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45 竹林日記   「記録に留めることもないほど静かな竹林」 

 2014.05.14(水) 山本 律

 

竹林日記  「記録に留めることもないほど静かな竹林」  2014・05・14(水) 晴→曇

 参加者:長法寺竹林 野本、山本、少し遅れて 稲岡(喜)。 3名
      金ヶ原竹林 稲岡、梶原、小林、世良田。     4名   [計7名]

 朝は上記のうちの6人が顔を見せたが、金ヶ原に出向く4人が出てしまったあとは長法寺には野本、山本の二人 しか残らなかった。
 そのおかげでと言ってはおかしいが、前から竹材の焼却場に積重ねられたままになっていた葉つきの竹の枝の整理と処分を、野本さんが全部片づけてくれた。私(山本)はその手伝いをしただけ。

 途中から稲岡喜美子さんが"登校"してきて乙女の丘で筍掘りを始めた。いまになっても、まだ食べられる筍が数は少ないが採れる。しかしこれも、そろそろ終りである。


 金ヶ原竹林は老化した竹の間伐をしたという。「竹林が明るくなったやろう」と言うと「あの人数ではとてもそこまはできへん」という返事だった。竹を伐り倒すだけでなく、5mぐらいづつに切りそろえたらしいから竹林が明るくなるほどの間伐は無理である。



 スペースが余っているので、竹林と関係のないムダ話を書く。

 「和食」が世界遺産に登録されたこともあって国際的にブームになっている。
 和食のうま味は「だし」にある。
 昆布とカツオあるいは煮干でとった「だし」は世界に類がない。日本以外の国の「だし」は陸に住む動物の骨から作る「ブイヨン」である。それはそれでおいしいが、日本の「だし」に特有の風味がない。
 この風味というのが、日本料理の味わいの決め手である。
 デパートの食品売り場でドイツのハムを売っている。見たところは日本のハムにはない、おいしそうな見かけだが食べてみると、ただ塩辛いだけで、いわゆる「うま味」がない。
 「風味」といい「うま味」といい、あるいは「隠し味」というのは日本料理にしかない味わいのように思う。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 まだタケノコが少し採れますが、竹林中に散らばった竹の黒皮で見苦しくなっています(涙)。自然現象ながら、あまり美しくないので、写真はありません。

 今日は金ヶ原竹林で民家に近い竹の伐採と、ツバキエマソン殿へ提供する竹すだれ用の5mの竹材の切り出しを始めました。
 ここの竹林はまだほとんどタケノコが出ないので、あまり風景は変わりませんが、来年はかなりタケノコが出そうです。伐採を楽にするため、大きくなる前に、すべてタケノコを処理(蹴り飛ばし)しました。

・民家に近い竹の伐採です。民家側に倒れないよう、ロープを2本も掛けて慎重に作業を進めてています。


・竹林入口に積まれた11本の竹材です
・まだまだ空は見えにくいですが、明るくなってきた金ヶ原竹林です♪

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