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60 竹林日記   「蒸し暑いの一言に尽きる竹林作業」 

 2015/07/29(水) 山本 律

 

竹林日記  「蒸し暑いの一言に尽きる竹林作業」  2015/07/29(水) 晴

 参加者:市嶋、稲岡、稲岡(喜)、窪田、世良田、高橋、竹内、辻井、錦織、野本、山本。 [11名]
 お客様:長岡中学校 宮澤先生、生徒会役員5名  [6名]
 お役様(午後):ほんみち 池垣氏 他6名    [7名]



 気温はそれほど高くないが、蒸し暑くて汗が乾かないので 肌がべたべたする。
 先週の土曜日から気がついていたが、枯竹の在庫(といってはおかしい)が、今日の焼却でゼロになった。このままでは次の作業日から、私(山本)は仕事がなくて失業状態になる。

 と思っていると、先日から話題になっていた 焼却窯を別の場所に移す準備が始まった。それほど離れてはいないが、乙女の丘の西はずれ、いまの場所よりやや奥まったところに移りそうである。
 折よく枯竹がぜんぶなくなったし… と思って焼却場のまわりの雑物を整理したので広くなった。

 今年の夏休みの期間が8月2日から25日までと決まった。皆さん ゆっくり骨休めをしてください。

[竹の学校のメンバー 各位]
 突然こんなことを言って申しわけありませんが、山本は今日(7月29日)で 竹の学校を「卒業」させていただきます。
 ひとつは 84歳という年齢による体力、特に脚力の衰え。
 それと、年齢とは直接関係ありませんが、枯竹の焼却場が移ることに伴って、作業場所の設営を最初からやり直さねばならない 心理的なしんどさ ──ここまでやってきたら もうええやろ…。
 どなたか 新しい焼却場を、自分の使い勝手のよい形に作り替えてください。
 10年にわたって皆様からお寄せ頂いたご厚誼に、厚く感謝の心こめてお礼申し上げます。

[追伸 竹の学校のメンバー 各位]
 文章をよく吟味しないまま、軽率にも舌足らずのメールをお送りしてしまったことを反省しています。
 いま読み返してみて、竹林日記の担当を続けるかどうかに一言も触れていないことに気がつきました。
 結論を申しますと、竹林日記は引き続いて担当させてください。「竹林日記から外れたら あんたの人生の半分がなくなるぞ」の言葉が頭に染みついています。おっしゃるとおりです。
 登校時刻に遅刻することはあっても、竹林に顔を出して、参加者のお名前と作業の概略を記録することと、心に浮かぶよしなしごとを書くことだけは続けます。
 8月1日の終業式は遅刻してでも出ます。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 山本さんのメールの第1報をみてうろたえましたが、第2報(追伸)が届いて少し安心しました。
 会員の皆様、8月1日は是非登校をお願いします。

 今日はよせばよいのに、我が家の3台のPCのうち最新のノートPC(DELL)にWindows10をアップデートしてしまいしました。2時間ほどで無事終了しましたが、Bluetooth mouseの認識ができず(Bluetoothドライバーがインストール出来ていない様子で)、やむを得ず少ないUSBスロットを使ったワイヤレスマウスを使っています。今のところこの点を除けば問題なく、タッチスクリーンも出来るので、このHPをなんとか更新することが出来ました。


 竹林のほうは、お客様が2組もありました。
 午前は長岡中学の宮澤先生と生徒会の皆様です。長岡京市の地域活動への参加の新検討対象としての放置竹林整備作業の体験と、9月の運動会の竹棒取りの古くなった竹材の自前調達の検討のためとのことでした。
 放置竹林整備作業は、竹の学校の応援の形態をとるか、共同ではあるが特定の管理竹林を決めて、長岡中学の管理竹林であることを公にするなどの案を話し合いました。活動日数や参加人数など持ち帰って検討されることになりましたが、生徒会の積極的な姿勢に好感を持ちました。決まると作業が楽しみになりますね。

 8月26日(水)には運動会用の竹材を伐採に約20名来られます。多人数ですので、ノコギリ・ヘルメットを市役所に借用する必要が」あります。スタッフも8名以上必要ですので、会員の皆様のご協力お願いします。

・長岡中学生の訪問前のミーティング
・C竹林での伐採体験風景です


・伐採・玉切り・枝払いの基本作業をしています





 午後は「ほんみち」明石出張所の方々が、良好な竹材入手という観点から竹林整備について問合せに来られ、世良田さんと稲岡が対応しました。
 竹工芸品には真竹かハチクが良く孟宗竹は不適、竹の学校では孟宗竹の管理の経験しかないが、安定した竹材確保のためには適度な間伐作業を行い、竹の新陳代謝が必要なのではの旨の説明をしました。なぜか四国の竹林関係らしい方が多く、孟宗竹のタケノコ栽培への関心が高く、やぶ蚊に刺されながらも熱心に質問されていました。

 池垣氏から丁寧なお礼メールが届きました。恐縮するような内容ですが、一部掲載させて頂きました。長岡京市に良い印象を持たれたようで嬉しいですね。

 「昨日はご丁寧な説明、ありがとうございました。
 私どもとは、多少取り組みに違いはありますが、技術的なこと、知識的なこと、大変勉強になりました。何より、放置竹林をご自分たちで、それもボランティアで、前向きに何とかしようとされているお姿は、共感できるものがありました。人は誰かのために役に立ちたいというのが、生きるための一つのモチベーションになると聞きますが、そのような人々が、1人でも多く増えていけば、この世の中も、今より随分と素晴らしい、高貴な世の中になるのだと思いますね。
 本当に暑い中、藪蚊の中も、一生懸命説明いただいたお姿には、敬服の一言です。また、機会がありますれば、長岡京市に出向けたらと思います。すごく素敵な町ですね。」
「ほんみち」明石出張所の方々と世良田さんの説明

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