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52 竹林日記   「主力はこらさ竹林で作業」 

 2015/06/27 山本 律

 

竹林日記  「主力はこらさ竹林で作業」  2015/06/27(土) 曇

 参加者 こらさ竹林:稲岡、稲岡(喜)、梶原、世良田、野本、村山。 [6名]
      長法寺竹林:小椋、山本。 [2名]   合計8名



 筍の収穫が終ったこの季節は、竹林の いわば農閑期である。竹の学校の竹林以外で竹林作業をしている人を見ることは皆無といってよい。

 今日はメンバーの主力がこらさ竹林に入って、長法寺竹林は小椋さんと山本の二人だけ。小椋さんも前半はご自分の作業をしておられたが、後半は枯竹の焼却にまわられた。そのため というより おかげで、といったほうがよい 私(山本)は小椋さんが竹を適当な長さに切って焼却窯で燃やすのを、折りたたみ椅子に腰かけてタバコをふかしながら見ているだけだった。
 これこそ文字どおり おかげで、かねがね私も気になっていた、伐ったあと崖に立てかけたままになっていた竹が半分以上なくなって すっきりした。いままでお前は何しとったんや、といわれそうである。

 こらさ竹林は、現地に入っていないので詳しいことはわからないが、眞竹の間伐と、眞竹に混じって生えている孟宗竹の伐採と、市役所の上下水道部が夏のイベント用の水鉄砲の材料作りをしたという。



 例によって、心に浮かぶよしなしごと を

 私は欧米語を読むことは、書かれた文字にもよるが、辛うじてできる。だが書くことや、まして喋ることは全くといってよいほどできない。
 それでも、時と場合によっては相手と意思や気持が通じ合うことがある。稀な例だが二つ挙げる。

 一つは、オーストラリアだったと記憶する若い女性に、筍の説明をしたとき。
 竹の学校が 竹林友の会だったころ、Aの上段で見事な「しろこ」が出た。こちらのメンバーが
 「ええ しろこやんか」
 というのを聞いたその女性が「シロコ?」と言った。
 私はとっさに「ホワイトベィビー」と答えた。
 しばらくするとその女性が、何本か掘り出された皮の黒い筍を指さして「ブラックベィビー」と独り言を言った。
 私は思わず「ナイス ジャスト ブラックベィビー」と言って あはは と笑うと、その女性も ハハハハ・・・と笑った。

 もう一つはイタリア、フィレンツェのホテルのフロントで。部屋は601。
 イタリア語で 601を どういうのかわからず、”シックス オー ワン”と伝えたところ、フロントの男性は「シックス オー ワン、オオキニ」と答えて、ニコッと笑った。
 当時 フィレンツェと京都が姉妹都市になったこともあって、京都からフィレンツェに たくさん日本人が行ったこともあるとは思うが、私を日本人と見て、あえて「オオキニ」と言ったのかと思う。イタリア人の客扱いの感覚に感嘆した。チェックアウトのとき私はその男性にチップをはずんでしまった。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は、こらさ竹林で真竹の生息域に侵入している孟宗竹を伐採しました。伐採と枝掃いをしながら焼却したので、スッキリしました。昨夜からの雨で、地面が充分に湿っているので、付近への延焼も気にせず、思いっきり焼却していました。

・こらさ竹林での作業風景です。


・A竹林のキヌガサダケです。連日の雨のせいか、たくさん出ています。
・萎んでいますが密生しています


・群生した白いヒメジョオンと竹林のコントラストが綺麗でした。写真では雰囲気が伝わってきませんが・・・。

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