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103 竹林日記   「この冬はじめての結氷」 

 2014.12.06(土) 山本 律

 

竹林日記  「この冬はじめての結氷」  2014・12・06(土) 晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、大西、尾崎、窪田、世良田、竹内、塚崎、錦織、
      野本、林、原、村山、山本。[15名]



 今日は寒いというより冷たい。竹林に入ると水溜りに氷が張っていた。街は車が走ったり建物の暖房などで、氷は張っていないが、竹林は街よりかなり気温が低いと知った。そういえば、今日は二十四季の大雪だという。雪が降っても不思議でない季節になったわけである。
 日が高くなるにつれて気温は少し上がったが作業が終るまで氷は融けずに残っていた。焚火日和である。


 久しぶりに錦織さんが登校された。ほぼ半年ぶりである。痩せているふうでもなく顔色もよくて見たところは元気そうである。無理をなさらず、皆と話をして笑いながら竹林の雰囲気を楽しんでください。

 今日は集会場背後の崖の土採りとAの上段(太陽の丘)の土入れに参加者のほぼ全員が取りかかった。太陽の丘はほぼ半分近く土入れが終ったという。まだ乙女の丘の土入れが残っているが、この調子で行けば年内に土入れは終りそうである。結局ユンボは入らずじまいになった。

 前回の竹林日記で書き漏らしたが竹の学校の「正門」の階段が見事に修復されている。荒木さんと竹内さんが階段を一段一段作り直して、しっかりした手すりをつけて、最下部の段差が大きかったのを手すりもいっしょに造り替えて階段が一段増えて歩きやすくなっている。長法稲荷の坂道も周りにカエデの木があってよい趣きだがその日の気分で入口を選べるのは楽しい。



 相かわらず心に浮ぶよしなしごとを書く。ただし、今日の「よしなしごと」はちょっと辛口である。
 最近「おもてなし」がはやっている。
 ところが先日の朝日新聞に、いまは日本で歴史的建造物修理の老舗の社長をしている英国人が、海外の顧客を箱根の名門旅館に案内したとき、予定より早く旅館に着いたので、長旅で疲れている客人を部屋で休ませたいと女将に頼むと「チェックインは午後3時です」の一点張り。部屋は予約済みだし、掃除も済んでいるのに入れてくれない。
 仕方なく旅館併設のフレンチレストランで昼食を摂ろうとすると「宿泊者専用です」と言われ、チェックインが済んでいないため店に入れなかった。
 海外から来た客人はもとより、案内した英国人の不愉快さと失望が思いやられる。
 ただ、私が思うのは、これは箱根だからではないか、ということである。京都の名門旅館、たとえば「柊屋」あたりでそんな応対をするだろうか。

 基本的に「おもてなし」とは、相手の立場を考える、思いやることを意味する。
「遠いところを ようお越しやした、お疲れどすやろ。さあ お上がりやして、ゆっくりお休みやす」
 京都ならそういう応対がありそうに思う。おもてなしとは、そういう心遣いである。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日も、人力土入れ作業です。
 久しぶりに参加人数が多く、全員で掛かったので、かなり進みました。美しい「美の壺」の竹林に近づいてきました。
 来週はユンボが入りそうなので、会員の皆様、ご参加願います。

・集会場の崖の東側の土採り場から根ぶちを2株落としました
・コンサート会場北側の土入れです


・集会場の崖の土採りです
・コンサート会場下へ土運びです
・巨大タケノコ畑の土均しです

・コンサート会場の土入れです
・コンサート会場南の土採り場です

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