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93 竹林日記   「A竹林上段にユンボ」 

 2015/11/25(水)山本 律

 

竹林日記  「A竹林上段にユンボ」  2015・11・25(水) 晴→曇

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、小椋、世良田、高橋、竹内、辻井、野本、山本。 [11名]
      ユンボの運転担当者 1名



 朝のうちは晴れていたが 作業を始めるころから雲が広がって、いまにも降りそうな空模様になった。だが作業が終るまで降らずに済んだ。
 
 先週の土曜日 私(山本)は体がだるくて休んだが、1週間ぶりに焼却場に入って、ひと目見て広々していると思った。まず山のようだった竹枝が、ほとんどなくなって、積み上げてあった枯竹も残り少くなっている。と言っても焼却窯で燃やすにこと欠くことはない。

 そのうちに Aの上段でエンジンの音が聞え出した。今日はユンボが土運びに入ることを忘れていて、何の音かと思っていたが、カンファレンスのとき、見たことのない男性を見て「あの人は誰や」と聞いて、「土運びに入ってくれた人や」と言われて、あのエンジンの音はユンボだったのだ、とわかった。
 藁敷きといい、ユンボを入れての土運びといい、これをしないと、おいしい筍ができないのだ。日本じゅうで、ここまでやって筍を作っているところはない。乙訓ならではの筍栽培である。竹の学校は、筍畑が広いから人に頼んで土入れをするが、地元の農家は すべて自分でこれをする。



 またしても竹林とは まるで縁のない、しかし興味あふれることを書く。
 ブラジルのリオデジャネイロの、リオ州立大学で日本文化を教えていた 井上章一という人の話である。(『京都ぎらい』朝日新書)
 リオに「KIOTO(キョオト)」という ゴキブリ、シロアリ駆除を仕事にしている会社がある。リオでの知名度は圧倒的という会社だという。

 井上章一先生は、京都市右京区嵯峨の生れ育ちである。ところが、京都の いわゆる洛中、中京区、上京区の人から見ると、嵯峨は洛外で、京都ではないのである。なんや 嵯峨か 京都とちがう田舎やんかと、京都あつかいをされなかったという。

 その「キョオト」が、リオデジャネイロでは ゴキブリ、シロアリ駆除の代名詞のようになっていて、極めて知名度の高い企業なのである。井上先生が「京都からきた」と自己紹介をすると、ほほえみとともに受けとめられた。井上先生が口にする「京都」は、ゴキブリ駆除の「キョオト」を連想させ、笑いをさそったのだ、と書いておられる。

 鼻持ちならない、嫌味な洛中棲息人種がいることも、これまた事実らしい。長岡京で竹林整備のボランティアなどをしている私たちは、こう言う人からどんな目で見られているのだろう。そんなこと どうでもええやんか と言えばそれまでだが。


                 山形県米沢市が本籍の 山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は土入れ作業にユンボが入りました。
 ユンボに土取りしながら、運搬車と一輪車に土を積み込んで貰います。スコップで土を積み込んでいた時と較べると、圧倒的に早いです。ただ、ユンボの稼働時間の都合もあり、昼食をはさんで午後も作業をしましたので、おじいさんたちはくたくたです。2時30分に作業の終了と同時に、小雨が降り出しました。日頃の行いが良いせいでしょうか。

 コンサート会場跡竹林の土入れが約1時間で終了、太陽の丘の土入れは80%位終了したでしょうか。来週12/2(水)は乙女の丘等、残ったところのすべて竹林の土入れを行います。土運びは機械化できましたが、土均しは人力が必要です。今日も、土の運搬に土均しが付いていけませんでした。週末10/28(土)は乙女の丘の藁敷きと、焼却場横の大型運搬車格納物置の撤去も必要ですので、会員の方のご参加をよろしくお願いします。


・太陽の丘の土取り場です
・コンサート会場跡の土入れです
・休憩中です

・土入れの済んだコンサート会場跡です
・待機中(休憩中)の運搬車です
・太陽の丘に搬送路を作っています

・一輪車への土の積み込みです
・太陽の丘の土入れです
・通路確保ように伐採された竹に
 鶉の巣が。多分、未使用だと
 思いますが、ごめんなさい。

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