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08 竹林日記   「竹馬製作中」 

 2015.01.31(土) 山本 律

 

竹林日記  「竹馬製作中」  2015・01・31(土) 雪

 参加者:荒木、稲岡、梶原、窪田、小椋、世良田、竹内、塚崎、錦織、野本、山本 [11名]


 朝、家を出るときから雪が降っていた。こんな天気で竹の焼却ができるのかと思っていると、野本さんが「これから火を燃やすから消防署に電話してくれ」と言うので、ならば私(山本)も枯竹を燃やそうと決めた。
 竹が濡れているので、軍手をつけてはいるがその軍手も濡れて、手が凍えて思うようにものがつかめない。しばらく火に手をかざしているうちにやっと指が動くようになった。

 梶原さんが、竹馬の足を載せる角材を担ぎ上げてきた。電動鋸で木を切る音が聞こえる。サンプルにする竹馬を見ると、足載せをビスとナットで留めたのと、しゅろ縄でくくりつけたのと二通りある。しゅろ縄は見た目は美しいが手間がかかりそうだ。ビスをナットで締めるのも簡単に済む手間ではない。いずれにしても竹の学校のメンバーの人柄がよくわかる細工である。



 またしても 心に浮ぶよしなしごと

 近ごろ「おんぶ」「だっこ」が死語になりつつあるのではないか。
 古い童謡に「赤とんぼ」というのがある。
   夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのはいつの日か
 これは、まだ幼いころ ねえや( いまは言わなくなったが、小間使いの若い女性 )に「背負われて」赤とんぼを見たときのことを、夕方赤とんぼを見て思い出す歌である。
 ところが最近の若者(すべてとはいわないが)は、この「負われて」を「追われて」と解釈するらしい。赤とんぼに追いかけられるのを見たのはいつの日か、では情緒も風情も何もない。むしろ赤とんぼを不気味なものと見る感覚である。
 そして次に出る言葉は
  ねえやは十五で嫁に行き お里のたよりも絶え果てた
 15歳といえば、まだ高校2年。そんな、まだ幼さの残る娘が嫁に行く。
 これでは いまの若い者が理解できないのは無理もない。80を過ぎた老人でもこれなのだから。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 雪の舞う中、竹馬の部品作りを始めました。
 春が待ち遠しいですが、雪国の人達を考えると贅沢はいえません・・・。

・手足が冷えてくるので、集会場の焚火のお世話に
 なりながら頑張りました。
・中間休憩です。焚火の有難さを実感します。

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