180.京都新聞 2019年05月20日
 「竹林を食べて制す 価格高騰のメンマに転用紹介」

【2019年05月20日 12時06分】


       竹林整備やメンマ作りについて講演する日高栄治さん(京都府舞鶴市南田辺・西総合会館)

 竹林整備や竹の活用について考える講演会が19日、京都府舞鶴市南田辺の西総合会館であった。地域課題解決に取り組む団体を主宰する日高栄治さん=福岡県糸島市=が、モウソウチクを使ったメンマ作りなどを紹介した。

 講演会は、市内の20団体・個人でつくる竹林整備・竹活用ネットワーク協議会が、設立5周年を記念し、広く関心をもってもらおうと開催。市民ら約100人が参加した。

 日高さんは、ほとんどが輸入で近年価格が高騰しているメンマに着目し、4年前から竹林整備の一環として作り始めた。高さ2メートル前後の幼竹を切って塩漬けにする作り方などを紹介した上で、「価値がないと思われていた幼竹を使うことで、竹を増やさないだけでなく、加工することで付加価値を高めて販売できる。全国各地の特産品になってほしい」と述べた。
 【2019年05月20日 12時06分】
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