785.メ〜テレ(名古屋テレビ) 2025年03月04日
   春の味覚 タケノコに“異変”
    例年の2倍に高騰、名古屋の和食店「高くなりすぎて、店では提供できない」

 3/4(火) 19:17配信 

メ~テレ(名古屋テレビ)
 タケノコに異変です。春の味覚、タケノコは例年ですと一般にも出回り始めているんですが、今年は入荷が少なく、価格も2倍に上がっているんです。 


 春の訪れを感じる味覚の1つ「タケノコ」。

 独特の香りと味、そして歯応えで、煮ても、焼いても、揚げても良し。炊き込みごはんなど、さまざまな料理の食材に使われます。

 生のタケノコを楽しめる期間は短く、3月から5月にかけての、これからが旬。

 この季節ならではの、代表的な食材です。しかし――

 「こちらの店のメニューを見ると、旬の味覚を使った料理が並んでいますが、タケノコ料理はありません」(記者)

 名古屋市千種区にある「キッチンやまよし」。

 行者にんにくの肉巻、えび芋のあんかけなど旬の味を大切にしていますが、タケノコは――

 「今年は高くて買えないです。とてもじゃないですけど、もう高くなりすぎて、店では提供できないということで、今は使っていないです」(「キッチンやまよし」の大将)

去年より1000円以上高くしないと赤字に

「キッチンやまよし」の大将
 例年ならこの時期、若竹煮や焼きタケノコなどをメニューに追加していますが、今年は、まだ店で出せる状況ではないといいます。

 その理由は「仕入れ価格」。

 もし、仕入れて店で出すとしたら、去年より1000円以上高くしないと、赤字になってしまうそうです。

 山菜の天盛りも――

 「タケノコの代わりに山ウドを入れたり、あとはコゴミ・タラの芽・フキノトウ。タケノコだけは、やっぱりちょっと入れられない」(「キッチンやまよし」の大将)

 春の味覚「タケノコ」に一体何が――

4日は国産の入荷ゼロ、中国産のみ

ポツンと置かれていた4日朝入荷したタケノコ
 ポツンと置かれていた4日朝入荷したタケノコ

 名古屋市熱田区にある「名古屋市中央卸売市場本場」。
 
 「きょうはね、これだけなんですよ」(名古屋青果株式会社 磯貝隆さん)

 ポツンと置かれていたのは、4日朝、入荷したタケノコ。

 「中国産のみの入荷となります。約50ケース程度の入荷になります。例年に比べて半分程度」(磯貝さん)

 例年、春の始めのこの時期は、鹿児島や熊本、福岡など、主に九州地方からの国産タケノコと、中国産のタケノコが入荷します。

 しかし、4日の入荷は中国産のみ。量も例年の半分程度だといいます。

 「この一箱で4000円くらいしているので、1本でかなりの価格してしまいます。例年に比べて、申し訳ないですけど、5割ほど今年においては高い」(磯貝さん)

「寒さが緩めば一斉に出てくると思う」

名古屋青果株式会社 磯貝隆さん
 市場によりますと、4日の中国産タケノコは、1箱8本入りの2kgで4000円。1本500円程です。

 入荷量が例年の半分になった影響で、値段は、例年の2倍になっているそうです。

 中国産のタケノコも、円安や中国での消費が増えた影響で、日本への入荷量が少なくなり、価格も高くなっているのが現状です。

 国産のタケノコは、入荷が少なく、入荷してもサイズが小さいそうです。

 理由として、このところの天候が影響しているとみられています。

 九州北部の2月の平均気温は平年と比べて2.1℃も低く、さらに1月・2月の降水量も平年の半分前後となっています。

 「タケノコというのは春野菜のなかでも、温度と雨、水分が必要になってくる野菜なので、このへんが今年においては、足りていないという状態が続いています。寒さが緩めば一斉に出てくると思うので、おそらく3月末ぐらいから潤沢に出てくると思います」(磯貝さん)

最終更新:3/4(火) 19:17 メ〜テレ(名古屋テレビ)