「お願いします」と言って別れた。



 こんな満ち足りた爽やかな気分の中で、竹林老人のアホな無駄話はしたくない、する気にならない。


                        傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【作業の御礼】  Inaoka

 5/22(水)のミーティングのあと情報労連の方から、作業協力が目的なので、作業時間を増やしたいという有り難いお申し出があり、作業開始を1時間早め、作業終了を1時間遅らせて頂いたことを、HPとメールで連絡しましたが、会員全員に徹底できず、一部の方にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 今回は特に、老人には厳しい野山竹林に入って、伐採作業をして頂き、本当に感謝です。またA竹林で間伐竹活用のための竹炭用の竹束造り、イチジク畑の藁押さえに使う半割り竹の製作、それに昼食ミーティングの準備等、情報労連の方と竹の学校の会員の共同作業で、成果も上がり、かつ楽しく?一日を過ごせました。

 情報連の皆様、ご協力ありがとうございました。お疲れ様でした。


 NHKの美の壺File270竹林特集で長岡京市の竹林を「竹林は丹精込めた光の空間」と表現して頂いた、手間を掛けて維持している管理竹林(タケノコ畑)の美しさと、しんとした癒される空間を体感頂けたでしょうか。放置竹林整備はその一歩です。これからもよろしくお願いします。



【本日の竹林風景】  撮影 Kitagawaさん Ichijimaさん Inaoka

 写真は私も作業に参加したため、あまり撮れていません。これはという写真を送って頂ければこの欄に掲載させて頂きますので、写真撮影された方は、ご協力下さい。

◆作業説明風景


◆竹林伐採(野山&B竹林)
・切っても倒れない放置竹林の伐採の様子が良く分かります



・放置竹林から間伐竹林に変わりつつある、野山竹林の雰囲気が良く出ています


◆間伐竹活用(A竹林)
・イチジク畑の藁押さえ用の半割り竹を作っています。ノコギリ、ナタ、最後は割り棒で一気に半割りします。


・竹炭用の竹束造りです
◆食器作り&昼食ミーティング風景他(A竹林)
・トン汁を入れる器を作っています


・昼食です。トン汁を配給しています。



・随分、雰囲気が和んできました。
・泉事務所からお客様です

・竹行灯製作の説明中
・先止めかな?

◆記念撮影
・お疲れ様でした。少し旗が大きいようですが・・・。
・情報労連様よりお礼を頂きました


 

43 竹林日記  「竹林作業は老化防止にうってつけ」 

 2013.05.22(水) 山 本  律

 

傘寿を越えた老人の独り言 「竹林作業は老化防止にうってつけ」 2013.05.22(水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、世良田、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。 [14名]



 今日の予想最高気温は30℃。竹の学校の竹林が 何℃かわからないが、暑い。じっとしていても汗が流れる。

 差し当っての作業がないから、みな思い思いの仕事をしている。しかし、その一方で肥料撒きの準備が始っている。
 去年までは竹林の傾斜に沿って、長い溝を作っていたが、今年は 0.5~1メートルおきぐらいの間隔で、10センチほどの穴を掘っている。「去年までは溝を作ってたんとちがうか」と言うと「今年からやり方を変えてん」という返事である。

 このほうが作業が楽で、能率もよいのかもしれない。「憲法でも変る時代やからなあ」 そんなやりとりをしながらの
作業である。



 数日前の新聞に、こんなことが書いてあった。

 毎日 1日の合計が40分 いわゆるスポーツでなく掃除でも洗濯でも買物でも犬の散歩でも、どんなことでもよいから とにかく体を動かす。

 あるいは、息がはずみ 汗をかくほどの運動を 週に1時間。
 これを続けると、ガンのリスク、生活習慣病(肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化など)、関節痛、認知症の発生リスクが、平均して21%減る。(厚生労働省の調査)

 私たちは週2回、合計してほぼ6時間、息をはずませ 汗をかいて竹林作業をしている。そして周囲から尊敬とまでは 言わないにしても「ようやらはりますなあ」と敬意の目で見られている。しかも静寂な、きれいな空気の中で、新鮮 なタケノコを掘って。

 趣味と実益を兼ねた竹林作業は、老化防止にうってつけの、しかも遊びの要素もある最高の作業ではないか。


                    山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~先止めを始めました。次回あたり動画でお見せする予定です。基肥も始めました。けど、今日の第一優先は土曜日のボランティア受け入れ準備となりました。

・ミーティングです。暑いです。
・土曜日のボランティア受け入れ準備です
 ベンチを作っています
・B竹林の焼却作業用の水タンクです


・基肥です。今年から肥料が地表を流れないよう、溝掘りでは無く、二人一組で、約50cm間隔の穴掘りと、肥料投入と土戻しを行います。


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【 5月25日(土)情報労連竹林ボランティア作業について】    世良田芳弘

 ミーティングの後の情報連と打ち合わせの結果、大幅に変更になっていますのでご注意下さい。

 作業は9時から16時になります。開始が1時間早くなり、終了が1時間延びてます。
 竹の学校の指導者も一部変更してます。 作業時間も長くなり、野山の間伐作業に一部変更してます。

 受入れ人数は34名です。高校生から定年退職者、女性も入っております。

 昼食、飲み物は情報連より差し入れがありますので、お弁当は不要です。

 竹の学校サイドの指導者が不足していますので、皆様の協力お願いします。



Ⅰ.スケジュール

2013年5月25日(土)

9時 スタート
  竹の学校紹介 稲岡
  本日の作業説明 世良田

9時30分
  竹林移動

9時35分
  ボランティア作業実施

12時00分
  昼食用器作り

12時30分
  昼食と雑談

14時00分
  ボランティア作業

15時45分
  写真撮影

16時 解散


Ⅱ.竹林作業内容

  1.間伐作業及び玉切り作業 青竹の伐採して5Mに玉切りして所定の場所に運ぶ。

  2.竹炭用材料作り 青竹を45㎝に切り、幅5㎝に割り、径30㎝束ねて、所定の場所まで運ぶ。

  3.竹の玉切りして半割作業 青竹を230㎝切り、半割をして、所定の場所に運ぶ。

  4.竹炭の袋詰めと枯れ竹焼却 竹炭を土嚢袋詰めして所定の場所に運ぶ。枯れ竹を焼却。

  5.竹で器と箸作り おわんと皿を作る。

  6.その他雑用 炊事担当はトン汁を作る。(材料は情報連様で準備されます)


Ⅲ.作業分担

グループ 竹の学校指導者 準備するもの 仕事内容 場所 人数
1 グループ 松本、澤 菊割り、かけや、なた、麻なわ、竹結わき台 竹炭用材料作り A竹林とB竹林 5
2 グループ 辻井、世良田 ロープ、枝切りはさみ、 竹の間伐作業 野山竹林 5
3 グループ 山本、竹内 角シャベル、土嚢袋 竹炭処理と竹焼却 B竹林 4
4 グループ 稲岡、塚崎 なた、割り棒、 玉切りと半割 A竹林とB竹林 5
5 グループ 野本、市嶋 ロープ、枝切りはさみ、 竹の間伐作業 野山竹林 5
6 グループ 窪田、梶原、、 ロープ、枝切りはさみ、 竹の間伐作業 野山竹林 5
7 グループ 池田、川路、高橋 かまど、まな板、包丁、水道の準備 炊事担当及び雑用 A竹林 5
34

Ⅳ.ヘルメットとノコギリ

  長岡市役所農林振興課より借用 ヘルメット 40個、 ノコギリ 25本

Ⅴ.竹の学校と長岡京市役所の参加人数

   竹の学校参加人数   16名    長岡京市役所農林振興課より  1名参加

Ⅵ.お弁当及び飲み物

  当日のお弁当、飲み物等は情報連様で準備されますので、不要です。

Ⅶ.その他

  当日の作業は安全を最優先にして実施ください。
  担当の決まっていない人は各グループ応援に入ってください。

               ---以上---


 

42 竹林日記  「いなごの佃煮」 

 2013.05.18(土) 山 本  律

 

竹林日記 「いなごの佃煮」 2013.05.18(土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、野本、澤、原、辻井、大西、稲岡、高橋、梶原。[12名]
       村山(てくてく)。

 来訪者 : 橋本みつ子、古澤登美代



 空が青くて爽やかだが体を動かすと汗ばんでくる。初夏というには暑い陽気だ。いや、こういう陽気が初夏なのか。

 まだ筍を掘っている人がいて、中には十分食べられそうなのもあるが、それでも筍はもう終りである。
 この時期は筍のいわば農閑期で皆てんでにしたいこと、といってはわるい、B竹林の運搬車進入路つくり、掲示板の架け替えなど、いままでしたくてもできなかったことをしている。そのうちに肥料入れが始るから、いずれもこの時期でないとできないことばかりである。



 古澤さんの紹介で、橋本みつ子さんが竹林作業の見学にこられた。前回の小林さんご夫妻と同様、竹の学校の入学を前提にしての見学である。大歓迎!

 私(山本)のような老齢者はそろそろお払い箱になっても仕方ないのかもしれないが、私自身は竹林が好きだから、手足まといになって、そろそろ辞めてくれへんか、といわれても足腰が立つうちは辞めようとは思わない。



 ということで、またしてもアホらしいことを書く。
 地球の人口が増え続けて、食糧不足が避けられない事態が近づいているという。

 先日の新聞に、国連が「食べられる昆虫を食べよう」と提案していると書いてあった。その一番の昆虫が「いなご」である。世界的に見ると、いなごは人類が食糧不足に陥るほどたくさんいるらしい。特にアフリカに多いという。

 私は いなごが好きである。あれを甘辛くいりつけたものは、酒の肴にも、ご飯のおかずにもなる。
 戦争中、山形に疎開していたころ、若い男性が兵隊にとられて手不足になった農家の農作業の手伝いに駆りだされたことがある。だから田植以外は、田の草取りから稲刈りから脱穀まですべて経験しているが、その中の楽しみの一つはいなご捕りだった。布袋(紙袋はだめである)を持って田んぼの畦道を歩きながら、手当り次第に いなごを捕った。私はせいぜい一袋だが、中には両手に下げるほど捕るのがいた。というのは、当時は農薬を使わなかったからである。

 家に帰って鍋に湯を沸かして いなごを袋ごと湯に中に入れる。むごい話だが文字どおり狂乱地獄の状態になって、やがて収まると袋から いなごを取り出して砂糖と醤油でいりつける。秋の弁当のおかずは、たいてい いなごだった。

 最近は見かけなくなったが、ひところ、デパートの食品売場で いなごの佃煮を売っていた。私は見つけ次第買って帰ったものである。
 しかし商品として売るほどの いなごが、どこにいたのかと思う。まさか佃煮用に飼っていたわけではあるまいから田んぼから捕っていたのだと思う。

 皆さんの中で、いなごの佃煮を食べたことのある方はいらっしゃいますか。食べるどころか、いなごなど見たことがない人のほうが多いのではないでしょうか。


                        傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~「竹あそび」の全体調整会議で「竹の学校」の役割が固まりつつあるので、会員の皆さんに連絡しました。
 「竹箒」をイベント自体に活用する計画もあるので、何ができるか、セキュリティブランケットの田中さんと相談する必要があります。松本さん、よろしくお願いします。会員の応援も必要になりそうです。

 「竹筒」造りに子供や親御さんの受け入れ計画もあります。竹林整備活動へ関心を持って貰える良い機会ですね。

 「竹行灯」を表参道にも展示する提案が受け入れられそうなので、2チームに分けて対応する必要がありそうです。竹工芸のメンバーの皆さん、昨年、遠慮して出品しなかった作品も今年は遠慮なく展示しましょう。

 「ライトアップ」の数を増やすこと、表参道での「竹行灯」の電源等を検討したいので、電気に強い梶原さんのご協力をお願いします。


 お昼前、澤さんと「金ヶ原竹林」に竹行灯の竹材を切り出しに行きました。それなりの太さを選んで切り出してきたつもりでしたが、現在の「長法寺竹林」の竹と較べると太いこと。澤さんと感激しました。やはり先止めをすると竹は細くなるのでしょうか。

・関係ありませんが、私の登校路の細道です
 落ち葉で道も隠れて、秋の雰囲気ですね
・左が「長法寺」、右が「金ヶ原竹林」の竹材です


・一回り太さが違います
・新行灯用の竹材で、気合の入る澤さんです。頑張って下さ~い!


 

41 竹林日記  「葵まつり」 

 2013.05.15(水) 山 本  律

 

竹林日記 「葵まつり」 2013.05.15(水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、辻井、世良田、荒木、竹内、稲岡、稲岡(喜),

       高橋、梶原。 [16名]

 来訪者 : 小林さんご夫妻



 肌寒かったり、真夏日に近い暑さになったり、気候が定まらない。今日は真夏日にこそならなかったが、湿度が高くて蒸暑くて、頬を伝って汗が流れた。だが、この蒸暑さも長くは続かない。梅雨に入っても梅雨寒という肌寒い日がある。

 タケノコもほとんど掘り尽して、残っているのは硬くて食べられないようなものだけになった。これからはサバエ刈と下草刈に入る。しかしこれをしないと来年もおいしいタケノコが食べられない。考えてみるとこうした作業の積み重ねがあるから、あのみごとなタケノコが育つのだ。



 小林さんというご夫妻が、竹林の見学(視察?)にこられた。竹林整備に関心をお持ちの様子である。実家は丹後地方で、そこにも竹林があって、ご両親が健在だという。ぜひ竹の学校の竹林活動に参加してくださいとお願いした。

 こんどの土曜日(5月18日)にも、竹の学校入学希望の女性が来られる。
 竹林活動に関心のある方が増えるのは望ましいし幸せである。



 今日 5月15日は葵祭。正式には賀茂祭。

 葵祭には、私(山本)は優雅とはおよそ無縁の、ケッタイな記憶がある。
 60年前の京都市内の基本的な交通機関は市電である。当時学生だった私は市電で通学していた。
 葵祭の行列は、御所を出て丸太町通を東に進んで、河原町通を下鴨神社へ向けて北進するが、私の乗っている市電が河原町丸太町を、僅かに北に向ったところで葵祭の行列に追いついてしまった。行列は河原町通のほとんど全部を塞いで北に進んでいる。

 行列は御所車と言われる牛車と、斎王代が乗った腰輿(およよ)をはじめ、500人を超す人と牛と馬である。
 その行列が時速1kmもあるかないかの速さで進む後ろを市電が走る。いっそのこと降りて歩いたほうがよっぽど早いが市電は停留所以外の場所では乗り降りができない。

 その結果、私は市電の中で うずうず いらいらしながら講義をふいにしてしまった。その講義の内容はあとで友達からノートを借りて埋め合わせをしたが、あれがもしテストだったら、落第はしないまでも、成績は間違いなく下がっていたはずである。アホらしい話はこれでおしまい。


                        傘寿を越えた老人の独り言  山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~ほとんどタケノコが出なくなってきました。今年はサバエが多くでます。先止めまでは、充電期間ですね。

・ミーティング場のサバエです
・コンサート会場跡地のサバエです
・太陽の丘への通路です



 

40 竹林日記  「スマホかタブレットPCか」 

 2013.05.11(土) 稲岡利春

 

竹林日記 「スマホかタブレットPCか」  2013・05・11 (土) 晴

 参加者:世良田  竹内  梶原  稲岡  稲岡(喜)



 雨がそれなりに降ってましたので、まさか誰もいないだろうと、9時に様子を見に行きました。
 まず梶原さんの軽キャブバンを発見、自転車は無いものの、集荷場に行くと、世良田さん、竹内さん、梶原さんが登校されていました。

 すでに竹内さんが、タケノコの出具合を調べ済みで、なんと30本位出ているとのことで、水曜日まで放っておけないので、雨の中でタケノコ掘りをすることになり、稲岡(喜)まで登校することになってしまいました。



 気温の上昇と昨日からの雨のおかげでタケノコが成長したのかもしれませんが、見かけは超美味しそうなのに、地面の中で長くいたせいか、包丁で切ると結構固いのが分かります。雨の中、文句をいいながらも、売り物にならないので、気合を入れる必要も無く、気楽な作業となりました。ただし深いので疲れました。



 書くことが無いので、携帯電話をスマートフォンに替えようか悩んだ結果をお話しします。
 電話とPCメールとインターネット(地図NAVIと竹の学校のHPの閲覧)が外でも使えて、最も通信費(定額)が安いことが条件で、割り切って考えました。

 まずスマートフォン、携帯電話から買い替えると、通信費が約5000円/月アップします。私はeo光ネットを使っていますので、auスマートバリューの割引を使っての料金です。それにインターネットを利用するとなると、画面が小さく老眼にはつらいです。

 そこで、タブレットPCですが、本体は約1000円/月(2年)ですが、eoモバイルの3G光ハイブリッドのキャンペーン価格が通信費とWifiルータ付きで1750円/月と圧倒的に安いです。

 結論は、携帯電話はそのまま継続で約2000円/月、タブレットPCを購入(約25000円で最新スマホよりかなり安い)、eoモバイル加入で1750円定額(Wifiルーター付き)を選択しました。私の選んだタブレットPCは「Nexus7」という、片手で持てるぎりぎりの大きさの、クアッドコアCPUのコストバリューの優れたものです。
 画面はスマホより圧倒的に大きいので見易いですし、本体が大きい分搭載電池も大きく、2日は持ちますし、すぐ立ち上がりますし、家では無線LANにつながりますので、快適です。もっと早く購入しておけば良かったと思っています。

 ただ、「Nexus7」はオンラインマニュアルだけとなりますので、Net環境設定が出来るまでは英語環境でマニュアル無しで、久々に緊張感を持って初期設定をする必要がありました。アンドロイドOSなので、スマホと同じ操作ですし、ほとんどのアプリが無料で手に入りますが、お金さえあれば、iPhonやiPad mini の方が苦労しなくて済むのでしょうね。

  中央がタブレットPC 右はWifiルーター
  (左は携帯電話) 
                                                     稲岡 利春


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は雨中作業となりました。

・超美味しそうですが・・・
・集荷場で休憩中です


・親竹が2mを超えました~太陽の丘(トイレ前)
・集荷場の裏側~太陽の丘


 

39 竹林日記  「立夏をすぎての強風」 

 2013.05.08(水) 山 本  律

 

竹林日記  「立夏をすぎての強風」  2013・05・08 (水) 晴

 参加者 : 山本、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、世良田、小椋、竹内、稲岡、稲岡(喜)、梶原。[13名]

