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01 竹林日記   「新年のご挨拶」 

 2016.01.01(金) 稲岡利春

 

竹林日記  「新年のご挨拶」  2016・01・01(金) 晴

 【ご挨拶】

 「竹の学校」の皆様、
  あけましておめでとうございます。
   本年もよろしくお願いいたします。


 昨年6月の総会で理事長として再任され、力不足の点を理事や皆様に支えて頂き無事、4年目を迎えることが出来ました。お世話を掛けてきた理事と会員の皆様、ありがとうございました。
 今年は理事の改選年となりますが、選挙の際には永く理事を続けておられる方の負担の軽減をご配慮頂けることを期待します。


 昨年も、多くの外部活動がありました。
 
 外部・広報活動では例年通り「竹あそび」「環境フェア」へ参加しました。
 「竹あそび」では実参加会員の減少と稲藁回収作業を優先するため、竹灯篭(筒)の配置と点灯・後片付けを免除頂き、竹行燈展示を長岡公園内の竹林からグランドに移動しました。おかげで前日の準備作業が省略でき、当日夜遅く迄の片付け作業が随分楽になり、翌日の片付け時間が短くなりました。反面、竹林のあかり展示が寂しくなったとのご意見があり、課題が残りました。
 「環境フェア」では澤さんへの負担を減らすため、竹行燈展示を減らし、「竹カフェ」関係活動企業・グループ殿と竹の有効活用の共同展示という新しい方向を試行しました。展示場所も和室から1階の展示ルームに変更になりました。

 環境活動としては、昨年迄行われてきたツバキエマソン殿に工場のエコ活動の竹すだれ用竹材の提供は工場の改修工事で、またNTT労連殿との京都メーデーへの協業展示と竹の学校での伐採作業と懇親会の協業も選挙で中止となってしまいました。
 また、京都リビングの取材で、竹林整備が水資源の涵養につながること、竹林整備の究極がタケノコ畑の維持であること、安いタケノコとの競争やタケノコ農家の後継者問題が竹林維持を困難にしていること等をお話し、A竹林とB竹林を見て頂き、管理竹林(タケノコ畑)と間伐竹林・放置竹林の違いを実感して頂き、特集の「奥深き、竹の世界」のサブタイトル「放置竹林の対策が進行中」に掲載されました。

 昨年もNHKプレミアム「美の壺」の竹林特集の2度目の再放映がありました。またNHKラジオ第一放送【全国放送】 「関西発 土曜ほっとタイム」<旅情報>のコーナーで、長岡京のタケノコのイベントと共に、放置竹林の再生などの地道な活動とエコツアー(タケノコ掘り)の受け入れをしている「竹の学校」の紹介をして頂けました。さすが全国放送で、鹿児島と富山の知人から早速「聞いたぜ」と連絡がありました。
 さらにMBS毎日放送の「お昼のせやねん! ソラシラナンダ二府四県」では竹の学校で手間のかかる京都式軟化栽培法と美味しさの秘密、ホリを使ったタケノコ掘りの体験なども真面目に取材されたものが、TV放映されました。この放送では世良田さんが大活躍でした。また同MBS毎日放送の「美の京都遺産 虚無僧の世界」の取材に協力、竹の学校の近くの竹林で虚無僧さんが尺八を吹きながら竹林の小径を歩くシーンの撮影があり、TV放映されました。最後のテロップには長岡京市の協賛の字幕を入れて頂き、長岡京市の宣伝に一役立てました。

 視察の受け入れでは「ほんみち」明石出張所の方々が、良好な竹材入手という観点から竹林整備について問合せに来られました。竹工芸品には真竹かハチクが良く孟宗竹は不適、竹の学校では孟宗竹の管理の経験しかないが、安定した竹材確保のためには適度な間伐作業を行い、竹の新陳代謝が必要なのではの旨の説明をしました。


