竹の学校Top へ戻る
 List Back  Next


 

101 竹林日記   「いまにも降りそうな曇り空」 

 2014.11.26(水) 山本 律

 

竹林日記  「いまにも降りそうな曇り空」  2014・11・26(水) 曇

 参加者:稲岡、梶原、世良田、竹内、塚崎、野本、山本。 [7名]


 水曜日はいつも参加者が少ないが、今日はうっとうしい空模様のせいもあって参加者が7名。
 この7名でコンサート会場跡の奥で土採りと、太陽の丘への藁運び、枯竹の焼却で、今日の作業は終り。
 ということで、思いつくままに雑文を書く。


 先日、長野県北部でかなり強い地震があった。幸い死傷者は出なかったが、震源は白馬村だという。
 この「白馬村」を皆さんはどう読まれますか。新聞には「はくば」と、かなが振ってある。
 いつからこんな読み方をするようになったのか。以前は「しろうま」と読んでいた。
 白馬村の西に白馬岳(しろうまだけ)という有名な山がある。
 この白馬岳の東側に、本州を南北に横切る「フォッサマグナ(大地溝帯)」が通っている。
 今度の地震は、このフォッサマグナが動いたのだという。

 話が飛び飛びになるが、なぜ白馬岳(しろうまだけ)というのかには、はっきりしたわけがある。
 一つは、春になって雪が融けはじめると、馬の形をした残雪が見えるという。
 もう一つは、苗代のころに山の中腹に馬の形をした雪が残るところから「代馬」と言った。
 いずれにしても春の残雪が馬の形をしているところからつけられた山の名前である。だから「しろうまだけ」 なのである。「はくばさん」などと音読み(中国語)で読んだりしない。
 そういえば、北アルプスと呼ばれている飛騨山脈の山は白馬岳をはじめ、槍ヶ岳、穂高岳、焼岳、乗鞍岳、大天井(おおてんじょう)岳、燕(つばくろ)岳と、常念岳 餓鬼岳など僅かな例外を除いてどれも日本語で山の名がつけられている。

 これに続く中央アルプス(木曽山脈)も 駒ケ岳、三沢岳、檜尾岳、空木(うつき)岳だし、南アルプス(赤石山脈)の山も 塩見岳、荒川岳、赤石岳である。こうしてみると、白馬岳がなぜ「はくば」と音読みなのか、甚だしきは白馬岳の麓を「ばじり」とまで言う。「しろうまじり」でいいではないか。
 ごまめの歯ぎしりみたいなことを言ったが。


                   山 本 律


=================================================
【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 昨日の雨が凄かったせいか、泥んこを予想してか少人数のゆったりした作業日となりました。
 週末に長中の野球部が土入れ応援に来てくれるので、土を確保したかったのですが止むを得ません。おにぎり2個で土採りも頑張って貰えるのでしょうか・・・。

・休憩ミーティング?
・今日はお休みの集会場の土採り場です
・コンサート会場の土採り場です

・太陽の丘の藁敷きです
・稲藁の補給隊?です
・伐採竹の焼却が続いています

・お隣りの長法稲荷の紅葉です。見頃になりました。




・京都工繊大生にお貸しして壊れた竹割器を更新しました

TOP     List Back  Next