 来訪者 : 長岡京市 井ノ上課長、川上課長



 昨日の夕刊に「(明日は)くしゃみ注意報」と出ていた。寒気の影響で前日の最高気温より20℃以上気温が下るところがある。鼻水やくしゃみが止らない人が出そうだ、と。

 朝 竹林に入ると、くしゃみは出ないが鼻水が出て、いちいち紙で拭うのが面倒で「手ばな」をかんでいた私(山本)は、明日の朝はどうなることかと気にしていたが、思ったより寒くないが風が強かった。鼻水も心配したほどではなかった。しかも、日が高くなるにつれて気温が上がって、暖かいより暑いというに近い気温になった。



 参加者は皆、筍掘りが終ってホッとした様子で、親竹になり損ねた文字どおり「竹の子」の後始末をしている。中には50~60㎝近くもある"竹の子"を、抱えるようにして持って帰る人もいる。掘り出したその日のうちに茹でれば、まだ十分食べられる。

 そのうちに さばえが伸びはじめて、さばえ刈が始る。それまでは竹林のいわば農閑期に入る。農閑期といっても、我々には金ヶ原竹林の枯竹の処理が大きな仕事として控えている。長法寺竹林に運ぶには量が多すぎるし、現場で焼却するには人家が近すぎるし、頭の痛い話である。住民と話し合いをして現場での焼却をせねばなるまい。



 しんどい話はこれくらいにして、気楽な雑談をしよう。
 以前、読み方のわからない言葉を、いくつか並べたが、それからあとも難読言葉がいろいろ浮んできた。
 次の言葉、文字は何と読むでしょう

 1.欅 2.鴨脚・杏葉・公孫樹 3.辛夷 4.楓 5.虎杖 6.掏摸 7.澪標 8.檪 

 9.楢 10.羊歯 11.蟋蟀 12.楡 13.橡・椚 14.樟・楠 15.山茶花 16.馬酔木 

 17.柊 18.椿 19.榎 20.楸 21.流鏑馬 22.蟷螂


[読み方]

 1.けやき 2.いちょう(いてふ) 3.こぶし 4.かえで 5.いたどり 6.すり 7.みおつくし 8.くぬぎ

 9.なら 10.しだ 11.こおろぎ 12.にれ 13.くぬぎ 14.くす 15.さざんか 16.あせび(あしび)

 17.ひいらぎ 18.つばき 19.えのき 20.きささげ 21.やぶさめ 22.かまきり

  ― 昔からの日本語に中国語を当てた結果だと思います。いちょう がよい例です。
    中国語では イイテヤオ と発音するそうです。それが日本では いてふ(新仮名遣いでは イチョウ)に
    なりました。鴨脚と書くのは、葉の形が鴨の脚に似ているからといいます。


                            傘寿を越えた老人の独り言 山 本 律



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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は市役所より、「市長と語る まちかどトーク」への参加の正式依頼がありました。
 ボランティア活動の現状の課題と今後のビジョン等、お話出来る良い機会なので、喜んでお受けしました。

    仮日程 8月3日(土) 予備日 8月24日(土) AM10:30~12:00 於:こらさ会議室

    市内在住の会員の方はスケジュールの確保をお願いします。


 竹林の秋で、あっという間に竹林の地表が落ち葉で覆われてしまいました。
 タケノコもほとんど出なくなりましたが、まだ深いところから、シロコの大物が出ます。売れないので値段はあって無いようなものですし、掘るのに時間が掛かるし、持って帰るのは重いし、ゆがく鍋に入りきりませんし、それでもなぜか嬉しいのです。


・竹の落ち葉を清掃中です
・竹林の秋の落ち葉で、地面が見えなくなっています


・最後の大物を二人掛りで掘ってます
・巨大シロコの全貌が見えてきました
・いつもの大物(4.5kg)記念写真です



 

38 竹林日記  「ファミリーサービスデー」 

 2013.05.05(日) 山 本  律

 

竹林日記  「ファミリーサービスデー」  2013・05・05 (日) 晴

 参加者 : 塚崎、川路、松本、野本、池田、荒木、稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原、(番外)山本。 [11名]

 ご家族 : 松本3名、稲岡8名。



 今日はファミリーサービスデー。こどもの日(端午の節句)。立夏、暦の上では今日から夏。

 朝のうちはそれほどでもなかったが、10時を過ぎたころから、いかにも立夏にふさわしい陽気になった。しかし暦を新暦に当てはめるとおかしなことにもなる。昨日までは、明日から夏になるとは考えられないような北風が吹いていた。

 旧暦の5月5日は新暦の6月13日。これなら、今日から夏といわれても納得できる。甚だしいのが七夕だ。新暦の7月7日は梅雨の末期、どうかすると豪雨になる。旧暦の7月7日は新暦の8月13日、どこか秋の気配が漂って、澄んだ空に天の川が流れて、織姫と彦星の逢瀬にふさわしい気候になる。



 それはともかく今日は爽やかな五月晴れのファミリーサービスデーだった。A竹林の上の段は「しろこ」ができる場所である。稲岡さんがすばらしい「しろこ」を掘起していた。

 何年か前、オーストラリア(だったと思う)から竹林見学に来た若い女性が、私たちが「しろこ、しろこ」と言うのを聞いて「シロコ?」と口真似をした。私が「イエス ホワイト ベイビー」と答えると、意味がわかったのか、黒い皮の筍を手に持って「ブラックベイビー?」と言った。面白くなって「イエス  ブラック ベイビー クロコ」と答えると嬉しそうに「ハハハハ…」と笑った。こんな舌足らずのかたことでも、コミュニケーションがつくと楽しい。



 今日は真面目な雑談をしよう。

 「歩」という字は、いまは「止」の下に「少」を書く。私が小学生のころは少を書くとペケがついた。本来の「歩」は少の右の「ヽ」がない。パソコンでは登録された文字以外のパターンが書けないが、もともと「歩」は右足と左足の象形文字だったのである。止が左足で、「ヽ」のない少が右足で、それを交互に動かすから「歩」になったのだという。戦後常用漢字が制定されるとき、文字の成り立ちより形として覚えやすくするため「少」にしたのである。

 それと、これこそ余計なことだが、戦前の漢和辞典には「律」の訓として「おさむ」があったが、いまの漢和辞典は「りつ」の音だけになっている。私の名前が正しく読めなくなったのはそのためである。


                          傘寿を越えた老人の独り言 山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~前日に竹内さんや野本さんに、収穫を抑えて約50本に目印をつけて頂いたおかげで、今日は楽しいファミリーサービスデーになりました。
 シーズン最後のせいか、タケノコも大きいものがでました。
 子供の日ということで、家庭でに行事が多いせいか、会員もいつもより少なく、ファミリーも3家族しか参加がなく、サービスデーとしては少し残念な参加率となりました。

 来年は参加者を確認して、開催日を決めたいと思います。


・会員のホリ風景①です
・会員のホリ風景②です
・特大の超いじけタケノコです




・ファミリーのホリ風景①です
・ファミリーのホリ風景②です
・最終日にふさわしい特大の三つ子です




・野本プロのご指導中です
・ファミリーのホリ風景③です
・ファミリーのホリ風景④です




・ファミリーのホリ風景⑤です
・ファミリーデーの記念写真です


 

37 竹林日記  「そろそろ終わり…」 

 2013.05.04(土) 山 本  律

 

竹林日記 2013・05・04 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、尾崎、野本、澤、原、世良田、荒木、大西、竹内、稲岡、梶原。[13名]

 ゲスト : オムロンレディ 2名、岡田美智代様



 本号から標題のスタイルを変える。考えてみたらこれで十分だ。あんな長ったらしい標題はなくてもよい。

 筍がそろそろ終りに近づいた。明日のファミリーサービスデーの分を残すと、あといくらも残らない。今年は育つのが遅くて終るのが早いように思う。大きさはけっこう大きいのが採れたが、こういうのもやはり不作というのだろう。

 岡田先生がわざわざ竹林まで来て注文されたのに、ご期待に沿えなかった。岡田先生、申しわけございません。
 ということで今日の竹林日記は、こと竹林に関しては書くことがない。



 以下、例によって思いつくままの無駄話をする。

 近ごろは世の中すべてが煙や焔と縁が薄くなった。
 かまどで飯を炊く家庭はなくなったし、台所もガスレンジを使っている家庭はまだあると思うが、これもIHレンジが出るようになって影が薄くなりつつある。

 私たちの竹林では枯竹の焼却が日常の仕事になっているが、毎回、焼却を始める前に、必ず消防署に連絡を入れる。消防署も心得ていて「ご苦労さまです」といった返事で済ませるのがほとんどだが、ときたま「ご近所から煙の苦情が出ないように気をつけてください」という注意がかえってくる。

 タバコの火と煙は、まだ残っている場合もあろうが、これも禁煙がここまで普及すれば稀な存在になりつつあるし、ベランダのホタルという言葉があるくらいになった。

 蚊取り線香も最近は火も煙も出ない製品が半ば当り前になっている。
 まして焚火にいたっては、むしろ禁止行為になっている。だから私たちの竹林の枯竹焼却が毎回連絡を入れて了解をとらねばならないのである。

 煙や焔を見たことのない子どもはたくさんいる、というより見たことのない子どもばかりではないだろうか。
 これが文化生活だとしたら、文化的な生活というのは、情緒も味気もない生活である。電子レンジでチンした料理は知っていても、土鍋で長い時間をかけて煮た料理の味を知らないなんて寂しい。


                            傘寿を越えた老人の独り言 山 本  律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は最後のエコツアーでした。タケノコが少ないので、明日の会員のファミリーデーのために、収穫を抑えて頂きました。おかげで、明日は楽しいファミリーデーになりそうです。

 竹の葉が散り始めてますし、いよいよタケノコのシーズンも終了します。申し訳ありませんが、これ以上の出荷はお断りせざるを得ません。また来年です。

・下から見上げても竹林の秋です
・オムロンレディ+1の皆様です
・今日の大物(?kg)記念写真です












・集荷場ですが・・・・閑散(涙)
・何とか1箱出荷しました



 

36 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「五月晴れの筍掘り」 

 2013.05.01(水) 山 本  律

 

竹林日記  「五月晴れの筍掘り」 2013・05・01 (水) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、池田、世良田、荒木、竹内、高橋、梶原。[14名]



 今日から5月、皐月。空は五月晴れというとおり青く澄んでさわやかだが、風が冷たい。

 ここしばらく続いたエコツアーが今日はなくて竹林が静かである。「エコツアーがないので作業がはかどった」と誰かが言った。

 エコツアーは竹林を身近な存在として市民に親しんでもらうために始めた事業だが手間がかかることは事実である。だが、こうして竹林に入って筍掘りをしたり、子供たちがカブトムシの幼虫を手にすることができるのは竹の学校だけである。従ってエコツアーは竹の学校のいわば看板事業だから手間がかかるとばかり言ってられないのも、これもまた事実である。難しいところだ。



 堅苦しい話はこれくらいにして、例によってどうでもよい無駄話をしよう。

 冒頭に、今日から5月、皐月 と書いた。5月をなぜ皐月と書くのかと思って、皐月の「皐」を漢和辞典で調べると、「光り輝く」が原義とある。5月は光り輝く月なのである。そういえば五月晴れは、まさに光り輝く晴れわたった天気を言う。

 しかし「五月晴れ」を辞書で引くと、「五月雨(さみだれ)の晴れ間」と出てくる。つまり梅雨の晴れ間なのである。稲を育てると信じられた「さ」が降らせる雨がさみだれ、いまで言う梅雨である。新暦の5月は、爽やかな季節だが、旧暦の5月は、「さ」がわれわれの住む「さと(里)」に留まっている季節、つまりさつきは「さの月」なのである。

 そして水無月は、もとは「みのつき(水の月)」だったという。みのつき が訛って みなつき になったのは見当がつくがそれを 水の無い月 と書くセンスは、いつごろ生れたのか。雨ばかり降ってうんざりする気持がこういう逆の意味の、へそ曲がりな表現を思いつかせたのか。


  へそ曲がりでない素直な 山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaokaが京都に居りませんでしたので、お休みです。

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【管理人より】 本年4月末までのHPへのアクセス数です。 Inaoka


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2013年 520 505 602 792 2,419
前年比 +124 +34 +69 +146 +373
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305


 

35 傘寿を越えた老人の竹林独り言

 「標題を何とつけようか、
     やっぱり筍掘り…」
 

 2013.04.29(月) 山 本  律

 

竹林日記  「標題を何とつけようか、やっぱり筍掘り…」 2013・04・29(月)

 参加者 : 山本、塚崎、川路、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、池田、原、世良田、荒木、竹内、稲岡、
       稲岡(喜)、梶原。 [16名]

 ゲスト : 堀尾ファミリー 8名、花にしき 9名 計17名



 今日は最高気温が25℃、夏日になるとあって朝から暖かい。筍掘りをしているうちに汗ばんできて、作業を終ったころには汗ばむをとおり越して汗をかいていた。

 筍は皮が黒くなっているが、太くて見事なのが結構たくさん掘れた。ゲストの皆さんも重そうな袋を担いだり抱えたりして帰られた。考えてみると、土のついた筍を家庭で調理する機会など、こんなときでなければない。ゲストの皆さんも得がたい経験をされたと思う。

 これは農家の筍畑では無理だ。竹の学校だからできるのである。今日のゲスト 花にしき のご婦人も言っておられた「こんなことができるのはここしかなかったんです」と。



 あさってから5月。あわただしく4月が終った。そして月曜日の登校も今日が最後。5月1日・4日(水・土)のあと、来週から 水曜、土曜と通常の登校日になる。

 なお5月5日(日)は竹の学校の関係者を対象に、恒例のファミリーサービスデーが行われる。二日続いての登校だがよろしく。



 またしても余計な雑談をひとつ。

 かなり以前から、若者の服装がラフというよりだらしなくなったことに気づいていた。

 わざと擦り切れたようにして太腿や脛がすけて見えるジーンズは論外だが、カッターシャツの裾をズボンの外に出して着るのが、当り前を通りこして一種のモードになっている。カッターシャツの後ろがなぜ前より長くて、脇が切れ込んでいるのかに気づかない、というより知らないのである。

 昔は、ヨーロッパではパンツを穿かなかった。カッターシャツの後ろが長いのはカッターシャツの裾で尻を包んでいたからである。カッターシャツの裾をズボンの外に出して歩いているのはパンツを見せて歩いているのと同じなのである。女の子がパンティが見えそうなほど短いスカートを穿いているのを「パンチラ」といったが、パンチラどころではない、パンティを丸出しにしているのと同じである。

 そういえばズボンの外にカッターの裾を出している欧米人は見たことがない。彼らは、カッターの裾は見せないものという文化というか習慣が身についているのではないか。

 同じことは電車やバスの中であたりはばからず化粧をしている女性にも言える。化粧という行為は人に見せないもの、見せるのは恥かしいことという感覚が最近はなくなってしまったのである。トイレをなぜ化粧室というのか考えたことがないのである。電車やバスの中で排尿する人間がいるか、考えるまでもない。

 アホらしい話はもうやめる。


               山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日も収穫量はまずまずでしたが、エコツアーの人数が多く、厳しい一日になりました。京たけのこと呼べるものが少なかった分、かなりお安くお持ち帰りいただけたはずですが・・・。

 竹の葉が散り始めました。竹の秋です。タケノコも出なくなりますので、来週より、月曜の登校は中止して、通常通りの水・土の登校日に戻ります。

・花にしきの皆様です
・本日一番のシロコの大物(6kg)です
 魚の大物釣りくらいの時間をかけて
 掘りました。お疲れ様


・大物にあやかりたいお二人です


【オマケです】 Inaoka

~今日の午後の長岡天満宮のキリシマツツジです。写真に撮りようがないくらいの満開です。


 

34 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「筍も盛りを過ぎたか」 

 2013.04.27(土) 山 本  律

 

竹林日記  「筍も盛りを過ぎたか」  2013・04・27 (土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、原、世良田、荒木、大西、小椋、

       竹内、稲岡、稲岡(喜)、市島、梶原。 [20名]

 ゲスト : 神戸を美しくする会 大5名 小4名、ダイハツを楽しむ会Ⅱ  2名  計11名



 先日も参加者とゲストを合わせて30名の大所帯になったが、今日も30名の大所帯。ただし今日は子供が多かったので
先日のような混雑(といっては失礼だ)はなかった。

 この間の水曜日(24日)が雨で中止になって、ほぼ一週間ぶりの筍掘りである。竹は「丈」と同義だと言われるとおり、伸びかたが早い。すでに皮が黒くなった筍が、ほうぼうに頭を出している。中には、本来なら白い根のあたりが薄緑色になって、筍というより竹に近いのがある。それでも一週間掘らなかっただけに数は多い。



 ウグイスが終って、あとひと月ぐらいして梅雨が近くなるとホトトギスの声が聞える季節になる。物音ひとつしない静かな竹林でホトトギスの声を聞くのは、のどかというより優雅である。

 さきごろ、作業が終ったあと梶原さんと二人だけになったとき、話がホトトギスになった。
 梶原さんが言った
「ホトトギスて、ややこしい字を書きますなあ」

 そういわれて私も、読めるけれども書けないことに気がついた
「ほんまや、どんな字を書いたか、イメージは浮ぶけど思い出せへんなあ。徳富蘆花の作品にも『ほととぎす』ていうのがあるけど、どんな字やったかなあ。調べて返事しますわ」
 そう言ったきり忘れていた。

 つい2,3日前そのことを思い出して、辞書で調べてみた。
 辞書で調べると、杜鵑、時鳥、不如帰、子規、そのほか見たこともない字と書き方がたくさん出てくる。梶原さんが「ややこしい字」と言ったのは「杜鵑」だと、すぐ見当がついた。確かにややこしい字である。

 なお、辞書には「鳴き声から来るか」とある。ホトトギスの啼き声は、一般に「テッペンカケタカ」といわれる。
耳で聞けば キッキッ キキョキキヨ と聞える。この啼き声がどうしてホトトギスと聞えるのかわからない。

 また徳富蘆花の小説は「不如帰」となっていて ふじょき と棒読みされることが多い。
 今日の無駄話はこれで終り。


               山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日も収穫量は始めは少なそうだったのですが、だんだん発見するタケノコが増えてきました。
 ようやくNHKの工藤さん(美の壺のディレクターさん)にもようやく1箱送ることができました。京たけのこを楽しんで頂けると良いのですが。
 心配していたエコツアーの方のお持ち帰り量も満足いただけたようです。

