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069 竹林日記 「追加稲ワラ搬入と西山協議会メンバー現地視察」 

 2023.09.20(水)
   Satomi、Shoko、Inaoka
 

 

 竹林日記  「追加稲ワラ搬入と西山協議会メンバー現地視察」    2023・09・20(水) 曇り

参加者: 〔計 20名〕
 A竹林 Kotoe、Kobayashi、Shoko、Setsuko、Tanaka、Chiyoko、
       Terashima、Nishihara、Nomoto、Mitsuko、Motome
 稲ワラ運び(調子3) Azuma、Araki、Kimiko、Satomi、Serata、Takahashi、Nakamura ta、Nakamura yu
 西山協議会メンバー現地視察 Inaoka


〔稲ワラ運び編〕 Satomi

 土曜日に引き続き、西山天王山駅で降りて田んぼに直行です。長岡天神駅から竹林まで歩くのに比べると楽ちんです。ほほほ。
 今日はみなさんも初めて行く田んぼで、JRの線路をくぐったサントリービール工場裏側?の田んぼらしく、前日にTakahashiさんから道を教えてもらっていたので、無事に到着しました。Takahashiさんがもうワラを集める作業をされていて、しばらくするとKimikoさんも到着されました。

 ここはえらく細長い田んぼで、ワラをどかす度にカエルがピョンピョン跳ねて楽しませてくれましたよ。今日は曇ってはいましたが、田んぼは日陰がないのでやはり暑くて、しばらく作業して小休憩です。赤シソジュースをいただき、暑いときの冷たいジュースは美味しいです。ありがとうございました。

 細長い田んぼの奥で作業をしていると、軽トラがやって来ました。あれっ。2台も。誰が来てくれたのかと3人でざわついていると、滋賀ナンバーのNakamuraジュニアの軽トラでした。いい時に登校してくれてありがとうです。2台でも全部は積み込めず、もう1回来てもらうことになりました。

 2回目のワラは明神前竹林に運び、寝かせて並べてブルーシートをかけて終了しました。入口近くの竹林と通路はきれいに草引きをして下さっていてありがとうございます。
 ワラを集めて軽トラに乗せただけで、次の軽トラが来るまでの待ち時間もあり、たいした仕事はしていないのですが、暑いせいかそれなりに疲れました。とほほほ。


〔A竹林編〕 Shoko

 今日はInaokaさんも、Makiさんもお休みなので、稲ワラを取りに田んぼまで行かないといけないと思って、いつもより気合いを入れて遅刻しない様に登校。草むしりとかするつもりないので鎌は持たずに身軽にしていったのに、田んぼチームは精鋭を揃えているらしく、か弱い女性はA竹林組となった。

 Serataさんからのミッションは、「1.竹の伐採をして1.8メートルに切る。払った枝などは運ばなくてもいいのでまとめておく。2.暑いけれど消防に連絡して枯れ竹を燃やす。3.草むしり、4.稲ワラが運ばれたら太陽の丘?まで運搬車で運ぶ。5.二回目の稲ワラは明神前竹林に運ぶので人手が足りない時は呼ぶので宜しく。」だったと思います。

 Nishiharaさん・Tanakaさんはミッション1、Kobayashiさん・Chiyokoさんはミッション2、他はミッション3を主に作業開始です。
 Nomotoさんは土留め用の長い竹の準備をしています。草むしりの合間に竹を運ぶのをお手伝い。この頃少し体力に自信がないせいか、遠慮がちに「あーせいこーせい」とおっしゃいます。
 か弱い女性とじいじいで長ーい竹を立てかけようと頑張ったら、「逃げて!」と野本さんが言うけれど逃げられなかった。なのに竹はNomotoさんに当たってしまった。Nomotoさんの右足のスネが腫れてしまった。アヤヤ
 私の真珠の様な汗が沁みた手拭いで保冷剤を包みぎゅうっと巻いて手当。痛いの痛いの飛んでいけー。お家に帰ってから大丈夫だったかしら?

 今日の休憩は豪華です。Kobayashiさんのドイツ土産のチョコレート、Nomotoさんの奥様が電車のトラブルにもめげずにタカシマヤまで一日がかりで買ってきて下さった恵那の栗きんとん、Motomeさんは「お抹茶で頂きたいー」と言いながら、みんなで頂き始めたら、軽トラがやってきました。もっとゆっくり味わいたかった。

 運搬車の運転に慣れた人がいないけれどTanakaさんが頑張って下さって、無事畑の中にワラを立てることができミッションコンプリートです。
 ガソリン無くなってると思います。
 皆様お疲れ様でした。


〔西山協議会メンバー現地視察編〕 Inaoka

 今年から西山協議会メンバーに参加することになりましたが、今度は森林整備現場の視察のお誘いがありましたので、竹の学校をお休みして現地視察に参加してきました。
 追加ワラ運びですが、金曜日に雨が降りそうということで、土曜日を諦めて今日の作業日にすることになりました。腰痛が不安なSerataさんから、みなさんの協力で何とかやれるだろうと現地視察を勧めて頂きました。

 市役所南側駐車場9:40集合の案内書に「受付開始は9:30からですが、参加者の皆様が揃い次第出発します。」の一言があって、これでは9:20においでと言われているようですので、竹の学校に立ち寄らず自転車で市役所へ・・・。

 午前中は「市内産木材の利用」をテーマに、令和4年度の施業地の浄土谷芦倉や「サントリー天然水の森きょうと西山」内にある作業道を視察しました。また、西代里山公園「西山ホタルの家」で昼食後、午後はホリモク株式会社(城陽市)で実際に製材している様子や木製品の展示室を見学させていただきました。

