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05 竹林日記   「今日も土入れ」 

 2014.01.18(土) 山本 律

 

竹林日記  「今日も土入れ」  2014・01・18(土) 晴

 参加者:  荒木、池田、稲岡、尾崎、梶原、川路、窪田、小椋、澤、世良田、
        高田、竹内、塚崎、錦織、野本、原、松本、山本。てくてく 村山。 [19名]



 寒の真っ最中だが風がないので、どこか春を思わせる穏やかな冬日和である。

 今日は土曜日で19名の参加者があって、竹の焼却担当の山本以外の18名全員が、Aの上段の土入れに入った。そのためカンファレンス場の崖とAの上段の間を土運びの動力車が何度も往復している。それでも土入れは来週の水曜あたりまで続きそうだ。しかしこれをしないと柔らかで甘みのある乙訓名産の筍が育たない。

 作業が終って参加者がほとんど帰ったころ二人の女性が竹林を訪ねてきた。世良田さんとはすでに話がついているらしいが、竹を燃やした灰を原料にして石鹸を作る仕事をしているので、竹灰を見せてほしい、ということだった。竹を焼却したあとの灰の処理は、かねてから思案していたことなので興味と関心を持って話を聞いた。
 竹の灰は天然素材なので石鹸の原料として優れているので、小規模ながら静岡県ですでに作っているところがあるという。
 二人の女性は灰を見て「灰色をしている」と驚いた。灰だから灰色なのは当り前だと思った。
 私(山本)はこの灰を、いつ、誰が、どうやって、どこへ運び出すのかが根本的な問題だと思って訊ねたのだが何度聞いても具体的な答が返ってこなかった。


 以下は私の想像である。
 この女性が属している団体は竹灰で石鹸を作ることを企業化しようと計画しているのではないか。
 だが竹灰をどこから、どうやって手に入れるかの見当がつかず模索している段階ではないか。
 それと、現在は灰を肥料として竹林に撒布している。この灰が商品として売却されるとなればNPO法人として会計上の処理はどうなるのか。
 自然物を有効に活用しようという計画は、可能性として十分あり得る話だから関心を持ってよいとは思うが、俄に降って湧いたような話なので、どう対処するかこちらも慎重に考えねばならない。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日も土入れです。カメラのメモリーを忘れて内部メモリーだけなので5・6枚しか撮影できませんでした。

・土が不足しているので、集会場の
 崖から土採りの再開です
・崖崩し中の雄姿、命綱を付けてます


・太陽の丘の土入れメンバーが休憩に帰ってくるところです。

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