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38 竹林日記   「筍が終ってホッと一服の竹林」 

 2015.05.06(水) 山本 律

 

竹林日記  「筍が終ってホッと一服の竹林」  2015・05・06(水) 晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、窪田、塚崎、錦織、野本、山本。 (9名)
 エコツアー :ウルトラ・ケアマネ(3名) 、浜田ファミリー(2名)



 筍掘りが終ってホッとしたのか参加者が少ない。9名と一桁の人数は、小雨模様だった先月の6日(月曜)以来である。

 筍も数が少なくなって、探せばぽつぽつ出ている、という程度になった。
 多くのメンバーは、筍が盛りのときは手が回らなくて心ならずも後まわしになっていた作業を再開した。荒木さんはシイタケのホダ木を動力運搬車でシイタケ小屋まで運びあげている。

 気がつくのは、今年はサバエがまるで見あたらないことである。サバエは漢字では五月蠅(サツキハエ)と書くらしい。五月蠅は「うるさい」とも読む。筍を掘り終えたあと、うるさいほど生えてくる、たけのこのできそこないを指して「サバエ」というのだと聞いたことがある。それともこれから、つまり五月になると生えてくるのだろうか。


  しばらく途絶えていた 心に浮ぶよしなしごと を書く。

 エベレストの麓あたりで貝の化石が見つかったと聞いたことがある。ということは何千万年か何億年前は、現在のヒマラヤ山脈は海底だったのである。信じられない話なのでいまでも覚えている。
 ヒマラヤ山脈がある インド・オーストラリア プレートと、ヨーロッパ アジア大陸がある ユーラシアプレートがぶつかり合って、南側がヒマラヤ山脈に、北側がチベット高原になったという。
 だから今回ネパールで起きた大地震は稀有のできごとではなく、あの一帯は地震の頻発地帯なのである。しかし今回の地震の規模は、よくわからないが マグニチュード(M)7.8で、この前起きた東日本大震災のM9.0より、かなり小規模である。それなのに、この被災者、死者の数の多さ。
 考えられるのは建物の構造、それ以外にない。日本の木造住宅は火災や風や水の被害には問題点はあるが、地震の揺れに対する、いわば柔軟性は石を積み重ねただけの家屋構造から見ると優れているといえる。
 日本のビルは、ヨーロッパのビルにくらべると壁の部分が多い。これも日本は地震の多い国だからではないか。ネパールの首都カトマンズでも鉄筋の入った建物は無事だったという。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 ほとんどタケノコが出なくなってからのエコツアーには気を使います。少ないですが収穫が出来、良かったです。
 今日は、朝から「1本だけで良いから」と突然電話で問い合わせのあった尼崎のご夫婦と、前回とは別のケアマネさんとそのご友人?がお見えになりました。肝心のケアマネさんは、ご友人を残し、「私は食べるだけ」と言って、お仕事に出かけられました。今度はご自分で掘ってみて下さいね。

 ミーティングでは今後増えるであろう卒業生(退会者)の対応を話題にしました。会員の勧誘と共に今後の課題ですが、とりあえず、OB(会費不要)として月1回でも良いから登校して頂き、会員は、顔を出しやすいように暖かく迎えようということなどを話し合いました。動かなくなった身体への歯がゆさ(皆と同じ作業が出来なくなったと感じる)の克服が必要であることが感じられる発言もありました。
 長い間竹の学校の活動に貢献されてきた方には、竹林の心地よさを長く共有して頂きたいと思います。

・今日のエコツアーのお客様です。


・会員のミーティングです。
 卒業生の対応を話し合いました。
・物置内で成長したタケノコで扉が開かなくなってました

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