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06 竹林日記   「竹炭窯出し」 

 2017.01.25(水) 稲岡利春

 

竹林日記  「竹炭窯出し」  2017・01・25(水) 晴

参加者:東、稲岡、梶原、世良田、髙橋、谷口、野本、もとめ 〔計 8名〕
訪問者:マイファーム 中村さん、他4名  谷田の瀬尾さん


 今日は昨日の厳しい寒さに較べると、良い作業環境でした。
 作業の方は、先週釜入れして焼いた竹炭の窯出し(取り出し)です。炭の粉を吸い込んだり、鼻の孔に入らないよう、マスクをしての作業です。窯出し結果(良品率)ですが、良品が55kg、不良品が1kg以下で良品率は95%にもなりました。良品ばかりなのでどんどん袋に詰めていき、袋の重さを測って集計しました。
 この窯の標準収穫量は52kgですので、今回は55kgも良品で、前回(8月)は良品は39kgで不良品は34kgでしたので、上々の結果です。青竹が無く、ほとんどの竹が半年以前の伐採竹だったため、前回より良く燃えたようです。蒸し焼きということで、青竹も必要と考えていましたが、そうでも無さそうです。
 次回は、昨年6~8月にこらさ竹林で伐採した竹を使って竹炭焼をすれば良さそうです。

 今回の竹炭焼きにはもう一つ愉しみがありました。前回失敗した菓子缶の中に竹の一輪差しの姿焼きを再トライしましたが、こちらは残念ながら生焼けとなってしまいました。前回、窯の上段に入れて焼き過ぎたので、今回最下段の縁の方に入れたのですが・・・。次回は中央の方に入れてみることにします。
 竹林の写真撮っておられる瀬尾さんの依頼で、竹の根っ子の部分の姿焼きもトライしました。こちらも一輪差しと同じ位置に、缶に入らないのでそのまま投入しましたが、なぜかうまく炭になりました。瀬尾さんの話によると、キヌガサダケとの根の構造が竹の根っことよく似ているので、炭にすることで繊維の様子が分るのではと言うことで、丁寧に切断して調べるとのことでした。ご期待に沿えて良かったです。


 窯出しのほぼ終了した10時過ぎにマイファームの中村さん達が、こらさ竹林に、竹を取りに来られました。菜園の配水のために溝を掘って、その中に竹を埋めて竹の隙間を水を通すようです。いずれは腐るので、若い青竹の方が良いということで、こらさ竹林で年末に伐採した青竹を提供しました。
 マイファームさんとは、お互いに労力面での協力関係を続けることをお話ししました。
 4WDの軽トラックで来られましたので、昨年作った作業道を始めて縦走して頂きました。南入り口から入って、中ほどの根ブチ捨て場付近の青竹を積載して、そのまま体育館西側の道路を通て搬出しました。今まで、路面状況などでチャレンジ出来ていませんでしたが、竹の搬出が運搬車ではなく軽トラックで出来ることが分りましたので、運搬効率が格段に良くなりそうです。


〔連絡〕
①2月12日(日)にお隣の長法稲荷神社の「初午祭礼」がありますので、この日までに、C竹林の道路側を中心に伐採をします。よろしくお願いします。

➁今年も「森林日ランティア養成講座」の依頼が来ております。特に昨年は初めてこの講座の参加者から入会者がありましたし、受入れ予定です。ほぼ例年通りです。
   3月 4日(土)10:40~14:30 実習受け入れ(こらさ竹林)、トン汁提供・交流会(A竹林)あり 
   4月16日(日) 9:30~体験会(B竹林予定) ←4/7から4/16に変更しました


                   稲岡利春


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は竹炭窯出しです。投入したままの竹の形の炭がたくさん出来ています。良かった~。

・土盛りカバーを外したところ。
 美味しくないパンケーキみたい。
・形の残った竹炭です。この通りです(*^_^*)

・窯の2段目を取り去ってもこの通り
・竹のままの一輪差し
・最後の取り出し風景です

・最後の最後の取り出しです
・成功した根ブチの姿焼き(*^_^*)
・窯を復帰中です
 スノコと窯の間に竹が落ち
ない工夫が必要です
・消火水の厚い氷です

・マイファームの西山菜園さんの竹の搬出です
・こらさ竹林へ軽トラックの初乗り入れです

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