・エコツアーです。子供が入るとこの通り
・タケノコよりヒヨの巣?         
・さすが男の子!
 左がみみず、右がヒヨの巣

・神戸を美しくする会の皆様です
 カブトの幼虫もお土産です
・ダイハツを楽しむ会Ⅱの皆様です  

・いつものミーティングです
・大物の双子、いや夫婦かも

・本日一番の大物 6kg!
・これは1mのタケノコ!ではなく竹!けど、結構軟らかかったです


 

33 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこ一休み」 

 2013.04.22(月) 山 本  律

 

竹林日記  「たけのこ一休み」 2013・04・22(月) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、錦織、世良田、荒木、小椋、稲岡、稲岡(喜)、梶原。 [12名]

 ゲスト : 崎山会 10名



 天気予報では土曜の午後から日曜の午前中は雨だった。土曜の午後は傘を差さなくてもよい程度の雨がぱらついたが日曜は風は強いがいい天気だった。雨後の筍を期待していたのだが、当てがはずれた。

 しかし筍は、数は少ないが太い見事なのが掘れた。数が少ないのは雨が降らなかったせいだけではなかろう。土曜日に掘って月曜日、一日おいただけというテンポの速さもあるのではないかと思う。いや、思いたい、まだ4月なのだから。だが次の水曜も月曜から一日おいただけである。どうなることやら。



 かねてから建設中だった第二外環状道路 通称「にそと」が、昨日(4月21日)開通した。

 私(山本)が毎日のように利用するバスが走る道路が「にそと」への進入路と交差する関係で信号が2ヵ所増えた上に不自然な曲り方をするため、いままで2分か3分で通れた区間が15分から20分かけないと通ることができなくなった。その影響で、10分ほど待てば乗れた美竹台・光風台行のバスに間にあわなくなった。

 開通直後だからか、それとも今後はずっとこうなのか。もしそうなら「にそと」の周辺に住む人々にとっては便利さより不便さのほうが、比較のしようがないほど大きい。それだけではない。いままで見えていた、のどかな田園風景や愛宕山をコンクリートの壁が見えなくしてしまった。これを文明開化というのか。


               山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は収穫量は増えません。個人で親戚へ送るA級品を遠慮されていた方もようやく1箱送ることができました。エコツアーの方にも、お持ち帰り量など我慢して頂いたようで、申し訳ないです。

 タケノコはさらに深い地下茎から出てくるため、今日はとうとう4kg以上の大物が出ました。売り物になりませんので、掘った会員が自分で買って帰るという、非情なシステム?によって、KさんとIさんが、買いました。

・崎山会(オムロン)の皆様です。


・ほとんど完成した物置の運搬車用改造
・掘り終了後の後片付け風景です
・本日一番の大物 4kg!


~今日は空気も爽やかで、下校時間も少し早かったので、竹林からの帰り道の風景にカメラを向けてしまいました。

・竹林北側通路のぜんまいです
・周囲の竹林の親竹の状況です。人を入れないプロの竹林の雰囲気、凛。


 

32 竹林日記  「今里のたけのこ」 

 2013.04.20(土) 稲岡利春

 

竹林日記 「今里のたけのこ」 2013・04・20(土)晴れ

 参加者:塚崎、高田、野本、澤、小椋、世良田、荒木、竹内、大西、稲岡、稲岡(喜)、梶原、市嶋。村山。[14名]

 ゲスト:いずみの家(YAMAJI)ファミリー 4名、八尾を美しくする会 2名、ダイハツを楽しむ会 2名



 山本さんが予期せず、お休みされていたのを、帰ってから気づいて慌てて、野本さんに登校者を確認させて頂き、竹林日記を書き始めました。



 今日は少し暖かさが戻り、お天気もよく、エコツアー日和となりました。午後は雨が降り出し、タケノコのためには待ちかねた雨で、都合の良いお天気になりました。

 エコツアーは3組で、大西さんには八尾を美しくする会を、小椋さんにはいずみの家(YAMAJI)ファミリーを受け入れして頂きました。私のほうは 同じ職場からのエコツアーの第2陣(ダイハツを楽しむ会)を受け入れましたが、初めての参加なので対応が忙しく、写真を撮ったりしてる間に、竹林の状況が全く分からないまま終了になってしまいました。

 世良田さんは途中で、三菱電機のボランティアが入る放置竹林に行かれて帰ってきませんし、後の会員は久しぶりの収穫量で、掘りが忙しかったようでした。

 竹林整備作業に関心を持って貰うように始めたエコツアーですが、竹林を走り回っていた子供さん達が、大きくなって竹林に入ってくれると良いですね。



 母方の里にタケノコを送ったところ、いとこより和歌山の手入れをしていない固いタケノコより、京都のタケノコがアク抜きも簡単で美味しいということになったのですが、京都の友人から「山城たけのこ」が同じようにいいよと言われ、「山城たけのこ」も京都式軟化栽培法なのかという質問が来ました。

 前会長の杉谷さんに洗脳されたせいか、「京たけのこ」生産者の立場で「山城たけのこ」とは一ランク手間が違うと自負していますので、以下のようにまとめました。

 木津川市周辺の「山城たけのこ」ですが、西山地区周辺の「京たけのこ」「乙訓たけのこ」と同様な京都式軟化栽培法(間伐・先止め・施肥・藁敷き・土入れ そして朝掘り)を、最近一部で売りにしているところもありますが、一般的に(杉谷さんの受け売りですが・・・)、山城地区は地形が険しく、藁敷きや土入れが難しく、先止めもしないと聞いています。

 京都市中央卸売市場のセリはまず「山城たけのこ」が先陣を切って、続いて「乙訓たけのこ」、トリは「大枝・塚原のたけのこ」で締めるそうです。「乙訓たけのこ」の赤粘土の土壌ではなく、白粘土の土壌を生かした最高級しろこを京都市内の高級料亭に卸す「大枝・塚原たけのこ」は別格でしょうか。

 そういう訳で、「大枝・塚原」のブランドにはかないませんが、実際に庶民の口に入る高級たけのこは「乙訓」ブランドということのになるのでは思いました。


 関西TVのドラマ(今週火曜日)の「鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-」で、出てきたこだわりの食材「今里のたけのこ」は長岡京の今里地区のたけのこではないかと話題になり、うれしくなりました。


                   稲岡利春

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【本日の竹林風景】  撮影 Ichijima/Inaoka

~今日もタケノコの収穫量はまずまずでした。シーズン後半が近づいていますので、1.5~2kgの大物が多く、掘るのに時間がかかります(疲れます)。

 掘るのに忙しく、今日の写真はエコツアーの方のみでしたが、久しぶりにIchijimaさんも撮ってくれました。

・いずみの家(YAMAJI)ファミリーです
・太陽の丘でのいずみの家(YAMAJI)ファミリー

・八尾を美しくする会の皆様です
・太陽の丘の掘り風景です
・竹の秋かも、水不足かも・・・

・ダイハツを楽しむ会の皆様です。こちらはコンサート会場跡です






 

31 傘寿を越えた老人の竹林独り言

「時節柄
 作業はたけのこ掘りだけ」

 2013.04.17(水) 山 本  律

 

竹林日記 「時節柄 作業はたけのこ掘りだけ」 2013・04・17(水)明るい曇

 参加者 : 山本、塚崎、川路、野本、窪田、錦織、池田、世良田、小椋、竹内、稲岡、稲岡(喜)、梶原。 [13名]

 ゲスト : ダイフクOB会 5名、島津OB会 3名、稲岡さん母堂



 曇っているが雨が降りそうな曇りではなく太陽がうっすら透けて見える曇り空である。そして、暖かいを通り越して暑いというに近い。最高気温が25℃という。25℃は夏日である。しかし週末は雨らしいから、今度は肌寒くなるのかもしれない。



 今日は山本を除く全員が筍掘りにかかった。山本は腰の具合がもうひとつなので竹の焼却だけで済ませた。

 期日はまだ決っていないが、長岡京市長と 竹の学校の「市長と語る まちかどトーク」があるという。
 教育、福祉、環境、都市基盤など、身近なまちづくりの施策に市民の声を反映させよう、というのが趣旨である。
 世良田さんから、どういうことを話題にしたらよいか、という問い合せのメールが入ったので
 「 リタイアボランティア といわれるほどボランテイアが高齢化している現実を訴えて、ボランティアを若返らせる
  方策を訴えては」
 と返事をしておいた。

 竹の学校を、私たちの世代で消滅させてはならない、次の世代を担う若い人材を育てねば、と思う。
 これについて長岡京市はどんな方策、施策をお持ちかを聞きたい。


                                          山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は収穫量が増えました。一安心です。それでも、まだ個人で親戚へ送るA級品を遠慮されている方がいる状況です。もう少し、譲り合っていきたいと思います。
 市長とお話のできる「まちかどトーク」への参加の機会がありそうです。竹の学校の現状の課題と、今後の取り組みの提案と、市に協力頂けることなどのお話が出来たら良いな、と思います。

・ダイフクOB会の皆様です
・島津OB会の皆様です

・竹の学校の誇る(?)メカニックです
・エコツアー・作業終了後の風景です


 

30 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「今日も筍掘り」 

 2013.04.15(月) 山 本  律

 

竹林日記  「今日も筍掘り」2013・04・15(月)晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、池田、原、世良田、荒木、

       稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。 [18名]

 ゲスト : 毎年稲藁を提供していただいている城陽市の杉原さんと、もう一人(お名前を伺いそこねた) 計2名



 筍の出盛りだけあって、表題どおりの一日。
 荒木さんは先日来から続けている運搬車収納庫の作り直し。
 高田さんは運搬車の塗装のしなおし。
 私(山本)は昨日から腰が痛くてホリを扱うほどの気力がなく、しばらく中断していた古竹焼却を再開。
 残る全員が筍掘り。



 竹林日記が、単なる作業日誌なら、今日の竹林日記はこれで終るが、それでは味も素っ気もなくて面白くないから、例によって駄文をつけ加えることにする。

 ある集会で受付を手伝ってくれた女子大生が尋ねた
「けいこさんのけいは、どう書くんですか」
 私は、そのけいこさんという女性を知っていたので
「うやまうや」
 と答えたところ女子大生は
「うやまうて…」
 と途方にくれた声を出した。
「尊敬の敬や」
と言ってはじめて
「あ、そうか」と納得した様子だった。

 その女子大生は、尊敬という言葉は知っているが「尊び、かつ敬う」という意味を知らなかったのである。

 あとになって思いつく言葉がいろいろ頭に浮んだ。
 詐欺という言葉は知っているが、詐る、欺くは読めないし書けない。渋滞は知っていても、渋る、滞るは読めない。ならば、虐げる、抗う、寿ぐ、戯れる、断つ、絶つ、反る、快い、尖るはどうだろう。

 これらに共通するのは、すべて日本語だということである。そして昔の日本は、文字はないが言葉で意味が通じた。竹を「たけ」と読むのは日本語で、漢字が入ってきて竹を「たけ」と読むようになったのである。「たけ」というのは背が高いという意味らしい。竹は背が高く育つので「たけ」と言ったという。だから「たけ」には竹と丈がある。

 一方、尊敬も詐欺も渋滞も、元をただせば漢語であって、日本本来の言葉ではない。
 漢語だったらわかるが、日本語だとわからない。 ── 日本語が貧しくなったと言えないだろうか。
 ただし、漢語が普及したおかげで、抽象概念が日本語で表現できるようになったというから、一概に日本語が貧しくなったとはいえないが。抽象も概念も思想、経済も漢語である。経済は経世済民から日本人が創った言葉だという。

 さらにつけ加えると、駐屯地を駐とん地、障害者(正しくは障碍者)を障がい者、電線の碍子をがい子、勾配をこう配と書く。駐とん地なんて豚が留まっているのかと思うし、がい子と書かれるとつい「がいこ」と読んでしまう。

 当用漢字(いまは常用漢字という)は日本語を貧しくしているように思えてならない。


                                          山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~暖かくなって来ましたが、思ったより収穫量が増えません。竹林維持に協力頂いている方へのお返しの量の確保が難しいので、出荷担当の方には、ストレスが溜まります。今月後半に期待するしかありませんが、親竹候補も確保せねばなりません。

・今日は藁を提供頂いている杉原さんが来られました
・運搬車用納屋の側壁が
 出来てきました

・運搬車の本体も塗装が進んでいます ・集荷場です
・親竹マークです

・裏口付近のシダの芽?喰えんそうな


・花壇のサクラソウです


 

29 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「たけのこ日和」 

 2013.04.13(土) 山 本  律

 

竹林日記  「たけのこ日和」 2013・04・13(土)晴

 参加者:山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、原、世良田、荒木、

      大西、竹内、稲岡、稲岡(喜)、梶原。[18名]

 ゲスト:一と百の会 7名、ダイハツ 5名。計12名。



 風は少し冷たいが、空が青くて日差しがうららかで、「たけのこ日和」がぴたり当てはまる。

 昨日の新聞に「中央市場で筍の初せり」の記事が出ていた。竹の学校の竹林も、2、3日前までは色が黒くて細い筍が多かったが、今日は皮が薄茶色でふっくらしたのがたくさん採れた。いよいよ筍が出さかりになったようだ。

 加えて今日はゲストが12名、竹の学校のメンバーが18名、合計30名の大所帯。にぎやかな竹林になった。



 たけのこ掘りの作業が一段落して、澤さんたちが「カブトムシ」の幼虫を育てている土の、入れ替えをやっている。ペットボトルに入れた腐葉土で育てている、見たところは大きなうじむしのような、ぶよぶよした幼虫を取り出して、腐葉土を入れ替える。これはメスや、これはオスやな。

 どこがどう違うのか、手のひらで転がしては一匹づつペットボトルに入れ分けている。オスとメスでは太さや大きさが違うらしい。世の中にはいろんな趣味の人がいるものだ。でも、それだからいいので、皆が同じ趣味の人ばかりなら面白みがない。たけのこの盛りでしんどくて忙しい中で、のどかなひと時だった。



 昨日、NHK TVの「美の壷」で、竹の学校の竹林が放映された。ここの竹林だけでなく静岡県の竹林も映っていた。ひと目見て気がついたのは竹林の手の入れようの違いだった。静岡の竹林は一面の雑草で、どこに筍が育っているのかわからない。土のひび割れから筍の穂先を見つける、などという芸の細かさは望むべくもない。京筍の育て方がいかに独特かがよくわかる。宇治の茶畑と静岡のそれとでは様相がまるで違うと聞くが、筍畑も茶畑も手の入れ方が違う点は同じなのではないか。

 見落した方がおられたら、16日の火曜日に再放映があるからご覧ください。


                 山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は初めてのエコツアーの受け入れでした。タケノコのゲストと会員の分配に不安がありましたが、まずまずの出荷量でなんとか治まったようです。

 エコツアーの方は、ほとんどが知り合いのリピーターですが、初めての方には、エコツアーと環境保護活動の関係と、パワーアップした竹林講座で、京都式軟化栽培法等を説明させて頂きました。あとは、安全に気をつけて、実地訓練の上、タケノコ掘りに入りました。

 エコツアーの私の職場の女性達は、ツルハシもホリも苦手です。それでも頑張って、3kg/1人くらい掘ったようです。会員のお父さん達に分けてもらったり、とどめを刺す(ホリで持ち上げるだけ)だけまで準備をしてもらったりしていましたが・・・。
 また、来年も来て下さい。


・密集タケノコです(8本あります)
・会員ホリ風景です
・集荷場もいつになく真剣な表情です

・美味しそうな1級品が。ヨダレが・・・
・一と百の会の皆様の記念写真です
・タケノコ×3+椎茸×2?


