775.南日本新聞 2025年02月10日
   伐採→炭に加工し土壌改良→サツマイモ育て干し芋に
    …放置竹林から「がっちり収益」
    大崎の資源化モデルが全国コンで農福連携優秀賞

2/10(月) 11:00配信  

無煙炭化機で竹炭を作る参加者=大崎町永吉(南日本新聞社)


ノウフク・アワード優秀賞を喜ぶ宮園自治公民館と
ひふみよベースファームメンバーら=大崎町永吉
 鹿児島県大崎町の宮園自治公民館や就労継続支援B型・ひふみよベースファーム大崎などが取り組む「竹福商連携による竹の資源化モデルの構築と実践」が、ノウフク・アワード2024の優秀賞に選ばれた。1月30日、表彰状授与式があり、関係者が受賞を喜んだ。

 竹の資源化モデルは2022年、同町政策研究員で慶応大学大学院研究員の田中力さん(40)を中心にスタート。高齢者や障害者らが放置竹林の整備や竹炭作りを実施。竹炭を土壌改良材にしてサツマイモを育て、干し芋に加工し、収益化を成功させている。

 ノウフク・アワードは、農林水産省などが設立した農福連携等応援コンソーシアムが、優れた事例を表彰する制度。全国から205団体の応募があった。同町永吉であった授与式で、東靖弘町長が関係者一同に表彰状を手渡し、「生きがいや就労意欲につながり、地域課題解決に貢献している。今後も期待したい」とあいさつした。

 同公民館の中野耕造さん(72)は「皆でワイワイやってきたが、竹林整備は竹の活用や鳥獣被害防止にもつながる。賞を励みに火をともし続け、他の地域にも広がればうれしい」。ひふみよベースファーム大崎のメンバー、塗木良志さん(60)は「地域の方との竹切りや休憩中の料理、話が楽しみ。これからもできる範囲で一生懸命やっていきたい」と喜んだ。

          南日本新聞 | 鹿児島
最終更新:2/10(月) 11:24 南日本新聞