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12 竹林日記   「雨中の森林ボランティア講習」 

 2016.02.20 (土) 稲岡利春

 

 竹林日記  「雨中の森林ボランティア講習」  2016・02・20(土) 雨

参加者 :荒木、池田、稲岡、稲岡(喜)、尾崎、川路、世良田、竹内、野本 〔計 9名〕
ボランティア講習参加者:森林組 10名  竹林組 10名(カナダ留学生、通訳、京都モデルフォレスト協会含む)
農林振興課(西山森林整備推進協議会事務局)スタッフ: 4名
里山再生市民フォーラムスタッフ: 4名


 今日は「森林ボランティア講習」の受け入れです。昨夜の天気予報より少し早く雨が降っていて、室外でのトン汁作りは無理と判断し、農林振興課と相談して、座学を省略して、竹林作業だけにして午前中に終了することにしました。

 実習指導員として荒木、世良田、竹内、野本さんの4名が9:40頃に雨の中、こらさ竹林の奥に入りました。竹林の中は雨がかかりにくいといっても、今日くらいの雨では濡れてしまいます。お疲れ様でした。
 留守番組は9時過ぎにA竹林に集合、鍋やボール、調味料などと椎茸収穫をして、事務所に運び込みました。参加者が思い思いの食材を持ち寄り、農林振興課は豚肉、竹の学校は今朝収穫したタケノコ(初物)と椎茸と大根を提供して3個の鍋でトン汁を作りました。予想外の材料もあり、いつもより少し色が黒く感じましたが、とても美味しかったです。池田、稲岡(喜)、尾崎、川路さん、ありがとうございました。

 11:00から講習生と交流会がありました。竹の学校の活動内容と活動日を説明し、4月3日(日)の体験会への参加を勧誘しました。交流会のおかげで、例年になくボランティア活動に参加されそうな方が数名あり、今回の苦労が少しは報われそうです。


 12:00過ぎからカナダ留学生、京都モデルフォレスト協会によるインタビューがあり、農林振興課、里山再生市民フォーラム、竹の学校は稲岡・世良田が出席しました。
 目的は配付資料によると、市場経済による欲求に基づき、人と社会の間を取り持ち小規模森林所有者の持続的な森林経営をサポートする、中堅組織の効果について検証することとのこと。最終目的は、中堅組織(ここでは日本における京都モデルフォレスト協会、カナダにおける東オンタリオモデルフォレスト協会)の実績と貢献を精査し、小規模森林所有者にとっての持続的森林経営の到達目標を向上させることとありました。
 事前に目的を知らされていなかったので、要領を得ない返事が多くなってしまいました。企業ボランティア活動(ここではサントリー)と民間ボランティア団体(里山再生市民フォーラム・竹の学校)と行政(西山森林整備連絡協議会)との連携について知りたかったようですが、ボランティア団体は行政から補助金を頂く以外に関係がないので、うやむやな返事になりました。
 持続可能な環境活動とは?との質問がありました。竹林の場合、ボランティアによる無償の竹の伐採以外の後工程で採算が取れない限り、亊読可能な活動とならない。無償ボランティアの前提としてリタイヤ後の生活のゆとりが必要であり、団塊世代の前の世代→団塊世代→団塊世代の後ろの世代とだんだん年金支給時期が遅くなり、支給額、も減少し、社会に恩返しが出来る期間・人が減少、ボランティア人口の減少が予想される。(必要な活動には積極的な税金の投入が必要では)等をお話ししました。


                   稲岡利春


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 私以外の男性は実習指導員に、女性はトン汁作りのため、竹の学校の作業はありません。私は写真撮影と慌ただしく会員のお弁当の買い出しに行っただけです。

・今朝、世良田さんがC竹林で見つけたタケノコ。トン汁の具材に・・・。






・雨のため森林ボランティアが竹林ボランティア講習になってしまいました


・奥のほうでも結構濡れています。お疲れ様


・45名分のトン汁を作っています
・いい匂い!と言いたいですがまだ材料切りです


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