・ダイハツを美しくする会の皆様+1の記念写真です。なにか、愉しそうです。来週から、またお仕事頑張って下さい。




 

28 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「今年の筍のでき具合」 

 2013.04.10(水) 山 本  律

 

竹林日記  「今年の筍のでき具合」 2013・04・10(水)晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、尾崎、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、竹内、

       稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。 [16名]



 今日はいかにも春を思わせる明るい日差しだが風が冷たい。花冷えというのは今日のような陽気をいうのだろうか。日本語は季節を表現する言葉がたくさんある。もう少しして5月になると菜種梅雨、梅雨のはしりがくる。

 花冷えといい、菜種梅雨、梅雨のはしりといい、外国語に訳せない言葉である。「梅雨」というのは梅の実が熟するころに降る雨の意味で、強いていうなら雨季だが、雨季では味もそっけもない気象用語になってしまう。同じ気象用語でも秋雨前線は秋雨(あきさめ)というのがせめてもの幸せである。

 拙宅の近くの農家の人が「今年は筍が不作や。それに色が黒い。いつもやったらもっと白いのに」と言う。

 そういわれると確かに黒い。しろことまではいわないにしても、皮の色がもっと黄色っぽかった。そしていままでの筍はもっと甘みがあったのに、心なしか味がえぐいような気がする。量も例年にくらべて少ないようだが、それよりもできがわるいと思う。



 前置きが長くなった。竹林日記の本題に入ろう。

 竹林に入るといたる所に竹串が差してある。毎年のことだが竹内さんが、私たちが竹林に入る前に筍の頭を見つけては竹串を差してまわる。あの小さな筍の頭をよくこれだけ見つけるものだといつも思う。さらに、いま生えている竹の古さと間隔を見て、これは次の親竹にしようと思う筍には赤いしるしをつけた串を差す。おかげで筍を探したり、僅かに頭を出しただけの筍を踏みつけたりせずに掘出すことができた。あの竹串がなかったら、せっかくの筍を踏み潰したり見落したりしているに違いない。

 それと80歳を過ぎると体力の衰えをはっきり感じる。6、7本掘ると腰は痛いわ足はよろめくわで、ホリが思うように扱えなくなる。去年までこんなことはなかった。来年はどうなることやら。



 4月12日(金) 19時30分から、NHK TVの「美の壷」で、我々が管理している竹林が放映される。16日(火)の11時から再放送がある。どんな場面がどんなふうに映るのか楽しみだ。


                                          山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日はさらに深く、大きいタケノコになりました。午前中、ずっと掘り続ける程度まで数も増えてきました。いよいよ本番の予感です。
 今週末よりエコツアーが始まります。お天気もまずまずの様子なので、たのしみです。

・本日の途中集荷です。そろそろ本番
・ホリ風景①
・ホリ風景②

・ツルハシのお片付けです
・運搬車用納屋の屋根の完成です
・辻井さん考案の竹穂の補強屋根です

・運搬車の塗装です。完成が楽しみです。
・お勉強も終わり、下校時間です


 

27 竹林日記   「雨後のタケノコ」 

 2013.04.08(月)世良田芳弘

 

竹林日記  竹林日記「雨後のタケノコ」 2013・04・08(月) 晴れ

 参加者:塚崎、高田、松本、窪田、錦織、野本、澤、荒木、小椋、辻井、梶原、世良田。 [12名]



 今日から活動日が月、水、土曜日の3回になった。昨日まで雨、風が強かったが、本日はタケノコホリ日和になった。雨のあとは土が柔らかいので掘りやすく、またタケノコも浅いところから出ているので掘り起こしやすい。しかし 雨後のタケノコでたくさん出て来るかと期待してたが、今年は裏年で量は期待薄のようです。



 今日の作業は、運搬車を格納する納屋の屋根ふきを辻井さんと荒木さんが実施した。屋根に水が溜まらないようにシートの下に竹穂を並べてふくらみを入れる工夫をした。会員は知恵者が多いので助かります。

 高田さんは一人で運搬車の塗装を。あと3回ほど塗装かな。分解したところを戻せば新品同様になる。これから土入れ作業、わら運び、竹の運搬にと活躍してくれると思う。

 あと残りの人はタケノコホリにかかったが、タケノコが少ないので11時前までに終わってしまった。しかし中旬以降は掘り起こせない状況になると思う。私も今日は頑張って久しぶりに掘ったが10本程掘ったが、腰が痛くなりやめてしまった。しかし 太く立派なタケノコが多くなってきた。



 連絡事項として
1.タケノコを発送依頼をするとき、ゆうパックに朝連絡し取りに来る連絡と引取り時立ち合いを当番制で実施しますので協力ください。

2.5月25日(土)情報労連のボランティア受入れをしますので協力お願いします。多分35名ほど応援に入ります。当日は15時までの作業となります。 その打合せに情報労連の大江様が打ち合わせに来ます。

3.5月23日か24日にアメリカからDeBoer氏が竹林見学に来られます。この方は竹建築に興味があり、日本の竹に注力しているようです。

4.タケノコ畑の管理依頼の件 野山に2反ほどの畑がありますが、管理してほしい依頼が来てます。間伐とタケノコホリ、できれば土入れまでできればいいのですが、地主さんとの話し合い。
 何人かに意見を聞きましたが、反対が多いようですがその理由として負荷的にできない。 また年齢が高齢化しているので無理では、という意見があります。また 放置竹林を無くす立場から意見もお願いします。皆さんの意見を聞いて引き受けるか検討したいです。


           世良田芳弘



 

26 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「強風と大雨?の中の筍掘り」 

 2013.04.06(土) 山 本  律

 

竹林日記  「強風と大雨?の中の筍掘り」  2013・04・06(土) 曇 → 雨

 参加者:山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、原、世良田、荒木、大西、小椋、竹内、

      稲岡、稲岡(喜)、梶原。 [16名]



 昨日からテレビや新聞で「明日は台風並みの強風と大雨」の予報だったが、8時半ごろ竹林に入ったときは、曇っていたが雨も降っていなくて風も吹いていなかった。だが作業を始めたころから雨が降ってきたので10時過ぎに筍掘りを中止し10時40分に解散した。しかし自宅に戻ってからも雨らしい雨は降らず、風も吹かなかった。だがこの生暖かさは嵐になってもおかしくない。


  筍はそろそろ盛りに近づいた模様である。太くてみごとな筍がかなりたくさん掘れた。

  これを受けて来週の月曜日(8日)から、月曜も作業に入ると決った。



 スペースがあるので、思いつくままの「あほらしクイズ」を入れます。

 次の言葉は何と読むでしょう。地名、人名(姓)、植物、自然現象などごちゃまぜです。(答は最下段)

 1.無 音 2.及 位 3.行 縢 4.間 人 5.一 口 6.斑 鳩 7.百舌鳥 8.胡羅蔔 9.蕎 麦
 10.独 活 11.蒟 蒻 12.放 出 13.東海林 14.舎 人 15.村 主 16.飛 鳥 17.遠 敷
 18.百日紅 19.無花果 20.如 月 21.後 朝 22.設 楽 23.愛 宕 24.左 澤 25.九十九
 26.時 雨 27.茜 28.村 雨 29.黄 昏 30.向日葵 31.杜 若

 21.後朝 は平安時代の言葉で、読みを聞いても意味がわからないかもしれません。辞書、特に古語辞典で調べてください。現在はこういう言葉が日本語から消えてしまいました。微妙な情緒のある言葉なのですが)


                                          山 本 律


 クイズの答

 1.ヨバラズ  2.ノゾキ  3.ムカバキ  4.タイザ  5.イモアライ  6.イカルガ  7.モズ  8.ニンジン 9.ソバ
 10.ウド  11.コンニャク  12.ハナテン  13.ショウジ  14.トネリ  15.スグリ  16.アスカ  17.オニュウ
 18.サルスベリ 19.イチジク  20.キサラギ  21.キヌギヌ 22.シタラ  23.アタゴ(オタギ)  24.アテラザワ
 25.ツクモ  26.シグレ  27.アカネ 28.ムラサメ  29.タソガレ  30.ヒマワリ  31.カキツバタ


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は天気予報通り、雨が早々に降りだしましたので早く終了しました。写真はチョットです。スミマセン。
 収穫するタケノコはさらに大きくなり、深い地下茎から出てくるようになりました。失敗しないよう丁寧に掘ると、浅い地下茎に邪魔されたり、とても疲れます。ホリ名人が聞くと笑うでしょうね(涙)。

 最盛期が近づいて来たので、来週からは、(月)(水)(土)の登校となります。

 ファミリーデーは平日ではまずいので、5月5日(日)ということになりました。

 世良田さんからは、金ヶ原竹林の整備状況を所有者さんに説明されたところ、感謝の言葉を頂けたとのことです。整備後の維持をどのように考えているのか、話を聞きたかったのですが・・・。

 また、市役所からは別の管理竹林(タケノコ畑)の維持の申し入れがあったようです。タケノコ伝統栽培をしているボランティアは竹の学校だけ?と認知されているからではと思いますが、今後の竹の学校の方向(竹林整備→竹林維持)と現在の活動量の限界との兼ね合いで、計画と議論が必要と考えられます。新たな課題となりそうです。

 それから、NHKのホームページの「美の壺」に予告編「竹林」がアップされていました。残念ながら予告動画の長岡京の竹林は、最後の風に揺らぐ竹林だけのようです(涙)。

・本日の収穫です
・本日一番の大物です

・めったに出ない管理人の写真です
 梶原さんが撮ってくれました


 

25 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「春の嵐」 

 2013.04.03(水) 山 本  律

 

竹林日記  「春の嵐」 2013・04・03(水) 晴

 参加者:山本、塚崎、高田、野本、窪田、世良田、荒木、小椋、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。[13名]



 昨夜の天気予報は午前中は雨だったが、朝起きると雲の切れ間から青空が出ていた。しかし東風が、うなりを挙げて吹いていた。だが雨が降らなかったので作業ができた。この風で今年の桜も終りかと思ったが、まだ散っていない。



 竹林に着くと世良田さんが焼却炉にすでに火を入れていた。風が強いので炎が舞いあがって、焼却炉に近寄れない。焦眉の急という言葉があるが、注意しないと本当に眉が焦げそうだった。

 この風の中で荒木さんが新しく入った運搬車の収納庫の屋根葺きをしている。

 それ以外のメンバーは全員が筍掘りにかかった。今年は筍の育ちが遅れているようだが、それでもけっこう太い筍が出ている。筍は黙っているが、そのうちに一日かかっても掘りきれないほど出るつもりかもしれない。何年か前にも、二日続けて筍を掘ったことがある。



 お詫びと訂正と、お礼を申し上げます。
 前回(3月30日)の竹林日記で原さんと大西さんを参加者から漏らしていました。お二人とはいろいろ無駄話を喋っていたのに、名簿にチェックを入れるのを忘れていました。申しわけありません。
 この漏れは窪田さんが気づいてくれました。よく気づいてくださったと感謝しています。ありがとうございました。
この結果 3月30日の参加者は20名になります。
 もう一つ付け加えると、澤さんは「竹フォーラム」の会場へ行灯の設営に出向いておられます。お世話さまでした。
参加者(20名)の中にはもちろん入れてあります。

 今回は「駄弁」を休みます。そのうちにスペースができたらとんでもない あほらしクイズを出します。


     山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日は雨上がりでしたが、何とか竹林に入ることが出来ました。収穫するタケノコは少しずつ大きくなってます。椎茸はもっと大きくなっていました。

 30日の登校者の件、竹フォーラムの感想をアップするのに必死で、私も気がつきませんでした。すみません。
 ファミリーデーは5/1(水)に仮決めします。今週末(土)のミーティングで決定します。


・いつものミーティングです
・世良田さんがタケノコが少ないかもと、
 ブロッコリンを持ってきてくれました。
 道の駅の野菜売り場みたいです


・運搬車置き場用の屋根の拡張工事が続いています。



・早く掘りが終わったので、
 めずらしいホリの片付け写真です


・運搬車の荷箱を塗装(防錆)しています。運転用の座椅子も追加中です
・ブロッコリン・椎茸・タケノコの
 分配です・・・


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【管理人より】 本年3月末までのHPへのアクセス数です。 Inaoka


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2013年 520 505 602 1,627
前年比 +124 +34 +69 +227
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305


 

24 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「桜が満開」 

 2013.03.30(土) 山 本 律

 

竹林日記   「桜が満開」  2013・03・30(土) 晴

 参加者 : 山本、塚崎、川路、高田、原、尾崎、大西、松本、野本、窪田、錦織、澤、辻井、世良田、竹内、

       稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 [20名]



 三日見ぬ間の桜かな というが、数日前は五分咲だった桜が昨日あたりから満開である。みごと といえばみごとだが、べた一面に咲くと単調な感じになって、五分咲ぐらいのほうがすっきりしていて、かえって美しくみえる。その意味では間もなく咲く八重桜は、まさにべた一面で重苦しい感じがする。

 徳富蘆花は『不如帰』の中で  しつこしと 人は言えども 八重桜 盛り長きはうれしかるべし  と言っているが、桜はやはり一重のほうがよい。



 前置きが長くなった。話を竹林に戻そう。

 今日は土曜日で、参加者が18名と多かったが、ほとんどが筍掘りに入って、2,3人が新しく入った運搬車の置場所の屋根の葺き替えにかかった。

 筍は、現物を見ていないが、かなり大きく育ったのがあるが、数が少ないという。多くは前回水曜日に掘り出したのと大差がないらしい。月曜の作業開始は今度の水曜日に決める。



 13時からJR京都駅の近くの京都キャンパスプラザで「京都竹フォーラム」が催されて、竹の学校から稲岡利春さんが講師で「放置竹林整備と課題」と題して「竹の学校」の歴史、現況、活動内容、当面する課題等について話された。
 詳細は稲岡さんが報告されるのでお読みください。



 午前のカンファレンスで、私(山本)が、今日は3月30日・土曜日と、キリがいいので、きょう限りで竹林日記の担当をおろしてほしいと申し出たところ、メンバーから「あかん」という声が挙った。私が書く駄弁、雑文が面白くて読むのがたのしもだ、というのが理由である。

 竹林日記は竹の学校の、いわば業務日誌だから、誰が参加して、どんな作業をしたか、や来訪者の氏名など、その日のできごとを記録するのが本来の目的なのだが、私も思いつくままに雑文を書くのを楽しみにしている。

 今後、竹林日記のスタイルが従来と変る可能性があるが、駄弁を弄することに変りはない。我慢して読んでくだされば幸せである。妄言多謝


             山 本 律


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【本日の作業風景と竹フォーラムについて】  Inaoka

◎午後の「竹フォーラム」に出席するため、早めに切り上げたので、今日の写真は途中までです。

・新顔運搬車を整備中です。機械屋ですので、この手写真を撮ってしまいます
・ミーティングです

・ホリ風景①です
・ホリ風景②です
・ホリ風景③です

・ホリ風景④です

・ホリ風景⑤です
・ホリ風景⑥です



・ホリ風景⑦です
・ホリ風景⑧です
・ホリ風景⑨です


◎竹フォーラムでは「高齢化するボランティアの運営の極意」というテーマの中で、竹の学校の「放置竹林整備と課題」の講演と他の講演者とのパネルディスカッションに参加、澤さんには、竹行灯を展示して頂きました。

 自分では、どのように受け入れられたかは解からないので、聴講された方に後日報告をお願いしたいと思います。今日は、関係する一部の説明と感想に留めたいと思います。


 講演では、竹の学校の歴史と放置竹林整備と環境問題啓発活動が2本の柱であること、前者はタケノコ栽培、後者は竹の材料としての活用が廃れていったことから、人間が竹林に近づこうという活動が特徴であることを説明しました。

 竹林再生の記録では、3年程でタケノコが採れるレベルに、5・6年で京タケノコが採れるようになるということを、活動風景では、作業内容より、楽しそうに活動している雰囲気を感じて欲しいということ、を説明しました。

 放置竹林整備の課題は、美しいが手間のかかる管理竹林(タケノコ畑)と管理の比較的容易な間伐のみの竹林があり、タケノコ畑を基盤に、維持の出来る間伐竹林を増やしていくことで、ボランティアのモデルケースを目指します。竹の学校自体の課題はやはり高齢化、また営利目的でないことから、積極的にタケノコを売る気はないということで、こちらのほうはパネルディスカッションに期待するということにしました。


 パネルディスカッションでは、コーディネーターは鳥居厚志氏(京都竹カフェ幹事)で、「ボランティアの栄華盛衰」を講演された奥敬一氏(森林総研関西支所 主研究員)と「NPO、どうやったら運営できる」を講演された和田譲二氏(NPO法人 緑と水の連絡会議 事務局長)とパネラーをさせて頂きました。

 すごい方たちでしたが、ネットワークや寄付金や補助金や人集めが大切なのはわかりますが、純粋に無償で活動している放置竹林整備の最前線の現場のNPOの竹の学校との違和感(視点の違い)を感じました。

 先代理事長の杉谷さんはボランティアを”隠れ里”と表現していました。”しんどいから辞める”などと言わない竹林ボランティアの人を見て、ボランティアの要件をまとめられていましたので、以下に紹介します。

①無給であること
②仕事に公益性があること
③自然的であること
④権威に頼らないこと
⑤自分の利益より他人の利益を先に


 竹の有効活用の部で講演された、エースジャパン(株)の半藤慶太氏のパレットを作る林地残材の活用で、林地からの取り出し輸送コスト(現場の課題)まで捉えられた説明に、個人的に共感を感じましたので、講演後、お話させて頂きました。プレゼンで使った放置竹林作業の枯れ竹の山の写真を覚えておられて、急斜面の林地で使う運搬可能なベルトコンベアの紹介などを頂きました。困っていることがあれば相談に応じて頂けるそうです。

 講演後では、中越パルプ工業株式会社の竹チップから直接紙を作れるのはうちだけと豪語する西村修氏からは、NPO特定非営利法人の原点である無償活動に共感を頂けました。竹の紙等の支援の申し出を頂きました。
 また、福岡大学の社会デザイン工学科の古賀千佳嗣氏からは、竹行灯について評価を頂き、デザイン系の学生なら興味をもって参加するのではとのアドバイスを頂けました。


 モーターショーでマスコミに対しての技術説明や質問等の経験しかない技術屋には、今回のように暖かい視線で対応頂ける機会はいい経験になりました。
 ボランティアは若い人の雇用を奪っていないかという問いかけからは、私は逆に、若い人をやすく使ったとかいう表現に違和感を感じ、生活基盤の弱い若い人には、ちゃんとした報酬を支払うべきと思いました。無償のリタイヤ組ボランティアとは違った課題にも気づかせて頂き、有意義でした。

 以上、思いつくまま無責任に書かせて頂きました。


【蛇足】
 技術屋ですので、展示されていた「乗ってはいけない竹の自転車」のほうに関心がありました。
 詳しいことはわかりませんが、竹の工夫が感じられませんでした。竹を材料処理でカーボン並みの強度を得る研究ならごめんなさい。しかし、これがもの造り日本の原点ですよね。


 

23 傘寿を越えた老人の竹林独り言

 「いたるところに
  竹串が林立している」
 

 2013.03.27(水) 山 本 律

 

竹林日記  「いたるところに竹串が林立している」  2013・03・27(水)曇

 参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。[14名]



 新聞の天気予報では午後は傘が開いていて、実際に午前中は雨が降っても不思議はない空模様だったが雨は降らずに、午後になると薄日が射していた。



 上の段は見なかったが乙女の丘は竹串が林立している。ほとんどのメンバーが、誰いうとなく一斉にツルハシとホリを持って竹林に入った。

 一方高田さん、世良田さん、荒木さんはB竹林で枯竹の焼却をしている。

 A竹林の焼却場は私(山本)が着いたとき、すでに世良田さんが火を入れてくれていて、梶原さんが枯竹を焼いていたが、私が焼却にかかると二人は筍掘りに入ったので私があとを引継いだ。

 カンファレンスのとき、かなりの量の筍が机に積上げてあったがどれも思ったより小さかった。

 古くなった竹の間伐が進んで親竹が若くなると、それからできる筍も小さくなるという。竹の学校の竹林も、だんだんそうなってきて、以前のような抱きかかえるほどの筍はできなくなったのだろうか。しかしまだ3月だ。もう少し様子を見よう。ということで、月曜も作業に入るのはもう少し後になりそうである。



 まだもう少しスペースがあるので、駄弁を弄する。

 戦後の漢字は簡略化されたのでこんなことを書いてもアホかといわれそうだが、私が小学生のころは漢字を覚えるのに必死だった。

 いまは、乱、辞と書くが、昔は亂、辭と書いた。これを覚えるのに、左の部分を ノツマムヌ と覚えた。
 何じように疑は ヒ矢マ疋、寿は壽 士のフエ一吋 、桜は櫻 二貝の女が木にかかる、恋は戀 糸し糸しと言う心。
 己、已、巳は、それぞれ オノレ、ツチノト 下につき、イ、スデニ 半ば、シ、ミ はみな着く。鉄は鐵 鐵は金の王哉。

