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67 竹林日記   「今日から2学期 作業はじめ/長中が伐採作業」 

 2015.08.26(水) 山本 律

 

竹林日記  「今日から2学期 作業はじめ/長中が伐採作業」  2015・08・26(水) 晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、窪田、世良田、錦織、野本、山本。 [9名]
 ビジター:長岡中学の女子生徒 18名、生徒会 4名、引率の先生 3名               合計34名


 半月あまり続いた夏休みが終って竹林に入ると、久しぶりという気がする。挨拶も「久しぶりです」が自然に出てくる。

 新学期の仕事始めだが、ちょっと変った「時間割」で始った。長岡中学 3年生の女生徒ら22名が、運動会で使う竹材の伐採のために コラサ竹林に入ったのである。それも学校の都合で14時から。
 従って我々も 13時30分の出勤となった。
 私(山本)は竹材伐り出しの現場に入らなかったので、具体的な状況はわからないが、太さ10cm足らず、長さが3mほどの竹材を手にした生徒が少しおぼつかない足取りで竹林の斜面を下りてくるのを何人も見た。
 16時ごろ作業終了。全部で12本の竹材を採る予定だと聞いたが、あの調子では12本どころでない竹材ができたのではないか。若いだけに、疲れた様子の生徒はいなくて、全員そろって竹林を後にした。

 去年は調子に新しくできた立命館高校の生徒が、学園祭の入口に鳥居を造るといって竹材の伐採に入林した。長岡中学では以前から運動会で竹棒を取り合う女子競技に使っていることのこと。周りを竹林に囲まれた長岡京の学校らしい、長岡京の学校でないと浮かばない発想である。


 2学期最初のムダ(必ずしもムダではない)話を書く。
 先の戦争で、京都は空襲らしい空襲を受けなかった。京都は日本を代表する古文化が集っている都市だから、空襲を免れたのだと聞いていたが、実は、原爆投下対象2位だったという。原爆を投下するのに、単なる空襲で焼き尽してしまったのでは原爆の威力を見せられないから、あえて空襲をしなかったらしい。戦争の無意味さを示す、ほかに例のない話である。
 この話を安倍首相はどんな気持で聞いたことか。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は長岡中学の宮澤先生と生徒会と女子生徒さんが竹林に来られました。
 女子生徒さんのほうは、運動会用の竹棒を作るために、こらさ竹林で伐採と玉切りと枝払いと最後に竹材の運搬をして帰られました。嫌がりもせず、慣れない手つきでのこぎりを使って頑張っていました。

 生徒会のほうは、放置竹林問題を知ることと、伐採作業の取り組みを10~11月に取り組むべく、参加してくれています。一昨年の野球部とのおつきあいから始まって、こういう形に進んできて、本当に嬉しいですね。10月が楽しみです。




【竹行燈製作2015 (1)】 ~Inaoka

 竹あそび2015用に、竹の学校で展示予定の竹行燈(あんどん)の製作を久しぶりに始めました。
 七夕や花火など風景物を作りましたが、今回は踊る女性です。おわら風の盆のポスターの女性らしい手足の位置・角度とあり得ない12等身のシルエットの虜になりました。歳のせいか、澤さんに似てきたのかも。
 今回は、①竹筒の荒削り→仕上げ、②カーボン紙と下絵の貼り付け、③赤ボールペンでなぞって竹筒に写す、までの行程の写真です。これからの彫りは時間との闘いです。

・200番のサンドペーパーで仕上げ中です



・仕上げ完了です。

・下絵を赤ボールペンでなぞったところです
・竹筒に写し終わった下絵です

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