 地域活動では一昨年に続き長岡中学校に「長岡の竹」についての学習の講師に招かれました。長岡中学校の女生徒達には体育祭の竹棒引き用の竹の伐採と供給を、生徒会が主体となった「竹取り物語プリロジェクト」では竹の学校の竹林で竹林整備ボランティア活動体験を受け入れ、例年になく交流が深まりました。
 また、立命館中高校部とは体育祭で使用するやや背の高い竹ポックリの製作・提供と、文化祭と竹あそびのモニュメント用の竹の共同伐採と、竹筒の製作・提供を、京都造形芸術大学の学生グループには七夕に使用する竹材の提供を行いました。また例年通り、長岡京市とは「森林ボランティア講習」、「インターンシップ生の実習」で協力させて頂きました。

 変わったところでは、タイ音楽家との竹の楽器(アンガルン)の試作品の製作への取り組みを継続しました。音つくりのため、パイプの共振や固有振動等を勉強し、必要な音程を得るための形状・長さを得る計算式を導きました。大阪のスリヤサンキート ワークショップでアンガルンの理論と製作実習講座(4回)の講師をさせて頂きました。
 また、幼稚園の卒業記念用の竹馬の設計と製作して供給するとともに、京都市内の「京の七夕」で堀川商店街に七夕用の伐採竹枝を供給しています。


 内部活動では、高齢者には厳しい作業の土入れですが、昨年もユンボを使った土運びを実施して、3日程で終了しました。ユンボの都合で土曜日の都合がつかず水曜日だけですので、水曜日は土を運んでも均す人が不足で、土曜日は土を均す速さに人力土掘りが追いつかず非効率でした。水曜日の出席率を上げるしかありません・・・。
 タケノコ頒布試行については、少量の配分量の方から配分順に不満がでました。配分順については今以上の改善順案が思いつかないので、やむを得ないと考えます。


 昨年は残念なことに、竹の学校の前身の竹林友の会の創成期(2001年)から参加されていた第1期生の大先輩が3名も退会(ではなく休校?)されました。新会員の勧誘か事業の縮小かの対策が急務です。
 今年も会員のさらなる高齢化の中で、タケノコ伝統栽培を継続するとともに、整備竹林の再編を農閑期に、無理をせず継続できる作業に取り組んでいきます。理事の改選年でもあります。よろしくお願いします。



◎今年も初出の1月16日(土)は例年通り新年トン汁パーティを行います。おにぎり・お餅・お酒等を持ってお集まり下さい。
 なお、当日にパーティの準備(集会場ベンチ、食器、かまど等)を行いますので、ご都合のつく方はいつもの時間に登校をお願いします。トン汁食材は当方で準備しておきます。


                   稲岡利春


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【本日の風景】 ~Inaoka

 今日は昨年とは打って変わって、陽気な元旦となりました。
 今年は自治会で初めて「門松」を製作しました。素人作品ですが一見です。竹の斜め切りがポイントでしたが、切り方より切り口の節の位置が笑い顔に見えるように3本(6本)そろえるのが大変です。自治会館の大掃除の際に参加メンバーに伐採竹の汚れを落として頂いていたので竹の綺麗なこと。

・自治会館前に置かれた門松です
・これは竹内さんや世良田さんのご近所の
 山下不動産のおじいさん(会長さん!)に
 頂いた手作りのしめ縄にウラジロと紙垂れ
 と葉付きミカンを付けたしめ飾りです


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【管理人より】 昨年12月末までのHPへのアクセス数です。 Inaoka


 前半は好調でしたが、少し伸び悩みです。今年も応援、よろしくお願いします。
 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 合計
2015年  629  674  743 1,126  874  689  728  742  678  764  754  670 9,071
前年比 -10 +86 +22 +328 +165 +74 -33 +56 -271 -98 +192 +106 +617
2014年  639  588  721  798  709  615  761  686  949  862  562  564 8,454
前年比 +119 +83 +119 +6 +35 -4 +115 +120 +361 +175 -62 +17 +1,084
2013年  520  505  602  792  674  619  646  566  588  687  624  547 7,370
前年比 +124 +34 +69 +146 +32 +52 +72 +218 +159 +183 +232 +210 +1,531
2012年  396  471  533  646  642  567  574  348  429  504  392  337 5,839
前年比 +59 +75 -21 -89 +38 +84 +103 -21 +80 173 +33 +20 +534
2011年  337  396  554  735  604  483  471  369  349  331  359  317 5,305

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