 アホくさ。もうやめる。


             山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

 例年よりかなり遅いですが、ようやく贈り物用(Aクラス)を2箱出荷しました。

・頭を少しだしたタケノコ
・まだまだ小さいです
・ホリ風景①です




・ホリ風景②です
・ホリ風景③です
・集荷風景です。まだまだ少ないです


 

22 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「たけのこの初掘り」 

 2013.03.23(土) 山 本 律

 

竹林日記  「たけのこの初掘り」2013・03・23(土)晴

 参加者:山本、塚崎、川路、高田、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、辻井、世良田、荒木、大西、

      竹内、稲岡、市嶋、梶原。村山。 [19名]


 一週間ぶりに竹林に入ると道のまん中に竹串が差してあって、筍が頭を出していた。

 9時を少し過ぎたころ、今日の作業の説明をするというので全員がカンファレンス場に集った。今日から筍を掘り始めるが、まだ小さいのはそのままにして、ある程度大きくなったのをホリを使わずにツルハシで掘るように、との説明だった。

 しかし焼却場にはかなり大量の枯竹が運びこまれているので、私(山本)は筍掘りはせずに枯竹の焼却に取りかかった。一方でB竹林にポリタンクで水を運び上げるメンバーがいる。B竹林でも枯竹の焼却をするという。

 11時ごろ休憩に入ると、いま掘った筍が、大は1本、中は2本、小は3本と、今日の参加者の人数にあわせて並べてあって、くじを引くことになった。

 その席上、月曜も作業をすることになるが、いつからにしようとなって、今日ここでは決めらないから今度の水曜日27日に、筍の育ち具合を見て決めよう、となった。しんどいけれども楽しみでもある。



 今日は天気はよいが、風が強くて寒い。

 先週の17日から20日まで私は米澤の菩提寺に墓参りに出かけて、ついでに仙台、塩釜と回ってきた。

 東北地方は寒いだろうと思って、十分すぎるほどの冬支度で出かけたのだが、米澤も仙台、塩釜も、コートが邪魔になるくらい暖かかった。ただし米澤の積雪量はすごかった。車道と歩道の間に、背丈を越えるほどの雪が残っていた。

 この間からの暖かさで、これでもかなり溶けたんですよ、とのことだった。墓が雪に埋って近づくことができなくて、離れたところから遥かむこうにある墓に手を合せてきた。



 今日の竹林は米澤よりもよほど寒い。

 前にも言ったかしれないが塩釜のイタリアレストランのオーナは京都市下京区が本籍である。そんな関係で年賀状のやり取りをしている。そのオーナーがメールをくれた。それに「緩く暖かい日が何日かあったと思ったら本日めでたく氷点下3℃。ダイナミックな三寒四温に翻弄されています」 とあった。

 オーナーと竹林の話をする中で、NHKの「美の壷」の話をした。「おもしろい!これは一度 竹の学校で勉強せなあかん! 興味のある方は、是非 長岡京に行ってみてください」と。

 世の中、どこでどんなつながりが生れるかわからない。


             山 本 律


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【本日の作業風景】  撮影 Ichijima、Inaoka

 放置竹林整備/管理作業のご褒美の季節がやってきました。またゴールデンウィーク迄、忙しくなります。 Inaoka

・久しぶりのミーティング風景です
・タケノコを探しています
・発見!!笑顔が素敵過ぎます

・初タケノコを記念撮影用に並べています

・記念撮影の後は、文字通り山分け?の 準備に入りました
 初タケノコを我が家では、若竹汁にして頂きました






・初タケノコを前に記念写真です。思わず顔がほころんでます
 ・メーン物置前の斜面にツマブキの
  株が増えました
 


 

21 竹林日記  「タケノコ初ホリ/予行演習」 

 2013.03.20(水) 世良田芳弘

 

竹林日記  「タケノコ初ホリ/予行演習」    2013・03.20(水)   曇り

 参加者: 塚崎、野本、窪田、錦織、梶原、世良田、高橋 [7名]


 今日は、祝日のため参加者が7名と寂しい活動日となりました。
 放置竹林作業も順調に進み、これからはタケノコ掘りに注力します。

 作業としては運搬車の納める場所の整備、野山から運び込まれた枯れ竹の焼却、運搬車の整備作業とB竹林に焼却用の水100リッターを運びました。

 さらにタケノコの初掘りをし、3本掘り起こしました。今年は昨年入会された梶原さんに、指導しながら初掘りをしました。 梶原さんはいい経験をされたと思います。

 掘った3本は最年長者に進呈しました。 出来具合は後日報告をいただきます。


 今年は不作のように思われますが、手入れをするといつもより少ないかなと思うくらいで収穫量の差が少なくなるように思われます。
 不作の時は放置竹林はたけのこが少ないようです。やはり手入れをすると成果があるようです。

 4月に入るとたけのこ堀に忙しくなりますので皆さん今のうちに足腰を鍛えておきましょう。


    世良田芳弘



 

20 竹林日記  「運搬車が2台」 

 2013.03.16(土) 稲岡利春

 

竹林日記 「運搬車が2台」  2013・03.16(土) 晴れ

 参加者:[長法寺]塚崎、高田、窪田、澤、松本、辻井、竹内、小椋、稲岡 [9名]

      [野山] 野本、梶原、市嶋、川路、原、尾崎、世良田[7名]   地権者



 今日は、春を感じる暖かさの上、黄砂もなく洗濯日とのことで、なんとなく浮き浮きした気分で登校しました。


 今日は、中型の古い運搬車が入りました。所有者のご好意で、3年間借用させて頂くことになりました。メィテナンスは当校持ちで保管はA竹林です。これで、運搬車は2台になります。

 ということで、[長法寺組]の大部分は、駐車スペースを確保するため、前回から始めた焼却場前の物置の拡張工事に掛かりました。

 この運搬車はホイストシリンダー付き荷箱のため、まるでダンプカーのように積んだ土を降ろせます。1輪車が不要になるくらいのパワーを持っているようで、土入れや資材の運搬の強力な助っ人(マシン)です。だだ、パワーがある分、危険度が高くなります。また古いタイプのため、ブレーキが自動的にかからないので、ブレーキが外れると、斜面で竹と運搬車の間に挟まれるという事故があったようです。向きを変えるのはまるで戦車の操縦のように(やったことはありませんが・・・)2本のレバーを前後に動かします。利用者を限定して習熟運転の上、運用予定です。


 あとのメンバーでB竹林の廃竹の焼却作業と、今まで使用してきた小型運搬車のキャタピラーを交換しました。

 キャピラーの交換は、前輪を後方に移動して行うのですが、キャタピラーが思いのほか硬いので、脱着に苦労して、小椋さんと2人で2時間もかかってしまいました。次はもっと早くできそうですが、次の機会は次の世代になるので、「経験は無駄」という結論になりました。


 [野山竹林組]は廃竹をA竹林で焼却するため、地権者さんのトラックへの積み込み作業に行きました。大阪の女性3人組みも参加、軽トラック2杯分が、A竹林に運ばれてきました。山本さんの仕事が山積みとなりました。

 水曜日の椎茸情報を見られたのか、女性3人組が野山竹林から帰ったあと、椎茸をたくさん収穫、皆で分配しました。



 今年は周囲からタケノコ不作の年との声が聞こえて来ます。初物も遅いです。今までも不作と言えども、結構遅くまで収穫でき、1,2割程度少ないくらいでしたので、例年のように楽しくエコツアーシーズンを迎えましょう。


     稲岡利春


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【本日の作業風景】  Inaoka

 運搬車のキャタピラー交換にはまっていましたので、写真はこれだけです。
 ガレージジャッキや馬がないので、横倒しにして作業しました

・手前は外した前輪です。
・後輪(スプロケット)の絡まった土と藁を取ってます。




・交換完了です。トレッドが深いし、
 黒々しく、いい感じです。



【野山竹林の作業風景】 Ichijima

 僕が最後に野山に入ったのが、昨年の7月14日。積み出しの作業でした。
 それから8ヶ月ぶりの竹林は、本当にたくさん光が差し込む綺麗な竹林でした♪

 野山の作業内容ですが、竹枝打ちとそれを束ねる活動、そして、トラック2回分の積み出しでした。





 

19 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「たけのこが頭を出すのを待つ日々」 

 2013.03.13(水) 山 本  律

 

竹林日記 「たけのこが頭を出すのを待つ日々」 2012・03・13(水) 曇・うす日

 参加者:山本、塚崎、野本、澤、世良田、竹内、稲岡、高橋、梶原。 [9名]


 午後から雨というが、風がなくて暖かい。「今日は20℃になるらしい」と言われると、そうかもしれないと思う。


 筍は、まだ出る気配がないから、B竹林の整備をしたり、運搬車がもう一台入るので、車庫といってはたいそうだが、運搬車の置場の整備と改造など、それぞれ思い思いの仕事をしている。といっても、いつかしなければならないことだし筍が出はじめたらとてもできないから、するならいまのうちである。

 家に帰ってしばらくして気がつくと雨が降っている。そして風が吹きはじめた。この間の、10日の日曜と同じ天気具合である。この間もそうだったが、今度もきっと寒くなるに違いない。と思っていたらTVで 「明日は急激に気温が下がります」と言っていた。やっぱり…


 私ごとですが、16日から20日まで、山本は米澤に墓参りに行きますので16日(土)と20日(水)は竹林を休みます。
 竹林日記を、どなたかよろしくお願いします。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

 3日連続登校の疲れのせいか、登校者が少ないです。市役所への説明も済んで、ゆったりした時間を楽しみました。
 世良田さんと、新たに借用予定の中型運搬車のエンジンをチェックに行きました。無事起動しましたので、今週末、竹の学校に運ばれてきます。

・焼却場前の物置を改造しています
・竹行灯用材料です

・入り口花壇に咲いているサクラソウとスイセンです




・紫陽花の新芽です



・乙女の丘のホダ木の椎茸です
・太陽の丘のホダ木の椎茸です。今週末は食べごろかな?


 

18 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「3日連続登校」 

 2013.03.10(日) 山 本  律

 

竹林日記 「3日連続登校」  2013・03・08(金)~10(日)

 8日、9日、10日とNHKの撮影が入って、3日続けて竹林日記を作るのもシンドイので3日分をまとめて書きます。
ご了承願います。


 2013・03・08(金)晴 暖い

 参加者:山本、塚崎、野本、窪田、錦織、世良田、小椋、稲岡、稲岡(喜)。 [9名]

 NHKが竹林の撮影に入るので作業日ではないが竹林に入った。竹炭窯の火入れを撮影。
 どういう事情かわからないが、今日はNHKの撮影があるから、以前から計画していた竹炭窯の火入れをしよう、ということになったのではないか。作業日でもない金曜日に、わざわざ竹炭窯の火入れをするとは思えない。



 2013・03・09(土)晴  暖かいを通り越して暑い(最高気温20℃)

 参加者:[長法寺] 山本、松本、野本、澤、小椋、林、竹内、稲岡(喜)、市嶋。[9名]
      [金ヶ原] 塚崎、高田、尾崎、窪田、錦織、世良田、大西、稲岡、高橋。 [9名]

 NHKは今日 金ヶ原竹林に入った。
 あとで聞くと、興味があったらしい、という。全くの想像だが放置竹林つまり手つかずの竹薮に興味を覚えたのか、とも思う。放置竹林は大都市の近辺では見られない風景である。その意味では、京都市近郊の乙訓地区は稀な存在ではないか。

 長法寺組は昨日からの引き続きの竹炭造りと、A竹林2ヵ所とB竹林の計3ヵ所で枯竹の焼却と、C竹林の間伐。枯竹の焼却が少々苦痛なほどの陽気である。普通なら、お水取りが終らないと暖かくならないと言われているのに、である。



 2013・03・10(日)曇 一時小雨 寒気再来

 参加者:山本、世良田、小椋、稲岡、稲岡(喜)。 [5名]

 朝のうちはそれほどでもなかったが、昼前ごろから雲行きが怪しくなったと思うと冷たい風が吹いて寒くなった。朝8時半に家を出るときの気温が16℃、昼過ぎ家に帰ったときは4°c、一気に12℃も気温が下がるとさすがにこたえる。お水取りが寒いのは本当らしい。それにしても3,4時間のうちに12°cも気温が下がるとは…。

 NHKの撮影が今日で終った。今日は竹炭を窯から取り出すところと竹炭窯の解体作業の撮影。


 撮影が終ったあと、撮影担当の「美術映像プロジェクツ」ディレクター 工藤涼子氏に「竹林のどこに美しさを感じられましたか」 と訊ねた。
 「竹は一年中、幹から葉まで全部が青いでしょう。ほかの森林では見られない風景です」
 そういわれるとそうである。緑一色の植物は竹しかない。常緑樹といっても、葉は青いが幹まで青い樹木はない。
 今回竹の学校の竹林に来られたのを機会に杉谷さんの『京たけのこが教えてくれた』を差し上げた。冒頭部分の、雪をかぶった竹林の写真を食い入るように見ておられたのは、雪の中の緑一色の世界に、ほかの樹林にはない美しさを見出されたのではないか。


     山 本 律


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【8~10日の作業風景】  撮影Ichi、Ina

 8日から、TV撮影が入りました。8日は竹炭造りの窯入れ、周辺の竹林風景、9日は窯焚きと、放置竹林作業を、10日は窯出し作業を見て頂き、最後は稲岡のインタビューがありました。

 長岡京の美しい竹林と、それは人が苦労しながら維持しているというテーマのようです。我が長岡京にとって、この上ないテーマと考え、協力させて頂きました。

 一部、市役所から事後報告でも良いから、説明をということですので、月曜日に市役所に行く予定です。 Inaoka


・9日の窯炊きの撮影です
・着火しました
・上蓋を被せたあとすごい水蒸気です

・炭ではなく上蓋で芋を焼いてます
・もうすぐ初タケノコが出そうです
・観光協会用の竹炭の選別です

・放置竹林でのインタビュー風景です


・放置竹林での伐採作業です
  ・10日の窯出し時の珍しい写真です。
   上蓋の空気穴から、窯内を覗きました。
   山のように積んだ種火も一段目の竹束も
   すっかり燃えてしまっています。

   収穫量は65.7kgで、標準値52kgを上回る
   好結果でした。
  


 

17 傘寿を越えた老人の竹林独り言

 「3/8・9・10
   NHKのカメラが入る」
 
 

 2013.03.06(土) 山 本  律

 

竹林日記  「3/8・9・10 NHKのカメラが入る」 2013・03・06(水)晴

 参加者:山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、世良田、小椋、竹内、

      稲岡、稲岡(喜)、市嶋、梶原。 [14名]



 最近、長法寺竹林と金ヶ原竹林に別れて作業をすることが多いのでミーティングの機会がない、ということで、今日は金ヶ原の作業を休んで、全員が長法寺竹林に集った。



 ミーティングの大きなテーマは、NHKの「美の壷」の撮影について当方の受入れ体勢の確認。

 まず3月8日(金)にNHKのカメラが入る。午後からの撮影なので出られる人は13時に長法寺竹林に集ってください。9日(土)は金ヶ原竹林にカメラが入る予定なのと通常の作業日なので、全員がいつもの時間に長法寺竹林に、10日(日)は、出られる人は13時に長法寺竹林に、それぞれ集ってください。



 そろそろ筍が出る時期だと思ったが、まだ出ていない。しかし、いずれにしても間もなく収穫が始る。今年はどんなでき具合かわからないが、ご希望の方はできるだけ早い目にお申し出ください。

 それと、毎年のことですが、できるだけ丁寧に深く掘ってください。みごとな筍が切腹して出てきたのでは、せっかく苦心して掘った作業が台無しになります。くれぐれも気をつけて、ていねいに掘ってください。



 話題を変えて、のどかな話をする。

 三寒四温というが、寒いと思うと暖かくなり、また寒さが戻る。

 今日は暖かかった。枯竹を燃やしていてこの冬はじめて汗ばむほどだった。だがこのまま暖かくなるとは思えない。関西では、お水取りが終らないと暖かくならないという。いまはそのお水取りの最中である。そしてお水取りが終ると比良の八荒、正しくは比良の八講荒れじまいというのが三月の終りにやってくる。これが過ぎてはじめてやっと春になったと思う陽気になるが、四月になって桜が咲いてもまだ花冷えという寒さになることがある。

 日本は地理的位置から言って気候が目まぐるしく移り変る国だが、それを言い表す言葉も、これほど豊富に、しかも美しくかつ微妙な表現で持っている地域は、地球上のどこにもない。

 近ごろこういう言葉が死語になりつうあるような気がしてならない。建物がコンクリート造りになって、エアコンが当り前になったせいもあるのではないか。ひなたぼっこがなくなり春霞を黄砂というようになってはおしまいである。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日は全員、長法寺竹林作業です。

・物置の整理です
・一輪車置き場の整理です
・B竹林の整理です

・ミーティング終了
 ・おまけ~長岡天神の梅林の梅の花です。これからです。
 


 

16 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「竹林の呼び方」 

 2013.03.02(土) 山 本  律

 

竹林日記  「竹林の呼び方」 2013・03・02(土)晴

 参加者[16名] 長法寺:山本、高田、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、林、稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋。12名

           金ヶ原:塚崎、野本、竹内、梶原。4名



 空は晴れているし竹林の水も凍っていないから気温は低くないが風が強くて冷たい。一昨日昨日の暖かさにくらべると様変りの寒さである。もっとも一昨日昨日が暖かすぎたのだ。昔山形で春の彼岸に大吹雪で列車が止って学校に行けなくなった経験がある。山形と長岡京を比較するのは無理だとしても、春は素直にやってこない。



 久しぶりに参加者が16人とそろったが、4名が金ヶ原竹林に出向いた上に、8名がB竹林に入ったので、本拠のA竹林に残ったのは私(山本)と澤さん、稲岡喜美子さん、高橋さんだけになった。

 風が冷たいので枯竹の焼却にはうってつけだが風が強くて一度にたくさん燃やせない。消防署に連絡を入れたときも風が強いから気をつけてください、と言われた。だが風があるからよく燃える。十分気をつけたがいつもよりたくさん燃やしたように思う。

 休憩場所に戻ると太い青竹が2本並べてあった。「これ何に使うの」と聞くと「行灯や」という返事が返ってきた。この春先に行灯を準備する、何に使う行灯なのか。私は枯竹を燃やすだけで、ほかの行事に疎いのか。



