463.YAHOO!News 2023年11月17日
   120年に1度の「竹の花」 江戸期から残る古民家・瀬戸屋敷で開花
     100本の紋竹が一斉に

 

11/17(金) 5:41配信
120年に1度咲くといわれる竹の花が一斉に咲いた竹林
=16日、開成町金井島のあしがり郷瀬戸屋敷
  (神奈川新聞社)
 120年に1度しか咲かないともいわれる竹の花が江戸期から残る古民家「あしがり郷瀬戸屋敷」(神奈川県開成町金井島)内の竹林で咲いているのが見つかった。竹林には関係者以外は入れないが、切った枝を来場者らに展示している。

 開花したのは敷地北側に位置する竹林。そのうち約100平方メートルの範囲で100本程度の「紋竹」が一斉に花を咲かせたという。

 一見すると花には見えないが、稲穂のような独特の形をした花に細く伸びたおしべが垂れ下がる。数十年から120年程度の周期で花を咲かせるが、具体的な生態は分かっていない。

 瀬戸屋敷はもともと江戸期に付近の名主を代々務めた瀬戸家の屋敷で、母屋が建てられたのは300年前とされる。竹林もその当時に植えられたと考えられているという。

 竹林の手入れをしていたスタッフが9日に花が咲いているのを見つけた。竹の花は一斉に咲いて枯れることから、古くから凶兆ともされてきたが、スタッフの清水晃さん(70)は「3カ月程度は咲き続けるのでは。一生に一度しか見られない花を見に来てほしい」と呼びかけている。
最終更新:11/17(金) 5:41 
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