807.神戸新聞NEXT 2025年03月29日
「春の味覚味わって」太市の名産タケノコ出荷開始
「量少ないが味に遜色ない」 兵庫・姫路
配信 2025年3月26日 18:10
竹林の中、専用のくわ「トンガ」で収穫されるタケノコ
=姫路市西脇(Copyright(C) 2025 神戸新聞社 All Rights Reserved.)
タケノコの名産地として知られる兵庫県姫路市西部の太市(おおいち)地区で、今年の出荷が始まった。ただ例年に比べて生育の遅れが目立ち、収穫量も極端に少ない。今後、気温の上昇とともに成長が期待できるというが、生産農家は気をもんでいる。(辰巳直之)
同地区のタケノコは江戸末期、モウソウチクを植えたのが始まりとされる。周辺は鉄分を含む粘土質の土壌に恵まれ、歴史のある京都産と並んで「姿は山城、味は太市」と称されるほど。現在は「太市筍(たけのこ)組合」(篠本忠美組合長)の組合員約260人が約53ヘクタールの竹林で育てている。
今年は今月16日に出荷を開始。例年、初日の収穫量は300~400キロだが、今年は14キロと異例の少なさで、小ぶりなサイズも目立つ。原因ははっきりしないが、前年夏の降水量と気温などが影響するという。
26日には、収穫量が約110キロに上るなど徐々に上昇。篠本組合長は「量は少ないが、甘くて味に遜色はない。例年、竹林近くにあるヤマザクラのつぼみが膨らんできたら、どんどん生えてくるんや」と今後の成長に期待を寄せる。
組合の直売所では、朝掘りのタケノコを4月末まで販売するほか、缶詰などの加工品も並ぶ。出荷日は今月30日、4月2、4、6日で、以降は毎日の予定。小売価格(変動制)は1キロ2200~2800円で、4月には下がる見込みという。
同組合TEL080・7830・3288
3/29(土) 10:00配信 神戸新聞NEXT