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84 竹林日記   「長岡中学の竹取り物語Project Part1」 

 2015/10/24(土)山本 律

 

竹林日記  「長岡中学の竹取り物語Project Part1」  2015・10・24(土) 快晴

 参加者:荒木、稲岡、稲岡(喜)、窪田、竹内、錦織、野本、村山、山本。 [9名]
 訪問者:長岡中学生  15名、校長先生 他 引率先生  3名。



 長岡中学 生徒会新聞(10月1日発行)に 放置竹林整備実習の募集記事が出て、今日その第1陣15人と校長先生、引率の先生2人 計18名が B竹林に入った。
 学校と全く違った環境と雰囲気のためもあると思うが、みな礼儀正しい、街でふだん見かける中学生と まるで違った しっかりした少年 少女達だった。
 私(山本)は実習の現場に入っていないので、何を習い、何を知った(覚えた)かはわからないが、以下 私の想像を書く。
 竹は何科の植物か 稲科の植物だ。
 なぜ「たけ」というのか 丈が高く育つからだ。
 伐採してよい竹は どういう竹か 節が黒い竹だ。節が黒くなった竹は たけのこができない。放置竹林の竹の多くは節が黒い。
 節が白い竹は、たけのこができるから伐採してはならない。
 のこぎりは手前に引いて竹を伐る。押したのでは伐れない。
 のこぎりで切って竹が傾きはじめたら、そばから離れる。
 けがをした者が一人もいなかったのは、これを徹底して教えられたからに違いない。
 まだまだあるが、最小限の基本はこのあたりかと思う。    

 生れてはじめて竹の伐採を体験した生徒たち、事故が起きないよう気をつけられたメンバー各位、お疲れさまでした。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日と来週の土曜日に実施する、長岡中学の生徒会主催の「竹取り物語Project」に竹の学校が協力します。
    ~10月7日の竹林日記に掲載している「10/1付 生徒会新聞」を参照下さい~
 タケノコ掘りや竹工作等の取り組みに対して、放置竹林自体を問題として捉えるこの中学生の考え(企画)は一歩進んだもので、活動が継続されることを期待して、A竹林に集合後、B竹林に移動して竹林整備作業を始めました。

 企画の主旨を尊重して、活動が目に見える、初心者でも安全な間伐竹林のB竹林で作業をしました。3チームに分かれて2時間程度、伐採、玉切り、枝払い、竹運びをしました。
 まずは、伐採ですがバス通りが下にありますので、ロープコントロールで伐採竹の倒れ方向を規制する練習から入りました。細目の竹ノコギリの使用を手こずりながら、頑張っていました。一通り作業を練習したあとは、自主的に作業をこなしていて感心しました。

 やぶ蚊を予想した長袖のジャージが裏目に出て、中学生達は暑かったようでした。(指導する老人達はそれ程でもありませんでしたが・・・)暑い!暑い!と言いながらも真面目に取り組み、約20本の伐採ができました。

 水分休憩時にバックをA竹林に置いてきた生徒さんのために、竹のコップを作ったところ、男子生徒が自分の分を作り始めました。先生や家族の分まで頑張って作った生徒さんもおられたようで、何でも興味を持つところがカワイイですね。


 楽しそうに作業をしていたようですし、竹の学校のスタッフもお孫さんのお付き合いのようで、怪我もなく、楽しい1日となりました。今週は水泳部の生徒さんでしたが、来週は一般の生徒さんが来られる予定です。
 来週は焼き芋でも準備しますか・・・。ちょっと人数が・・・。

◎写真は長岡中学校より提供頂きましたものを使用しています。
・オリエンテーションです
・枝払いです


・玉切りです
・伐採です

・B竹林の北西部で作業中。バス通りが下に見えます。

・払った枝が山積みになりました

・作業終了記念撮影です
・狐の横穴に興味深々?

・B竹林から帰路につきました

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