219.京都新聞 2020年12月29日
 「名産の竹イメージ、向日市新庁舎が完成 5階にはレストラン」

【 2020年12月29日 】

 京都府向日市が新築工事を進めてきた市役所の新庁舎が同市寺戸町に完成した。新年にオープンする。名産の竹をイメージした緑色を基調としており「市のランドマーク」を目指す。
 新庁舎は現庁舎の南側に建設し、鉄筋コンクリート造り5階建てで延べ床面積は2995平方メートル。三井住友建設が設計と施工を手掛け、総額は23億円。
 現庁舎に入っている総務部、環境経済部、ふるさと創生推進部、監査事務局などが移転し、東向日別館(寺戸町)は従来通りに窓口業務を担う。市によると、5階のレストランは4月にオープン予定
1月4日に開所する向日市役所の新庁舎(同市寺戸町)
で、東側に広がる市街地などの景色が一望できるという。
 外観は緑色のガラス張りが特徴で、市西部の丘陵地で最も高い建築という。外壁には高断熱材や二重ガラスを施し、省エネ性能を高めた。屋上には太陽光パネルを設置し、蓄電池に充電して非常用にも使用できる。防災拠点地として耐震強度を高めた。
 各部署は30日までに移転を完了させ、仕事始めの1月4日朝にオープニングセレモニーを行い、開庁する。
 市新庁舎・市民会館準備課は「誰もが親しみを持って足を運んでもらえる場所にしたい」としている。
 〓(梶原蓮菜)
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