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107 竹林日記   「2014年忘年会」 

 2014.12.20(土) 山本 律

 

竹林日記  「2014年忘年会」  2014・12・20(土) 晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、尾崎、大西、梶原、川路、小林、窪田、小椋、世良田、
      高橋、塚崎、辻井、錦織、野本、原、村山、山本。[19名]



 竹林で作業をするわけでないからかまわないが、折角の忘年会が雨。場所は例年のとおり「庄や」。12時半を少し過ぎたところで開会。
 5人分づつ盛分けた大皿が次々と運ばれてくる。刺身の盛り合わせがあるから基本的には和食だが蝦や牡蠣のフライなどがあるから全くの和食ともいえない。それはどうでもよい。見る見る雰囲気が盛り上がって賑やかな忘年会になった。欧米のクリスマスパーティーは、季節的に言って日本の忘年会ではないか。
 15時過ぎに、次の予約が入っていますので、と催促されて、今年の忘年会はお開きになった。

 来年のことを言うと鬼が笑うというが、来年の仕事始めは 1月10日(土)。
 鬼が笑っても ぶた汁を食べて英気を養って頑張りましょう。



 今年最後の 心に浮ぶよしなしごと──

 先日の京都新聞に滋賀大学学長の佐和隆光氏が、面白いことを書いておられた。
 文章の本義は経済問題だが、その書き出しが面白い。

 「落語『花見酒』のあらすじは次のとおり
 灘の生一本 三升を借り込んだ熊さんと辰つぁんが、1杯10銭で花見客に酒を売って一儲けしようと酒樽をかついで(隅田川の花の名所)向島へ。
 途中、酒の匂いを嗅いで我慢できなくなった熊は
 「だれに売ってもおんなじだよね」
 と言いつつ、手持の10銭を辰に渡して1杯飲み干した。
 これを見て辛抱しかねた辰は
 「俺にも1杯売ってくんねえか」
 と熊に10銭払って一杯飲み干す。
 交互にこれを続けて向島に着いたときには酒樽は空っぽ、二人はベロベロ。
 さて売り上げはいかほどかと、熊の財布を逆さにしたら、10銭玉が一つ転げ出ただけ」
 同じ10銭玉一つが、二人の間を行ったり来たりしていただけ、という話である。
 こういう話を思いついた人、もちろん江戸時代の人だろう、すばらしいユーモアと皮肉の持ち主である。

 佐和隆光氏は次のように言う。
 年率2%のインフレ目標が達成されるまで日銀が国債を無制限に買い上げる異次元金融緩和、国債──政府の借金を原資にしての公共事業、円安による輸出企業の増収増益、株高による富裕層の奢侈品消費、円安による生活必需品の値上がりに苦しむ貧者たち──そして何も残らない。
  こうした現状は「花見酒」を連想させて余りある、と。

  堅い話になってごめんなさい。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 竹林は仕事納めでしたが、前回の土入れで本年の作業が終了しましたし、今日は途中で雨が降り出したりして、午後からの忘年会のみの参加の方が正解でした。

 登校したのは 稲岡、小椋、世良田、竹内、野本、原 の6名でした。

 竹内さん達は土採り場の崖を崩したので、安全柵を奥に移動を始めました。
 世良田さんは前回壊れた大型運搬車のエンジン始動プーリーの修理です。
 
 小椋さんと稲岡は、来年の幼稚園の卒園記念の竹馬を製作するための試作用に、「こらさ竹林」から真竹を伐り出してきました。冬の友になるのでしょうか。(右写真)


【忘年会の写真】 ~Inaoka

 会員の皆様の頑張りで、2年ぶりに年内に土入れが完了できたことを報告して、宴会に入りました。
 記念撮影は女性陣が他の会合に行くとかで早く帰ってしまいましたので、男性ばかりになってしまいました。
 お疲れ様でした。来年も頑張りましょう。




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