761.山形新聞 2025年01月11日
   
ベトナム製の花笠、出来は上々 ヤシの葉使用、試作品完成

1/11(土) 9:40配信 
ヤシの葉を使ったベトナム製花笠の試作品(手前)
=山形市(山形新聞社)
 山形花笠まつり(山形市、8月5~7日)で使われる花笠の安定供給に向け、9割以上を製造・販売している土産品卸・小売の尚美堂(同市)がベトナムの職人に委託していた試作品が完成した。従来品はスゲが原料だが、ベトナム製はヤシの葉を使っている。今月中にも本格製作に入り、3月をめどに約1500個を確保する。

 新しい笠は従来品と同様に撥水効果があるほか、ヤシの葉とタケノコの皮を重ねて3層構造にしたため強度は十分で、笠回しにも使えるという。同社は飯豊町中津川地区や山形市、尾花沢市で栽培したスゲを使って菅(すげ)笠を作ってきたが、担い手不足とスゲの生育不良などで製作できる笠の数が減少していた。

 逸見良昭社長(63)は「素晴らしい出来栄え。菅笠を模した物ではなく、新しい笠として捉えてもらえるよう、今後アピール方法を考えていきたい」と話した。
最終更新:1/11(土) 9:40 山形新聞