 森林整備の状況や今までの活動のことは余り分からないので、写真を撮っただけです。
 柳谷観音への府道で、マイクロバスからの高い視点で垣根越しに見える景色が新鮮でしたが、表現しようもないくらいの荒廃竹林も目立ちました。密集した枯れ竹・倒竹のジャングル・・・、そして森を荒して・・・、悲しくなります。
 「サントリー」さんの施業竹林はフォワーダー(クローラ運搬車)から3トンダンプに替えていくために整備された作業道路は草も無く、新しいとはいえ手入れが行き届いていました。陽当たりが良くなった竹の学校の竹林の作業路でも1年に何度も草引きが必要なのに、こんな山奥で大変ですね。
 このあたりには光明寺や揚谷寺(柳谷観音)の建替え?用の管理林もあるそうです。
 また、この針葉樹の森林は「人工林」と呼んでいました。植樹して手を入れて育成していくのですからそう呼ぶしかないですね。手を入れないと人間と共存できないのは竹林と同じですね。

 参加メンバーにお一人だけ長袖、地下足袋の方が。西山ホタルの家から出る時、地下足袋を履くのに当然時間が掛かりますので、思わず「私も、長袖、地下足袋で来ようと思ったのですが・・・」と話しかけさせて頂いたところ、野本さん(Nomoじい)のお知り合いの田村さんという方でした。森林現地では「枝払いが全然されていない。特に育てる木は・・・」と厳しいご指摘をされていたのですが、話すとフレンドリーな方でした。野本さんに会いに竹の学校に遊びに来ようかとおっしゃられていました。
 後で調べるとJA京都中央の組合長さんでした。失礼しました。

 午後から城陽市の「ホリモク株式会社」という長岡京市の間伐材を活用、製材と木工品を作っている工場見学に行きました。何とこの会社のロゴマークが四角枠の中に漢字の「竹」でした。社長さんに尋ねておけば良かったのですが、帰ってからパンフレットの表紙を見て気付いたので、残念。
 丸太といってもゆがんだ丸ですので、角材を切り出すのは思っているほど効率は良くないとのこと。細い側の太さに合わせて切り出す必要がありますし、鋸刃の厚さも2.5㎜位あるので、20㎜の板材を取るためには10数%は木粉になるとか、納得です。
 18㎝以上、太くても30㎝位なので、大きな板は集積材となります。角材を接着して両面を削って仕上げていました。ドイツ製のプランナーマシンのようです(後で調べると5軸マシニングセンター)が、木粉を作業環境と活用のため完全回収していました。
 欧州からの輸入集積材を積んで置いてあったのですが、木端に年輪が不規則に並んでいるので幾何学的な模様に見えました(写真参照)。木端を広い面に見せる板材は現実的ではありませんが、木目調印刷シートなら内装面に使うのも面白そうです。
 節の多い板材の穴を掘って専用の木栓を埋め込む修理方法にも感心しました。木栓は穴のサイズ4種、色2種で規格化されていました。
 さすが木材ですの、端材もたくさん出ますが最後は風呂のボイラーに使いますし、キャンプ燃料などに端切れを袋詰めにして持って行って貰うなどして、捨てるところがなさそうです。但し木の皮だけは産廃行きだそうです。けど、ゴミを燃やす燃料にはなるのでしょうが・・・。

 自動車とは余り縁のない木工関係の会社(工場)でしたが、久しぶりの生産現場で楽しかったです。
 帰りに市役所前に置いていた自転車の前カゴの中のヘルメットがびしょ濡れです。城陽から帰ってくる前に夕立があったようです。ひょっとしてと思ってヘルメットを表向けてあったのですが、通気孔から水が入りますし、カゴの袋に水が溜まるのでストラップやヘルメットインナーが濡れて、かぶると気持ち悪いですが止むを得ません。とほほは。

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【本日の竹林風景】

〔ワラ運び編〕 ~Kimiko、Satomi
・初めての調子3丁目の田んぼです




・ずいぶん細長い田んぼです


・2台の軽トラックに対して積み手が少なかったような・・・。お疲れ様~

・2回目は草引き後の明神前竹林に運び込まれました。

・物置前に落ちていたイガグリ




〔A竹林編〕 ~Shoko
・A竹林のモグモグタイムの豪華スィーツ
・明神前竹林収穫の3年目の栗。結構大きいですね。


・A竹林に運び込まれたワラを運んでいます。太陽の丘へは運搬車で運び上げました。




〔本日の西山協議会メンバー現地視察編〕 ~Inaoka
浄土谷芦倉のR4利用間伐地の奥の方です
・砂防ダムではありません。上に墓地があるそうです。

・拡張した作業道(サントリー天然水の森きょうと西山)です
・西山ホタルの家から見える、開花して枯れたハチクの竹林


・西山の木材利用を進めて頂いている「ホリモク株式会社」です


・端材を格安で提供していました




・玉切りされた木材です。
・解りにくいですが年輪のなかに早く枝打ち
された枝が飲み込まれています。
・ホリモクさんでは唯一使えない樹皮

・大型のISHI製の製材機
・製材機稼働動画です

・EPICONの5軸マシニングセンター
・端末の加工も同時に出来るようです
・集積材の表面仕上げ後です

・集積材の木端です。板厚の厚い木端は計算できない美しさを感じます
・小さな端材も全て利用されるとのこと

・板の割れた節目の修正です。定寸に座繰りして用意されたプラグを打ち込み
・座繰りした跡
・プラグを打ち込んだ状態




・家具工房
・見学後の質問会
・何故かロゴマークが「竹」

・お土産にレーザー加工の名前入りストラップを頂きました。

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