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83 竹林日記   「法隆寺の藁束ねと藁運び」 

 2015/10/21(水)稲岡利春

 

竹林日記  「法隆寺の藁束ねと藁運び」  2015/10/21(水) 晴

 参加者:稲岡、稲岡(喜)、窪田、小林、世良田、高橋、錦織、野本、山本 [9名]
 現地直行者:池田、尾崎、原 [3名]
 訪問者:竹材の入手希望者 1名



 今日も、先週の水曜日に続き、藁束ねと藁運びです。9時に竹林に集合、9時半に山本さんを残して、法隆寺の田んぼに出発しました。
 前回の疲れのせいか、男性参加者が少なく運転者不足の事態となって、レンタカーのトラックは私が運転し、いつも通り乗用車は世良田さんですが、今日は仕事の都合で早退希望者がいるので、早退組の乗用車を小林さんにお願いすることになりました。

 ずっと気持ちの良い澄んだ青空の好天気でしたが、今日は少し霞んでいます。道路の方は順調で11時前に法隆寺の近くの田んぼに到着しました。直行組はすでに90分も作業をしたとのことで、三分の一程度も藁束ねが済んでいました。肝心の結束バンドは先週使い方講習済だったものの、使い慣れていないせいか、自転車のゴム紐を使っていました。手で縛るよりは楽そうですが、少し緊迫力が不足していたようです。

 全体としては9本の結束バンドで作業して、お昼前にはトラックに積み込む分の藁束ねが完了しました。田んぼも藁も乾燥していますので、昨年より、作業のペースが上がっています。~その分疲れているはずですが、何分やり始めると制御の効かない体質になっているので、心配になります。

 昼食のお弁当の買い出しを王子駅の近くの西友迄出かけましたので、40分もかかってしまいました。おかげで昼食は13時になってしまいましたが、藁束はトラックに積み込まれていました。
 昼食もそこそこに、次回持ち帰るため、残った藁を束ねはじめましたが、14時には終了しました。その10分前には、早退組3名が出発していますが、こちらも14時10分に現地直行組3名とお別れして、帰路につくことが出来ました。


 15時30分ごろ竹林に到着、すでに山本さんはお帰りになっていましたが、竹あそびの竹筒の焼却が完遂していました。メモには竹材の入手希望者が来られたので、提供したとありました。何に使われるのでしょうか・・・。
 早速、大型運搬車でその車庫スペースに藁束を運び上げました。このときはすでに作業は5名しか残っていませんが、約1時間で終了しました。
 終了後、世良田さんがレンタカーの返却に・・・。お疲れさまでした。


[連絡] 
 皆さま、お疲れ様でした。
 今週末は、以前からお知らせしている通り、長岡中学生約10名が9時過ぎに竹の伐採に来られますので、よろしくご対応お願いします。


                   稲岡利春


 [追記]10/22(木)夕刻に山本さんから日記が届きましたので、以下に掲載させて頂きました。

竹林日記  「法隆寺へ稲藁の受取~留守番編」  2015/10/21(水) 快晴

 参加者 法隆寺:稲岡、稲岡(喜)、窪田、小林、世良田、高橋、錦織、野本。[8名]
      現地直行者:池田、尾崎、原 [3名]
      A竹林:山本 [1名]                          合計12名



 一週間前 先週の水曜日、竹林の帰りに突然 脚と腰の具合がおかしくなって、先週の土曜日は心ならずも竹林を休んだ。

 今日は山本以外の参加者全員が 法隆寺へ稲藁運びに出かけた。一人残った私は、相変わらず枯竹の焼却。
 焼却場に行くと、先週の水曜日には袋に入ったままだった竹灯篭の残骸が ほとんどなくなっていて、どこから運んできたのか枯竹が ちょうど燃やしやすい長さに切ってあった。ただし量は それほど多くなかったから、竹灯篭の残りと一緒に焼却窯に入れて燃やした。今日は素晴らしい快晴で風もなく、気持よく燃える。

 いつものように折りたたみ椅子に腰をおろしてのんびりしていると、前にも1、2度竹林に来られたので見覚えのある やや年配の男性が、燃やすために積み上げてある竹を見ながら「今日もこの竹を少しいただけませんか」と言った。
 私も「どうせ燃やしてしまうものですから、必要なだけ持ってってください」と言って「何に使われます」と聞いたのだが、その人の声が小さいのと、私の耳が「上等」なので何と答えたか聞きとれなかった。しかし 竹の長さと本数を考えると、畑の作物の支えにするのではないか。
 先週は 13時5分に竹林を出たが、今日は竹がよく燃えるのと来客とで 14時5分に竹林を出た。


 久しぶりに 心に浮ぶよしなしごとを書く。きっかけは近ごろ ねまきを「寝巻」と書くことに気づいたことにある。
 本来は「寝間着」─ 寝室で着る衣類の意味である。
 そう思って、部屋を「間」ともいうことに気がついた。最近は、台所をキッチン、食事をする部屋をダイニングルーム、寝る部屋をベッドルームなどとカナ文字で書くのがはやりだが、以前は寝室を寝間といった。京都ではそれが広く使われるようになって、寝具(敷布団)も「ねま」というようになった。「まだ ねましいたままやね」などという。
 さらに、食事をする部屋を「茶の間」、くつろぐ部屋を「居間」、来客を通す部屋を「客間」、舗装していない部分を「土間」。最近はどれも 死語といってよい言葉になってしまった。拙宅も台所で食事をしているから、いまふうに言うと ダイニングキッチンである。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日はのどかな田園風景です。法隆寺の近くですが、傍を大和川が流れていますので、雨が降ると結構泥んこ作業になるところです。昨年とは比べものにならないほど、気持ちいい環境でした。

・法隆寺は後ろの山の麓の方です。お天気で気持ちいい~。
・土手の向こうが大和川です

・藁が道路際に積み上げられてます

・藁束ね中。黄緑色の紐が結束バンドです。


・麻紐を定寸にカットしています
・道路際の藁を積み込んでいきます


・積み残した藁束です


・昼食休憩中です。トラックへ藁の積み込みが完了しています。
・すっかり藁が無くなりました


・竹林で藁束移動中



【本日の私の通学路風景】

・どこの団体かはわかりませんが、
竹あそびの竹筒が持ち込まれてました
・稲藁が竹林に運び込まれています
・刈り入れの済んだ田んぼです

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