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30 竹林日記   「われは籔の子 畑の子」 

 2014.04.09(水) 山 本 律

 

竹林日記  「われは籔の子 畑の子」  2014・04・09(水) 晴

 参加者:荒木、池田、稲岡、稲岡(喜)、尾崎、梶原、川路、窪田、小椋、澤、世良田、
      高田、竹内、塚崎、錦織、野本、原、松本、山本。 杉谷。 [20名]



 久しぶりに杉谷さんが出てこられた。杖をついて よたよた(ゴメン)しておられるが元気そうである。稲岡さんの車に乗ってこられたが、竹林に入る坂道は自分で歩いてきた と言われた。

 竹の学校のたけのこ畑すべてが、筍掘りの真っ最中。収穫量は企業秘密(?)らしくて、何Kgかはわからないが、段ボール箱が20箱近く積み重ねてある。その上、参加者全員に3kg近い配分があった。

 カンファレンスのとき、前回ツルハシの片づけ方が中途半端で、危うく怪我をするところだったという報告があった。ツルハシは、片づける場所も方法も決っているから、正しく片づけてあれば怪我をする心配はない。
 ツルハシに限らず、道具を片付けるときは自分勝手な片づけかたをしないように、と注意があった。
 怪我をしてからでは遅い、怪我をしないうちに、自分だけでなく、他の作業者にも迷惑がかからないよう、互いに気をつけることが作業の基本であり根本である。



 4月5日(土曜)の朝日新聞の夕刊に「われは籔の子 畑の子」と題して長岡京市のタケノコのことが出ていた。
 長さ5cmほど、幅は2mmあるかどうかのひび割れが、タケノコが地表に出ようとしていることを教えている。
 「この籔は畑なんですよ」―― 香りと甘みから全国屈指の高級品とされる乙訓産のタケノコは、一年を通して手をかけた土に育まれていた。
 秋にはわら、冬の間に赤土を地面に敷き、ふんわりした土壌をこしらえる。
 日当り、保水力のある粘土質の赤土、そして農法。だから乙訓のタケノコはうまくなる。
 ―― まるで私たちのことを言っているようだ。
 ちなみに、平安中期に完成した法令集「延喜式」には、朝廷に納める竹が乙訓産とある、という。
 放置竹林なんてとんでもない。「竹の学校」の存在意義まさにここにあり、というべきだ。


                     山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 月曜日に続いて中1日のホリですが、前回より多く100kgレベルの収穫となりました。

・久しぶりに前理事長の杉谷さんが
 お見えになりました。お元気そうでした。
・乙女の丘のホリ風景です

・太陽の丘のホリ風景です




・集荷場です。A級品もまずまずです。
・ヘタですが、天ぷらにすると美味しい
 とかで、これも欲しい人で分配します
・古い切り株から出てきたタケノコです!

・中央の十字の地割れが怪しい!
・表面の土を除けるとこの通り
・周囲を掘ると大きさが分かってきます。
 ここからホリで根元を切断します。

・竹林内のタラの芽です。
・長法稲荷の桜です。葉桜になっています。

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