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26 竹林日記   「サクラ咲く タケノコ育つ」 

 2014.03.29(土) 山本 律

 

竹林日記  「サクラ咲く タケノコ育つ」  2014・03・29(土) 晴

 参加者:参加者 : 荒木、池田、稲岡、尾崎、梶原、川路、窪田、小椋、澤、世良田、高田、竹内、

      塚崎、錦織、野本、原、松本、山本。 [18名]



 ほうぼうでサクラが咲きはじめた。我々の竹林でもタケノコが採れはじめた。いよいよ春になった。暖かくて、体を動かすと汗ばんできて、吹く風が心地よい。
 参加者のうち 荒木、稲岡、梶原、小椋、世良田、竹内、野本、松本の8名が天王山の麓の柳谷からシイタケのホダ木を運んできた。
 長法寺竹林ではA竹林の上段でタケノコを掘るもの、タケノコの目印にする竹串を作るもの、それぞれが作業にいそしんでいる。山本は相かわらず枯竹の焼却。気温が高くて焼却炉の近くでの作業は暑い。

 タケノコは、結構みごとなのもあるが、多くはまだ小さくて、4月にならないと本格的な筍掘りは無理だ。



 私(山本)は先週の金曜日 3月21日から山形県の米澤に、彼岸の墓参りに行ってきた。
 雪は昨年より少ないが、それでも墓は雪に埋っていてそばまで近づけなくて、遠くから手を合わせてきた。
 それでも風は冷たい。この冷たさは真冬の京都と同じである。しかし空は、透きとおるぐらい青く澄んでいて、 陽射しは明るい。やはり春である。

 春の彼岸の墓参りは毎年のことなので墓に供える花を買う店も、昼食を摂る店も同じだが、以前から気づいて いるのは、いつも食事をする「まるぶん」という店の竹の割箸である。
 米澤の近辺には竹藪らしいものはほとんどないから、あの割箸は、どこの竹で作るのか、と思って店の主人に訊ねてみても、割箸の素材になる竹の産地など考えたこともない、いう返事である。
「私は京都の長岡京市という竹林に囲まれたところに住んでいるが、その長岡京で竹の割箸で食事ができる店は思い当らない」と言うと、かえって驚いた顔で「どうしてですか」と逆に聞き返された。
 そこで長岡京市の森林保全を担当している環境政策課に「まるぶん」で使っている竹の割箸を2膳持って行って見せると「長岡京市でも使っているところはあると思いますが…」と頼りない返事しか返ってこなかった。
 「私は『竹の学校』で枯竹を燃やす仕事をしていますが、いつも、もったいないことをする、と思っています。長岡京市でも、せめて竹の割箸ぐらいは考えられたらどうですか」と言うと、応対に出た3人の課員は「そうですねえ」と、割箸を手にとって見ていた。

 長岡京市といわず向日市でも大山崎町でも割箸を作るぐらいでは済まない竹の廃材が出ていると思うのだが。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は、たけのこの収穫が気になりながらの天王山に椎茸のホダ木を引き取りに行きました。
 留守組は、たけのこの初掘り?になったようです。来週からは本格的にたけのこ掘りを始めます!

・小型運搬車をトラックに積んで出発です
・天王山の麓で運搬車を下ろしています
・天王山に向かって出発です

・伐採場近くの遊歩道に到着です
・ホダ木の積み込みです
・ロープで引っ張り上げているのでは
 ありません!

・運搬車がでんぐりかえりしないよう
 ロープを掛けて後退しています
・段差箇所には板を敷いていきます
・トラックへの積み込みです

・伐採場近くの風景です
・雑木林に戻ってきています
 以前は木津川が見えていたたような・・・

・遊歩道(ハイキングコース)です




・3往復して引き上げです
・用水路の簡易橋板を渡っています
・最後は運搬車ごと、トラックに積込みです

・女性主力による初掘りたけのこです。
 少ないですが、山分けしました。
・世良田さんが同志社からお借りした粉砕機です。
 ガソリンエンジン付きなので、パワーはありそうですが・・・

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