 前回の竹林日記で竹の学校が管理している竹林の呼び名を改めることを提案したが、長岡京市の藤下環境政策監から長法寺竹林、金ヶ原竹林、野山竹林でよい、外部の人にもこれで問題はない、というご意見を頂いた。私もこれが一番わかりやすいと思う。

 竹林の呼び名と直接関係はないが、前回私が書いた長岡京市の知識はでたらめだった。恥をさらすのを承知で書くと長法寺村は明治の初期ごろまではあったが、長岡町になるまでは乙訓村で、金ヶ原は下海印寺、奥海印寺などと一緒に海印寺村だったという。そして長岡町は1953(昭和28)年に新神足村、海印寺村、乙訓村が合併してできた。これが長岡京市となって現在に至っている。

 藤下環境政策監の説明を聞いて、私の不勉強をあらためて知った次第である。


     山 本 律


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【本日の竹林風景】  Inaoka

~今日はB竹林で整理作業に熱中して、写真を撮るのを忘れてしまいました。
 A竹林からの帰り道、雪が舞ったので、思わずカメラを竹林に向けました。舞った雪こそ写っていませんが、日差しが弱くで雨上がりのせいか、あまりに美しく、自分だけ癒されてはもったいないので掲載させて頂きました。



・向かいのボランティア管理竹林です。芯止めをして
 いないので、背が高くて豪快です。竹の秋(落葉)が
 近いせいか黄色い葉が増えてます。


・A竹林の中でも最も美味しいタケノコ畑です。竹の学校の中で最も綺麗な竹林でもあります・・・。


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【管理人より】 本年2月末までのHPへのアクセス数です。 Inaoka


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2013年 520 505 1,025
前年比 +124 +34 +158
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305


 

15 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「今日で2月の竹林日記は終り」 

 2013.02.27(水) 山 本  律

 

竹林日記 「今日で2月の竹林日記は終り」 2013・02・27(水)曇

 参加者:山本、野本、世良田、稲岡、稲岡(喜)、梶原。[6名]



 朝6時ごろ、まだ雨がぽつぽつ落ちていたが、7時を過ぎたころは止んでいた。もう雨は降らないと思って、いつもより遅く家を出たのだが竹林に着いてみると世良田さんと梶原さんしかいなかった。まさか今日はこの3人だけということはあるまいと思っているうちに野本さんの姿が見え、稲岡さんご夫妻の姿が見えた。結局今日の参加者はこの6人だけ。



 言葉遊びで「二月は逃げる」というが、次の作業日はもう3月である。そう思うと空の色も何となく春めいて見える。土の中でこの雨を吸って筍も太っていることだろう。

 それで不思議に思うのは、拙宅の近くの竹林は、つい2,3日前に土入れが終った。きちんと手入れの行き届いた竹林だから放置竹林でないことはわかっていたが、いつ土を入れるのかと、人ごとながらかねがね気なっていた筍畑である。「最近はみなせっかちになってしもて」というのを聞いたことがあるが、こういう筍の育てかたもあるのだ。



 前回の竹林日記に、今後は高台竹林を金ヶ原竹林と呼ぶと書いた。本拠地の竹林を長法寺竹林というのに合せたつもりだったが、その後「長法寺というのはもっと北のほうを指して言う地名で、あのあたりは長法寺ではない」という指摘を受けた。

 長岡京市は、昔は長法寺村と神足村だった。その証拠に地名で呼ぶ小学校は、長法寺小学校と神足小学校だけである。昔は金ヶ原の子供は長法寺小学校に通っていたという。金ヶ原は長法寺村大字金ヶ原だったのである。

 ならば本拠地の竹林の大字は何だったのかと思って、14,000分の1の長岡京市の地図を調べてみた。すでに長岡京市になってからの地図だが、どうやら長法寺村大字長法寺小字谷山だったらしい形跡がある。

 それなら野山竹林の大字は何だろうと思って調べると、野山という地名(小字)はないが地域的に大字長法寺である。
いま気がついた。竹の学校が管理している竹林は、すべて大字長法寺にある。

 ならば提案として今後は竹林名をすべて小字で呼ぶことにしてはどうだろう。本拠地を谷山竹林、金ヶ原を南谷竹林、野山はそのまま野山竹林と。各位のご意見をお寄せください。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日は朝一番から医者に定期検査を受けたあと、登校しました。いつものように雨が上がっていたので、もう少し来ていると思っていたのですが、この人数ではB竹林の整備(伐採竹運び)もできず、A竹林の整備、といってもC竹林から運び込まれた伐採竹で焚き火しただけでした。チェンソーの掃除もしましたが・・・。

・まだ椎茸が出ます
・終了前にようやく思い出して写真を撮りました。こんなに寂しいのは初めてです






 

14 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「今日も筍を目前に控えた農閑期」 

 2013.02.23(土) 山 本  律

 

竹林日記  「今日も筍を目前に控えた農閑期」 2013・02・23(土)晴 粉雪

 参加者 長法寺 : 山本、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、小椋、林、竹内、

            稲岡、稲岡(喜)、梶原。 [15名]

       金ヶ原 : 作業なし



 今日は高台の作業がないので全員が長法寺に集った。高台は枯竹整理が一応終ったので作業が一段落した。次回から青竹の間伐が始るが、枯竹の処理が終らないことには手のつけようがない。

 なお今日から高台を「金ヶ原」とする。高台というのは長法寺竹林を「光風台竹林」というのと同じである。本来の地名で言えば高台竹林は金ヶ原竹林が正しい。

 全員が長法寺に集ったが、長法寺も差し迫っての作業はなく、ほとんどがB竹林の整備に入った。したがってA竹林は前回と同じ山本一人になった。

 空は晴れているが、粉雪が風に舞っている。1月の寒中にもなかった風景である。それでも気温は3℃、寒いという気温ではない。やはり春が近づいているのだ。春の淡雪朝日に融けて という歌がある。日本人はこうした風景に春を感じるのである。



 毎度のことだが今回も駄弁を弄ぶ。

 私(山本)の両親は山形県米澤の生れ育ちである。そのため米澤弁が終生抜けなかった。私が生れて最初に耳にした言葉は母親の米澤弁だったはずである。そのせいか関西の言葉で妙に気になる点がある。

 一つは関西弁は濁音が多いこと。と言うと、東北はズーズー弁やから濁音が多いのとちがうのかと言われそうだが、標準語(文部省が決めた日本語)が濁音なのに東北弁では清音というのがかなりある。

 小学校2年のとき、国語の振仮名のテストに「夕方」があった。私は疑うことなく「ユウカタ」と仮名を振ったら、見事にペケをつけられた。母親が「ユウカタ」と言っていたから、私はそれで正しいと思いこんでいたのだった。

 70年以上も昔のことだが、私はいまに至るまで忘れることができずにいる。

 親戚に五十嵐という姓がある。わが家では「イカラシ」と言っていた。また小田切は「オタギリ」、根津は「ネツ」だった。戦争中米澤近郊の中学に通っていたが、須藤を「すどう」言ったところ「すどうだなんて」と馬鹿にされた。

「じゃ、お前は何ていう」と聞くと言下に「ストウだべちぇ」という言葉が返ってきた。

 一方、関西では、茨木、茨城を「いばらぎ」、上桂を「かみがつら」、桑原を「くわばら」、島崎を「しまざき」、松崎を「まつざき」、武藤を「むどう」と言わずに「ぶどう」と言ったりする。甚だしいのは、味噌汁を「みそじる」とさえいう。「みそじるなんて、うすぎたない感じがする」と言うのは東北では「ウスキタネエ感じだ」と言う。

 総体に関西弁は母音が多いから、その影響があるのかと思ったりする。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日はB竹林に行きました。NHKの撮影と立命館への竹材提供のためと動機不純ですが、タケノコ収穫時期まで余裕がある時期なので、伐採竹の焼却と整理をしました。

・狐の横穴の前付近の広場です
・北側市道側の枯れ竹置き場から焼却場に移動中です

・竹の重さより、
坂の上り下りがキツイ~

・B竹林は土入れさえすれば、タケノコ畑に蘇えりそうなぐらいになっています。



 

13 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「筍を目前に控えた農閑期」 

 2013.02.20(水) 山 本  律

 

竹林日記  「筍を目前に控えた農閑期」 2013・02・20(水) 晴

 参加者[11名] ・長法寺 : 山本、澤、梶原。3名

           ・高 台 : 野本、窪田、錦織、世良田、荒木、小椋、竹内、稲岡。8名



 この時期は、いまのうちに片づけてしまわねば、という急ぎの作業がない、いわば筍待ちの時期である。

 ということで、メンバーの主力が高台に赴いた結果、長法寺は一時、山本一人になった。私(山本)の仕事は筍とは直接関係のない枯竹の焼却。だが、枯竹は筍の収穫までには到底終らない量である。

 そのうちに澤さんと梶原さんがやってきた。二人とも私一人なので、やや拍子抜けの態で焚火に当っている。

 澤さんは焼却炉のそばの暖かいところでで自分なりの仕事をするつもりで、30本ほどペットボトルを運んできたが、私がこのボトルは焼却処分すると思いこんで焼却炉に放りこんでしまったので、結局このお二人は、焚火に当るだけになってしまった。澤さんには申しわけのないことをした。ごめんなさい。



 高台は枯竹の伐採がほぼ完了というところまで作業が進んでいる。

 世良田さんの言うには、野山竹林より枯竹が多いと。それを聞いて帰り道に高台竹林に入ってみた。人の背丈ほどもある枯竹の山が数個所できている。何とかしてこれを処分つまり焼却しないと、いま生えている竹の間伐ができない。
そしてそれをしないと放置竹林を整備したことにならない。

 だが、人家がすぐそばにあるあの場所で、あれだけ大量の枯竹を焼却し尽せるか。最終的には、長法寺の焼却場まで運んでくるしかないのではないか。考えると放置竹林の整備というのは半端な仕事ではない。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日も高台竹林に行きました。伐採と境界と壁際に朽竹置き場を設けたため、目に見えて竹林内が広くなりつつあります。
 皆様、意地で頑張ってますので、記念写真を撮りました。

・竹林整備の自信の表れでしょうか。
 中間記念写真を撮ることになりました。
・東の境界を取り仕切る?野本さんの勇姿です。





・東の境界の朽竹置き場です
 まっすぐな性格が出ています。
・南の斜面の前の朽竹置き場です。
 前回と較べて、高くなってます。
隣にも置き場が増えてます。
・荒木さんの足を捕えた地下茎です。
 地上に出ても地下茎ですか?
 どっちでも良いけど邪魔なんです
 けど。



 

12 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「粉雪降りしきる竹林」 

 2013.02.16(土) 山 本  律

 

竹林日記 「粉雪降りしきる竹林」 2013・02・16(土) 雪が降ったりやんだり

 参加者 [12名] ・長法寺:山本、世良田、竹内、稲岡(喜)、高橋。 5名

           ・高 台:高田、野本、窪田、錦織、荒木、小椋、稲岡。 7名



 今日の表題を最初は「粉雪ちらつく」としていたが途中からの降りように「降りしきる」に改めた。一時は向いの竹林がかすむほどだった。だが気がつくと空が晴れて日が射していた。春の淡雪とまでは言わないにしてもこれが降り続いて気温が下がれば、うっすらと積ったのではないか。



 参加者12名は決して少ない人数ではないが、長法寺と高台とふた手に分かれたために、長法寺竹林は閑散としている。

 前回(13日・水)もそうだった。私(山本)は前回と同様、枯竹の焼却に当った。焼却窯の横に積んであった枯竹の焼却が終ったと思うと、また運ばれてきた。どこにこんな枯竹が残っているのかと思うほどの量だった。

 だが枯れた竹はすぐ燃え尽きる。ことに古くなって使えなくなった竹炭窯を利用する焼却窯の燃焼速度はすばらしい。燃やす傍らで窯に入る長さに切って節を抜くうちに、見る見る枯竹の山が低くなっていくのを見ると、しんどいけれども楽しいしやりがいがある。ここまでできた、という達成感が味わえる。何度も言うが、一本燃やせば一本減る。



 スペースがあると、つい余計なことを書きたくなる。あほくさと思われるかもしれないが、ご辛抱を。

 日本人は4音の言葉を作るのがうまいし、よく使う。

 トンカツ、たなぼた、ゴム長、じかたび、半ドンなど、4音の言葉は古くからあるが、近ごろは4音でないと通じない言葉がたくさんある。一つには電子機器が一般化したためもあるかと思う。ケータイ、デンタク、パソコン、カラオケなどは明らかにそうだが、イタメシ、チャリンコ、連休、百均、朝ドラ、缶入りピースをカンピーというにいたっては、日本人の4文字作りの感覚と才能に感心する。

 中国語には二千年近くの昔から四字熟語があって、それが日本語化して私たちも使っている。以前、思いつくままに拾い出して500語近くあることに驚いた。日本人の4音好きは、それとは関係ないとは思うが。

 余計なことを言わずに本題に戻ることを閑話休題という。竹林日記も閑話休題を心がけよう。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日、ひさしぶりに高台竹林へ行きました。粉雪の舞う中の、作業になりました。

・東の境界付近の整理です。明るくなっています。
・南の斜面の前の大量の朽竹置き場です。
 最後はこの3倍くらいの高さになりました。
・休憩時間です。雪も舞って冷たい
 ですが、よく働いて汗がでます。

・枯れ竹を切ってもこのように上で絡まって倒れません。
 2人がかりで倒しました。                         
・倒れたら切断、枝払いです。





・こちらはお1人で頑張ってます。
・東の朽竹を積み上げた境界です。
・竹林内も雪が積もりました。



 

11 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「雨上がりの竹林」 

 2013.02.13(水) 山 本  律

 

竹林日記  「雨上がりの竹林」 2013・02・13 (水) 雨のち晴

 参加者 [13名] ・長法寺: 山本、澤、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋。6名

           ・高 台: 塚崎、野本、窪田、錦織、世良田、荒木、梶原。7名



 朝、目が覚めたとき雨が降っていた。今日は竹林はだめかと思って布団の中でうとうとして、7時過ぎに起きてみると薄日が射していた。

 この天気なら人が来ないわけがないと思って竹林に着いてみると、姿を見せたのは荒木さんと私(山本)の二人だけ。「二人だけていうことはないやろなあ」と言っているうちにいつものメンバーがやってきた。

 水曜日は、もともと参加者が少ないが、今日は空模様もあってか閑散としている。寒いこともあって、私は例によって枯竹の焼却にかかった。だが、ほかのメンバーは姿も見えないし、声も聞えない

 休憩のとき「ほかの人はどこで何をしてはるの」と聞くと「花壇の横に灰を捨てるための穴を掘ってる」という答えが返ってきた。長法稲荷の参道脇にある焚火場の灰を処理する穴だという。

 遊んでいるのか仕事をしているのかわからない枯竹の焼却といい、灰捨場の穴掘りといい、のどかな一日だった。



 またしても、あほらしい話をする。

 私たちというより日本では「青竹」という。青田狩とか青空という言葉もある。信号灯の「進め」も青信号である。しかし青竹は正確に言うと緑色をしている。青田狩の青と青空の青は、同じ青でも色が違う。アメリカやヨーロッパの信号灯の「進め」は緑色である。

 以前私の家の近所に、ドイツ人の女性が住んでいた。何かの話から信号灯の「進め」を意味する色の話になったときそのドイツ人の女性は「日本の交通信号は、緑でなく青ですね」と言った。私もフランスやドイツを旅行して、向うの信号灯の「進め」は緑色であることに気づいていた。国際的には「進め」は緑色だという。しかし日本では、青信号と言って、誰も不思議に思わない。そしてまさに青色をしている。

 もともと日本語の「緑」は色の名前ではなく、幼いあるいは若いの意味である。生れたばかりの子供を「みどりご」といい、若い女性の、つやつやした髪を「みどりの黒髪」というのは、緑色の子供ではなく、緑色の髪の毛でもない。また、松の新芽を「松のみどり」と言いながら、青葉若葉と言う。それでいて緑の若葉とも言う。

 日本語は「青」と「緑」がごちゃまぜになっている。―― あほらしい話はこれで終り。


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日も風邪がすっきりしないので、高台竹林のほうは遠慮しましたので、長法寺竹林の写真です。
 それから、昨日の特別編の「ヒレンジャク」は、次の餌場に移動したのか、今朝から姿を消してしまいました。

・社務所前の焚き火跡です。
 この灰の捨て場を作ります。
・竹林入り口の花壇の手前に作ることにしました。
 斜面ですので、土止めしてから穴を掘ってます。





・1.5H程で完成しました。



 

10 竹林日記【特別編】    「ヒレンジャク」 

 2013.02.12(火)稲岡利春

 

竹林日記  「ヒレンジャク」   2013・02・12(火)雨

 このところ、非常に冷え込んだ日が続いています。連日外に出て、なかなか風邪がすっきりしませんので、不謹慎ですが明日の雨を期待してしまいます。

 不謹慎のお詫びに今朝撮影した「ヒレンジャク」の写真を掲載します。


 このところ連日「ヒレンジャク(緋連雀)」が、我が家の近所の「ピラカンサス」の赤い実をねらって、大挙襲来しています。

 不良っぽい目つきと美しいボデー?が妙に魅力的です。「ヒレンジャク」って冬の渡り鳥とのことですが、今まではヒヨドリが食べに来ていましたが、こんなことは初めてです。ネットで調べると繁殖習性については良く知られていない上、近年、激減しているとありました。以外と珍しいのかも。残念ながら、食をしているシーンは撮影出来ていません。

 家内の説によると、「ピラカンサス」は野鳥にとってあまり美味しいものではなく、食べるものが無くなった後の最後の砦だそうです。


     稲岡利春


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【番外編です】  Inaoka

・ヒヨドリもカラスも追い出して、TVアンテナと電線を占拠している、「ヒレンジャク群」です。




・ピラカンサスの実(参考)



 

09 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「今日は初午」 

 2013.02.09(土) 山 本  律

 

竹林日記  「今日は初午」 2013・02・09(土)晴

 参加者:山本、塚崎、高田、松本、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、林、竹内、

      稲岡、稲岡(喜)、市嶋。村山。[16名]

