534.南日本新聞社 2024年3月12日
   タケノコでデザート飲料…どんな味?
     開発した国際結婚の夫婦は「くせがなくおいしい」と太鼓判

3/12(火) 14:39配信 

タケノコのデザート飲料「ビルク」(南日本新聞社)


タケノコのデザート飲料を開発した松木アジマティ亜由美さ
んとアジマティ・オルトイ・セバスチャンさん=阿久根市脇本
 北薩特産のタケノコで作ったデザート飲料が、鹿児島県阿久根市で誕生した。原料となる竹(バンブー)のアルファベットの頭文字Bと、ミルク(MILK)のように滑らかな舌触りから、名前は「ビルク(BILK)」。国際結婚のカップルが新たな特産品開発と放置竹林解消を目指し、2年がかりで開発した。

 作ったのは松木アジマティ亜由美さん(44)とカナダ出身の夫、アジマティ・オルトイ・セバスチャンさん(45)=同市脇本。コロナ禍を機に、カナダから亜由美さんの郷里に一家で移住した。

 セバスチャンさんにとって阿久根での暮らしは驚きの連続。初めてタケノコ掘りに出かけた時、竹の中から水が飛び出し、「水分が多いなら、スムージーの材料になるのでは」とひらめいた。

 健康とスタイル維持のため、毎朝スムージーを作って飲んでおり、早速タケノコで作ると「くせがなくおいしい」。専門機関に成分調査を依頼すると、ミネラルや繊維質が豊富との結果も出た。
最終更新:3/12(火) 14:39 南日本新聞