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99 竹林日記   「小屋の屋根葺き その1」 

 2015.12.16(水) 山本 律

 

竹林日記  「小屋の屋根葺き その1」  2015・12・16(水) 晴⇄曇

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、小林、世良田、竹内、野本、山本。 [8名]



 今年の冬は、これも気候不順というのか冬らしい寒さがない。地球温暖化の影響といわれるがエルニーニョ現象もあるらしいという。辞書で調べると、南米ペルーの西の太平洋で10年ごとぐらいに海水温度が異常に高くなって、それが日本近海に影響を及ぼす現象、とある。

 竹林作業の締め括りにあたる土入れが終って、先日から動力運搬車などの格納小屋の建て替えが続いていたが、屋根作りが始って小屋の半分ぐらいまで屋根の形に竹材が並べられている。ただ見ているだけの判断だが、年内の完成は無理ではないか。正月明けの挨拶が「小屋の完成おめでとうございます」になりそうな気がする。



 この間、京都市中京区の 大江能楽堂で、これが お能か と思う風変りな「能劇」を見る機会があった。
 能面と能衣装をつけて、能舞台で無言の所作をするのだから 「能」に違いないが、日本人と多分アメリカ人だと思う二人の男性が ”Act Without Words” 言葉無き行為 と題する 能 を舞った。科白(せりふ)はもちろんのこと説明も解説もない無言の所作だが、日常の物質的欲望が虚しく消え去ることを言うらしいとだけはわかった。
 このほかに もう三つ、二ヶ国語の科白を交えた狂言とダンスが演じられたが、面白いとはお世辞にも言えないが、退屈ではなかった。
 もう一度誘いを受けたら どうしようか迷うと思う。むげに断るのはもったいないし、かといって あの異様な雰囲気に浸る勇気は出そうにない。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日も物置の製作ですが、建築主任の小椋さんがお休みなので、屋根材の製作と屋根材の仮置きだけにしました。結構ひろいので、運搬車2台のお正月の休みの間の置き場に出来そうということになり、屋根にシルバーシートを掛けてみました。
 屋根材料が少し不足してきたので、竹内さんが一人で6m級の重い伐採竹を数本運んでくれました。それを稲岡が半割りして、荒木さんが屋根に太さを選別しながら配置していきました。

 世良田さんは土入れした竹林を椎茸栽培場に歩いていけるよう板歩道を復活させています。野本さんは乙女の丘の残った藁の仮置き場の移動の準備をしています。山本さんは何とか残った伐採竹を全部焼却しようと頑張られています。新年パーティ用の焚火が必要なので残っても良いのですけど・・・。

 前回も書きましたが、ゆったりとした時間と空気の中で作業が続いています。

・いつもの焼却作業です
・新物置に屋根を載せています
・椎茸栽培場行きの板歩道です

・大型と小型運搬車を仮置きしました
・並んだ2台の運搬車。親子のようです。

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