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34 竹林日記   「そろそろ筍も終りに近いか」 

 2015/04/27 山本 律

 

竹林日記  「そろそろ筍も終りに近いか」  2015/04/27(月) 晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、小林、小林(千)、小椋、世良田、高橋、塚崎、野本、山本。[12名]
 エコツアー :元気クラブ 14名、天野ファミリー 6名。



 予想最高気温28℃というが湿度が低いので、作業をして汗ばんでも暑苦しくないし、枯竹がよく燃える。
 休憩のとき作業小屋の前を通ると、筍の段ボール箱が2つしか出ていなかった。太陽の丘にはエコツアーの人たちが入っているだけで、竹の学校のメンバーの姿が見えない。

 そのうちに発電機の音が聞えて、シイタケのホダ木に穴を開ける作業が始った。依頼のあった筍の出荷が今日で終ったのだろうか。
 竹林日記は3月25日の表題が「本格的な筍初掘り」である。そして今週の土曜 5月2日が、ファミリーサービスデー。ということは筍のシーズンは、わずか ひと月である。この ひと月のために 春 夏 秋 冬と 四季を通じて竹林の世話をしているわけである。この世話があってはじめて、見事なおいしい筍が育つのだ。 
 5月から、また来年の筍のために精を出して作業を続けよう。



 心に浮ぶよしなしごと:──

 筍とは関係ないが発酵食品のことを、心に浮ぶまま書いてみる。
 味噌、醤油、漬物、酢……、日本は世界でも稀な発酵食品大国だという。そういえば和食は、発酵食品がないと作れないといってよい。酒類は世界中の国で古くから作られているが、日本でも 日本酒、焼酎といった日本独特の酒が古くからある。
 朝飯は味噌汁と漬物、というのが昔からの習慣である。最近は「朝はパン」という家庭が多くなったが、夕食はおそらくほとんどの家庭が和食ではないか。そしてその調味料は醤油、味噌、酢しか考えられない。
 今では当り前になって気がつかないが発酵食品の基本は「うまみ」である。塩だけでうま味とは言わない。
 それと、和食の中でもなじみにくいのは、ぬめりではないか。典型は「納豆」だと思う。納豆を日常的に食べるのは東日本で、関西は戦後になって食べるようになったが、それでも「納豆はおいしい、好きだ」という関西人は あまりいないように思う。欧米人は「あんなものの どこがおいしいのか」である。
 それでも「すし」はかなり国際化してきたように思うが、日本人は すしを、食偏に旨いと書いて「鮨」という字を作るほどの珍味である。
 いずれにしても、我々日本人は日本の調味料がなければ暮らせない。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は夏のような暑さの中で、タケノコ掘りです。
 先週までの雨中の作業で、踏み固められた土が今週は好天のおかげで、タケノコ畑の土が固まってコチンコチンになっています。あの藁敷き、土入れをした柔らかい土はどこへ行ってしまったのでしょうかという感じです。

 そのせいでもありませんが、急速に良品タケノコが出なくなりました。竹林の葉も黄色くなって、落ち葉が舞い落ちるようになってきました。タケノコの終わりを告げる竹林の秋のようです。何とか、今日で会員の頒布が予定通り完了しましたし、エコツアーの方にも、鶏冠の黄色いタケノコは少なかったものの、たくさん採って頂くことができて、なんとか無事に終了しました。
 2日後に最後のエコツアーが入っていますが、鶏冠が黄色のタケノコが少しでも採れればよいのですけど・・・。

 今日のエコツアーの主力は私の住む地域で活動している、老後の健康維持を目的とした体操クラブの皆様です。体操クラブの成果は出たのでしょうか。頑張りすぎて、体が痛くなっていなければよいのですが・・・。

・元気クラブのエコツアーです。
・まだまだ余力のある顔をしています・・・。

・男性陣のホリ風景です


・元気クラブの記念写真です
・最後のツメ?です

・収穫です。1人3kg位でした。

・久しぶりの登校の女性会員です
・会員も分配モードに入りました


・写真では解り難いですが、我が竹林にも秋が・・・
・こちらの写真はよく解ります。手前の竹林の色もですが、左の山の枯色の部分が竹林です。

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