798.RKB毎日放送 2025年03月12日
   
旬の味覚タケノコに異変!?
     道の駅の店頭に並ぶ量が去年の100分の1で価格は3倍 一体なにが?

 3/12(水) 19:57配信 
焼いたり炊き込みご飯にすると、春の味を感じることができる旬の食材「タケノコ」3月に入ると、スーパーなどに並び始める時期なのですが今年は数がとても少なく、その分価格も上がっているという事なんです。一体なにが起きているのでしょうか?
■去年の同じ時期と比べ わずか100分の1

福岡県八女市の道の駅たちばなです。

道の駅たちばな 松尾精亮駅長
「例年は、この台が満杯になるくらい(タケノコが)出てるんですけど今日はこの1袋しか出てないですね。」

量は去年の同じ時期と比べ、わずか100分の1、価格を見てみると小さいサイズで850円去年の3倍ということです。

買い物客
「こんなに小さいのに高いって」
「私たち福岡なんですけど、もっと高いですから」

■なぜ今年はタコノコが少ないのか?

タケノコ生産者 中島朱美さん
「本当は2月の中旬くらいから掘れるときは掘っています。でもきょうが初めてなんですよ今年は」

15年間タケノコを生産している中島さんです。春に出回り始めるタケノコは、土の中から掘り起こします。

タケノコがあることの目印になる「地割れ」を探して2月中旬から竹林に入りましたがまったく見つからず、例年より1か月遅れて収穫を始めました。

■原因は「季節外れの寒波による成長の遅れ」

タケノコがまだ出回っていない原因それは「成長の遅れ」

タケノコ生産者 中島朱美さん
「夏の暑さはやっぱりこたえるんじゃないですか、植物もですね。9月にたけのこの芽が出るが、雨が少ないとなかなか育たない。」

成長が遅れた理由一つは、去年の夏の猛暑と雨が少なかった事で芽が十分に育たなかったこと。

そしてもう一つは、今年の冬に長く続いた寒波。タケノコの成長は10月下旬からの毎日の平均気温を足し、その合計が1300度近くになると、収穫出来る目安に達すると言われています

しかし、今シーズンは季節外れの寒波に見舞われ寒い日が多かったため、成長が遅れているというのです。

昨日収穫した、タケノコは20本収穫始めの量としては例年と変わりませんが中島さんは、今後に不安を感じています。

タケノコ生産者 中島朱美さん
「(掘るのが)遅いというのは、やっぱり少ないという感覚。掘り始めが遅いと少ない年かなと思います。」

実は福岡県は、タケノコの生産量が日本一年間およそ4500トンで全国の25%以上を占めているのです。

■今年は去年の6割くらいしかでないか

東京や仙台など、全国7つの市場にタケノコを卸している会社です。

主計物産 主計高広 代表取締役
「先週のはじめは、ちょうどここにあるくらいしか出荷できてない8ケースくらい。去年はちょうど同じ日だったら、400キロくらいですから200ケースくらい。」

取引価格は2キロで1万5000円。去年の同じ時期と比べると、なんと5倍。

例年、暖かくなるにつれ、収穫量は増え、価格は落ち着きますが、今年の成長の遅さが、どう影響するのか分からないため、売上の見通しが立てづらいと話します。

主計物産 主計高広 代表取締役
「スーパー各社と話をするとできるだけ早く出したいという気持ちがありまして、4月の1週目か2週目くらいにたくさんうろうと計画されているところが多いと思いますけど、今年は去年の6割くらいしかでないのではないかという気はしていますけど」

RKB毎日放送
最終更新:3/12(水) 20:09 RKB毎日放送