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73 竹林日記   「竹行燈製作指導に行って来ました」 

 2017.08.21(月) 稲岡利春

 

 竹林日記  「竹行燈製作指導に行って来ました」  2017・08・21(月) 晴

製作指導:稲岡
生徒:環境の都 竹林再生プロジェクトチーム 湯川さん、他10名

 また最高気温36℃が戻ってきました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。竹林が恋しくなっていませんか?
 私は、茨木高校生の伐採受入の応援に来て頂いた放置竹林整備のお仲間の「環境の都 竹林再生プロジェクトチーム」に竹行燈の製作指導に招かれて、今里の竹林に行ってきました。
 夏期休暇中に、何か活動をしたいということで屋内で出来る竹行燈製作にチャレンジしたいとの申し入れに対応したものです。私たちの竹行燈の先生は、澤さんと辻井夫妻でしたが、体調の関係もあり殆ど参加されていないので、一番弟子の稲岡で対応させて頂きました。自分で一番弟子と言うのは反則ですが・・・。

 と、言う訳で第1回目ですので、竹の表面削り(皮剥き)の道具と言っても鉈(ナタ)とハンマーと鉋(カンナ)を準備しました。教材として荒削りした竹筒、下絵を転写して製作中の竹行燈、私のお気に入りの竹行燈(七夕・おわら風の盆)を完成品見本として持って行きました。

 環境の都さんの今里竹林(光明寺の少し北側、以前竹炭を焼いた所です)は竹の学校のC竹林の間伐レベルで、藁敷きや土入れ・施肥などの手入れをしていないとのことです。付け根に皮の付いている竹が見当たらないということは、昨年・今年とほとんどタケノコが出なかったようでした。この付近の竹林は、長岡京でも最も古く、確か花が咲いたのもこの付近で、竹の寿命が近づいているのかも知れません。

 良いのは、この付近は平地であるということです。ここでタケノコ栽培が出来ると足への負担もなく良いなと思いました。思っただけですが・・・。
 平地のおかげで、竹林中央に写真のように竹の学校の集会場位の広い作業場所が確保されていて、そこで竹行燈の製作指導を行いました。
 竹行燈製作の工程説明をして完成品を見せ、今日は第一工程として竹の表面削りの仕方から実演・指導しました。竹の学校より少し高齢の方ばかりですので、作り方さえ解れば、使い慣れたナタを使ってドンドン勝手に作業が進んで行きます。笑い話ですが、皮剥ぎの仕方が知りたかったとかで、竹の学校では当たり前の、多角形にナタで削ぎ落とし、徐々に角を落とすことを教えて、お礼を頂きました。次回は下絵の転写、彫刻(穴明け)に入りますが、製作ノウハウを丁寧に指導して元を取って頂きます。
 今年の「竹あそび」に何個か出したいとの意気込みです。竹の学校も、新作が欲しいですね。


〔竹あそび情報〕

 昨年までの竹あそび連絡協議会から、サポセンの役員会に代わり、参加団体、不透明な内容が多く取りまとめに苦労しているようです。結局、環境の都の渡辺さんが予算を含め、ご苦労なさっておられます。
 現時点の情報は以下の通りです。詳細はまだ分っておりませんが、とりあえず、テーブル3台位の竹行燈、竹細工の展示と、200本の竹筒製作が必要です。昨年の友の会・立命館大・高・中校との3Dオブジェ製作等が無いようなので寂しいですね。

 開催日時 10/28(土)・29(日)の2日間 17:00~21:00
 場所  セブン通り奥の「中開田公園」
 灯り関係の出し物
     京乙訓まちおこし(風神雷神)、環境の都(トトロの灯り)、竹の学校(竹行燈等)
 竹灯篭(竹筒)
     商店街に400本、公園内に200本を提供 (竹の学校分200本)



                   稲岡利春


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は竹行燈製作講座(指導)の先生ですので自分の写真はありません。
 さすが竹林整備グループ、長袖とマイ蚊取り線香装備済みです。
 竹の学校も、もう少し遊びの部分を増やした方が良いのかも知れません。このグループは楽しそうにやっています。



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