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62 竹林日記   「焚火日和」 

 2014.07.09(水) 山本 律

 

竹林日記  「焚火日和」  2014・07・09(水) 薄日の差す曇

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、世良田、竹内、塚崎、野本、山本。 [9名]



 標題の「焚火日和」は私(山本)が竹を燃やしているのを見た稲岡さんの言葉。それを聞いた荒木さんが「タダで入れるサウナ」とオチをつけた。梶原さんが「サウナはシャワーがあるな」と。それを言っちゃあおしまいよ、あとにつけ加える言葉は何もない。家に帰ったら何をおいても、まずシャワーを浴びよう。

 ことほど左様に湿っぽくて蒸暑い作業日だった。超大型の台風8号が沖縄に近づいている。この蒸暑さはその影響である。7月にこんな大型台風が日本に近づくのは地球温暖化のせいらしい。



 太陽の丘の上段、しいたけ畑に通じる歩行者用の板がなくなって竹林がすっきりした。そういえば前はこんなふうだったと思い出した。必要があれば元に戻せるようにきちんと片づけられている。あの板は筍を掘るとき邪魔になっても役に立たない。「手伝わんでええから邪魔だけせんといてくれ」と子供のときよく言われた。

 邪魔になる話ではありませんが、12日の土曜日に高齢者検診の予約を入れているので竹林を休みます。7月12日は私の誕生日で、毎年誕生日に検診を受けることにしています。
 ついでに言うと 午後は中世文学の定例会(毎月第2土曜)、夜は外で食事をする予定です。もう少し若いころは午前は竹林、午後は中世文学、夜は自治会の役員会というときがありました。



 2ヶ月近く前になるが、朝日新聞の朝刊の「声」に『「づ」と「ず」 自然に使い分け』という文章が出ていた。朝日歌壇で佐佐木幸綱氏が選んだ歌に
   伊豆の「づ」と 不来方(こずかた)の「ず」とを聴き分くる いにしへ人に会ひたきものを
というのがあって、その評に「かつて日本人は『づ』と『ず』を聞き分け発音し分けていたらしい」とあった。
 この文章を書いた人は、大阪で生れて奈良で育ったらしいが
 「私は『づ』と『ず』を自然に聞き分け、発音し分けています。『身づくろい』と『見ず知らず』や『木津』と『傷』の発音し分けは日常的なことです」
と言っておられる。
 私は子供のとき「ねずみは ねすみ か ねつみ か」と母親に聞いたとき
 「ねずみは隅のほうにいるから、ねすみ よ」
と教えられたのをいまでも覚えている。
 そういえば、「づ」は舌を上顎に当てて発音し、「ず」は舌を前歯に近づけて発音する」と聞いたことがある。「R」と「L」も同じらしい。
 日本人が使う日本語は、だんだん怪しくなってきているのではないか。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 総会後の登校ですが、全員総会の出席者だったので、休憩ミーティングで新体制(旧理事4名+新理事1名+新監事2名)の報告の必要もなく、来週14日(月)の京都市の商店街の七夕祭り用の竹枝の製作と出荷を打ち合わせました。

・小雨が降りだす前の竹林内の整備作業です


・キヌガサタケの軸と傘を食べようと乾燥させています。
 新チャレンジですが、京都府の絶滅危惧種であるとか、匂いや、美味しくいただくための勉強も必要ですね。中国では高級珍味だそうです。



・今日のキヌガサタケです。前日の雨のおかげでしっかり出ました。
 先週と同じ乙女の丘の北側の縦壁に集中しています。
 女性が舞っているのと、平安時代の女性が歩いているように見えます?



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