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11 竹林日記   「立春寒波」 

 2014.02.05(水) 山本 律

 

竹林日記  「立春寒波」  2014・02・05(水) 小雪まじりの晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、窪田、世良田、高橋、竹内、塚崎、辻井、錦織、野本、山本。 [12名]



 一昨日が節分、きのうが立春。暦の上では春なのだが、この寒さは真冬にもなかった。ついこの間の暖かさはあれはなんだったのかと思う寒さである。立春寒波とはよく言ったものだ。
 節分といい立春といい人間が作った暦の上の区分だが、この時期にきまって必ず寒波が襲うのはなぜだろう。子供のころは節分は雪が降るものと思っていた。庭のツゲの木が文字どおりの雪だるまになっていたのを覚えている。最近はああいう大雪は降らなくなったが、それにしても寒い。枯竹を燃やすのが楽しい。


 有機栽培用の竹すのこに使うため切りそろえた竹材を割る音が、物音ひとつしない竹林に響いている。
 これが終ると割った竹材を並べた上に木の角材をビスで固定する作業が始る。作業はそれほど難しくはないが数が多いから、しんどくて単調な作業である。このすのこを60枚作るという。請負制でも出来高制でもないからこの労働の対価はどんな形で支払われるのだろう。NPO法人だから利潤を求めなくてよいとしても労働の対価は法人に対して支払われて当然ではないか。


 話を立春に戻す。
 立春を過ぎると季語は余寒になる。手紙の挨拶も「余寒厳しき折」あるいは「余寒なお去りがたく」となる。
節分、立春、土用、立夏、彼岸、八十八夜、二百十日、立秋、立冬などは、春分、夏至、秋分、冬至など地球の公転運動と区別して雑節と言われる。
 節分の鬼やらい、豆まき、春の彼岸の雛まつり、土用の牛(丑)の日、秋の彼岸のぼた餅、立冬のかぼちゃなど民衆の文化ともいえる催し、習慣は雑節に多い。ことほど左様に、日本は四季の変化、彩りの豊かな国である。こんな国は地球のどこを探しても日本しかないと思う。
 春は名のみの風の寒さや などというのは日本だけである。

 歳をとるともの忘れがひどくなって、何か一つ済ませると、ほかのことを忘れてしまいます。本当ならきのう書くはずの竹林日記が、まる一日遅れの今日になりました。申しわけありません。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は金ヶ原竹林行きはお休みして、A竹林とB竹林での作業です。雪も降り、かなり冷え込んでいたはずですが、意外と寒く感じませんでした。

・花壇の整備とおしゃべり?です
・B竹林の間伐竹の整理作業の始めと終わりです。

・竹スノコ材を四つ割りしています
・集会場前のT字路に竹垣が追加されています

・荒木さんが山本さんに
 キャプテンシート?を製作しました
・週末のお客様のために歩道が復活!






・いつもの休憩風景です


・雪が降ってきたので降る雪の撮影をトライしました。
 素人的にはズームの度合いで写り方が変わることを体感しました


・椎茸栽培場の奥のアオキに実が
 付きました





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