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100 竹林日記   「この季節でないとできない作業」 

 2014.11.22(土) 山本 律

 

竹林日記  「この季節でないとできない作業」  2014・11・22(土) 晴

 参加者:荒木、尾崎、梶原、窪田、高田、竹内、野本、原、村山、山本。     [10名]



 新聞に今日の最高気温 19℃と出ていたが、風がなくて暖かい。まさに小春日和だ。
 古い小学唱歌に「冬景色」というのがある。その2番目 昼の情景が
  烏啼きて木に高く 人は畑に麦を踏む げに小春日ののどけしや かへり咲の花も見ゆ  
である。麦踏はないし、返り咲きの花もないが、今日の陽気はこの歌を思い出させる。

 土曜日にしては参加者が少ない。それもあって クシャミをするのも気がひけるほど静かである。
 Aの上段(太陽の丘)の藁敷き、コンサート会場跡の土入れ、カンファレンス場の崖の掘崩しと、掘り崩した土を ブルーシートで覆う作業など いませねばならない作業をしている。山本は相かわらず枯竹の焼却。


 今日の雑文は "心に浮ぶよしなしごと"ではなく、今日のおだやかな天気から思い浮んだことを書く。
 先日の朝日新聞に、京都府の37歳の女性が書いておられたことを、ご本人の了解もなく書かせていただく。


 「幼少の頃、雨の日が楽しみだった。梅雨の時期は母とアジサイに宿るカタツムリを見つけつつ歩いた。
 そんな記憶のせいか、いまも雨の日が嫌いではない。しかし最近は、雨が降れば豪雨、風が吹けば暴風と極端な天気が昔より多いように思う。
 先日公表された国連の気候変動による政府間パネルの報告書によると、今世紀末の気温上昇は0.3~4.8度になる可能性が高いという。熱波や大雨など異常気象のリスクも高くなるそうだ。
 子や孫の世代に豊かな自然と環境を残すために、資源ごみリサイクルへの協力や省エネを意識し、子供たち に温暖化の悪影響とその対策を伝えようと思う。雨の日の記憶が私にそう訴えかけている。」
 いま私たちが関わっている竹林管理も、将来の自然環境保護に役立つことを願う。


 昨日は午後から京都市内に出かける用事があって、帰ってきたのが10時過ぎ。竹林日記が遅くなったことのお詫びと言い訳です。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 今日はお休みさせて頂きましたので、写真はありません。~Inaoka

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