 来訪者:(株)美術映像プロジェクツ 工藤涼子氏

      日本ラミー株式会社 笠岡勝次氏、税理士 佐々木賢司氏



 おかしな標題だが、「竹の学校」の竹林作業とはまったく関係がない。
 立春を過ぎて最初の午の日を「初午」といって稲荷神社の祭りである。私たちの竹林の隣の長法稲荷も、今日は神社の役員が出てこられて、一般の参拝者もいつもより多かった。昼過ぎにはぜんざいがふるまわれるという。

 初午が、なぜ稲荷神社の祭りなのか、辞書で調べてみた。立春のあとの最初の午の日に伏見に稲荷の神が降りたのだという。いまはなぜか商売繁盛の神になっているが、稲荷という文字からして、本来は稲作りと関係のある神らしい。
そういえば、いつか「竹林日記」にも書いたが、「さ」も稲作と関係のある神らしい。さつき、さみだれ、、さなえ、さおとめなど、「さ」のつく言葉は、みな稲と関係がある。

 稲荷といい「さ」といい、日本は稲と関係の深い国だとつくづく思う。



 それはどうでもよい。無駄話はこれくらいにして本来の「竹林日記」に戻る。
 高台地区の竹林整備が一段落して、今日は参加者の全員が長法寺竹林に集った。こちらはこちらで、筍が出るまでにせねばならない作業がある。

 一つはB竹林の整備。朝から高田さんと市嶋さんがB竹林に入って、以前から放置したままになっている枯竹の整理に取りかかった。おかげで、といってはおかしい、そのために焼却場に枯竹が次々と運びこまれて、かつて野山竹林から運ばれてきた人の背丈ほどもある枯竹の山を思い出した。野山竹林ほどの量はないが、それでも筍掘りまでにはとても燃やしきれそうにない量である。

 もう一つはA竹林上段の、隣接する農家の竹林に倒れ掛かっている竹の伐採。これは枯竹ではなく、育ち盛りの青竹である。これについては、この青竹は使い途があるから燃やさないように、の指示がある。



 私(山本)はTVを見ないから知らないが、NHKTVに「美の壷」という番組があるらしい。あまり人に知られていない「美」を掘り出す番組だという。私が知らないだけで、有名な番組だという。その「美の壷」に竹の学校のこの竹林が出るらしい。その映像を担当する「美術映像プロジェクツ」という会社から事前調査のため工藤涼子氏が見えた。

 撮影のときはカメラや照明のスタッフが竹林に入るから私たちはどこかに潜んでいなければならないかもしれない。
 3月のはじめに放映されるという。ふだんTVとは無縁の私も、これだけはぜひとも見よう。


     山 本 律

 注)3月はじめは撮影日で放映日は未定です。Inaoka
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【本日のお客様】  Inaoka

 今日は、NHKの番組を制作している㈱美術映像プロダクツ(東京)の工藤さんと、別件で日本ラミー株式会社の笠岡さんと税理士の佐々木さんがお見えになりました。工藤さんの方は、事前にHPで皆様に連絡してあったのですが、笠岡さん達は前日の話でしたし、当日も終了間際の訪問でしたので、皆様には紹介することができず、山本さんの竹林日記にも触れられていない理由です。


 工藤さんのほうは、竹林日記に書かれていますが、「美の壺」という番組の事前取材に来られました。我が家では、家内が草刈正雄さんのファンということもあり、内容以外に草刈さんの独特の言い回しと、見えない奥様と娘さんとの関係に興味を持って観ています。
 美しい竹林ということでしたので、タケノコを栽培している管理竹林の土入れの済んだ赤土と竹の緑とのコントラストと、2m間隔に間伐された、明るい空間を推奨させて頂き、竹の学校の竹林と走田神社に至る周辺の管理竹林と間伐竹林、放置竹林を見て頂きました。
 自然のままの竹林はただの藪(放置竹林)となってしまうので、管理された竹林はまさに里山風景そのもので、棚田の美しさなどと比較されるものでしょう。

 タケノコの収穫の始まる3月中旬までに、撮影に来られるとのことです。放映されるとは限りませんが、美しい竹林を守りたいとボランティア活動に一人でも多くの人に関心を持って頂くために、協力したいと思います。


 笠岡さんは中国で事業をしておられる方で、日本との往復の合間にお見えになりました。中国は工賃が安いのですが、逆に最低工賃みたいなものが存在して、採算計算が通用しないとのことで、日本の放置竹林の伐採竹の活用を考えられたそうです。放置竹林は、アジアでも同様の問題らしいです。
 経営者らしく、人生最後の事業として、下請けではなく利益も上げ、環境維持にも協力できるという想いと自信をとうとうと語られました。
 竹を切断して短冊にして、圧縮して規格材にして、木材と張り合わせ合板を造り、その材料でパレットに活用するというものです。短冊にならなかった竹材はチップ合板にするとのことで、竹の根元から先まで、すべて活用するそうです。材料供給、物流等を工夫して、木製、樹脂パレットと競争できる価格の実現と、企業へ販売等の課題に取り組んでおられるそうです。

 パレットは消耗品ですので、使用量も多く、管理竹林から出る間伐量と合えば、循環するビジネスモデルとして成立する可能性を感じました。竹の学校の供給量は限られていますが、ビジネスモデルが完成するまで、協力したいと思います。協力できる内容は今後の笠岡さんの進捗状況によりますので、ただちに皆様の活動に影響ありません。


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【本日の作業と長法稲荷初午祭風景】  Inaoka

~今日は一日お客様とのお話で、作業写真はわずかです。B竹林作業写真はIchiさんから届きました。

・長法竹林の整備中です
・遊歩道も元に戻っています
・入り口の立ち入り制限立て札です。
 竹林の開放と矛盾しますが、タケノ
 コ堀りの終わるまででしょうか。
 新たな問題となりました。












◆B竹林北西部の整備状況です~Ichi
 B竹林北端の、竹林外に積まれていた枯れ竹をB竹林内に積む作業をしていました。あとはここから東側に伸びる通路を整理すれば綺麗になると思います。

・B竹林北端の作業前です
・B竹林北端の作業後です
・B竹林、焼却場近くに移動しました

◆長法稲荷初午祭の様子です~Inaoka
 昨年までは前杉谷理事長が出られていましたので、今回初めて世良田さんと参加しました。地元の方との貴重な交流の場ですが、私の社交性の無さと、普段の交流の無さで思ったようにはいきませんでした。風邪が完治していないこともあり、暖かい善哉がありがたかったです。

・長法稲荷さんの祭壇です
・世良田さんのお参りです。
・今日は上から目線です

・初午祭の風景です
・社務所前の賑わいです
・入り口下の広場の賑わいです







 

08 傘寿を越えた老人の竹林独り言

「2月― いよいよ春
  しかし暖かい寒の明け」

 2013.02.02(土) 山 本  律

 

竹林日記 「2月― いよいよ春。しかし暖かい寒の明け」 2013・02・02(土) 曇→晴

 参加者  長法寺: 山本、野本、小椋、林、竹内、稲岡(喜)。[6名]

        高 台:  松本、世良田、荒木、稲岡、梶原。[5名]  計【11名】



 朝のうちは昨夜からの雨で、いまにも降りそうな暗い空だったが、雨は降らなかった。こんな天気で竹林に入る人がいるのかしらんと思いながら竹林に入ったが、果して誰も来ていなかった。だが間もなく次々と入ってきた。



 明日2月3日は節分、4日が立春。子供のころは節分というのは雪の降る日と思っていた。気象用語にも「立春寒波」というのがある。しかし昨日今日の暖かさはとても雪の降る気温ではない。といってこのまま春になるとは思えない。
その証拠に 暑さ寒さも彼岸まで という言葉がある。春は彼岸ごろまで寒いのだ。

 2月を「きさらぎ 如月」という。辞書で引くと、大言海にも広辞苑にも「(草木の芽が)萌し揺らぐから出た言葉」とあるが、なぜ「如月」と書くかは出ていない。何かの当て字かとも思うがわからない。一般には、きさらぎを「寒が終って衣服を脱ごうとするが、寒くて着ている上に更に重ね着をする(着更着)ぐらい寒い月」と言うが、これは誤りらしい。しかしこれが正しいと思われるほど二月は寒い。一つには、新暦の2月はまだ冬の続きで、旧暦の二月は新暦の3月の半ばだから、草木の芽が萌し揺らぐは、まさに当てはまる。旧暦を新暦に単純に当てはめるとこういうことになる。七夕がよい例である。新暦の7月7日は梅雨の最中で天の川を眺めるどころではないが、旧暦の七月七日は新暦の8月半ば、秋の気配が漂うころである。



 最初から余計なことを書いてしまった。竹林日記の本題に戻ろう。
 といっても、今日は参加者が少ないこともあって記録に残すほどのことがなかった。
 長法寺組は作業小屋の物品倉庫の整理と枯竹の焼却。
 高台組は細かいことは聞いていないが、来週の水曜日は作業を休むというから大きな仕事はなさそうである。

 世良田さんからの伝言「高台組は来週の水曜日2月6日は作業を休みます」 


     山 本 律


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【本日の作業風景】  Inaoka

~今日は高台竹林の写真です。今回で5回目の作業日ということで、随分片付いてきていますが、やはり暗くてチェンソーの音が鳴り響くなかの作業から、長法寺竹林(竹の学校)に帰ってくると、明るく、しんとしているせいかホットします。

・枯れ竹の山がたくさん出来てます
・休憩中です
・奥の斜面で伐採中の荒木さん

・今日の成果その1です
・今日の成果その2です
・今日の成果その3です

今日の成果その4です
・今日の成果その5です
・奥に新たな境界目印を発見

・「低炭素杯2013」で配る竹炭
 のサンプルが市役所から届
 いていました          
・出荷を待つ京都競馬場のコース
 清掃箒用?の竹枝です。
 まだ、利用の仕方は見ていません 
・私の登校路から見える風景です。
 手前の管理竹林の向こうの森が走田神社です


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【管理人より】 本年1月のHPへのアクセス数です。 Inaoka


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2013年 520 520
前年比 +124 +124
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305

 


 

07 傘寿を越えた老人の竹林独り言

 「竹炭の窯出しと
  高台竹林で初の竹の焼却」
 

 2013.01.30(水) 山 本  律

 

竹林日記  「竹炭の窯出しと高台竹林で初の竹の焼却」 2013・01・30 (水) 晴

 参加者  長法寺: 山本、野本、稲岡、高橋、梶原。[5名]

       高 台: 塚崎、高田、松本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、竹内。[9名]   計[14名]



 冬型の気圧配置がゆるんだのか、寒いことは寒いが凍てつくような冷たさがない。

 朝8時半ごろ長法寺竹林に集ったのは、長法寺組、高台組を合わせて9名。ほとんどが長法寺組のメンバーで、高台組は4名だけ。高台組の残りのメンバーは直接現場に入った。高台を通るバスは10分間隔だから、わざわざ長法寺に来るより手っ取り早いのかもしれない。しかも作業場所がバス停から2、3分である。

 長法寺組は今日は26日(土)に火を入れた竹炭の窯出し。私(山本)も窯出しをするつもりだったが、ミーティング場
で焚火をしたので無人にするわけにいかず、焚火の番をすることになった。といっても、私は私でやりたい仕事がある。
火の番をしながら私なりに作業をしたので、これはこれでよかった。

 高台組は今日はじめて枯竹の焼却をやった。しかし作業場所の整備がまだまだ整っていないので、少量の焼却に留めたという。現場が私の家のすぐ近くなので、火の後始末の点検を依頼された。午後3時ごろ焼却場に行くと、濡れた枯竹の燃え殻が残っているだけで、火気は全然なかった。まわりの竹を伐採して土を掘り崩して、焼却場をもう少し広げたら、もっと大規模に燃やせると思いながら現場を離れた。いずれそうするに違いない。それにしてもあの大量の枯竹を燃やすのは並大抵の仕事ではない。そして半年ほど前に野山竹林から運びこまれた枯竹の山が頭に浮んだ。そのときも思ったが1本燃やせば1本減る。千里の道も一歩から始る。根気づくめの仕事である。


      山 本 律


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【本日の作業風景と竹炭】 Inaoka

~今日も窯出しの写真です。少し不安だったのですが良品が73.0kgも収穫できました~♪♪♪
 燃焼もシャットダウンも早かったにかかわらず、なんと過去2番目の歩留まりとなりました。不良品(一部に竹の部分あり)は6.2kgと少なく、灰も少なく、非常に良い結果となりました。竹搾液が少量だったことから、古竹が多かったためではないかというのがご先輩方の見解ですが・・・。次回、乞うご期待です。

 今日収穫した竹炭の一部は「低炭素杯2013」で長岡京市の、活動の取り組みの一環の記念品として配布されるということで、長岡京市に提供しました。


 「低炭素杯2013」とは次世代に向けた低炭素社会の構築をめざして、2011年に生まれました。「低炭素杯2012」では、小学生・高校生から地域のくらしのベテランと企業の取り組みまで、自然エネルギーの活用・普及や節電・省エネなどの発表を通じて、ノウハウの共有や交流が進みました。
 2013年からは、気候変動に関する国連枠組条約の京都議定書の第2約束期間が始まり、温暖化対策も、新たな段階となります。
 日本では原発事故から、エネルギー問題にすり替わって、かなり後退しているのが気になりますが・・・。

 「低炭素杯2013」になんと、学生活動部門に「長岡京市の神足小学校」の児童が、高校生の中で唯一の小学生グループとして発表するそうです。昨年の「長岡京市環境フォーラム」で発表した内容だそうです。
                                                ~広報資料2012/11/18参照

 2/16(土)・17(日)に東京ビッグサイト(国際会議場)で開催されます。ここで竹の学校の竹炭が紹介されるわけではありませんが、(環境問題に役立っているということで、)嬉しくなりますね。



・耐火煉瓦や保温土カバーを外します
・上蓋と2段目の窯を外しました。いい感じです


・上部の竹炭を取り出したところで、2段目の
 窯を外します

・良品が多いので積んでみました
・良品を前に記念写真です♪
・最後の細かい竹炭を袋詰めです

・計量中です
・窯の清掃と整備です
・市役所の藤下さんが竹炭の上物を
 取りに来られました。(低炭素杯2013用)
 我がD社製CNGハイゼット!!でした。

・上物の袋です
・中物の袋です
・運搬車に積み込んで竹林に運びます

 


 

06 竹林日記  「認知症を知ろう」 

 2013.01.26(土) 稲岡利春

 

竹林日記  「認知症を知ろう」 2013・01・26(土) 晴

参加者   長法寺竹林: 野本、小椋、松本、林、梶原、市嶋、稲岡(き)、稲岡  [8名]

       高台竹林 : 塚崎、高田、窪田、錦織、世良田、荒木、竹内  [7名]  [計15名]



 今日は、山本さんがお休みのため、当然のごとく私に竹林日記が回ってきました。当番制だと、山本さんの楽しみが減りますし、他の人は日記が嫌で、登校拒否になっても困りますし、当分はこのままということなのでしょうね。

 今朝は、めっぽう冷え込んでいました。NHKのお天気お姉さんが、「今日は最大級の防寒対策してお出かけ下さい。」と言ってましたので、素直に1枚余分に着込んで登校しました。



 竹林に着くと、今日は風が強いので、窯焚きを止めようか?という話で、いきなり決断を迫られました。高台竹林組が出かけた後、長法寺組の皆さんのご意見をお聞きして、予定通り窯焚きを決行しました。

 ブルーシートを外して、小椋さんが手際よくバーナーで火付けです。同時に、ご近所から火事騒ぎにならぬよう、消防署に竹炭焼きを開始する旨を連絡します。毎度のこと(伐採竹の焼却の時にも)ながら、本人の名前、住所、電話番号を聞かれます。自分の携帯電話番号は覚えてないので大変です。今回は、一応事前に何度か復唱しておきましたが・・・。

 竹炭造りの写真は、今週水曜日の窯入れの写真ですべて揃いましたので、今日は楽です。風がありますので、うまく火種が燃えて順調です。
 上蓋を被せるまでに、エコツアーの準備のため伐採竹を、たけのこの出ない土取り場に移動しました。

 昼前には、上蓋を被せて、煙突と空気調整弁を付けて、煙の出方を見て調整する段階になり一安心です。高台竹林組も帰って来ましたが、長法寺竹林組は、窯のシャットダウンまで残らねばなりません。

 私は昼から「認知症を知ろう」という講演会に行くため、中座させて頂きました。

 講演会が終わってから竹林にいくと、小椋さん、梶原さん、市嶋さんが窯のシャットダウンを終了して帰り支度をしていました。3時過ぎから急に冷えてきたので、3時45分頃にシャットダウンしたとのことでした。風邪気味の私にはありがたかったのですが、前回に較べて随分早く終了しているので少し心配です。水曜日の窯出しが楽しみ(不安)ですね。



 少しだけ、「認知症を知ろう」講演会について書かせて頂きます。
 目的は、「認知症サポーター(認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守り、支援する人)」のための真面目な講演会だったらしいのですが、大半の参加者は自分が認知症になったらどうしようと考えている方のようで、主催者側は大盛況に苦笑いといったところでしょうか。

 皆様も関心がおありでしょうから、認知症の初期症状の簡易テストを紹介します。以下の7項目中3項目以上当てはまる方があったら、即病院に行きなさいとのことでした。

①先ほどのことをすぐ忘れる
②同じ話を何度も繰り返す
③よく知っているはずの道を間違える
④同じものを買ってくることが多くなった
⑤お財布の中に小銭がたまるようになった
⑥好きなことをしたがらないようになった
⑦考えられない行動をとるようになった

 いかがですか?ちなみに私は病院に行かねばなりません。
 蛇足ですが、講師様によると、このように心配している間は大丈夫だそうです。「俺は大丈夫だ。」と言っている人が危ないらしいです・・・。


      稲岡 利春


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【本日の作業風景】 ~撮影 Ichi、Ina

・今日も窯焚きに参加したので、高台竹林の写真はありません。高台竹林は山の陰のせいか、風は当たらなかったとのことでした。竹炭焼き場はお隣の竹林の広場にあるせいか、風当たりも強く寒いです。ミーティング場のバケツに張ってる氷より、竹炭焼き場の氷のほうが随分厚いです。寒い中、4時頃までお疲れ様でした。 Inaoka

・窯焚きが始まりました
・上蓋を被せたところ
・上蓋の上でおもち焼き♪♪
 直火に較べて、超不効率でした。
 30分焼いても焦げません???



