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92 竹林日記  「A竹林上段の施肥と京都工芸繊維大生の竹伐り」 

 2014.10.25(土) 山本 律

 

竹林日記  「A竹林上段の施肥と京都工芸繊維大生の竹伐り」  2014・10・25(土) 晴

 参加者:荒木、市嶋、稲岡、稲岡(喜)、梶原、川路、窪田、小椋、世良田、竹内、
      塚崎、辻井、野本、山本。 [14名]

 来訪者:京都工芸繊維大 7名、工藤さん 2名



 空が晴れていて朝のうちは肌寒かったが作業が始るころは暖かくなった。朝の寒さは放射冷却だろう。
 A竹林の上段で肥料撒きがはじまった。鍬で穴を掘る人 肥料を運ぶ人、せわしげではないがボケッとしている人はいない。この時期の竹林作業は重労働ではなくて のどかである。これが間もなく始るワラ敷き 土入れになるとまさに重労働である。

 工芸繊維大学の学生が、何に使う建物なのかよく聞きとれなかったが、建物の外壁を竹で囲うのに使う竹材を伐りに来た。世良田さんと稲岡さんの指導でC竹林の竹を、かなりの本数 伐り倒した。
 外壁を竹にするのは、中の様子が外から見えて 声が聞えるようにするためだという。壁というのは中と外を隔てるために作るものだが、わざわざ隙間を開けて中と外のコミュニケーションを図るというのは、面白い発想である。「覗きの奨励やな」と言うと「アハハ」と笑った。



 この間の月曜日(10月20日) 小学校の同級生10人と「大阪・箕面の『風の杜』で食事会をしよう」と集った。

 毎年 1月、春、秋に食事会をするグループである。
 同級生だから、みな83歳(早生れは82歳)である。しかし、集って酒を飲んで飯を食べようというだけあって、元気だし気が若い。グループの名前からして「いざよい会」。いざよいと聞けば、ふつうは十六夜と思うがこの会は、いざ善い、だという。
 それでも、どうにもならないのが、加齢、老化である。
 「カレー(加齢)ばっかり食べてへんけどなあ」だの「最近は廊下ばっかりで縁側は歩かへんなあ」と言ったりへらずぐちをたたくが、齢をとることは生き物の宿命である。しかしどう生きるかは人さまざまである。
 願わくは、死ぬまでタバコを吸って酒を飲んで、アホなことを言って生涯を終えたい。そこに竹林の自然が加わるとなれば、言うことはない。

 結核を患って28歳で学校を卒業した男でもこういう人生が可能なのである。ケ セラセラ、なるようになる。



                   山 本 律



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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は京工繊大の学生さん達が文化祭に使うために竹を引き取りに来られました。
 ところが4mの竹が欲しいとのことで、竹の学校の伐採竹は3m以下でしたので、新たに伐採することが必要になってしまいました。
 さらにその竹を4ツ割にしたいということで、割り方をトライして貰いました。

 また、市嶋さんを通じて、出町柳の方から深草で竹林整備をしているご夫婦が見学にこられました。見学のあとはお客様にも係わらず、京工繊大の学生さん達の伐採の応援や、竹の学校の作業の応援を頂き、感謝です。

 久しぶりの大人数で、賑やかな1日、いや半日になりました。

★今日のミーティングで、藁運びは10月29日(水)と11月1日(土)の2回にすることにしました。
    10月29日(水) 集合 8:30  行先 城陽
    11月 1日(土) 集合 8:30  行先 法隆寺
  ご参加よろしくお願いします。

・4mの孟宗竹の4ツ割りです。割り器が壊れないよう、最初は横向きです。

・次は立てて割ります。
 長いので、大変です。


・C竹林で25本伐採です。世良田さんの指導でロープを使って本格的です。
・賑やかな休憩時間でした。

・窪田さんの追肥作業です。
・お客様の追肥の後の地均しです。
・小椋さん達の払った枝の焼却です・

・辻井さん達の北階段の修理です。
・お客様の枝払いの応援です。

【10/26(日) 追記】 ~Inaoka

 昨日の京工繊大の学生さん達は伐採まででしたので、翌日(今日)の朝9時に箱バンを手配して、竹を引き取りに来られました。
 トラックだと竹の置き場まで入れるのですが、箱バンでは約50m手前までしか入れません。一番力のある2人が派遣されるはずが・・・。世良田さんと積込みを応援しましたが、10時近くまで掛かってしまいました。

 いい文化祭になると良いですね。お疲れ様。

・朝の竹林です。秋らしい太陽の高さです。






・昨日伐採した竹です。
 ここまで、トラックが入れるはずだったのですが・・・。



・箱バンに積込む学生さんです
・本当に力持ち・・・?。遅れを挽回す
るためか、復路は走る!まじめな取組
みに感動しました。
・荷箱長より竹が少し長かったので、運転手さんと工夫して何とか積込めました。

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