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22 竹林日記   「森林ボランティア養成講座参加者の訪問日」 

 2014.03.15(土) 山本 律

 

竹林日記  「森林ボランティア養成講座参加者の訪問日」  2014・03・15(土) 晴れ

 参加者:荒木、池田、稲岡、稲岡(喜)、大西、尾崎、梶原、川路、小椋、澤、
      世良田、高田、高橋、塚崎、辻井、野本、松本、山本。 [18名]

 入山者:森林ボランティア養成講座メンバー 8名、市役所から担当者 3名。合計11名



 天気がよくて陽射しは春だが風が冷たい。あと3日で彼岸の入り。まさに「毎年よ彼岸の入りが寒いのは 子規」である。

 今日は「森林ボランティア養成講座」のメンバーが、竹林整備の実際を体験されるので、山本を除くメンバーはその準備に入った。山本は相変らず枯竹の焼却。だが陽射しが強くて、焼却炉の火が熱くてそばにいられない。
 竹林で伐採作業の体験のあと、上記のメンバー全員が、女性会員が作ったブタ汁を楽しんだ。出しは昆布だけのようだが、ブタのうまみとよく合ってしかも塩加減が絶妙で、すき腹には何ともいえないぐらいおいしかった。



 例によって、懲りもせずムダ口をたたく。
 私(山本)は子供のころから 「おまえは体が固い」と言われていた。ほとんどの連中は、膝を伸ばしたまま足首に手が届くが、私は膝の下か脛ぐらいが精いっぱいだった。それが齢をとるほどに体が固くなって、いまでは膝にも届かなくなってしまった。
 枯竹の焼却をやっていて気がつくのは、体を前に屈めるのもそうだが、それよりも仰向けに体をそらすほうがもっと困難だということに気がついた。ふだんの生活でも、前に屈むことは無意識のうちにしていても、仰向けに反り返ることはほとんどないといってよい。
 それに気づいて朝起きて歯を磨いたあと口をすすぐとき思いきって反り返るようにしているが、天井を見るのは至難の業というよりできない。

 フィギュアスケートの演技に イナバウアーというのがある。仰向けに体をのけぞらせて、床に手をつける演技である。8年前の、どこで催されたオリンピックか忘れたが、荒川静香という日本女性がそれをやって金メダルに輝いた。私からすれば人間業とはとても思えない演技である。
 話がそれるが、白川静という有名な漢字の研究者がおられる。白川静と荒川静香、シとアが違うだけでほとんど同姓同名の白川先生は、それ以来自分の孫のような荒川静香のファンになられたという。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は西山森林整備協議会主催の森林ボランティア養成講座があり、午前中は応援に行ってきました。写真は後日、市役所の広報課の方が撮られていますので、広報ニュースなどで見えるでしょう。
 私の担当したグループは、例によって切っても倒れない竹と、倒れるイメージとは程遠い引きずり倒すことと、朽ちた竹に邪魔されてその引きずり倒すスペースすらない中で、作業をすることになり、放置竹林の厳しさを体験してもらえたようです。

 午後から、森林ボランティア養成講座に参加者した方達と、竹の学校でタケノコの初物と自家製椎茸入りのトン汁ミーティングに参加頂きました。放置竹林とは全く違う、管理された美しい竹林(タケノコ畑)の凛とした静けさで癒されたようです。これを契機に参加者の方には、竹林のボランティアに参加して欲しいですね。

 竹の学校の会員の皆様には、朽竹の運び上げと大量のトン汁作りに、活動時間まで延長頂き、本当にお疲れ様でした。


・前回の朽竹の積み上げ状態です
・トン汁用の釜戸を掘っています
・トン汁の材料を準備しています

・今日の朽竹の最終積み上げ状態です
・釜戸に火が入り、煮込み始めました
・お味噌を準備中です

・参加者と一緒に竹から器を切り出しています


・竹の器の面取りをしています
・お箸も製作中です

・ようやくトン汁の配給です。竹林で食べるトン汁は格別でした。

・満足?して無事終了しました

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