913.信濃毎日新聞デジタル 2025年06月16日
    120年⁉に1度の開花 竹の枝先に

6/16(月) 6:03配信 

花を付けた竹の枝を持つ丸山さん

長野県の別の地域でも開花したハチク
長野県伊那市高遠町 濃い緑の森の中、竹林は黄色

 伊那市高遠町長藤の丸山義貞さん(83)が、近くの竹林で竹に花が咲いているのを見つけた。緑が濃い森の中で、竹林全体が黄色く変色している。

 丸山さんによると、竹は「ハチク」。29日、タケノコを探しに竹林に入ったところ、竹が変色しているのに気づいた。近づいて枝の先が穂先のようになっているのを確認。インターネットで調べ、花だと分かったという。「小さな頃から林に入っているが、こんなことは初めて。貴重な経験だ」と話した。

 県林業総合センター(塩尻市)育林部によると、ハチクの開花は5年ほど前から西日本で多く報告されている。県内でも開花の話題は聞くが、調査はしていない。開花の周期は竹の種類によって異なり、ハチクはおよそ120年に1度といわれているという。

最終更新:6/16(月) 6:03 信濃毎日新聞デジタル