258.京都新聞 2021年7月8日 朝刊
竹からほんのり「祇園祭」の光
人気の山鉾、緻密に彫刻
2021年7月8日 14:53
祇園祭の山鉾をあしらった竹あかり
(長岡京市神足2丁目・神足ふれあい町家)
竹筒に祇園祭の山鉾を彫刻し、中から光をともす「竹あかり」が、京都府長岡京市神足2丁目のふれあい町家玄関で展示されている。放置竹林の手入れで集まった竹を活用した作品で、幻想的な光が来場者を楽しませている。
作ったのは、市民団体「おとなりさんバンブーランド」で竹林整備活動に取り組む野玉卓さん(71)=長岡京市西の京。山鉾シリーズとして2017年から作ってきた5基を、多くの人に楽しんでもらおうと同町家にも集めた。
竹あかりは、長刀鉾、函谷鉾、月鉾、蟷螂山、船鉾の緻密な彫刻が施され、柔らかな光を放っている。稚児や担ぎ手の姿もあり、祭りの雰囲気を伝えている。
無料。31日までの予定。