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37 竹林日記   「今シーズン最後のエコツアー」 

 2016.04.30 (土) 稲岡利春

 

 竹林日記  「今シーズン最後のエコツアー」  2016・04・30(土) 晴

参加者 :A竹林組 あいこ、稲岡、梶原、窪田、竹内、ちづこ、塚崎、野本、みちこ、ゆりこ
    三菱竹林組 荒木、世良田、高橋     〔13名〕
エコツアー:川上ファミリー(大2、小1)、池田ファミリー(大2、小2)   〔計 20名〕


 南阿蘇村に行ってきたので、一週間ぶりの登校です。穏やかな天候と竹林の静けさで、こちらではあまりに何事もなく、熊本地方の震災地とは違い過ぎて違和感があります。
 とはいえ、エコツアーのお客様の受け入れは現実ですし、タケノコ掘りの応援に頑張りました。

 今日の今シーズン最後となるエコツアーの方は毎年来られていますので、いつもと違う黒いミサイルみたいなタケノコがにょきにょきと出ているのを見て、驚かれたようです。それでも、まだタケノコは出続けていますので、鶏冠の黄色い美味しそうなタケノコを見つけては掘り出していました。シーズン最後ですので大物が多いので、お困りの様子でしたが、両ファミリーともに10kg以上もお持ち帰り頂きました。

 世良田さんたちは、こらさ竹林に隣接する三菱電機が管理する放置竹林整備の応援に出かけています。こちらはバス通りから見える場所なので、やりがいがありそうです。年数回の作業では維持するのがやっとだと思いますが、パワーがあるので、伐採竹の搬出等は羨ましいです。午後3時まで掛かったとか、お疲れ様でした。


〔連絡〕~Inaoka
 いよいよ5月4日(水)がファミリーサービスデーです。ご家族をお誘い合わせの上でお弁当かおにぎり持参で登校下さい。体力の余っている人は黒いタケノコ倒しをお願いします。
 タケノコは終わりに近づいていますが、トン汁に入れるくらいは充分取れるはず。~超楽観!。


                   稲岡利春


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は最後のエコツアーです。大物をたくさん掘って頂きました。お疲れ様~。

・エコツアーの風景です。
 そばでは、親竹や掘り残しタケノコが2mにもなっています。




・またもアンモナイト!
・引っ付きタケノコを観察中です
・上は分離していますが下は同じ服(皮)を着ています。中はどうなっているのか、観察を続けます。

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【南阿蘇村状況補足編】~4/30 Inaoka

 南阿蘇村の被害の大きかった阿蘇大橋付近は弟の家より数km北にありますが、怖くてと言うより何もできないのに、現地に入るのは後ろめたいので、北の方(25日写真の山崩れの方向)には行けませんでした。数km南の久木野のスーパー(コンビニレベル)にいくと殆どの必要な品物が手に入りました。家さえ健在なら・・・と運命を恨んでも仕方がないですね。

 私の滞在中は地震が落ち着いていて、体感地震は1日2.3回程度で小さいものでした。弟の嫁さんはその小さな揺れでコーヒーを零すほど反応します。震度7を体感した人でないとわからないのではと思いました。

 支援物資ですが、震災後の3日間は県から届かなかったとのことです。南阿蘇村は人口が少ない上、農家が大半のため、米の供出と組織的な炊き出しで、質と量はべつとしても避難当初から3食食べられたとのこと。その後道路が一部開通した後は自衛隊の支援活動で、物資が配給されるようになり、特別困ることはなくなっているとのこと。


○長岡京市でも震災後の3日間は自分たちで何とかして欲しいと言っています。太鼓山では農家はないと考える必要がありますので、南阿蘇村のようにはいきませんし、御飯の炊き出し訓練もしたことがありません。ただ、個人の家の米櫃の中には3日分くらいの米が残っているはずですし、中には非常食を備蓄している人もあるでしょう。全員が長五小に避難できるとは思えませんし、何割かは壊れない家も残るでしょうし、車中泊の人も出るでしょう。
 最初の3日間を助け合いで凌げればあとは物資が届くはずです。この3日間の行動を研究すれば先が見えてくるはずですね。震災の記憶が生々しい間に一緒に考えてみませんか。

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