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80 竹林日記   「世界竹の日2017
           竹林ボランティアの情報交換会」
 

 2017.09.18(月) 世良田芳弘

 

 竹林日記  「世界竹の日2017・竹林ボランティアの情報交換会」  2017・09・18(月) 晴


 竹文化振興協会主催の竹林ボランティアの情報交換会に参加してきました。

 渡邊政俊先生からは世界竹の日の始まりの説明がありました。
 基調講演では、演題として竹資源の活用と環境について京都大学の柴田先生が講演されました。その中で参考点を挙げてみたいと思います。
 日本の竹は13属237種でそのうち笹類が76%を占めている。
 竹は10m以上になるとその先は121㎝/日伸びる竹もある。
 日本では真竹、孟宗竹、破竹で代表される。孟宗竹は400年前中国から沖縄に入ってきたらしい。長岡京市に孟宗竹が長岡京に来たとあるが??。
 華道、茶道は竹によって発展した。竹は防災機能がないように言われているが、竹林を管理すれば有効になる。
 竹の活用としては竹炭、竹の器、竹のビニールハウス、竹の繊維、エネルギー材として竹ペレット化して燃料に使用、竹の建築材(笹ぶき屋根、土壁の骨材)として使用、竹の楽器として活用、庭園の垣根利用として活用、竹の自転車にも利用されている。
 非常に参考になりました。

 そのあとはボランティアの活動報告が5件ありました。
1. 里山倶楽部からは竹燃料棒にして熱源を利用する説明がありました。
2. 竹林救援隊からは竹炭を固形化して活用する説明がありました。
3. 八幡たけくらぶは楽しくボランテァ活動するために安全マニュアルを作成している。
4. 加茂女は竹を食に変えて活動源にしていること
5. 竹文化振興協会広島支部は竹材の活用について説明がありました。
 竹の学校には八幡たけくらぶの安全マニュアルが参考になりました。現在マニュアルはないですが、参考にできます。

 その後懇親会があり、柴田先生と名刺交換をして茨木高校生の応援に来ていただいている話をしたところ、柴田先生もその学校を卒業されていることが解り、先生も昔、竹運びをしてモニュメント(マスコット)を作ったと言われていました。そのせいで竹の研究を始めたようです。
 懇親会で竹の研究されている京大生の小林さんとも知り合いになり、竹林興味を持たれ見学に来る運びになりました。
 これからは情報交換会が外部であるときは竹の学校の会員も参加するようにしたいですね。


                   世良田芳弘


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【参考】 竹林ボランティアの情報交換会プログラム

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