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63 竹林日記   「京の七夕用の竹・笹出荷①」 

 2016.07.27 (水) 稲岡利春

 

 竹林日記  「京の七夕用の竹・笹出荷①」  2016・07・27(水) 曇り

参加者 :東、荒木、稲岡、梶原、きみこ、世良田、高橋、辻井、野本、もとめ 〔10名〕


 今日は京の七夕用の竹と笹(枝)を今熊野商店街様に出荷日です。
 2.5mの竹1本と1.5mの枝2本ということで少量ですので、輸送費がすべてですのでもったいなく感じました。C竹林の少し細めの竹2本を伐採、先端から3m位にカットしたもの、残った竹から掃った枝から長めの1.5mの枝を2本選別して終わりということになるのですが、そこは竹の学校、枯れた葉が多いとか、枝が黄色く日焼けしているのでもっと緑っぽいのがいいのではとか、伐った竹は倒すと葉に土が付くから倒さずに運ぼうなど大変です。
 結局、集荷場の屋根のトユが朽ちて来ているので、その更新用の極太竹の伐採と、長法稲荷の社の近くの倒れそうな竹の伐採をしましたので、その竹から良さそうな枝を得るために、大量の枝掃いまですることに・・・。出荷の枝の3倍くらいの枝を選別していました。昨年も、要求量の倍ほどを先方に持って行ったらしいのですが、結局、余分な竹はすべて引き取って帰ってきたとのこと。毎度のことながら、損得抜きで少しでも良いものをと言うのが、この学校の良い所でしょうか。

 竹林の方は、当面、下草刈り、石拾い、成長できなかったタケノコの処理など、曇りのせいもあって余裕の作業のようでした。

 午後から、世良田さんお一人で京の七夕用の竹と笹(枝)を今熊野商店街様に運送されました。お疲れ様でした。
 申し訳ありませんが、週末(30日)は稲岡はお休みさせて頂きます。竹林日記をよろしくお願いします


〔役所への資料提出〕
 7月25日(月)は小椋さんと事業報告と役員変更等の書類を京都府庁と京都地方法務局、右京税務署に提出に行ってきました。定例行事に係わらず、いつもご指摘事項があります。総会日が役員任期となりますので、2年の任期期間のずれで退任が必要になったりならなかったりと、素人を悩ませます。その他では新任役員さんがおられますので、住民票との厳密なチェックで高橋→髙橋や○○番○○号→○○番地の○○号などが見つかります(涙)。結局、後日、指摘箇所を修正して郵送で受け取って頂くことになりました。

〔アンガルンのその後〕
 7月26日(火)はスリヤサンキート ワークショップ「アンガルン製作 第9弾」―アンガルンを土台に取り付け完成させる―に製作指導に招かれました。今回はアンガルン筒体とベースと吊棒を組み立てて、木綿紐で縛って完成させるという最終日です。
 ほとんど女性達のため、削ったり切ったりするのが得意でないので、6/15(水)の竹林日記に記載通りに、今回は事前に全てのパーツを準備して行きました。
 低いドから普通のドまで西洋音階の8音分の8台が8人でなんとか完成しました。
 ちょうど私も入れて8人ですので、音程の確認後、なんと演奏することになりました。演奏できるハ長調でド~+ドの曲ということで夕焼け小焼けを長澤先生の指導で、演奏しました。感動ものです。
 2014/6/21(土)に製作の相談に竹林に来られてから2年間という長いお付き合いでしたが、これで終了です。物作り世代としては、初めてのタイの楽器の音の理論から製作、演奏まで出来て、納得して終えることが出来ました。現役時代の自動車の企画・設計から市販迄の喜びに近いものがありました。


                    稲岡利春


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 曇り空でしたので、汗は掻きますが照りつける日差しが無い分、少しは楽でした。

・C竹林で七夕用の竹を伐ってます
・長法稲荷も直近の竹を伐っています

・トユ用の・極太竹を半割して、節を抜いています

・七夕用の伐り出した竹です
・同、枝です

・出荷準備中の世良田さんと、新顔の4WDも軽トラです


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【アンガルン】~Inaoka

・ワークショップに持ち込み前のアンガルン全パーツの仮組状態です。
 右上から ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、+ド音が発音します。
 当然ながら、筒体が短くなるほど音が高くなります。


・スリヤサンキート・ワークショップで完成したアンガルンと記念写真です。



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