327.京都新聞 2022年5月27日 全国・海外
   
レシピ:タケノコの木の芽あえ  テーマ「かんきつの香りが一面に」

2022年5月26日 8:58  

 
<そおろと おばんざい>
【材料】(4人分)

ゆでタケノコ 150グラム
イカ(胴の部分) 100グラム
調味液=だし汁 50ミリリットル、薄口しょうゆ 小さじ1、酒 少々、塩 少々
さんしょうみそ(木の芽みそ)の材料=サンショウの葉(木の芽) 30枚 白みそ 100グラム、みりん 大さじ1、白砂糖 大さじ1


【作り方】

(1)ゆでタケノコは、できるだけやわらかい部分を小さめのさいの目切りにして調味液で煮る。弱火で汁気がなくなるまで煮たら、そのまま冷ましておく。
(2)イカは皮をむき、タケノコと同じ大きさに切り、酒と塩(各分量外)を入れた湯の中でさっとゆがく。ゆがきすぎるとイカが固くなるので注意。
(3)さんしょうみそ(木の芽みそ)を作る。木の芽を水洗いし、すり鉢で十分にする。軸が残っていたら取り除く。白みそ、みりん、白砂糖を入れて、すり鉢でさらに練る。
(4)食べる直前にさんしょうみそとタケノコ、イカをあえ、木の芽を添えて出来上がり。


【ワンポイント】

 サンショウの葉の量によって色が変わります。私は緑の濃いものが好きですので、いつも多めに入れます。ここではあえごろもとして使いますので、ゆるめに練ってください。白いタケノコやイカにまとわりつくようにあでやかに見えると、味わいも深い旬の一品になります。(石黒美江)


◆食育キッチンISHIGURO(京都市伏見区納屋町)
◆レシピ=日本おばんざい協会・おばんざい伝承師 石黒美江、川淵智子
◆料理撮影=安達雅文