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86 竹林日記   「長岡中学の竹取り物語Project Part2」 

 2015/10/31(土) 山本 律

 

竹林日記  「長岡中学の竹取り物語Project Part2」  2015/10/31(土) 晴

 参加者:稲岡、稲岡(喜)、尾崎、窪田、竹内、野本、山本。 [8名]
 訪問者:長岡中学生徒 13名、指導者 2名



 10月も今日で終り、明日から11月。だが風がなくて暖かい、穏やかな天気である。

 長岡中学「竹取物語」の第2班 13名が、竹林整備の実習に入った。私(山本)が作業をしている竹の焼却場からは姿が見えないし物音も聞えない。
 たまたま焼却場にきた竹内さん(だったと思う)に聞くと、長法稲荷の上のC竹林に入っている、と言った。言われてそちらを見ると、人が動く姿が竹の間から見えた。老人性難聴のせいだと思うが、竹を伐り倒す音がまるで聞えなくて、無言で作業をしているように見える。

 そのうちに、ホイルで包まれたのと裸のままのさつまいもが運ばれてきて、ホイルで包んだのは焔が収まった竹の燃えがらの中に入れて、裸のままのははりがねで窯の周りに吊るして、窯の蓋を閉じて焼けるのを待った。15分か20分ほどで焼けると思っていたが、いもが太かったのか30分ちかくかかってようやく焼きあがった。

 やがて生徒が ぞろぞろと焼却場にやってきて、手に手に焼き芋を持って 珍しそうに見たり、中にはその場でかじっている生徒もいた。
 そのあと、今日の参加者全員が竹林の中で記念写真を撮って、指導の先生の挨拶と、生徒代表が竹取物語の目的と効果を述べて、11時30分 無事解散。
 帰りぎわに引率してこられた女性の先生が「歩きながら食べたらあかんよ」と注意しておられた。マナーをわきまえることを教える、キメの細かい大事な注意だと感心してお聞きした。中学生でも高校生でも あるいは大人でも、歩きながら物を食べる連中はたくさんいる。まわりもそれをだまって見ている。



  竹林作業とは関係はないが、食べ物の関係する話が出たついでに、かねがね気づいていたことを書く。
  西日本といううち特に京都・大阪に多いと思われるものに、食物、食事に関する言葉に「お」をつけるものが多い。
  思いつくままを書きならべると
  油揚げを おあげ、豆腐を おとうふ、おこぶ、お漬けもの、おさかな、おさしみ、おなっぱ、おこげ、おみそしる、おしょうゆ、おみそ、おつゆ、おしる、おこうこ、おひたし、食材では 大根を おだい、かぶを おかぶ、かぼちゃを おかぼ、馬鈴薯を おじゃが、さつまいもを おさつ、砂糖をおさとう、塩を おしお。
  食器では おさら、おはち、おちゃわん、おはし、鍋を おなべ、薬缶を おやかん、弁当を おべん、昨今は姿も見なくなったが かまどを おくど、食事と関係ないが、おくち、おはな、おみみ、おしり、おへそ、おちち… まだありそうだが数えればきりがない。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は、先週の土曜日に実施した長岡中学の生徒会主催の「竹取り物語Project」の第2回目です。
 前回は間伐竹林のB竹林で作業しましたが、今日は管理竹林のA竹林とそのすぐ傍の間伐竹林のC竹林で伐採作業をしました。竹の学校のスタッフ数の不足と、伐採竹の焼却炉を使った焼きイモのまかないの都合でしたが、明るく環境の良い伐採作業になりました。

 焼きイモの方は、サツマイモ20本が試作していた通りに見栄えも味も満足できる出来栄えでした。生徒さんも先生にも喜んで頂けたようです。トン汁、竹燗酒、竹ごはん、流しそうめんに次ぐ新しいメニューとなるかも。

 長岡中学校による放置竹林伐採は今年はこれで最後ですが、生徒会はこれからもこの活動は後輩に伝承していくとのことで、頼もしいです。おじいさん達は、いつでも受入OKですので、卒業してからも遊びに来て下さいね。

・伐採の模範実習中です
・A竹林での伐採です
・同、玉切りです

・同、ロープも使いました
・C竹林での伐採です

・会員の追肥です
・焼却釜にサツマイモを針金で吊るしたものとアルミホィール
 で包んで放り込みました。蓋をして30分で完成です。


・作業終了後、みんなで焼きイモを頂きました
・美味しそうに焼けています


・乙女の丘で追肥中に発見した初?タケノコ。
  早すぎです~。


・この日のために今週初めに、サツマイモを収穫しました
 ~Inaokaの家庭菜園です

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