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80 竹林日記   「立命館中学・高校 見学」 

 2014.09.17(水) 山本 律

 

竹林日記  「立命館中学・高校 見学」  2014・09・17(水) 晴

 参加者:荒木、池田、稲岡、稲岡(喜)、梶原、小林、澤、世良田、高橋、塚崎、山本。[11名]



 結論から言うと、いままで私(山本)が学校というものに抱いていたイメージが、すべてと言ってよいほど崩れた。
学校、特に中学や高校は、いわば知識を詰めこむ場所だから、校舎は教室と廊下があるだけの細長い建物しかないと思っていた。

 校舎の玄関(エントランスという)に下駄箱が並んでいるところは、やはり学校だが、広いロビーに太い丸柱が並んでいて、模様入りのタイルが張られているところは、学校というよりむしろ音楽ホールを思わせる。
 敷地の関係かと思うが、教室がいくつも並んでいるのではなくて、2教室づつくらいしか並んでいない。
 驚いたのは生徒の数の少なさだった。30人は入れると思う教室に5、6人しか生徒がいない教室がある。しかも堂々と(?)居眠りをしている。先生も何も言わない。これも少子化の影響だろうか。

 それと、これは立命館中学・高校だけではないが、部屋の表示がほとんどカナ文字である。
 玄関はエントランス、体育館はアリーナ、学生食堂はカフェテラス、それと、わからないのがプレゼンルーム、これは昔は講堂と言っていた場所かと思うが、ピロティというのも、どういうところをいうのか、と辞書を引くが出てこない。辛うじて広辞苑には「二階以上を部屋とし、一階を柱だけにした一階部分」とある。自転車置場をピロティという。
 さらに、清和会記念ホール。京都コンサートホール顔負けのホールである。こんな豪華なホールが中学・高校に必要なのかとも思うが、これは教育施設ではなく学校法人立命館の、いわば看板なのであろう。

 最後になったが「竹の学校」のB竹林から伐り出した竹の使い方。校舎の天井の主な部分が、3cm幅ぐらいの幅に割って削った竹で葺くというか覆われている。ものすごく手間のかかった、学校の校舎とは思えない天井である。
 それと、日本文化室という茶室があって、20畳ほどの畳敷きの部屋の前の日本庭園に蹲(つくばい)があって、それに水を落すのに竹筒が使われている。この竹筒もB竹林の竹である。


 伏見区の深草にあった立命館中学・高校は知らないが、立命館がこんなところに移ったのか、だけでは想像もつかない変りようだ、ということだけはわかる。


                   山 本 律


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【本日の見学風景】 ~Inaoka

 今日は9月から長岡京市に移転して来られた、立命館中高校の見学に行って来ました。
 昨年9月に竹の学校から天井材用に竹を提供して、また学生が伐採作業に、竹の学校に訪れた経緯から、立命館中高校の文田副校長先生のご好意で、オープニングセレモニーの前に関わらず、竹の学校の老人達に見学させて頂きました。

①伐採竹を天井材に利用したエントランスロビーとプレゼンテーションルームの写真

・エントランスロビーです。竹を編んだ天井が何列もあります
・「これこれ~」
 思わず笑顔がこぼれます

・ビジター用の下駄箱です
・エントランスロビーからの通路にも使われています

・プレゼンテーションルーム入口です
・100人の収容人数です。竹を編んだ天井材が全面に使用されています。


・竹編み天井材と天井の間に照明ランプがあり、間接照明のようです

・ズームアップです
 編んでいる様子と取り付けピスが見えます






②その他の見学風景

・展示コーナーの外壁と展示物です


・茶室(5F)です


・茶室の日本庭園(屋上庭園)です
・蹲(つくばい)です
 真竹or孟宗竹?
・日本庭園から我が竹林が望めました。
 西山体育館の手前左です。わかる~?

・4Fのアトリウム(光の入る空間)とHR(教室)です
・清和記念ホールの入口です

・山崎の合戦の光秀壕とか(中庭)
・その説明パネルです

・清和記念ホールの中です
 ランダムに配置された色違いシートが目新しいです





・パソコンの並んだ学習コーナーと図書館です


・情報ラボです

・カフェテリアです
・管理栄養士さんからのお手紙です
・見学終了です
 自分達の学生時代の環境との余りの違いに声もでません・・・

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