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19 竹林日記   「筍の育ちを待つ筍畑」 

 2015.03.11(日) 山本 律

 

竹林日記  「筍の育ちを待つ筍畑」  2015・03・11(日) 晴

 参加者:長法寺 稲岡、稲岡(喜)、竹内、辻井、山本。
     コラサ 荒木、小林、世良田、塚崎、野本。 [合計 10名]



 空は晴れているが、肌を刺すように風が冷たい。そういえば新聞の天気予報は雪だるまだった。
 こう寒くては土の中のたけのこも身動きできなくているのに違いない。3月も半ばになれば筍の初掘りができてよい時期なのだが。
 しかし、前にも書いたが、することはいくらでもある。長法寺竹林は作業道の土入れ整備、コラサ竹林は枯竹の運び出し。ということでメンバー10人のうち 5人が長法寺竹林、5人がコラサ竹林に入って、予定の作業をした。長法寺竹林は作業道の階段になっていた竹の入替えと土入れ、コラサ竹林は枯竹の運び出し。
 作業道は新しく入れた土の水が抜けないので ぬかるむのと、竹が新しくて滑るのとで、注意して歩いてください、とのことだった。
 コラサ竹林の枯竹は、いつ運び終るかわからないという。私(山本)は失業せずに済む。めでたしめでたしと言っては叱られそうだが。

 朝のうちは晴れていたが、作業の終り近くなって粉雪がちらつきはじめた。彼岸が過ぎないと春が来ないのだろう。暑さ寒さも彼岸まで というくらいだから。結局 3月中はこんな天気が続くのだ。



心に浮ぶよしなしごと

 犬は腋の下をくすぐられると、例外なく仰向けになって腹を見せる。
 以前、岐阜県の北部の根尾というところにある「薄墨桜」というサクラの古木を見に行ったことがあるが、桜の木のまわりが石垣で囲まれていた。
 見事な桜の花を心ゆくまで堪能して、石垣に腰を下ろして休んでいると、柴犬が私の横に腹這いになっているのに気づいた。
 私は犬が好きだが、中でも柴犬が好きなので私の横で腹這いになっている柴犬の顎の下をなでてやると、手の匂いを嗅いで ペロッと舐めた。
 これは私を警戒していないのだと思って、腋の下に手をやってくすぐってやった。柴犬はしきりに私の手の匂いを嗅いでいたが、そのうちに手と足を伸ばして横向きになったと思うと仰向けになって、動かなくなった。
 犬のそばで、これも石垣に腰を下ろしていた初老の婦人が、信じられないといった様子で
 「こんなこと飼主のわたしにもしたことないのに…」
と、仰向けになって腹を見せている犬を見ていた。
 「私は犬が好きなので よくこれをしてやりますが、どの犬もみなこうなりますよ。飼主なら間違いなく仰向けになりますから、してみられたらいいですよ」
と言ってその場を離れた。
 この犬だけでなく哲学の道の傍にある大豊神社の犬も、南禅寺の瓢亭の向いの「杉の子」という喫茶店の犬も仰向けにしている。
 「犬好きは犬が知る」というが、私が犬好きということが犬にわかるのか。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日はバケツの水など結氷しました。椎茸も凍り付いていて、叩くと音が出るといって楽しんでいました。先週止めた焚火が復活してありがたいです。帰るころには雪が舞い始めました。早く春が来てほしいです。

 仕事の方は寒い中、写真の通り頑張っています。
 竹馬のほうは棚卸の結果、幼稚園の保護者用9人分が仕上げ済み、竹の学校用4人分が組立完(未仕上げ)しています。さらに竹棒、足載せ板、支え棒の部品は3人分の余剰があり、スクリュウと袋ナットは使い切っていますので、これを3人分追加購入すれば、後3人分組み立てられます。

 今年もNTT労組より、4月26日(日)の京都中央メーデーへの参加イベントの相談がありました。タケノコ販売、竹馬、竹ポックリ、竹トンボの製作教室等が考えられますが、経験の無い竹トンボは試作してみました。試作の竹トンボは始めは少し大きめで作ったところ、重くて少しのバランスの狂いも許してもらえずうまく回転しません。ようやく小型化と軽量化で、何とか飛ぶようになったのが写真の試作品です。羽の厚さは1.5mm迄削り込んでいますので、子供さんには難しそうですが・・・。


・通路整備用の土を採っています
・集会場前の通路の整備です

・寒くて、集会場の焚火が復活しました
・こらさ竹林では枯竹の搬出の準備をしています


・4月末のイベント検討用の竹の工作品です。
 手前から竹トンボ、竹ポックリ、竹馬です。
・春を待つ竹林です。
 ~お向かいのワイズメンズクラブの管理竹林です

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