・竹炭焼きの煙で竹林中が霞んでいます
・竹の学校の竹林から窯を見ました


・伐採竹の移動です


・通風孔から火が見えたら     →おもちを食べて、上部蓋に耐火煉瓦を乗せて土を被せて煙突を付けます


→2段目の窯も断熱します     →空気調整と煙突を外しながら白煙が出なくなるまで待って、シャットダウン♪♪


 

 

05 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「久しぶりの竹炭造り」 

 2013.01.23(水) 山 本  律

 

竹林日記  「久しぶりの竹炭造り」 2013・01・23(水) 晴

 参加者 13名:長法寺竹林 山本、野本、竹内、稲岡、吉田、市嶋、梶原。 [7名]

          高台竹林 塚崎、高田、窪田、錦織、世良田、荒木。 [6名]



 晴れているが、湿度が高いのか寒くない。高台組を送り出したあと、長法寺組は先日から青竹を1本1本割った竹材を竹炭窯に詰込む作業に取りかかった。割った青竹を縦向けにぎっしり詰込むことは知っていたが、着火用の割竹を、あんなふうに並べることは今日はじめて気がついた。

「山本さんは竹炭造りは何回してんね」
「今度で3回目や」
「3回もやって、そんなこと知らんのか」

 申し訳ないがそのとおりである。



 竹材を窯に詰めている最中に吉田勇さんが顔を見せた。いつからお会いしてないか記憶にないほど久しぶりである。

 定年後勤めていた会社の同僚が会社を辞めたためにその仕事が吉田さんにまわってきて金曜日の夜勤明けが土曜日の午後になって、とても竹林に入れる状況ではなかったらしい。

「最近やっと暇ができるようになったので」と言って顔を見せられた。「これからは暇ができたら竹林に来たい」と。

「ぜひ顔を見せてください」と言っておいた。



 またしても竹林と関係のないことを書く。
 『日本の漢字』笹原宏之著(岩波新書 991)に、こんなことが書いてある。

 「藤」を トウ と読むのは東日本に多く、フジ と読むのは西日本に多い。齋藤、加藤、近藤、遠藤などは東日本で藤井、藤川、藤田、藤本などは西日本である。

 これを読んで「谷」を ヤ、ヤツ(渋谷、世田谷、保土ヶ谷、扇ヶ谷など)と読むのは東日本で、タニ(渋谷、水谷清水谷など)と読むのは西日本ということは以前から知っていたが、「藤」の読み方の違いは気がつかなかった。

 では、どのあたりが読み方の違いの境界だろう。全くの想像だが、名古屋、岐阜あたりのような気がする。

 というのは、魚屋の魚の並べ方が東日本と西日本で違っていて、名古屋は店によって並べ方がまちまちだと、何かで読んだからである。ちなみに、関東では魚の頭を左に向けて並べ、関西では頭を上に向けるが、名古屋はばらばらだという。もしかすると糸魚川と富士川を境にする
フォッサマグナの影響かもしれない。余計なことだが面白いですね。


      山 本 律


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【本日の作業風景 竹炭造り/窯入れ】 撮影Ichi、Inaoka

~昨年2/25・3/3窯焼き、3/24窯出しの写真がありますが、今回ようやく窯入れの写真が撮れました。そのうち竹炭マニュアルを写真入に改訂します。Inaoka

・竹束です。約450kg/回使用します
・1段目はスノコの上に竹束を立てます
・中央に対流用の煙突を立てます

・1段目の積込み完了です
・2段目を積んでいます
・2段目も積込み完了です

・3段目完了です
 煙突が隠れています
・上部の火種の崩れを防ぐ
竹柱を準備してます
・竹柱を差し込んで行きます


・火種用の竹短冊(竹あそびのリサイクル品)が運ばれてきました
・竹短冊を積み上げていきます

・竹枝、古新聞、段ボールもバランスよく混ぜ込んでいきます
・ほぼ完了です♪




・完成!
 段ボール箱は関係なしです
・土曜日の火入れ迄、ブルーシートで
 覆います
 ・久しぶりに出てこられたYoshidaさん
 

 

 

04 傘寿を越えた老人の竹林独り言  「風の花」 

 2013.01.19(土) 山 本  律

 

竹林日記  「風の花」 2013・01・19 (土) 晴

 参加者 : 長法寺竹林 山本、松本、澤、荒木、稲岡(喜)、高橋。村山(てくてく)。 [7名]

       高台竹林  塚崎、高田、野本、窪田、錦織、世良田、小椋、林、稲岡、市嶋、梶原。 [11名]




 高台地区の放置竹林整備が始った。傾斜のゆるい竹林だから、その点はあまり困難な作業ではないが、倒れ放題の枯竹を整理することと、人家が近いだけに枯竹を焼却するのに適当な場所を作るのが差し当っての作業になると思う。

 長法寺竹林のメンバーは、7人のうち6人が竹炭の材料作りに専念した。残る一人(山本)は枯竹燃やしに専念した。
聞えるのは竹炭の材料になる竹を割る音だけだった。



 きょうは朝のうちは水という水がみな氷になるぐらいに冷えこんだが、天気がよいのでミーティングが始るころには寒いことは寒いが穏やかな日差しが射す青空になった。しかし風が冷たかった。昨日は、晴れていると思うと俄に雲が広がって粉雪が風に舞う、いかにも冬を思わせる空模様だった。

 何で読んだのか忘れたが、静岡のあたりでは雪のことを「風の花」というらしい。静岡では積るほどの雪は降らず、せいぜい粉雪が風に舞うぐらいしか降らないのだそうである。いかにも暖かい地方の表現だと思っていたが、京都でも粉雪が風に舞うことを「風の花」というと知った。暖かい静岡で言うのはともかくとして、京都で粉雪が風に舞うのを「風の花」と聞くと、これはこれでいかにも京都らしい優雅な言葉だと思う。

 私は戦争の最後の時期、山形県の米沢近郊に疎開していたが、11月の終りのころ、いまにも雪が混じりそうな冷たい雨が降るのを見て「もうすぐ雪が降るんだよ、いやだねえ」と言ったものである。氷雨ともみぞれとも言いようのない重い雨が暗い空から降るのを見ては、「風の花」などと優雅な気分になれない。

 12月の上旬ごろには本当に雪が降って、それが凍っていわゆる「根雪」になると、鼻水が凍ったり涙が凍って瞬きが渋くなるような寒さになる。男性はマントを頭からかぶって、女性は、かくまき(角巻き?)という,小さな毛布のようなものをかぶって目だけ出して歩く。気温は零下5℃、8℃。とてもじゃないが「犬は喜び庭駆け回り」どころではない。最近は地球温暖化でそういう寒さはなくなったらしいが、それにしても粉雪が風に舞うのを「風の花」など関西の冬は優雅である。


      山 本 律


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

 今日は、高台竹林に行きました。竹林での集中作業は危険ということで、4箇所で分かれて作業をしましたので、私の周辺の写真ばかりです。気温は低かったはずですが、作業を始めるとすぐ汗だくになるほど、頑張りました!。足元を確保するため、朽ちた竹、立ち枯れした竹を2.5m程度に切って、何箇所かに積み上げていきます。
 スゴイ量ですので、思ったより早く古竹、伐採竹の処理が問題になりそうです。

・入り口は板を掛けて渡ります
・竹林内から見た入り口です
・作業開始です。入り口の左地区です

・払った枝も別に集めます
・積み上げた古竹です
・未作業の入り口右地区です

・作業合間の一息です
・少し片付いてきたような・・・

・今日、手を入れた左地区を右地区から見たところです
 奥に見えるのが古竹の積み上げ場です
・帰ってくると回収竹灯篭から竹炭用
 の短冊に作り終えた澤さんが竹筒
 の皮むきをされていました。
 次は何をテーマに彫るのでしょう
 か?

[1/21]ichiさんから右地区奥の写真が届いたので追加しました。

・右地区奥はこの通り、足の踏み場もありません
・右地区手前の隣竹林との境界付近


 

 

03 傘寿を越えた老人の竹林独り言

 「土入れが終っても
  仕事はいくらでもある」

 2013.01.16(水) 山 本  律

 

竹林日記  「土入れが終っても仕事はいくらでもある」 '13・01・16(水)晴

 参加者 : 山本、塚崎、高田、野本、窪田、錦織、澤、世良田、荒木、竹内、

       稲岡、稲岡(喜)、高橋、梶原。     [14名]



 昨日このあたりで降った雨は、愛宕山から北山あたりは雪だった。それもちょっとやそっとの雪ではないみたいだ。
 朝、私(山本)が乗るバスは、長法寺小学校を過ぎたあたりで西に向きが変るらしくて京都盆地の北西に見える愛宕山が真正面より右に見える。その愛宕山が真っ白だった。そのためであろう、今朝は手がしびれそうなほど気温が低かった。愛宕ならあの雪をめがけて登っている人がいるにちがいない。



 土入れは先週の土曜日で終ったが、次は竹炭作りが控えているのと、長らくやっていないC竹林とB竹林の間伐がある。

 私は寒いのをよいことに、枯竹の焼却に取り掛かった。夏のうちは「この暑いのにようやるなあ」といわれた作業だが、
今日は冷えきった手を温めに来る人がいた。

 ミーティングのとき、今後さし当っての作業日程が決った。
  1.1月19日(土)高台4丁目に隣接する放置竹林の作業に入る。とりあえず枯竹の整理。これをしないことには
           竹林内を歩くことも困難。乗用車2台ぐらいで入れる人数(4人から6人)
  2.1月23日(水)竹炭準備(竹材の窯入れ)
  3.1月26日(土)竹炭窯の火入れ



 まだスペースがあるのと今朝の寒さとで、竹林とは関係のないことを書く。

 鞍馬の奥に花背という地区がある。そこからさらに30kmほど北へ行くと、広河原という京都市最北端の集落がある。
 その集落を過ぎると佐々里峠という峠があるが、佐々峠を北へ落ちる谷は由良川の源流で、南へ落ちる谷が桂川の源流になる。佐々里峠は太平洋と日本海の分水嶺なのである。分水嶺というとたいそうに聞えるが、ここらでちょっと一服、という程度のなだらかな峠である。しかし雪はすごいらしい。小野村割岳という山に通じる尾根に直径1mを超す大木が雪で倒れたままになっている。

 佐々里峠から5㎞ほど下ったところに廃村八丁と呼ばれている平地がある。昭和のはじめには人が住んでいて小学校の分校があったが、昭和9年に餓死者が出るほどの豪雪があって無人の村になった。いまでも当時住んでいた人の屋敷跡が残っている。

 いまならブルドーザーで除雪するかヘリコプターで食糧を運ぶかするだろうが、当時は救助の方法がなく餓死するよりほかなかったのであろう。いまはのどかなハイキングコースである。といっても、ダンノ峠、四郎五郎峠と峠を二つ越えないと入れない。

 今朝の愛宕山の雪を見て、ふと廃村八丁の雪を想像した。


      山 本 律


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【本日の作業風景】 ~Inaoka

・30分程で土入れが終了したので、竹炭作りの準備です。昨年の「竹あそび」に使った竹灯篭も活用します。


・ミーティングです。



 

02 傘寿を越えた老人の竹林独り言 「土入れに併せて新年会」 

 2013.01.12(土) 山 本  律

 

竹林日記  「土入れに併せて新年会」2013・01・12(土)晴

 参加者:山本、塚崎、川路、尾崎、松本、野本、窪田、錦織、澤、池田、原、辻井、世良田、荒木、

      大西、小椋、林、竹内、稲岡、稲岡(喜)、高橋、市嶋、梶原。 (23名)



 「土入れに併せて新年会」としたが逆かもしれない。「新年会が始るまでの間の土入れ」といってよいようにも思う。
 それはどうでもよい、きょう最初に手がけたのが、まだ残っていたAの上の段の土入れだったからである。そのおかげで上の段の土入れがほぼ完了した。これで心おきなく新年会が楽しめる。

 そのうちに女性メンバーが次々とやってきて新年会のご馳走つくりが始った。
 大鍋で里芋を茹でて大根を茹でて、それに牛肉、白菜、ねぎ、牛蒡、シイタケを加えて出来あがり。誰が見つけたのか親指ほどの今年初物のたけのこがそれに加えられて皆にふるまわれた。まだ筍の味はしないし、一切れか二切れだから、たけのこを食べたという気はしないが、とにかく初物である。

 温かい煮物がすき腹に滲み入って、そこに竹筒で燗をした酒が入って文字どおりの極楽である。
 材料を運び、調理してくださった皆さんありがとうございました。



 今日(1/15)になっても竹林日記が届かないことの催促を受けました。
 言い訳はいくつかあります。
 まず新年会の午後、私(山本)は公民館サークルの「中世文学を読む会」の初講義があったこと。
 13日は仙台から知人が来て京都を案内したこと。
 続けて、同志社大学の古い仲間が、大河ドラマ「八重の桜」に関連して久しぶりに会いたいから案内状を作ってくれと言ってきたこと。

 と思うと、小学校時代の仲間が、新年会の案内状を発送してくれと。
 きょう明日と一日を急ぐ仕事ではないが、ついそのほうに気をとられて竹林日記が一日延しになってしまいました。
 今日来るか今日来るかとお待ちくださった方々申しわけありません。言い訳傍々お詫び申しあげます。


     山 本 律

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【本日の作業風景と新年会】 ~Inaoka  撮影はIchiとInaokaです

 今日は、新年会です。それまでに土入れを済ませねばということで、9:00~10:30までの作業予定を11:00まで延長して頑張りましたが、あと少し残したところで、土入れ用の人力土作りが運搬車の能力に追いつかなくなりましたので、断念しました。
 新年会準備グループも準備がちょうど完了して、あわただしく、楽しい新年会が始めることが出来ました。

冬休み中に上新の福袋のカメラをミラーレス1眼レフに更新、男前や美女度が30%向上すると言ったので、皆様の愛想の良い写真が撮れました(本当?)

・新年会の準備中です



・最後の太陽の丘での土作り、土運び、土入れです


・今日は、ここまででした。残念


・土入れの終わった竹林(乙女の丘、コンサート会場跡、太陽の丘)です。整備された美しい風景です♪


・新年会のスナップ写真です



・竹内さんの冬休みの友です
・記念写真です~クリックすると拡大出来ます



 

 

01 傘寿を越えた老人の竹林独り言   「放置竹林整備余談」 

 2013.01.09(水) 山 本  律

 

  竹林日記 「放置竹林整備余談」 '13・01・09(水)晴

 参加者: 山本、塚崎、野本、窪田、錦織、辻井、世良田、荒木、小椋、竹内、稲岡(喜)、梶原。 [12名]



 遅ればせながら あけましておめでとうございます。

 年末の仕事納めから数えて18日ぶりの竹林作業。

 まず 私たちの作業の安全を願って四方の神々に 塩、米、酒を供えて手を合わせる。例年の仕事始めの儀式である。
 今年は例年より作業が遅れている。Aの上段は土入れがまだ半分以上手つかずのままである。これを早く終らせないといけない。私(山本)もあまり役に立たないが土運びをするつもりでいたのだが焼却炉に火を入れてくれた人がいる。火が入ったなら放置するわけに行かない。内心、これ幸い、と土運びをせずに、枯竹の焼却に専念することになった。参加者が少ないこともあって、結局上の段の土入れは完了せずに終った。

 その代りといってはなんだがミーティング場の整備がほぼ完了した。これはこれで今度の土曜日の仕事始めの場所の整備ができた。かまどをしつらえたりベンチを作り直したり、どうでも今日中にしておかねばならない仕事である。



 夕方、高台自治会の会長に、近く、四丁目に隣接している放置竹林の整備を「竹の学校」が手がけることになる旨を知らせた。会長は話をろくに聞きもせず「そんなんは地主の問題や」。私は、作業用の車が高台の道路に長時間停まることや枯竹の運び出しが近所の迷惑になることなどを説明しようとしたが、人が喋っているのに自分の言いたいことを一方的に喋るばかりなので、私は途中で電話を切ってしまった。そのあと、放置竹林のすぐ近くに住んでいる副会長に同じことを説明したのだが、副会長も全く関心を示さないので、「とにかく作業用の車が水曜と土曜の午前中、長時間道路を塞ぎます」とだけ言って電話を切った。副会長の返事は「そうですか」だった。

 高台自治会は、いろんな点で市役所も注目している自治会なのだが、自治会自体が直接の当事者にならない問題には完全に無関心である。家の前の道に車が長時間停まったままになったり、大きな音ではないが騒音が出たりして住民が迷惑するのは、自治会の関知することではないのである。住民自治の水準というか限界を思い知らされた。高台以外の自治会の活動はよく知らないが、高台にしてこれなら他は推して知るべしである。

 私自身のことを言うのは気が引けるが、私が高台自治会の会長をしていたとき道路舗装の改修工事があって下水道が舗装のすぐ下を通ることになって、下水が道路上に溢れ出るのを、業者と市に交渉して地下3メートルまで下げさせた経験がある。もちろん私一人ではなく、執拗といってよいほど業者と市を相手に交渉した役員がいた。


     山 本 律


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【ご挨拶】~稲岡利春

 あけましておめでとうございます。
  本年もよろしくお願いいたします。

 前理事長の杉谷さんのあとを受けて、新体制になりましたが、理事や皆様のおかげで無事半年が経ちました。
 ようやく今年の2月中旬より、フルタイム出勤が3日/週出勤になります。月・水も「竹の学校」のために働けますので、お世話を掛けている理事の皆様に、少しでもお返し出きるよう頑張ります。

 本年は、野山放置竹林に加え、高台放置竹林の整備に着手していきます。従来より、負担が増えますが少しでも美しい竹林が増えていくことを楽しみに頑張りましょう。今までの竹の学校の活動の春のエコツアーと、京都式軟化栽培の伝統栽培のごほうびのタケノコ掘りや竹炭作りや椎茸栽培も続けていきます。

 また、整備した竹林の維持(放置竹林になる前に手を入れることをシステム化する)の課題等を市役所と話し合うこと、竹工芸(行灯)を竹林整備のシンボルとして、市役所のロビーに展示することを提案する等にも取り組んでいきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
                                       

【お正月の竹林】

 1月5日に竹林に行ったところ、B竹林の狐の横穴群の中にに真新しい掘り出した土を見つけたので、
 写真を撮りました。今年も、子育てをするのでしょうか。


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【管理人より】 昨年1年間のHPへのアクセス数です。 Inaoka

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2012年 396 471 533 646 642 567 574 348 429 504 392 337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年 337 396 554 735 604 483 471 369 349 331 359 317 5,305