竹の学校Top へ戻る
 List Back  Next 


 

15 竹林日記   「桜の開花の話題が入りはじめた」 

 2015.02.25(水) 山本 律

 

竹林日記  「桜の開花の話題が入りはじめた」  2015.02.25(水) 晴

 参加者:池田、稲岡、梶原、川路、小林、世良田、高橋、塚崎、辻井、野本、原、山本。 [12名]
 来訪者:めぐみ幼稚園の お母さん7名、幼児2名


 2月とは思えない暖かさだ。ほうぼうでサクラの開花が話題になっている。この陽気では、このあたりも桜が咲いておかしくない。だが、奈良東大寺の修二会「お水取り」のころは なぜか寒い と決っているし、「比良の八講荒れじまい」という日もあるから油断はできない。何度も言うが 暑さ寒さも彼岸までである。

 幼稚園の子ども2人と、お母さん7人がこられた。先日来、メンバー総がかりで作っていた竹馬と関係のある幼稚園のお母さん方だと思うが、そのあたりの事情に疎い私(山本)にはよくわからない。今日こられたのは竹馬の引き取りのようである。
 その竹馬作りも、ほぼ完了したらしくて、メンバー全員どことなくのんびりした雰囲気である。しかし筍がそろそろ育ちはじめている。3月に入ると作業日が、現在の 水・土から、月・水・土の3日になって、腰は痛いわ 手はだるいわ の毎日になる。のんびりしていられない。


 心に浮ぶよしなしごと

 前回の カタカナ言葉に対して、今回は カタカナ書きはもちろん 漢字でも書きようがない、いうならばやまとことばとでもいえばよいか、昨今は ほとんど使われなくなった、聞いても意味の通じない言葉を思いつくままに挙げてみる。( )内は現在の仮名遣いと当て字)

  あはれ(あわれ) かほり(かおり) やまひ(やまい) あゆみ わたつみ かばね まばたき
  たたかひ(たかかい) えむ  たたへる(たたえる) おぞましい  なげく(嘆・歎は当て字)
  いにしへ(いにしえ) かしまし かなしむ(悲・哀は当て字) やまひ(やまい、病は当て字)

  まだまだあるが、ここらでやめときます


                   山 本 律


=================================================
【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は幼稚園卒園記念用の竹馬の最終共同作業日で、引き渡し予定です。
 前回、組み立てた竹馬の竹棒をカットして、足載せ台の高さを200mmに、竹棒の長さを1400mmに揃え、カット面をペーパーで仕上げて完成です。慣れない手つきでお母さん達が、ノコギリやペーパーを使って頑張られていました。

 2時間程で、35人分の竹馬と竹カップを箱詰めして、無事引き渡しが完了しました。まだ、保護者の追加依頼分と竹の学校の希望者分が残っていますが、今日は小休止・・・。

・お母さん達の作業風景です
・竹馬の足載せ高さを揃えています

・竹棒の長さを揃えています

・幼稚園の保護者さん達と竹馬引き渡し記念写真です
・竹ポックリの箱詰めです


・焼却場から土を運んで、通路に露出してきた水道管を埋没しています




・タケノコシーズンを控え、目印櫛を
 準備しています


=================================================
【アンガルン製作ワークショップ】 ~Inaoka

 2月24日(火)19:00~21:00(於:船場アートカフェ)にタイ音楽家の福田氏の主催のアンガルン製作ワークショップがありました。梶原さんと稲岡がアンガルンの製作の講座の先生として行ってきました。
 福田氏の車で、連れて行って頂きましたが、大阪市内は苦手なので、梶原さんと二人で、どこを走っているのかわからんなどと言いながら、北浜近くの船場アートカフェの建物の半地下のギャラリーに付きました。

 製作にあたり、アンガルン本体の筒部の長さは気注共鳴そのもの(λ/4)ですが、半円柱の共振部分の長さは半円柱部分の固有振動数と断面2次モーメントに比例することを説明し、今回1本ずつ製作する音階と使用する竹の太さと肉厚から長さを計算して、少し余裕をもって長さを決めさせて頂きました。~2/18(水)の竹林日記参照。

 参加者は6人でしたが、若いお嬢さんが参加されていますので、少し勝手が違います。ノコギリや鉈等、初めて使った様子で、完成品の出来栄えは・・・。竹の特性(繊維方向にスパッと割れる)を利用した製作方法に妙に感心されたり、学校の先生も居られて、その方から先生と呼ばれたりして、妙な緊張感がありましたが、楽しい講座でした。
 各音階の2オクターブ分(3音)で21本のアンガルンの発音筒を製作するのですが、音のチューニング迄出来たのはまだ2本ですので、5月に続編をすることになりました。連休の後だと、タケノコも終わっているので対応できそうですが・・・。

 完成した2本の音の調整を福田氏にして頂きましたが、長さが予測値よりかなり短くなったとのことでした。なかなか簡単には卒業できないようです。

TOP     List Back  Next