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65 竹林日記   「梅雨明け近し?」 

 2014.07.16(水) 山本 律

 

竹林日記  「梅雨明け近し?」  2014・07・16(水) 晴

 参加者:長法寺竹林 : 窪田、竹内、辻井、野本、山本。 [5名]
      コラサ竹林 : 荒木、稲岡、稲岡(喜)、梶原、小林、世良田。 [6名]  合計11名

 ビジター: 林さん(京都竹カフェ)



 古い言葉に「降りみ降らずみ」というのがある。降るでなし降らぬでなし、降ったりやんだりの意味だという。
 この間までの天気はこの言葉を思わせる空模様だったが、今日は晴れているが、やたらむし暑い。竹林のメンバーの誰かが「来週あたりが梅雨明けらしいで」と言った。それを聞いて、このむし暑さでは、そうかもしれんなあ、と思った。うだるような暑さとは、今日のような暑さをいうのではないか。


 今日は11人のうちの6人が、コラサ竹林で枯竹を燃やすという。先日、焼却窯を二つ造ったがそのうちの一つがコラサ竹林用だった。
 11時過ぎにコラサ竹林に出向いていたメンバーが戻ってきた。全員が顔をほてらせて、目がとろんとしている。よほど大量の枯竹を燃やしたのに違いない。あの様子を見ると私(山本)の作業は遊び半分といわれそうである。

 長法寺竹林のメンバーのうち窪田さんは乙女の丘のサバエと草取り、私は相かわらず竹の焼却、それ以外の人はしいたけ小屋の屋根造り。竹内さんが4メートル近い割竹を何本も抱えてAの上段に行くのを見て、何をするのかとあとについて行くと、しいたけのホダ木を覆うように屋根を作っていた。

 8月の下旬ごろには、来年の筍の芽が出はじめる。それまでの間にしておかねばならない仕事は、サバエや草の刈取りやシイタケ小屋の屋根つくりなど、いくらでもある。筍の農閑期といっても、しておかねばならない仕事はいくらでもある。


 スペースがまだ少しあるので雑談をひとつ。

 先日の新聞に
「10分で一冊の本が読める。それは脳の機能を高める最初のステップです」
 という広告が出ていた。
 10分間で読めるような本は、たいした本ではない。本当に脳の機能を高める本は、何日も、ときには何ヶ月もかかって読み終わって、もう一度読みたい、これは手放せない、と思う本である。そして、何年かあとになってもう一度読み直して、前に読んだとき気がつかなかったことにあらためて気がつく本でなければ、いくら読んでも脳の機能は高まらない。

 そういう意味で、私は一度読んだ本は古本屋に売ったりせず必ず残している。前に書いた「西部戦線異状なし」はそういう本である。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は暑い中、こらさ竹林で世良田さんの見えるところを綺麗にしたいという強い思いで、伐採古竹の焼却作業です。ほんとに暑かったです。暑そうな(辛そうな)雰囲気を感じてもらえるでしょうか?

・こらさ竹林の平地での焼却作業風景です。焼却窯を持ち込んでいます。


・整理の邪魔になる竹を伐採していますが、足元が・・・。


・日蔭で水分補給休憩中、でも暑い~
・再び、作業開始、暑い~
・涼しげな?長法寺竹林の
 作業終了風景

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【ご参考】 ~Inaoka

 立命館中高校の長岡京キャンバスNewsの、「高校生徒会と一緒に取り組んできたこと」に、昨年9月に提供した竹材のことが掲載されていますので、見て下さい。
 あと46日で長岡京に移転されるとのことです。
   http://www.ritsumei.ac.jp/fkc/nblog/article.html/?id=16

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