786.紀伊民報 2025年03月04日
   地域課題 食で解決 「古座川めんま」販売、一枚岩の道の駅、和歌山

 3/4(火) 16:33配信 

道の駅で販売している「古座川めんま」(和歌山県古座川町相瀬で)
 和歌山県古座川町相瀬の道の駅「一枚岩monolith(モノリス)」は、タケノコが2メートルほどに成長した幼い竹で作ったメンマ「古座川めんま」を販売している。地域課題となっている荒れた竹林を「食」を通じて解決しようと開発し、人気を集めている。

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 手入れのされていない竹やぶは、民家や田畑に広がると、家屋を傷めたり、作物が育たなかったりする原因を生んでいる。町内でも放置された竹やぶが増えており、モノリスを運営する「合同会社ヒュッゲ」(相瀬)の田堀穣也代表(38)らが古座川をきれいにする一環として竹林整備を始めた。

 しかし、整備だけでは雇用につながらず、竹を切って捨ててしまうだけになるため、「せっかくならおいしく食べて命を循環しよう」とメンマを考案した。

 一昨年に奈良県で竹の切り方や塩漬けの方法などメンマの作り方を学び、昨年から本格的に取り組みを始めた。幼い竹を収穫してすぐにあくを抜き、半年間塩漬け。その後、だしやしょうゆで味付けをして昨年12月から販売を始めた。国産メンマの流通は少なく、想像以上の売れ行きという。

 田堀代表らは現在も週に1、2回ほど竹林整備を行っており、傘を差して通れるほどの間隔になるよう作業を進めている。取り組み前と比べ「竹やぶがきれいになっている」と実感していて、今後は町内の他の竹林でも手がけたいという。

 「メンマは筋っぽさがなく、素朴な味に仕上がった。古座川の竹を味わってほしい」と話している。

 「古座川めんま」は100グラム550円で販売しているほか、道の駅内で食べることもできる。不定休で営業時間は午前9時半~午後5時。

 問い合わせはモノリス(0735・78・0244)へ。

紀伊民報

3/4(火) 16:33配信 紀伊民報